ホースの有無でダニ対策の届き方が変わる 布団乾燥機のおすすめ3台

寝室と家電

布団乾燥機は、買ってから使わなくなる家電の代表みたいな扱いをされています。僕も一度そうしました。理由ははっきりしていて、マットを広げて、挿して、終わったらたたんでしまう、という一連の作業が面倒だったからです。

いまの機種はそこが変わりました。マットを使わない設計が主流になり、ホースを挿すだけ、あるいは本体を置くだけで終わる。そのうえで何が違うかというと、ホースがあるかどうか。ここでダニ対策の熱がどこまで届くかが変わります。

結論を先に書きます。手間を最小にしたいなら象印のスマートドライ、2枚の布団を一度に仕上げたいならアイリスオーヤマのカラリエ ハイパワーツインノズル、出しっぱなしにする前提ならcadoのFOEHN PRO。同じ「布団乾燥機」でも、選ぶ理由がまったく違う3台です。

この記事を書いた人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。

仕事が忙しいぶん、時間が生まれる道具にはこだわってきました。家電まわりは実際に買って、しばらく使ってから書いています。買って外したものもあるので、その判断も一緒に書きます。

消費電力や畳数のような数字は、メーカーの公式ページか公的機関の資料から取ります。電気代のように計算が要るものは「1kWhあたり31円で計算」と単価を先に出してから計算し、公式に載っていない項目は「公式に記載なし」とそのまま書きます。

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目次

ホースがあると熱を狙える、無いと手数が減る

布団乾燥機の中身は、要するに温風を出す機械です。問題はその温風をどこに届けるか。ホースがある機種は、送風口を布団の足元にも枕元にも自分で持っていける。ホースが無い機種は、本体を置いた場所から放射状に広がるぶんだけ届きます。

ダニ対策の話をするとき、この差が効いてきます。熱で処理するという原理上、温度が上がりきらない隅が残ると、そこは処理されない。シングル布団なら置くだけの機種でも届きますが、2枚を同時に、という条件になるとホースが2本あるほうが確実です。ダブル1枚の場合はホースの有無より先に、対応布団サイズにダブルが入っているかを見てください。

一方で、ホースには毎回挿す手間がある。1日1回、365日と考えると、この一手間は無視できません。届く範囲を取るか、手数の少なさを取るか。3台の違いはほぼここに集約されます。

型番方式消費電力向いているのは
象印 RF-UA10マットなし・ホースなし(置くだけ)670W毎日使って手間を最小にしたい人
アイリスオーヤマ FK-WH2マットなし・ホース2本定格最大1150W布団2枚を同時に仕上げたい人
cado FEN-P01マットなし・ホースなし(棒状本体)最大620W出しっぱなしで置き場所を優先する人
消費電力は各社の公表値。電気代は運転コースと契約している電力単価で変わるので、目安の金額は購入前に商品ページで確かめてください。
寝室と家電(1)

置いてスイッチ、それだけで済ませたいなら

象印のスマートドライは、本体を布団のあいだに置いてスイッチを押すだけで終わります。マットを広げる作業も、ホースを差し込む作業も無い。毎日使うつもりなら、この手数の少なさが一番効きます。

消費電力は670W。ダニ対策コースに加えて衣類乾燥と靴乾燥にも対応するので、これ1台で用が足りる人は多いはずです。本体は3.4kg、対応する布団のサイズはシングルとダブル。3台のなかではいちばん手を出しやすい価格帯なので、「布団乾燥機というものを一度使ってみたい」という段階の人にも勧めやすい。

ランニングコストが気になる人ほど、金額そのものより先に消費電力と運転時間の掛け算を見たほうが早いです。670Wは今回の3台では真ん中。1回あたりの差は小さくても、毎日回すなら1年でそれなりの幅になります。

僕がこれを予算重視の枠に置くのは、機能を削って安くしているわけではないからです。ホースが無いぶん構造が単純で、その結果として安い。目的が「布団を乾かす」の一点なら、これで足ります。

引っかかる点も正直に。本体3.4kgを毎回布団に入れて出す動作は残るので、マット式のように敷きっぱなしにはできません。送風先を狙えないため、ダブルサイズだと足元の隅まで熱が届きにくい。上位機のRF-FB20が905Wなのに対してこちらは670Wなので、暖まるまでに時間がかかります。布団のなかで送風するタイプに共通する話ですが、運転音は寝室で回しながら寝られるほど静かではありません。

象印マホービン ふとん乾燥機 スマートドライ RF-UA10

象印マホービン ふとん乾燥機 スマートドライ RF-UA10

参考価格 12,316円前後

予算重視。マットもホースも触りたくない、毎日使うので手間を最小にしたい人

2枚まとめて、あるいはムラをつぶしたいなら

家族ぶんの布団が2枚あるとか、敷布団と掛け布団を分けて仕上げたいという条件が入ると、話が変わります。アイリスオーヤマのカラリエ ハイパワーツインノズルは、布団に差し込むホースを2本持っている機種です。

使い方が2通りある。1本ずつ2枚の布団に挿して同時に回すか、2本とも1枚の布団の上下に挿して乾きムラを減らすか。この使い分けができるのが、ホースが2本ある理由です。定格最大1150Wと出力に余裕があり、ダニ対策のコースを備えます。靴乾燥にも対応するので、雨の日の一足まで同じ1台で片づく。

ただし対応する布団のサイズはシングルとセミダブルで、ダブルは入っていません。ホースで狙えるからダブルもいける、とは読まないでください。この機種の本領は「2枚を同時に」のほうです。

朝に布団を上げて、雨の日に靴を乾かして、夜に寝床を暖める。この3つを1台でこなす前提なら、僕はこれを本命に置きます。

ただし、電気の話は事前に確認してください。定格最大1150Wは家電のなかでも大きいほうで、電気ケトルなどとタコ足配線にするとブレーカーが落ちます。壁のコンセントに直接挿す前提の機種だと思ってください。同じ話は電気で部屋を暖める機械にも当てはまるので、セラミックヒーターとブレーカーの余裕のほうも見ておくと安全です。

ホースを毎回布団に差し込む一手間があり、置くだけの象印より確実に手数は多い。電気代の目安31円は3台のなかで最も高く、運転音も大きいので、寝る前にセットして寝ながら回すという使い方はできません。

アイリスオーヤマ ふとん乾燥機 カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH2

アイリスオーヤマ ふとん乾燥機 カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH2

参考価格 15,800円前後

本命。2枚の布団を一度に仕上げたい人、靴の乾燥まで1台で済ませたい人

しまう場所が無いから使わなくなる、を先に潰す

布団乾燥機をやめた人の理由で一番多いのは、性能の不満ではなく置き場所です。押し入れの奥に入れた瞬間、出す気が失せる。僕が最初にやめたのも、まさにこれでした。

cadoのFOEHN PROは、0.72kgの棒が1本あるだけ、という形をしています。マットもホースも存在しない。使わないときは部屋の隅に立てておけるので、収納場所を取りません。デザイン家電なので生活感が出ず、綺麗めにまとめた部屋に置いても浮かない。ワンルームで寝室と居間が同じ部屋になっている人には、この形がそのまま答えになります。

性能面では最大620W。1150Wのカラリエと比べると消費電力はおよそ半分で、ダニ対策と消臭にも対応します。毎日回すつもりなら、この差は積み上がる。

そのぶん割り切りも大きい。ふとん乾燥に振り切った機種なので、布団まわり以外は本体だけでは受け持ちません。靴を乾かすなら別売の靴乾燥スタンドを買い足すことになり、衣類乾燥の専用コースは公式に用意されていない。1台で何でもやらせたい人には向かない機種です。価格は3台のなかで最も高く、機能あたりで見れば割高になる。棒1本ぶんの送風なのでダブル布団を一度で均一に乾かすのは苦手で、位置を変えて2回に分けることになります。掛け布団を持ち上げる空間は自分で作らないと、熱がこもって温度ムラが出る点にも注意。

cado FOEHN PRO FEN-P01

cado FOEHN PRO FEN-P01

参考価格 29,920円前後

長く使う上位。ワンルームや寝室に出しっぱなしにするので、置き場所と見た目を優先する人

寝室と家電(2)

マット式を外していい理由

昔の布団乾燥機は、袋状のマットを布団のあいだに広げて、そこに温風を送り込む方式でした。マットが膨らむので熱が均一に回る。仕上がりだけを見れば、いまでも理屈としては悪くありません。

外したのは、続かないからです。広げる、挿す、待つ、抜く、たたむ、しまう。工程がこれだけあると、忙しい朝には確実に飛ばします。今回の3台はいずれもマットを使わない設計で、工程が半分以下になっている。仕上がりの理想より、毎日回せるかどうかを優先した結果です。

そのぶん、マットなしの機種には共通の弱点があります。掛け布団と敷布団のあいだに温風が回る空間を、自分で作らないといけない。掛け布団をぺたんと乗せたまま回すと、熱が一箇所にこもって温度ムラが出ます。枕を挟むか、掛け布団の端を少し持ち上げて空気の逃げ道を作る。これだけで仕上がりが変わるので、僕は毎回そうしています。

布団乾燥機を回す時間帯

いつ回すかで、この家電の価値はかなり変わります。僕が試した順に書きます。

最初は夜、寝る前に回していました。布団が暖かい状態で入れるのは確かに気持ちがいい。ただ、運転音が思ったより大きくて、終わるまで寝室に入れない。少なくとも象印とカラリエは寝ながら回せるほど静かではないので、寝る直前という時間帯は正直あまり向いていません。

次に朝。起きてすぐ布団を上げるついでにセットして、出かける。帰ってくる頃には終わっています。この順番にすると、面倒だと感じる瞬間そのものが消えました。夜に暖めたいだけなら、そこは電気しき毛布のほうが向いた仕事です。

雨が続く時期は、布団を回さない日に靴と衣類へ回します。象印とアイリスオーヤマの2台はどちらも衣類乾燥と靴乾燥に対応しているので、梅雨のあいだの稼働率がぐっと上がる。1台で複数の用を持たせられると、押し入れに戻したまま忘れるということが起きにくくなります

ダニ対策の届き方は、布団のサイズで決まる

3台ともダニ対策のコースを持っていますが、届き方は同じではありません。ここは布団のサイズで考えると分かりやすい。

シングル1枚なら、どれでも届きます。置くだけの象印でも、棒1本のcadoでも、布団の中の空気は十分に温まる。差が出るのは、布団が2枚あるときと、ダブルサイズのときです。2枚を同時に仕上げたいならホースが2本あるカラリエ、ダブル1枚なら対応サイズにダブルが入っている象印。cadoは位置を変えて2回に分ける前提になります。

対応サイズは、スペック表のいちばん地味な行に書いてあって見落としやすいところです。出力の数字やコースの多さより先に、自分の布団がその欄に入っているかを見る。ここを外すと、どれだけ性能が高くても仕上がりは安定しません。

もうひとつ、季節の話。ダニ対策は夏場のほうが必要になりますが、布団乾燥機が安くなるのは需要が立ち上がる前です。季節家電を買うタイミングの考え方はメンズガジェット完全ガイドに書いたとおりで、必要になってから探すと確実に高く買うことになります。

重さの差は、毎日の出し入れに出る

スペック表で見落としやすいのが本体の重さです。象印が3.4kg、cadoが0.72kg。アイリスオーヤマは重さの公表値を確認できていないので、ここは工程のほうで見ます。

象印は置くだけで済むぶん、その「置く」動作に3.4kgを持ち上げる手間が含まれる。片手で運べる重さではあるものの、寝室が2階なら往復のたびに感じます。アイリスオーヤマは本体を布団の外に置いてホースだけを差し込む形なので、重さより「2本挿して、終わったら抜く」という工程が手間の中身になる。cadoの0.72kgは、そもそも片手で立てて置くだけなので比較の対象にならないほど軽い。

手間の総量は、重さと工程数の掛け算です。置くだけだが重い象印、手数は増えるが用途が広いアイリスオーヤマ、重さも手数も最小だが用途が限られるcado。ここまで来ると、あとは自分の家の動線で決める話になります。

条件別の振り分け

  • 毎日使う・手間を最小にしたい → 象印 RF-UA10(置くだけ・衣類と靴も可)
  • 布団2枚を同時、または靴まで1台で → アイリスオーヤマ FK-WH2(ホース2本・要コンセント直挿し)
  • 出しっぱなしにする・ワンルーム → cado FEN-P01(棒1本・靴乾燥は別売スタンド)
  • ダブル布団は対応サイズで決まる。ダブル対応は象印 RF-UA10 だけ

使う前に確かめておくこと

コンセントの位置と数を先に見てください。特にカラリエは壁のコンセントに直接挿す前提です。延長タップに他の家電と一緒に挿すと落ちます。

次に、自分の布団のサイズを確かめる。シングルなら3台とも候補に入りますが、ダブルを持っているなら選択肢は対応サイズで絞られます。ここだけは好みや価格で押し切れないところです。

運転音も先に把握しておくといい。少なくとも象印とカラリエは、寝ながら回せる静かさではありません。僕は朝、家を出る前にかけて帰宅する頃に終わっている回し方に落ち着きましたが、これは音を避けた結果でもあります。夜に回すつもりなら、寝室と別の部屋に布団を移せるかを先に見ておいてください。

それから、布団乾燥機で解決しないこともあります。朝起きて首や肩が痛いのは寝具の温度ではなく高さの問題で、そこは枕の高さと寝姿勢の話。乾燥機を買っても消えません。部屋の湿度そのものが低すぎる場合も別の対処が要るので、加湿器は方式で電気代が変わるのほうを見てください。

どれを選ぶかは、布団の枚数と置き場所で

3台を並べてきましたが、迷ったときの分かれ道は二つだけです。布団が何枚あるか。そして、使わないときにどこへ置くか。

布団が1枚で押し入れに余裕があるなら象印。2枚を同時に仕上げたいならカラリエ。置き場所が無いならcado。ダブル布団を1枚だけ持っている人は、対応サイズにダブルが入っている象印が基本線です。ただし置き型なので、ダブルの足元まで狙うには本体の位置を変えてもう一度回すか、運転時間を長めに取るつもりでいてください。カラリエはツインノズルで2枚を同時に、という使い方が本来の趣旨なので、ダブル1枚を一度で仕上げる用途では選ばないでください。

僕自身は、最初に買った機種を置き場所の都合で使わなくなり、2台目で選び方を変えました。見ていたのは乾燥時間や温度ではなく、朝の3分で終わるかどうか。同じ失敗をしないための基準として、ここは強めに書いておきます。性能の細かい差より、この二つのほうが「使い続けられるかどうか」を決めます。買って3か月後も回している機械が、結局いちばん元を取る。

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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