コム デ ギャルソン オードパルファム レビュー|コートの季節に強いお香

石の香炉で焚かれるお香のスティック

お香っぽい香水に憧れはあっても、自分がつけると事故になりそうで手が止まりますよね。僕も店頭で3回は棚に戻しました。結論から言うと、コム デ ギャルソンのオードパルファムは、つける量と季節さえ外さなければ代わりの見つからない1本です。いま手元にあるのは3本目。買い直すまでに迷った点も、弱点も書きます。

この記事でわかること

  • 1994年に出たこのオードパルファムが、どんな匂いなのか
  • 同じブランドの「2」やワンダーウッドとの見分け方
  • 体感の持続と、似合う季節・服装・場面
  • 買う前に迷った点と、それでも3本目を買った理由
COMME des GARÇONS コムデギャルソン オードパルファム 50mL

COMME des GARÇONS コムデギャルソン オードパルファム 50mL

参考価格 18,700円前後

定番のフローラル系と違う、スパイシーで個性的な香水を求める人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:コム デ ギャルソン オードパルファムは「焚きたてのお香とスパイス棚」

一言で言うなら、お香を焚いた部屋で、スパイスの棚を開けたときの匂いです。甘さはあります。ただし砂糖ではなく、蜂蜜と樹脂の、少しねっとりしたほうの甘さです。

ブランドがこの香水につけている説明文が、そのまま性格を言い当てています。「A perfume that works like a medicine and behaves like a drug.」薬のようにはたらき、ドラッグのようにふるまう香水。そう名乗っている瓶が、1994年から同じ名前で店に並んでいます。

素材は12。ラブダナム、スタイラックス、シダーウッド、カルダモン、シナモン、ブラックペッパー、ハニー、ローズ、クローブ、ナツメグ、インセンス、サンダルウッド。文字にすると胃もたれしそうな並びですが、つけると散らからずに一枚の布のようにまとまって届きます。12の素材がいっしょに香ります。どれかが飛び出して、他を消してしまう感じはありません。

そして買い直しの話です。1本目は5年ほどかけて空にしました。2本目は途中で他の香水に浮気して、棚の奥で減らないまま冬を2回越しています。それでも寒くなるとまた手が伸びて、結局3本目を買いました。空にしたあとで「もういいか」と思えなかった香水は、僕の棚ではこれくらいです。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
お香とスパイスが12種そろって一枚にまとまります
色気 ★★★★☆
色っぽさより、近寄りがたさのほうが立ちます
万人受け ★★☆☆☆
方向がはっきりしているぶん、人を選ぶ匂いだと思っています
持続 ★★★★☆
体感6〜7時間

Ryo

香水というより、身にまとうお香です。つける日は服のほうを香りに合わせています。

コム デ ギャルソン オードパルファムの基本情報

覚えておく数字は50mL、ひとつで足ります。1日1プッシュで回すなら何年もつき合える量で、僕の1本目がちょうどそのペースで空になりました。旅行カバンにそのまま放り込める大きさでもあります。剤形はスプレーです。

項目 内容
ブランド コム デ ギャルソン
商品名 コム デ ギャルソン オードパルファム(Eau de Parfum)
発売年 1994年
容量 / 価格 50mL:18,700円(税込)
剤形 スプレー(50 ml natural spray)
香調 Labdanum / Styrax / Cedarwood / Cardamon / Cinnamon / Black Pepper / Honey / Rose / Cloves / Nutmeg / Incense / Sandalwood
数字は各商品ページの表記にもとづきます

取り違えやすいのは名前のほうです。コム デ ギャルソンの香水には「2」やワンダーウッド、アメージング グリーンといった別のラインがあって、通販の検索結果では平気で隣に並びます。この記事で書いているのは、1994年に出たブランド名そのままのオードパルファム、50mLのほうです。買うときは商品名に「2」やラインの名前が付いていないかを見てから注文しています。

香調の欄は英語のままです。読み替えると、樹脂(ラブダナム、スタイラックス)、木(シダーウッド、サンダルウッド)、スパイス(カルダモン、シナモン、ブラックペッパー、クローブ、ナツメグ)、そこに蜂蜜と薔薇とお香が加わります。並びだけ見ると重そうですが、つけた印象は思っているより見通しがいいです。

COMME des GARÇONS コムデギャルソン オードパルファム 50mL

COMME des GARÇONS コムデギャルソン オードパルファム 50mL

参考価格 18,700円前後

定番のフローラル系と違う、スパイシーで個性的な香水を求める人向け。

香りをつくっている素材

12の素材がいっしょに香るので、どれか一つだけを取り上げる書き方はしません。そのうえで、僕がこの香水の顔だと思っている3つについて書きます。

インセンス:部屋で焚いたお香、そのままの匂い

木の板が燃える匂いを思い浮かべるなら、そこからそう遠くありません。ただし煙たさは控えめで、火を消したあとの部屋に残っている乾いた匂いのほうに近いです。線香というより、ホテルのロビーで焚かれているお香、と言ったほうが伝わるかもしれません。

僕がこの香水を「身にまとうお香」だと思っているのは、この部分があるからです。つけた日は、玄関のドアを開けた瞬間に自分で分かります。

シナモン:お菓子の甘さとは別の温度

シナモンロールを想像すると、ちょっと違います。こちらは乾いた樹皮のほうで、舌にぴりっとくるあの感じが匂いにもそのまま出ているんです。クローブ、ナツメグ、ブラックペッパー、カルダモンも入っているので、スパイスの棚を開けた瞬間の温度に近いところへ着地します。

寒い時期に手が伸びるのは、たぶんここのおかげです。空気が冷たいほどくっきり香って、コートの襟元から立ってくる香りがちょうどよくなります。

ラブダナム:べたつかない甘さ

ラブダナムは樹脂です。蜂蜜も入っているので甘いのですが、バニラやキャラメルのように口の中まで甘くなる方向へは行きません。革を少し焦がしたような、乾いた甘さ。薔薇が入っているのに花束にならないのも、この甘さと一緒に届くからだと思っています。

甘い香水が最後まで残らなかった僕でも、この甘さなら1本目をきちんと空にできました。甘いのに、着ていて重くならないんです。

STEP 1|0〜30分

濃さのピークはここです

1プッシュでも部屋の空気が変わるので、人に会う直前につけるのは避けています

STEP 2|〜3時間

肩の近くに薄く残る感じに落ち着きます

僕の体感では、向かい合う距離でもうるさくならないのがこの時間帯です

STEP 3|それ以降

肌と服のすぐ近くだけに寄ります

体感6〜7時間。上着を脱いだ拍子に自分で気づく残り方に変わります

正直な注意点

気に入っているからこそ、買う前に知っておいてほしいことが2つあります。

ひとつは量です。1プッシュで部屋がひとつ染まります。買った最初の年、朝に2プッシュして満員電車に乗り、途中の駅で降りたことがありました。人の密度が高い場所へ行く日は、服の内側に1プッシュ。それ以上はやめておいたほうが平和です。

もうひとつは気温です。空気が温まると、樹脂とスパイスがふくらんで抜けなくなります。梅雨に入ってから夏のあいだ、この瓶はほとんど出番がありません。涼しくなってから棚の手前に戻す、という毎年の繰り返しになっています。

注意

① 1プッシュを超えると距離の近い場所でつらくなります。お香とスパイスの濃さがあるので、僕は満員電車に乗る日に2プッシュして失敗しました
② 気温が上がるとふくらみます。梅雨から夏は樹脂の甘さがふくらむので、50mLの瓶はこの時期ずっと休ませています

合う人・合わない人

お香、白檀、スパイスのどれかに反応する方なら、まず楽しめるはずです。甘いだけの香水に飽きてきた人にも向きます。蜂蜜と樹脂の甘さは入っているのに、着地が乾いているからです。

服の系統がはっきりしている人とも相性がいいです。黒やチャコールを着る日、素材に厚みのある上着を着る日ほど、僕はこの瓶に手が伸びます。逆に、周りに気づかれずに一日を過ごしたい方には向きません。この香りは存在を消す方向には動いてくれませんから。石けんのような清潔感だけを探している方にも、たぶん外れます。

こんな人に合う

  • ✓ お香や白檀の匂いが好きで、甘いだけの香水に飽きてきた人
  • ✓ 服の系統がはっきりしていて、香りも同じ方向でそろえたい人

合わないかも

  • × 周りに気づかれずに一日を過ごしたい人

使う場所と時間

出番が集中するのは、コートを出す季節です。

朝の支度でシャツの内側に1プッシュして、そのまま外に出ます。合わせる服は、黒か濃紺のコートにタートルネック。足元が革靴の日だと、香りと服の温度がそろいます。美術館やレコード屋をはしごするような、ひとりで過ごす休日にもよく合いました。

夜に人と会うなら、席の広い店を選びます。狭いカウンターだと、僕の香りだけで席が埋まってしまうからです。逆に、天井の高い場所やテラスのある店では、同じ1プッシュがちょうどよく散ってくれます。真夏はお休みです。

使う場面

仕事・オフィス △ 1プッシュでも香りが席の外まで出ていくので、打ち合わせの多い日は外しています
夜デート ○ 席に広さのある店なら強い味方です。狭いカウンターは分が悪くなります
休日 ◎ コートを着てひとりで出歩く日にぴったりです
真夏 × 樹脂とスパイスがふくらむので、50mLの瓶はこの時期ずっと箱の中です

保管で中身は変わる

僕が買ったのは50mLの瓶で、香水としては持ち歩きやすい大きさです。旅行のときもポーチにそのまま入れています。

ただ、使う時期が半年ほどに偏るので、残りの半年をどこで過ごさせるかが問題になります。夏のあいだは箱に戻して、クローゼットの上の段へ移動。涼しくなったら洗面台ではなく、玄関の棚の引き出しに出します。出しっぱなしにしないだけで、翌年の秋に開けたときの匂いが変わりません。

2本目を棚の奥で2年寝かせてしまった僕が言うのもなんですが、動かさない瓶ほど置き場所を気にしたほうがいいです。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際 × 冬しか使わない瓶なので、日の当たる場所に出したままだと中身だけが先に疲れます
浴室・洗面所 × 樹脂の甘さは湿気を吸うと重くなるので、水気のこもる部屋には置きません
暖房の近く × 寒い時期に出番が来る香水を、暖房の風が当たる棚に置くのは順番があべこべです

買う前に引っかかっていた3つ

検索窓に最初に打ったのは「コムデギャルソン 香水 きつい」でした。

きついかどうかで言えば、強い香りです。ただ、強さの正体は量でした。1プッシュなら、向かい合って話す距離でちょうどよく収まります。2プッシュした日だけ、自分の香りに追い回されました。つけてから服を着る順番にするだけでも、当たりがずいぶん柔らかくなります。

50mLで18,700円という額も、買う前にしばらく画面を見つめた数字です。答えを先に書くと、1日1プッシュで何年も回せる量なので、1回あたりで考えれば高い買い物ではありませんでした。むしろ2本目を減らさないまま寝かせたことのほうが、よほどもったいなかったです。

最後に引っかかっていたのが、名前でした。ブランド名と商品名が同じなので、通販の一覧を見ても自分がどれを選んでいるのか分かりにくいのです。1994年に出たブランド名そのままのオードパルファムかどうか、容量と商品名の2つを見るようになってから、迷わなくなりました。

買う前に迷った点

きついのかどうか 強い香りです。1プッシュに収めれば、向かい合う距離でちょうどよく収まりました
50mLで18,700円を出す価値があるか 1日1プッシュで何年も回せる量でした。僕の1本目はそのペースで空になっています
どの瓶を選べばいいのか 「2」やワンダーウッドと並んで出てくるので、1994年発売のブランド名そのままのオードパルファムかを確かめています

まとめ

コム デ ギャルソンのオードパルファムは、お香とスパイスと樹脂、12の素材を一枚の布にまとめた香りです。甘さはあるのに着地が乾いているので、甘い香水が続かなかった方ほど面白く感じるはずです。服の系統がはっきりしている人には、かなり強い味方になります。

僕にとっては、コートを出す時期に棚の手前へ移して、梅雨の前に箱へ戻す香水になりました。1年の半分は使いません。それでも3本目を買っているので、答えはもう出ているのだと思います。

この記事のまとめ

  • お香・スパイス・樹脂の12素材が、一枚の布のようにまとまって届く香り
  • 体感の持続は6〜7時間。上着を脱いだ拍子に自分で気づきます
  • 出番はコートの季節。1プッシュを超えないのが僕の使い方です
COMME des GARÇONS コムデギャルソン オードパルファム 50mL

COMME des GARÇONS コムデギャルソン オードパルファム 50mL

参考価格 18,700円前後

定番のフローラル系と違う、スパイシーで個性的な香水を求める人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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