お香の匂いが好きだと話すと、香水の話からは少し外れた人だと思われることがありますよね。結論から言うと、ディプティック タムダオ は、その「お香が好き」をそのまま香水にしてくれた一本でした。僕の腕でのサンダルウッドの届き方、体感の持続、75mLの減り方、買う前に引っかかった弱点まで書いていきます。
この記事でわかること
- サンダルウッドの届き方と、体感での持続時間
- 75mLが4年でどこまで減ったか
- 冬と休日に寄せたい理由、明るい席で浮く弱点
- 似合う服装と場面、入口の重さ
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:タムダオ は「消したあとのお香の匂い」
使い始めて4年目になります。冬のあいだだけ棚から出して、桜が咲くころにまたしまう。そういう付き合い方をしてきました。
性格をひとことで言うなら、火のついているお香ではありません。火を消して30分ほど経った部屋の匂いのほうです。煙たさは無くて、乾いた木と、ほんの少しの香辛料だけが空気に居残っている感じでした。香水をつけたというより、いい部屋にいた人、という届き方をします。
ベトナムの森の寺院で焚かれるサンダルウッド。タムダオという名前は、その風景から来ています。買う前は正直、ブランドの作った物語くらいに思っていました。腕にのせてみたら、思っていたよりずっと素直にその通りの匂いがして、そこで一本ぶんの信用が生まれた気がします。
素材として並んでいるのはサンダルウッド、シダー、シプレ、コリアンダーの4つです。どれが先でどれが後ろ、という並びは付いていません。僕の腕でも、素材が入れ替わりで顔を出す感じはなくて、4つが同じ場所で一緒に鳴っていました。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
香水をつけている感覚より、好きな部屋の匂いを持ち歩いている感覚のほうが近いです。
ディプティック タムダオ の基本情報
僕がこの瓶を開けるのは11月から3月までで、その間も週に2〜3回といったところです。年に直すと60回あるかないか。この使い方だと、75mLは4年かけてようやく半分を過ぎたところでした。
残量を見て思うのは、この瓶を使い切る日より、置いておく時間のほうがずっと長くなったな、ということです。毎日つける香水なら75mLは重いと感じたかもしれません。冬にだけ手が伸びる香りだと分かってからは、この容量でよかったと思っています。むしろ、あと何年この瓶と冬を越すのかを数えるほうが楽しくなりました。
濃度の表記はオードパルファンで、僕が使っている75mLは税込31,460円です。ひと瓶ぶんをまとめて払うことになるので、最初の一歩が重いのは確かです。原産国はフランスと書かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | diptyque(ディプティック) |
| 商品名 | タムダオ オードパルファン |
| 濃度 | オードパルファン |
| 容量 | 75mL |
| 香調 | サンダルウッド、シダー、シプレ、コリアンダー |
| 原産国 | フランス製 |
| 価格 | 税込31,460円 |

いま実際にいくら払うことになるかは、買う場所によって変わります。ディプティックの棚をまとめて開いて、そのときの並びを見てから決めてください。
香りをつくっている素材
さきほど書いたとおり、4つの素材は順番を持たずに同じ場所で鳴っています。ここから先は、その一緒に鳴っている塊を、僕の鼻がどう聞き分けたかという話です。どこに惹かれたのかを、自分の言葉で残しておきたいだけだと思ってください。
サンダルウッド ── 火を消したあと、畳の部屋に残る匂い
まず鼻が拾うのがここでした。白木を削ったような乾いた匂いに、うっすらミルクのような丸さが混ざります。マイソール産のサンダルウッドと言われる質のもので、ベルベットのようになめらかでミルキー、そしてほんのりスパイシー。腕の上でもまさにその通りに届きました。乾いているのにカサつかない、という不思議な手触りがあります。冬の乾いた空気の中でも香りが痩せないのは、このミルキーな厚みのおかげだと感じています。
シダー:鉛筆を削った机の匂いに近いです
シダーの側は、もう少し輪郭のはっきりした木です。小学校のとき、鉛筆削りの受け皿を開けたときのあの匂いを思い出しました。サンダルウッドのやわらかさと同じ面で混ざっているので、単独で嗅ぎ分けられる瞬間はありません。ただ、香り全体が甘い方向へ流れそうになるのを止めてくれているのは、たぶんこの乾いた木のほうです。シャツの襟に近いところでは、この匂いが長く粘りました。
コリアンダーはどこにいるのか
正直、買ったばかりのころは分かりませんでした。3年くらい使って、ようやく「あ、これか」と思うようになった部分です。青い粒を指で潰したときの、ほんの少し石けんっぽい爽やかさが、木の匂いの中に薄く混ざっています。シプレの乾いた渋みも同じ塊の中にいました。このあたりが混ざっているから、お香っぽさが甘ったるくならずに済んでいるのだと思います。分からなくても損はしません。分かるとちょっと嬉しくなる、そういう場所でした。
正直な注意点
いいことばかり書いてきたので、棚に戻したくなる日の話もしておきます。
ひとつは、明るい席で浮くことです。昼の会食や、淡い色の服で外に出る日につけると、自分だけが一段暗い色の服を着ているような座りの悪さが出ました。香りが強いからではありません。静かで陰のある方向へ寄っているぶん、場の明るさと温度が合わないことがあります。
もうひとつは入口の重さです。75mLに税込31,460円を先に払い切る買い方になります。ふらっと手に取れる金額ではないので、ここが最初の壁になります。僕も買うまでにかなり悩みました。
注意
① 明るい席では浮くことがある。昼の会食や淡い色の服に合わせると、香りだけが一段暗い方向へ寄ります
② 入口が重い。75mLに税込31,460円を先にまとめて払う買い方になります
合う人・合わない人
お香や白木の匂いが好きな人には、まず外れないと思います。旅先で入ったお寺の匂いを覚えていて、あれをもう一度嗅ぎたいと思ったことがあるなら、かなり近いところまで来てくれる一本です。
服のほうから決めてもかまいません。ウールのニットや、パリッとした綿のシャツ、革の靴。素材の匂いがする服とはよく揃いました。逆に、香りで会話を始めたい人には向きません。すれ違った人が振り返る種類の華やかさは持っていないので、そこを期待すると肩透かしになります。甘い香りを探している人も、たぶん別の棚を見たほうが早いです。
こんな人に合う
- ✓ お香や白木の乾いた匂いが好きな人
- ✓ ウールや革など、素材の匂いがする服をよく着る人
- ✓ 香りを身だしなみの一部として静かに使いたい人
合わないかも
- × すれ違った人に振り向いてもらえる華やかさを探している人
同じウッディでも、もっと軽いものや甘さを足したものまで見比べたい方は、ウッディ系の香水をまとめた記事もどうぞ。
使う場所と時間
いちばん噛み合ったのは、11月の日曜の朝でした。厚手のニットを着て、近所の本屋まで歩く。それだけの予定の日に一吹きすると、自分の機嫌が半日もちます。紙とインクの匂いと喧嘩しないのも、この香りのいいところでした。
平日なら、夕方からの打ち合わせに向かう日に使います。つけるのは家を出る10分前、上着の内側へ一吹きだけ。そうすると歩いているあいだは静かで、椅子に座って上着を緩めた瞬間だけ、木の匂いがふっと立ち上がります。
体感の持続は6〜7時間ほどでした。昼につければ、夜に家へ帰るころには肌の近くにだけ残っています。翌朝、ハンガーにかけたニットからまだ匂う日もありました。つけ直したことは、この4年でほとんどありません。
STEP 1|0〜30分
立ち上がりがいちばん濃い
腕を動かすと自分でもはっきり分かる濃さです
STEP 2|〜3時間
全体の濃さが落ち着く
肩から襟のあたりで静かに揺れる程度になります
STEP 3|それ以降
肌の近くだけ
向かい合って座った相手に届く範囲まで縮みます
使う場面
| 仕事・オフィス | ○ | 上着の内側に一吹きなら、オードパルファンでも重くなりません |
| 夜デート | ◎ | 向かい合った距離でミルキーな甘さが出て、いちばん得をします |
| 休日 | ◎ | ニットと革靴の休日に、75mLの一吹きが素直に乗ります |
| 真夏 | △ | 汗と混ざるとお香の側だけが前に出て、自分でも気になります |

保管で中身は変わる
香水の箱を取っておく派か、捨てる派か。僕は長いこと捨てる派でしたが、この一本だけは箱ごと残しています。理由は単純で、春から秋まで半年近く出番がないからです。
しまい場所を決めるとき、今年どこに置くかで考えると失敗します。75mLを4年かけて半分しか使っていないような一本は、この先も長く手元に居続けます。つまり、置き場所に選んだその条件を、何年ぶんも浴び続けることになるわけです。冬のあいだ出しっぱなしにする棚も、暖房の風が当たらない側を選ぶようにしました。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 4年かけて半分という減り方だと、光を浴びる時間だけが積み上がっていきます |
| 浴室・洗面所 | × | 湿気と湯気のある場所は、木の乾いた匂いが持ち味のこの香りには噛み合いません |
| 暖房の近く | × | 使う季節と暖房の季節がそのまま重なるので、置き場所を決めるときに真っ先に外したい場所です |
| 買ったときの箱 | ○ | 春から秋まで半年近く眠らせる一本なので、箱に戻すのがいちばん素直でした |
口コミの読み方
買うまでに3週間迷いました。値段のせいもありますが、決めきれなかった理由はもう少し細かいところにあります。そのとき引っかかっていた点に、いまの僕から答えておきます。
税込31,460円を払う価値があるのか。ここが最後まで引っかかっていました。4年使ったいまの答えは、冬の半年ぶんの気分を買ったと思えば安い、です。毎日つけるつもりなら別の結論になったかもしれません。
地味すぎないか、という不安もありました。実際、華やかではありません。ただ、地味というより「余計なことを言わない」に近くて、そこが気に入って4年続いています。
被らないか。これも気にしていました。街中で同じ匂いとすれ違った記憶は、いまのところありません。オフィスでも一度もなかったです。
買う前に迷った点
| 税込31,460円の価値があるか | 冬の半年ぶんの気分を買ったと思えば納得できました。毎日使う前提なら別の答えになります | |
| 地味すぎないか | 華やかではありませんが、余計なことを言わない香りだと分かってから手放せなくなりました | |
| 人と被らないか | 4年使って、街でもオフィスでも同じ匂いとすれ違った記憶はありません |
ディプティックの他の香りも気になった方は、ディプティックの香水を並べた記事もあります。
まとめ
ディプティック タムダオ は、誰かに気づいてもらうための香水ではありませんでした。火を消したあとのお香が服に残っているような、静かな匂いです。そのぶん、自分の機嫌をまっすぐ整えてくれます。
弱点のほうも、はっきりしていました。明るい席では浮きますし、入口の金額も軽くはありません。裏を返せば、冬と休日に的を絞れる人には、何年も付き合える相手になってくれるはずです。
僕の瓶はまだ半分残っています。今年の11月も、たぶん同じ棚から出すことになるでしょう。
この記事のまとめ
- 火を消したあとのお香に近い、乾いた木と香辛料の静かな香り
- 体感の持続は6〜7時間。翌朝もニットに残ります
- 冬と休日に寄せると噛み合い、明るい昼の席では浮きます
在庫と値段はそのときどきで動きます。ディプティックの棚をまとめて開いて、いまの並びから決めてみてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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