ゲラン サンタル ロワイヤル|弱点は香る場所を選ぶこと

ベージュのコートを着た男性の秋の装い

昼の会議室で、隣に座っていた人が資料から顔を上げたことがあります。原因は僕の手首。その日つけていたのが、ゲランのサンタル ロワイヤルでした。香りそのものは大好きです。ただ、あの部屋に持ち込む一本としては、完全に選択をまちがえました。結論から言うと、これは明るくて人の多い場所を苦手とするかわりに、暗さと静けさのある時間にだけ本気を出す香水。中身と弱点、似合う場面まで、使ってきた僕の言葉で書きます。

この記事でわかること

  • サンダルウッド、レザーとウード、ジャスミンとローズが、それぞれどう働いているのか
  • 僕の腕で測った体感の持続と、香りが届く距離の移り方
  • 買う前に知っておきたい弱点2つ(場所と、125mLという容量)
  • 仕事・夜・休日・真夏、それぞれの向き不向き
GUERLAIN アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル オーデパルファン 125ml

GUERLAIN アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル オーデパルファン 125ml

参考価格 29,480円前後

レザーとウードの陰影があるサンダルウッドを重めに纏いたい人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:サンタル ロワイヤル は「場所を選ぶかわりに、選んだ場所では強い」香り

サンタル ロワイヤルを一言でいうなら、相手との距離が近い場所でこそ意味を持つ香水です。理由は香りの立ち方にあります。とがった軽さで遠くまで飛ぶタイプではありません。厚みのある木の香りが、体のまわりに膜をつくるように広がっていきます。だから広い部屋で人と離れていると、ただ「何か香るな」で終わってしまう。逆に、テーブルをはさんで向かい合うくらいの距離になると、香りの陰影が急に読めるようになります。

僕の感覚だと、カシミアのセーター越しに伝わってくる体温、と言えば近いでしょうか。布一枚ぶん遠いのに、確実に温かいと分かる。木の香りと聞いて、僕は乾いた鉛筆の削りかすを想像していました。これは真逆で、しっとりしていて少し甘さがあります。無花果と、砂糖を入れずに濃く出した紅茶。この二つを混ぜて、うっすら煙を通したような重みだと思ってください。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
木の香りの完成度としては文句のつけようがない
色気 ★★★★☆
色っぽさはあるが、露骨に甘く寄せてはこない
万人受け ★★☆☆☆
好みも場所も選ぶ。全員に薦められる香りではありません
持続 ★★★★☆
体感6〜8時間。ただし後半は肌の近くだけ

Ryo

つける場所より、いる場所を選ぶ香水です。

つまり、香水そのものの出来と、自分の生活に合うかどうかは別の話。ここを分けて考えないと、いい香りなのに使わなくなるという、もったいない結末になります。

ゲラン サンタル ロワイヤル の基本情報

何mLを買うか、という迷いがこの香水にはありません。選べるのは125mLの一本きりです。売り場で小さい瓶と大きい瓶を見比べる、あの時間が最初から用意されていません。だからこそ、下に並べた数字は買う前にきちんと見ておいたほうがいい種類のものです。

項目内容
ブランドゲラン
商品名アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル
コレクションアプソリュ アレゴリア
剤形オーデパルファン
容量125mL(ボトル&スプレー)
価格税込29,480円
系統サンダルウッドが軸
数字は各商品ページの表記にもとづきます

目を引くのはやはり値段でしょう。税込29,480円を125mLで割ると、1mLあたりおよそ236円。この計算をすると意外に落ち着いて見えるのが面白いところで、小さな瓶を何本も買い替えてきた人ほど「あれ、思ったほどではないな」と感じるはずです。ただし、入口の金額そのものが高いことに変わりはありません。ここは後の注意点でもう一度触れます。

香りの強さについては、製品ページに「strong」の表記があります。使っていての実感とも合っていて、控えめに寄せた香りではありません。ひと吹きの量を減らす前提で付き合う一本だと思っておくといいですよ。

GUERLAIN アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル オーデパルファン 125ml

GUERLAIN アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル オーデパルファン 125ml

参考価格 29,480円前後

レザーとウードの陰影があるサンダルウッドを重めに纏いたい人向け。

香りをつくっている素材

このコレクションは、香りの層を段階に分けた表記を出していません。だから「はじめにこれが香って、あとからこれが出てくる」という説明はできない。実際につけていても、そういう分かれ方はしないんですよね。三つの素材がいっしょに香って、強さだけが変わっていきます。ここでは素材ごとに、どんな役目を担っているのかを書きます。

サンダルウッド:いちばん強く香ります

まん中にあるのは、はっきりとサンダルウッドです。公式の説明も「ミステリアスで魅惑的なサンダルウッド」から始まります。飾りではなく、本当にいちばん強く香ります。

なぜそう感じるのか。鼻を近づけたとき、いちばん手前に立っているのがいつもこの木だからです。他の要素はぜんぶ、この木を囲む位置に置かれているように感じました。ミルクを少し混ぜたような丸さがあって、削り出したばかりの乾いた木材とは違います。あえて言えば、古い寺の柱に手を当てたときの、あのひんやりして少し甘い匂いに近いかもしれません。

この安定感が、香水としての格を決めています。芯が動かないから、まわりの要素がどれだけ濃くても散らかりません。

レザーとウード:後ろから支える陰の部分

サンダルウッドをはっきり見せているのは、革と煙の陰です。公式が挙げているのはダークなレザーノートとウードアコード。この二つが、サンダルウッドの甘さが行きすぎないよう手綱を引いています。

レザーというと革靴売り場の匂いを思い浮かべるかもしれませんが、ここではもっと薄いです。新品の革小物を開けた瞬間の強さはなく、何年か使った革の手帳を鞄から出したときの、少しくたびれた匂いのほう。ウードは煙の役割で、香り全体をうっすら曇らせています。

この陰があるおかげで、香りが「きれいなだけ」に落ちずにすんでいます。同時に、僕が昼の会議室で浮いた原因もここにありました。明るい蛍光灯の下だと、この暗さだけが妙に浮き上がってしまうんです。

ジャスミンとローズ:一瞬だけ光るアクセント

三つめが花です。ジャスミンとローズが、輝くようなフローラルノートとして加えられています。

分量としては多くありません。木と革と煙で組み上がった塊に、細い光が一本差し込む程度でしょう。それでも役割は大きくて、この光がないと全体が重たいだけの香りになってしまいます。腕を動かしたときや、上着を脱いだ瞬間に、ふっと明るいものが顔を出す。あの一瞬のためにある要素だと思っています。

花の甘さが苦手な人でも、これは大丈夫なはずです。花束のような香り方はせず、木の中に溶けていますから。

STEP 1|0〜30分

肌から少し離れたところまで届く強さ

人との距離が近い場所では自分でもはっきり分かる

STEP 2|〜3時間

押しの強さが引いて、香りだけが静かに残る

すれ違った人が振り返るほどの押し出しは消える

STEP 3|それ以降

肌のすぐ近くだけに残る

シャツの襟や手首に寄っていって、抱き寄せられる距離で分かる程度

僕の腕で測ると、体感の持続は6〜8時間です。朝につければ夕方までは確実に残っていますし、シャツに移った分は翌日でも分かります。

正直な注意点

いい話ばかり書いても仕方がないので、買う前に知っておいてほしいことを二つ挙げます。どちらも、僕自身が実際につまずいたところです。

注意

① 場所を選ぶ。明るくて人の多い昼の室内だと、本人より先に香りが自己紹介をしてしまう
② 125mLしか選べない。小さいお試し用の容量が用意されていないので、いきなり税込29,480円から始まる

一つめが、冒頭に書いた場違いの話。あの日は昼の打ち合わせで、エアコンの効いた小さめの会議室でした。朝につけたときは自分でもちょうどいいと思っていたのに、部屋に入って十分もすると、暖まった空気に乗って香りだけが先に立ち上がってきたんです。隣の人が顔を上げたのはそのタイミング。嫌がられたわけではないのですが、あの「今、香水の話をされそうだな」という空気は、正直しんどいものがあります。以来、昼の屋内で人と至近距離になる日には使っていません。

二つめが容量です。ゲランのこの香りは125mLの大きい瓶で売られていて、少量から試すという買い方ができません。気に入るかどうか分からない香りに、いきなり三万円近くを出す構図になります。しかも一度に使う量は減らして付き合う香りなので、減りは相当ゆっくり。長く使えると考えれば得ですが、飽きたときの逃げ場がないのも事実でしょう。百貨店の売り場で腕に乗せて、半日過ごしてから決めるのを強くおすすめします。

合う人・合わない人

向き不向きがはっきり出る香りなので、線を引いておきましょう。

こんな人に合う

  • ✓ 甘い香りに飽きて、木の香りに移りたいと思っている人
  • ✓ 少人数で会う予定が多く、相手との距離が近い人

合わないかも

  • × 職場で毎日同じ香水をつけたい人

甘い系から抜けたい人には、これ以上ない橋渡しになります。木の香りは最初のうち地味に感じることが多いのですが、サンタル ロワイヤルには花と革の陰影があるので退屈しません。「大人っぽいものに変えたいけれど、いきなり無味乾燥なのは寂しい」という人に、ちょうどいい位置。

逆に、平日五日間ずっと同じ香りで通したい人には向かないでしょう。主張の量が日常の反復に耐える設計になっていないからです。週に一度か二度、ここぞという日に出す。そういう使い方をしたとき、この香水はいちばん美味しくなります。

使う場所と時間

具体的な場面で書きます。僕が実際に使い分けている基準です。

使う場面

仕事・オフィス広いフロアなら成立するが、会議室のような狭い空間は危険
夜デート向かい合う距離と暗さがそろう。この香水の本領
休日人が少ない場所ならよく合う。映画館や食事の席は量を減らして
真夏×熱と湿気で香りの重さが増して、自分でも持て余す

とくに似合うと感じたのは、秋から冬にかけての、日が落ちてからの時間でした。空気が冷たいと香りの立ち上がりが遅くなって、近づいた人にだけ分かる密度になります。服装でいえば、ウールのコートやタートルネックのような、厚みのある素材と相性がいいですね。リネンのシャツや半袖のTシャツだと、香りだけが服より重くて、ちぐはぐな印象になってしまいます。

つける場所は、僕は胸元をやめて手首とうなじだけにしました。胸元だと自分の鼻に近すぎて、途中で香りに慣れてしまい、量の判断ができなくなるからです。ひと吹きを空中に出して、その霧をくぐるくらいでも十分すぎるくらい香ります。

保管で中身は変わる

香水は置き場所で寿命が変わるもの。125mLという容量は、裏を返せば何年も手元に置くことになるという意味なので、この一本については保管がいつも以上に効いてきます。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際×紫外線と温度差で香りの組み立てが崩れやすい
浴室・洗面所×湿気と温度の上下が大きく、劣化を早める
暖房の近く×熱がこもって中身が傷む
大きい瓶は残量に対して空気が増える注意開け閉めのたびに入る空気が積み重なるので、使い切るまでの年数を意識したい

置き場所として無難なのは、直射日光の入らないクローゼットの中や、引き出しの奥です。箱を捨てずに取っておいて、そこに戻す形にしておくと安心。二万九千円台の買い物を守る手間としては、安いものだと思いませんか。

買う前にためらっていた三点

この香水は、どこでつけるかで自分の中の結論が入れ替わります。昼の会議室で嫌になった日と、夜の店で手放したくないと思った日が、同じ瓶で起きているんですよね。買う前にためらっていた三つも、まさにその振れ幅の話でした。

買う前に迷った点

三万円弱は高すぎないか125mLで割ると1mLあたり約236円。減りも遅く、使い切るまでの期間は長くなりました
甘すぎないか甘さはありますが砂糖の甘さではありません。木と革の陰があるぶん、後味は乾いています
主張が強すぎないか強いです。ただし量を減らせば制御できました。ひと吹きを空中に出してくぐる程度で十分

金額については、入口の額と使用単価を分けて考えたところで気持ちが決まりました。三万円弱を一度に払うのは、たしかに重い出費です。ただ、少量で足りる香りなので、使い切るまでの期間は他の香水より確実に長くなっています。

甘さについては、売り場で紙に吹きつけて嗅いだ時点の僕が完全に判断を誤っていました。あのときは濃くて甘いとしか思えなかったんです。腕に乗せて半日過ごすと印象がかなり変わるので、迷っている人は、そこまで待ってから決めてください。

まとめ

この記事のまとめ

  • ✓ サンダルウッドが強くて、革と煙の陰、花の光もいっしょに香ります
  • ✓ 体感の持続は6〜8時間。後半は肌のすぐ近くだけに残る
  • ✓ 昼の狭い室内は苦手。暗さと近い距離がそろう場面でいちばん化ける

香水を選ぶとき、僕は「どんな香りか」より「いつ使うか」を先に考えるようになりました。サンタル ロワイヤルは、その考え方をはっきり教えてくれた一本です。場所を間違えれば浮きますし、合わせれば手持ちのどれよりも効いてくれます。

すでに木の香りが好きな人なら、売り場で腕に乗せてみる価値は十分あるはず。まだ甘い香りの世界にいる人にとっても、次の一本としては悪くない選択でしょう。ただし、いきなり買わずに、半日つけて過ごしてから決めてください。値段が値段ですから、そこは急がなくていいと思います。

なお、楽天にゲランのブランドストアが見当たらないため、下のボタンからはブランド名での検索結果に飛びます。取り扱い店と在庫は入れ替わるので、今の状況はそちらで確かめてみてください。

GUERLAIN アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル オーデパルファン 125ml

GUERLAIN アプソリュ アレゴリア サンタル ロワイヤル オーデパルファン 125ml

参考価格 29,480円前後

レザーとウードの陰影があるサンダルウッドを重めに纏いたい人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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