クリード フルーリッシモの香り|白い花を5つ重ねた古典

濃厚な白い花が主役の香りです。出だしはマンダリンとすみれの葉で軽く、中盤にチュベローズやジャスミンなど5つの花が密に立ち上がり、最後はオリスの粉っぽさを残して乾いた木に着地する。薄く軽い今どきの香りでは物足りない人に向く1本になります。

結婚式の花束を主題にした香りで、中盤に花が5つ並びます。クリードの中でも特に密度の高い作りで、価格も3万円台から6万円台と高い。だからこそ、買う前に何を確かめておくべきかまで書きました。

この記事でわかること

  • 白い花を5つ重ねた香りの中身と、時間ごとの移り変わり
  • 正規で3万円台から6万円台という価格の目安と、容量の選び方
  • 正規品と並行輸入品の違い、極端に安いものを避ける理由
  • 贈り物に選ぶ前に確かめておくこと
目次

結論:白い花5つの濃さが、好みに合うかどうかで決まる

総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★

香りの良さ ★★★★
花5つをオリスの粉っぽさでまとめている
ユニセックス度 ★★★★★
花が主役で好みは分かれるが、その分ハマると代えがきかない
持続時間 ★★★★
濃度が高く1〜2プッシュで足りる
被りにくさ ★★★★★
国内の取扱が限られ、人と重なりにくい

濃厚な白い花が主役です。中盤にチュベローズ、ジャスミン、ローズ、イランイラン、ネロリの5つが並び、ベースのオリスが甘さに歯止めをかけて、最後は乾いた木に着地する。薄く軽い香りに慣れているほど、最初の印象は強く出ます。好みははっきり分かれますが、その分ハマった人には代わりが見つかりにくい。

価格は正規で3万円台から6万円台。国内の取扱店が限られているぶん、街で人と重なりにくい香りでもあります。ただし現物を嗅がずに買うと、5万円前後を外すことになる。並行輸入なら2割から4割安く買えますが、輸送と保管の経路が読めない点は価格差と引き換えだと考えてください。

クリード フルーリッシモの基本情報

ブランドクリード
商品名クリード フルーリッシモ
容量75mL / 240mL(詰め替え用)/ 490mL(詰め替え用)
価格の目安正規で3万円台から6万円台。50mLで4万円前後、100mLで5万円台
香調トップ:マンダリン、すみれの葉、ベルガモット / ミドル:チュベローズ、ジャスミン、ローズ、イランイラン、ネロリ / ベース:オリス、サンダルウッド、シダーウッド
系統白い花を5つ重ねた濃厚な作り。仕上がりは乾いた木
題材結婚式のブーケ
国内取扱2023年8月に新宿伊勢丹で再上陸。代理店はインターモード川辺

花を5つ重ねるということ

公式が公開している原料はこの通りです。

公式が挙げている原料
トップマンダリン・すみれの葉・ベルガモット
ミドルチュベローズ・ジャスミン・ローズ・イランイラン・ネロリ
ベースオリス・サンダルウッド・シダーウッド
クリード フルーリッシモの香りの香調ピラミッド(トップ・ミドル・ベースノートの構成図)

香水の紹介記事には、公式と違う原料が書かれていることがあります。古い処方の情報がそのまま引き継がれていたり、他の媒体の記述が写されていたりするためです。ここに載せているのは公式が現在公開している内容です。

公式は、結婚式のブーケの輝きとともに咲く花の作品だと説明しています。

トップはマンダリン、すみれの葉、ベルガモット。柑橘と青い葉で、ここは軽く作られています。

中盤が本体です。チュベローズ、ジャスミン、ローズ、イランイラン、ネロリ。花が5つ並びます。しかもチュベローズとイランイランはどちらも濃厚な白い花で、普通はこの2つを同時に主役にしません。

これだけ重ねると、通常は重くなりすぎます。この香りが破綻していないのは、ベースのオリスが効いているからです。オリスはアイリスの根で、粉っぽく乾いた質感を作る。甘さに歯止めをかける役目を負っています。

サンダルウッドとシダーウッドも一緒に置かれていて、花が引いた後は乾いた木に着地します。

今の香水と比べると、密度が高く濃い。薄く軽い香りに慣れていると、最初の印象で圧倒されるはずです。

価格と容量を整理する

公式が出している容量はこの通りです。

容量使いどころ
75mL日常の主軸
240mL詰め替え用の大容量
490mL詰め替え用の大容量

大容量は詰め替え用のボトルで、スプレーが付きません。使い続けると決めた香りに移るときの選択肢です。まず1本目を選ぶ段階なら、スプレー付きの容量から。

クリードは日本で買うと高いブランドです。正規の取扱では、容量にもよりますが3万円台から6万円台が中心の帯になります。50mLで4万円前後、100mLで5万円台という見当をしておくと大きくは外れません。香水としては最上位の価格帯で、ニッチ系と呼ばれるブランドの中でも高いほうに入ります。

3つのモールで比べる

クリード フルーリッシモ(Fleurissimo)

人に贈る場合の注意

香水を贈り物にするのは、本来かなり難しい選択です。身につけるものの中でも好みの幅が狭く、しかも受け取った側は合わなくても言い出しにくい

贈る前に確かめておくこと

  • 普段どんな香りを使っているか。系統が分かれば外しにくい
  • 香水を日常的に使う人か。使わない人に贈ると置物になる
  • 職場で香りを制限されていないか。医療や飲食では使えないことがある
  • 容量は小さめでいい。30mLでも使い切るには1年以上かかる

クリードを贈り物に選ぶ理由があるとすれば、箱とボトルの作りがしっかりしていることです。正規で買えば刻印を入れられる場合もあり、そこは既製品との差になります。

ただし価格が価格なので、関係によっては相手を困らせます。4万円の香水を受け取ると、返礼を考えさせてしまう。贈る相手との距離を、香りの好み以上に先に考えたほうがいい。

量と持続時間

クリードは香料の濃度が高く、少量で足ります。普段どおりの感覚で3プッシュも4プッシュも使うと、確実に多すぎます。

つける量と場所

  • 1〜2プッシュから始める。足りなければ次の日に増やす
  • 首すじ・耳の後ろ:人に届きやすい。仕事の場では控えめに
  • 手首・肘の内側:動くたびに立ち上がる
  • 腰まわり・膝の裏:下から穏やかに上がってくる。量を間違えにくい

つけた直後の30分は、自分でも強く感じます。そこで判断せず、1時間後の残り方で量を決めるといい。

香りが弱いと感じたときに足すのは、たいてい間違いです。人は自分の匂いに数分で慣れるので、自分に届かなくなった時点でも周りにはまだ届いています。「弱くなった気がする」で足していくと、外から見た量は倍になっている。自分の鼻を基準にしないことが、この価格帯の香水では特に大事になります。

肌が乾いていると持ちが落ちます。無香料のクリームを薄く塗ってからつけると、同じ量でも残り方が変わる。量を増やす前に、こちらを試したほうが安全です。

手放しでは勧めない理由

試せる場所が限られます。国内の正規取扱は都市部の百貨店が中心で、地方だと現物を嗅がずに買うことになりがちです。香水を嗅がずに買うのは、本来いちばん避けたい買い方になります。

ロット差もあります。天然原料の比率が高いぶん、同じ名前でも製造時期で印象が変わることがある。「前に買ったものと違う」という声が出るのは、この作りの裏返しです。

濃度が高いので、少量でも空間を支配します。職場や会食では使いにくい香りです。

古典的な作りなので、年齢層を選びます。20代への贈り物としては重すぎる可能性があります。

裏を返せば、どれも使いどころさえ選べば付き合える短所です。空間を支配する濃さは、休日や夜の食事のように香りが主役でいい場面でこそ生きる。年齢層を選ぶ古典的な作りも、流行を追わない香りを探している人には選ぶ理由になります。試せる場所の少なさだけは、少量から試す手段を先に用意して埋めておきたい。

買う場所が決まったなら、あとは選ぶだけです。

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クリード フルーリッシモ(Fleurissimo)

正規と並行輸入の違い

クリードは2023年8月に新宿伊勢丹で日本へ再上陸しました。国内の代理店はインターモード川辺で、正規品はここを通ったものになります。ただし取扱店はごく限られていて、地方では現物に触れる機会がほとんどありません

そのため、日本で流通しているクリードの多くは並行輸入品です。個人や業者が海外から仕入れたもので、これ自体は違法ではない。ただ、正規と並行では扱いが変わります。

正規(伊勢丹など)並行輸入
価格定価。3〜6万円台2〜4割安いことが多い
保証国内の窓口がある販売店ごと
保管管理されている経路が読めない
刻印サービス受けられる対象外

価格差は小さくありません。ただし香水は熱と光で変わるので、輸送と保管の経路が読めないことは実質的なリスクです。極端に安いものには理由があると考えたほうがいい。

偽造品も存在します。クリードは世界的に模造の多いブランドで、ボトルの作り込みまで似せたものが出回っています。定価の半額を大きく下回るような値付けは、まず疑ってかかったほうがいい。

嗅がずに買わない

5万円前後の買い物です。しかも国内で試せる場所が限られている。この2つが重なると、嗅がずに買って外す確率が上がります。少量から試す手段を持っておくと、失敗したときの損失が桁で変わります。

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まとめ:白い花5つの濃さを、嗅いでから選ぶ

クリード フルーリッシモ は5万円前後です。国内で現物に触れる機会が少ないぶん、嗅がずに買う人が多い香りになります。

贈り物にするなら、相手の好みを確かめる手段を先に持っておくほうが確実です。

香りの中身をもう一度整理します。トップはマンダリンとすみれの葉、ベルガモットで軽く、中盤にチュベローズ、ジャスミン、ローズ、イランイラン、ネロリの5つ。ベースのオリスが甘さに歯止めをかけ、サンダルウッドとシダーウッドで乾いた木に着地する。今の薄く軽い香りと比べると、密度がはっきり高い。

買うときは、正規で3万円台から6万円台という帯を基準に置いてください。並行輸入は2割から4割安いかわりに、輸送と保管の経路が読めない。定価の半額を大きく下回る値付けは、偽造品を疑う目安になります。つける量は1〜2プッシュから。濃度が高いので、この本数でも十分に届きます。

クリード フルーリッシモに近い方向で探すなら

この一本が刺さった人に、次の候補を挙げます。重なる部分と外れる部分をはっきりさせておくほうが、買ってから後悔しません。

銘柄価格の目安近いところ違うところ
SHIRO ジョイ ウィズ ユー11,203円〜ジャスミンが重なるミュゲが入り、清楚な花になる
マティエール プルミエール フレンチ フラワー31,350円〜チュベローズが重なるジンジャーが入り、ぴりっとした辛みが出る
バイレード ナイト ヴェールズ カサブランカ リリー52,250円〜チュベローズが重なるハニーが入り、蜜のような甘さが乗る

香りは重ねる相手でも印象が変わります。手持ちと並べて、いちばん出番が無さそうな方向を埋めるのが結局いちばん使えます。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

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