結論から言います。朝起きて首が痛いなら、原因のほとんどは枕の高さが自分の寝姿勢に合っていないことです。素材や値段より先に、高さを疑ってください。
先に振り分けを書いておきます。高さを自分で調整したいならニトリの高さ調整枕。横向きで寝ることが多いならテンピュール。寝返りが多く熱がこもるならエアウィーヴ。硬さも高さもまとめて追い込みたいならヒツジのいらない枕。以下でそれぞれ誰に向くのかを書きます。
この記事を書いた人
30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。
日々忙しいのでガジェットにはこだわっています。とくに時間が生まれるものや作業効率を上げるもの、それとデザインの優れたものが好きで、気になると買ってしまう性分です。
実際に自分の生活で使ってみて、元が取れたかどうかを基準に書いています。
首が痛くなるのは、頭ではなく首が浮いているから
枕は頭を乗せる道具だと思われがちですが、実際に支えるべきなのは首の後ろの隙間です。仰向けに寝たとき、後頭部からうなじにかけては自然なカーブがあります。ここが空洞のままだと、首の筋肉が一晩じゅう頭を支え続けることになる。朝の痛みはその疲労です。
逆に枕が高すぎると、あごが引けて気道が狭くなります。いびきをかきやすくなり、首の前側も突っ張る。高すぎても低すぎても痛みは出るので、「ちょうどいい高さ」を探す作業がすべてになります。

自分に合う高さを知る2つの目安
仰向けなら、顔の面が5度ほど下を向く高さ
横から見たときに、顔の面がわずかに下を向く角度が目安です。立っているときの自然な姿勢に近い状態で、視線でいうと足元より少し手前を見ている感じになります。あごが上を向いていたら低すぎ、二重あごになるほど引けていたら高すぎです。
自分で確かめるなら、バスタオルを折って首の下に入れ、厚みを変えながら楽な位置を探してみてください。この作業をしておくと、枕を買うときに「自分は何センチ必要か」が数字で分かります。
横向きなら、背骨と首が一直線になる高さ
横向きで寝る人は、肩幅のぶんだけ高い枕が必要です。仰向け用の高さのまま横を向くと、首が下向きに折れた状態で固定されます。これが朝の痛みや、腕のしびれの原因になることが多い。
肩幅が広い人ほど高さが要ります。仰向けと横向きを行き来する人は、中央が低く両サイドが高い形の枕を選ぶと、寝返りのたびに高さが切り替わって楽です。
寝姿勢と悩みで選ぶ、枕4つ

高さを自分で決めたい人に:ニトリ 高さ調整ができるTPE高通気まくら
どの高さが自分に合うか分からない、という段階の人に向く1本です。中材を出し入れして高さを変えられる構造で、買ったあとに調整できるのが最大の利点になります。枕選びで一番難しいのは「買う前に自分の適正高さを知ること」なので、その難所を後回しにできます。
素材はTPEと呼ばれる樹脂で、格子状に成型されています。ウレタンと違って通気の穴が全体に空いているため、頭に熱がこもりにくい。夏場に枕の裏側を探して寝返りを打つタイプの人には、この構造が効きます。
体圧分散の考え方で作られているので、後頭部の一点に重さが集まりません。硬すぎず沈み込みすぎない、いわゆる中間の寝心地です。丸洗いできる素材なので、汗をかく季節でも清潔に保てます。
価格は5,000円台から。まず自分の適正高さを見つけたい段階なら、ここから始めて数字を把握し、その後で好みの素材に移るという順番が無駄になりません。
横向きが多い人に:テンピュール オリジナルネックピロー
横向きで寝ることが多い人、肩幅がある人に向きます。中央がくぼみ、首に当たる部分が土手のように盛り上がった独特の形状で、この土手が首の隙間を埋めます。仰向けでも横向きでも、首が支えられる形になっているのが特徴です。
素材は低反発のテンピュール素材で、体温でゆっくり沈んで頭の形に合わせて変形します。押し返す力が弱いぶん、頭が乗った瞬間に「沈む」感覚があり、そこから数十秒かけて自分の形になじんでいく。この沈み方が、首の筋肉を休ませるのに効きます。
サイズはS・M・Lの3展開で、肩幅と体格で選びます。迷ったら、横向き中心ならワンサイズ上を選ぶと首が折れません。カバーは外して洗えるので、直接肌に触れる面は清潔に保てます。
価格は1万円台から。低反発枕の定番として長く売られている型なので、実店舗で試せる機会も多い1本です。
寝返りが多く熱がこもる人に:エアウィーヴ ピロー スタンダード
寝返りの回数が多い人、頭に熱がこもって夜中に目が覚める人に向きます。中材が細い樹脂を絡めた繊維状の構造で、全体の9割以上が空気という設計です。空気の通り道が縦にも横にも抜けているので、頭の熱がその場にとどまりません。
反発力が高く、頭が沈み込みすぎないのも特徴です。低反発枕は沈んだ形に固定される感覚がありますが、こちらは寝返りを打つときに頭がすっと動きます。夜中に何度も向きを変える人ほど、この動きやすさの差が体感に出ます。
高さはシートの抜き差しで3段階に調整できます。仰向けと横向きで必要な高さが違う人でも、使いながら合わせ込める設計です。中材ごとシャワーで丸洗いできるため、汗や皮脂が気になる人にも扱いやすい。
価格は2万円台。枕としては高い部類ですが、洗える構造で長く使える前提の作りになっています。
高さも硬さも追い込みたい人に:ヒツジのいらない枕 調律
枕をいくつも試したけれど納得できていない、という人に向く1本です。高さを調整できるうえに、硬さの異なるパーツを組み替えられるのが他と違うところ。首まわりだけ硬く、後頭部は柔らかく、といった作り込みができます。
中材はクリスタルファイバーと呼ばれる繊維で、面ではなく無数の点で頭を支えます。一点に圧が集中しないため、後頭部の一部だけが痛くなるということが起きにくい。通気性も高く、内部に熱がこもりません。
専用のテンセル枕カバーが付属します。触れたときにひんやりする素材で、夏場の寝入りに効きます。本体は丸洗いできるので、洗濯機で洗って干すだけで元に戻ります。
価格は1万9,800円。調整パーツが別売りで追加できるので、体格が変わったり寝姿勢が変わったりしても、本体を買い替えずに合わせ直せる作りです。
枕を替える前に確認しておきたいこと
マットレスが柔らかすぎると、腰が沈んで背骨のラインが崩れます。この状態だと枕をどれだけ調整しても首の角度が決まりません。枕を替えても改善しないときは、寝床全体を疑ってください。
それと、枕は使ううちにへたります。ウレタン系なら2〜3年、パイプやファイバー系ならもう少し長く持ちますが、買った当初と同じ高さを保っているとはかぎりません。「前は合っていたのに」という場合は、経年で沈んでいる可能性があります。
痛みが強い、腕にしびれがある、朝以外も痛いという場合は、枕の問題ではないこともあります。その場合は整形外科で診てもらうほうが早く解決します。
まとめ
もう一度、条件別に整理します。自分の適正高さがまだ分からないならニトリの高さ調整まくら。横向きが多く肩幅があるならテンピュール。寝返りが多く熱がこもるならエアウィーヴ。高さも硬さも細かく決めたいならヒツジのいらない枕 調律です。
4つすべてを試す必要はありません。まずはバスタオルで自分の適正高さを測って、その数字に合うものを1つ選んでみてください。
枕を替えても寝苦しさが残るなら、着ているものを見直す手もあります。パジャマの生地と縫い目の選び方にまとめました。
※本記事はプロモーションを含みます

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