「香水はつけたいけど、まわりに気づかれるのは気まずい」——オフィスでそう思う日、ありますよね。シャネル N°5 ロー は、まさにその線の上を歩く一本です。結論から言うと、これは石けんの清潔感を、最上級の材料で作り直した香り。実際に使い込んだ僕が、中身と持続、弱点まで書きます。
この記事でわかること
- N°5 ロー が結局どんな香りなのか
- どれくらい香りがもつのか(体感)
- どの場面で強くて、どこで弱いのか
CHANEL シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット 100mL
参考価格 27,610円前後
清潔感のある柑橘とムスクで、シャネルらしさを軽やかに楽しみたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:N°5 ロー は「上等な石けんの匂い」
「N°5」と聞くと身構えてしまう人は多いと思います。僕も買う前はそうでした。ところが ロー は、あの名前の重さをほとんど背負っていません。軽くて冷たい柑橘と、洗いたてのリネンのようなムスク。この2つが骨格をつくっていて、まとった人の輪郭をやわらかくぼかすように広がります。
一言でまとめるなら、上等な石けんの匂い。けなしているわけではなくて、宿泊料の高いホテルのバスルームに置いてある、あの手の清潔感です。香水特有の「かかってる感」がほとんど出ません。だから、香りに敏感な人がいる場所へも気兼ねなく連れて行けます。
そのぶん、香りで押し切りたい人には物足りないはず。主張の強さで選ぶ一本ではありません。距離を詰めた相手にだけ、ローズとジャスミンの厚みが伝わる作りになっています。すれ違いざまに振り返らせる香りを探しているなら、ここで候補から外してもらってかまいません。逆に、香りを褒められるより「なんか清潔だね」と言われたい人には、これ以上の一本がなかなか見つからないはずです。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
香水をつけた日ではなく、シャツを洗い立てにした日だと思われます。

シャネル N°5 ロー の基本情報
濃度はオードゥ トワレットで、剤形はスプレーです。容量は100mLで、税込価格は27,610円と出ています。香調の欄には、シャネルが挙げている素材をそのまま並べています。名前だけ眺めても正直ピンと来ないので、それぞれが何をしている素材なのかは、このあとの章で順に説明しますね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | シャネル |
| 商品名 | N°5 ロー オードゥ トワレット |
| 容量 / 価格 | 100mL:27,610円(税込) |
| 剤形 | スプレー |
| 香調 | レモン・マンダリン・オレンジ・アルデヒド/ローズ・ジャスミン・イランイラン/ホワイト ムスキー・ヴェチヴァー・セダー |
| 系統 | フレッシュ フローラル |
CHANEL シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット 100mL
参考価格 27,610円前後
清潔感のある柑橘とムスクで、シャネルらしさを軽やかに楽しみたい人向け。
香りをつくっている素材
素材は大きく3つのかたまりに分かれます。明るさを出す柑橘のグループ、厚みを足す花のグループ、肌に残る木とムスクのグループ。この3つが同時に鳴っているのが ロー の作りで、順番に登場するタイプの香水ではありません。
レモンとオレンジ:明るさをつくる主役
シャネルが挙げているのは、レモン、マンダリン、オレンジ、そしてアルデヒドです。柑橘といっても、ジュースのような甘い方向には振れません。皮を折ったときに飛ぶ、冷たくて少し苦い側の柑橘です。
そこにアルデヒドが混ざると、柑橘の輪郭がふわっと持ち上がります。洗いたてのシャツに近い匂いだと僕が感じるのはこの部分で、ロー の清潔感はほとんどここが作っています。上品ではあるものの、鋭さもあるので、好き嫌いが割れるとしたらここでしょう。
しかもこの明るさは、けっこう強いです。1プッシュ増やすだけで、同席した人にはっきり分かる距離まで届きます。量で表情が変わる香りなので、最初は2プッシュくらいから合わせてみてください。
ローズとジャスミン:厚みを足すアクセント
花はローズ、ジャスミン、イランイランの3つ。ここは N°5 ロー で誤解されやすい部分だと思います。花の名前が並ぶと、いかにも華やかな香水を想像しますよね。実際は柑橘の下に薄く敷いてあるくらいの存在感で、正面には出てきません。
とはいえ、無いと成立しません。花を抜いてしまったら、これはただの石けんです。腕を上げたときや、相手が半歩近づいたときに、ローズの丸みとジャスミンの湿った質感がふっと顔を出します。イランイランは、その花のかたまりに体温を少しだけ足す役。
シャネルの説明文にある「フレッシュでいきいきとしたフローラル ノート」という言い方は、まさにこの配分のことだと思います。花で殴らないフローラル。この設計のおかげで、香りが得意でない人の前でも使えます。
ムスクとセダー:肌に残る背景
土台を支えているのが、ホワイト ムスキーとヴェチヴァー、セダーの3つです。担っているのは、柑橘と花を肌の上に留めておく下地の仕事になります。
ムスクは、洗いたてのシーツを思わせるあの質感です。清潔感の後半をまるごと引き受けています。ヴェチヴァーとセダーは乾いた木の手ざわりで、香り全体の足元を締める係。おかげで、清潔なだけで終わらず、ほんの少し大人の顔になります。
面白いのは、この3つが柑橘や花と入れ替わるわけではないところ。つけた瞬間から消える瞬間まで、同じ絵の濃さだけが薄くなっていきます。だから「香りが移り変わる楽しみ」を期待すると肩透かしを食らいます。逆に、朝つけた印象のまま一日を過ごしたい人には、これ以上ないくらい扱いやすい香りです。
正直な注意点
弱点は2つあります。ひとつは持続です。オードゥ トワレットなので、僕の体感で3〜4時間です。朝9時につけると、昼を過ぎたころには自分では分からなくなります。一日まとっていたいなら、昼休みに1プッシュ足す前提で考えてください。100mLという容量は、そういう使い方をしても減りが気にならない量です。
もうひとつは値段です。100mLで27,610円は、正直に言って安くありません。しかもこの香りは、良さが「香っている瞬間」よりも「まとっている人の清潔さ」のほうに出ます。派手さで納得したい人ほど、買った直後は損した気持ちになりやすいはず。この性格を知らずに手を出すと、棚で眠らせることになります。
注意
① 持続は体感3〜4時間。オードゥ トワレットなので、朝つけると昼過ぎには自分で分からなくなります
② 派手さでは納得しにくい。良さが清潔さとして出るぶん、香っている実感は薄めです

合う人・合わない人
いちばん相性がいいのは、香りで自己紹介したくない人です。会議室でも電車でも、まわりから「香水の人」と思われずに済みます。それでいて、近づいた相手にはちゃんと良い匂いが残る。この距離感こそが ロー の武器です。
毎日同じ香りを回したい人にも向いています。飽きにくい理由は、香りの情報量が少ないから。読み取るものが少ないぶん、日常の背景として長く付き合えます。反対に、その日の気分で香りを着替えたい人には物足りないでしょう。バニラやアンバーで甘く包まれたい人は、たぶん一度つけただけで判断がつきます。
こんな人に合う
- ✓ 香水をつけていると悟られたくない人
- ✓ 毎日同じ一本を回したい人
合わないかも
- × 甘い香りで気分を上げたい人
使う場所と時間
強いのは、日が高い時間です。光と適度な湿度がある場所ほど柑橘が伸びて、清潔感が素直に出ます。オフィスでは文句なしに使えます。距離の近い打ち合わせでも、相手の集中を邪魔しません。休日に白いシャツとデニムを着る日にも、これ以上なくはまります。
弱いのは夜です。照明を落としたバーのような場所では、香りが軽すぎて印象に残りません。夜のデートで勝負をかけたい日には、別の一本を選んだほうがいいと思います。真夏は悪くないものの、汗と混ざって飛ぶのも早いので、出先で足せるように小分けにしておくと安心です。季節でいえば、湿度が上がりはじめる5月から9月がいちばん気持ちよく使える時期です。空気が乾いて冷える冬は柑橘が硬く感じられるので、その時期は別の香りに任せたほうが楽しめます。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 距離の近い会議でも邪魔になりません |
| 夜デート | △ | 暗い場所だと軽すぎて印象に残りにくい |
| 休日 | ◎ | 白いシャツとデニムに一番はまります |
| 真夏 | ○ | 汗と喧嘩しないかわりに飛ぶのも早い |
STEP 1|0〜30分
いちばん強く広がります
肌から離れた距離まで届きます
STEP 2|〜3時間
音量が半分に落ちます
近づいた人にだけ分かる範囲に収まります
STEP 3|それ以降
肌のすぐそばにうっすら
襟元に顔を寄せて分かる程度
保管で中身は変わる
透明なガラス瓶に、ほとんど色のない液体。見た目がきれいなので、つい棚の上に飾りたくなります。ただ、この香りは柑橘とアルデヒドが表情を作っているぶん、熱と光の影響がそのまま顔に出ます。窓際に置きっぱなしにした一本と、箱に戻していた一本では、半年で別物になりました。
置き場所は、直射日光の当たらない室内が基本です。洗面所は湿気と温度差の両方が来るので、真っ先に避けたいところ。シャネルはこの香水に、ガラス瓶を守るための内箱を用意しています。使い終わったら箱へ戻す。それだけで、手間をかけずに中身を守れます。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 柑橘の明るさから先に痩せます |
| 浴室・洗面所 | × | 湿気と温度差が同時に来ます |
| 暖房の近く | × | 温まった状態が続くと中身が傷みます |
| 箱から出しっぱなし | × | 外箱がガラス瓶を守る作りになっています |
僕がこの一本を買うまでに悩んだこと
即決ではありませんでした。売り場で瓶を持ったまま、頭の中で三つのことを転がしていたのを覚えています。
買う前に迷った点
| 地味で終わらないか | 派手さを期待すると外れます。良さは香りが消えたあとに残る印象のほうに出ました | |
| 濃度が薄くて香らないのでは | オードゥ トワレットなので1プッシュでは物足りません。2〜3プッシュのせると釣り合いました | |
| 27,610円を出し切れるか | 100mLで27,610円は素直に高いです。毎日回す一本にできるかどうかで答えが分かれました |
最初に引っかかったのは、地味なのではないかという不安です。試した直後の印象は、たしかに静かでした。ただ、この静かさと引き換えに手に入るのが、どこへでも連れて行けるという自由なんですよね。会議室でも食事の席でも気を遣わずに済むと分かってから、地味さのほうを使い道として数えるようになりました。派手さを探していたころの自分なら、たぶん選んでいません。
香りの弱さも心配のひとつでした。オードゥ トワレットなので濃度は控えめで、1プッシュだけで判断していた時期は物足りなさばかりが残っていたんです。2〜3プッシュのせてから同じ服で一日過ごしてみると、印象がまるで変わりました。量を決めないまま評価していたのは、こちらの手落ちでした。
最後まで残ったのは値段です。ここは擁護しようがありません。27,610円という数字をどう受け止めるかは、この一本を何年使うつもりかで変わります。僕は仕事の日に回す前提で選んだので、減っていくペースを考えて納得しました。
まとめ
シャネル N°5 ロー は、香りで人を振り向かせる香水ではありません。振り向いた人に「この人、清潔だな」と思わせる香水です。だから相手との距離を選ばずに使えますし、仕事の日にも休日にも同じ顔で付き合えます。
100mLで27,610円という値段は軽くないものの、毎日回せる一本を探しているなら、減っていくペースを考えると釣り合います。今いくらで、在庫があるかを見てから決めてください。
この記事のまとめ
- 石けんの清潔感を最上級の材料で作り直した一本
- 持続は体感3〜4時間。昼に1プッシュ足す前提で使うと気持ちいい
- 明るい時間に強く、夜の勝負どころには向きません
CHANEL シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット 100mL
参考価格 27,610円前後
清潔感のある柑橘とムスクで、シャネルらしさを軽やかに楽しみたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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