柚子の香水と聞いて、まっ先に入浴剤の匂いが浮かびました。買う前に引っかかっていたのは、そこです。結論から言うと、ジェイセントの柚子は、皮をむいた瞬間のほろ苦いところだけを抜き出した香りでした。
この記事でわかること
- 台所の柚子と、この香水の匂いはどう違うのか
- 柚子のほかに何が入っていて、それが何をしているのか
- 体感の持続と、つけ直しの目安
- 棚の手前に出す季節と、奥へ戻す季節
J-Scent ジェイセント W08 柚子 / Yuzu オードパルファン 50mL
参考価格 4,950円前後
和柑橘のさっぱりした香りを日常に取り入れたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:ジェイセント 柚子は「皮をむいた瞬間のほろ苦さ」
一言で言うなら、柚子の皮を親指で割ったときに飛ぶ、あの苦い汁の匂いです。果汁の甘酸っぱさとは違います。皮の内側の白いところまで含んだ苦さが、ちゃんと入っています。
説明文には「彩を添える柚子は、ほろ苦くアクセントとして際立ちます」と書かれていて、これが誇張ではありませんでした。柚子を使った香りものはいろいろありますが、苦いところを削らずに残しているのが、この1本の面白さだと思っています。
もうひとつの立役者がタイムです。ハーブの青さと柚子の苦さがいっしょに香ります。「柚子の香り」と身構えて入浴剤を思い浮かべていた僕ですが、そっちにはまったく行きませんでした。ベルガモットとオレンジのシトラスアコードも入っていて、甘さは上品なところで止まります。和の香りにありがちな、しみじみした重さがないんです。
50mLで4,950円という額も、手が伸びやすい理由のひとつでした。僕の棚では、玄関で靴を履きながら1プッシュする役どころになっています。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
和柑橘の香水で迷っているなら、まずここから試すのが早いと思っています。

J-Scent 柚子の基本情報
買う前に確かめたかったのは2つでした。どれくらい強いのか、そして和に寄せすぎていないか。濃度はオードパルファンで、容量は50mL。この2つが分かった時点で、強さの見当はだいたいつきました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | J-Scent(ジェイセント) |
| 商品名 | 柚子 / Yuzu(W08) |
| 容量 / 価格 | 50mL:4,950円(税込) |
| 濃度 | オードパルファン(EDP) |
| 香調 | 柚子・タイム・ベルガモット・オレンジのシトラスアコード |
| 系統 | 日本のシトラス |
型番はW08。ジェイセントには香りごとに番号が振られていて、通販の一覧には番号違いの別の香りがずらりと並びます。瓶の見た目が似ているので、注文する前に番号と香りの名前を見ておくと安心です。
オードパルファンと聞くと強そうに感じますが、シトラスが中心なので、鼻がびっくりするような立ち方はしませんでした。1プッシュで手首と首のどちらかに、くらいがちょうどいいです。2プッシュしても嫌な感じにはなりませんが、香りが長く続くわけでもありませんでした。そのぶん、量を気にせず気楽に吹ける1本です。朝の支度で迷わないのは、思っているよりありがたいところでした。
J-Scent ジェイセント W08 柚子 / Yuzu オードパルファン 50mL
参考価格 4,950円前後
和柑橘のさっぱりした香りを日常に取り入れたい人向け。
香りをつくっている素材
「柚子とタイムが爽やかに香る日本のシトラス」と説明されているとおり、この2つがいっしょに香ります。そこにベルガモットとオレンジが加わって、4つの柑橘とハーブで一枚の絵になっています。
柚子:皮の内側にある苦さ
柚子湯の匂いを想像すると、ちょっと違います。あちらは湯気で丸くなった甘い柚子ですが、この香水に入っているのは、包丁を入れた瞬間に指先へ飛ぶほうの柚子です。苦くて、少し青くて、鼻の頭に当たる感じがあります。
台所で柚子を切ると、手のひらにしばらく匂いが残りますよね。あの残り方に近いことが、腕の上でも起きます。
日本の柑橘らしさが出るのは、この苦さのおかげだと思っています。レモンやライムの香水とはっきり違うのもここです。甘くないのに、ちゃんと果物の匂いがする。柚子という果物のややこしさが、そのまま瓶に入っています。
タイム:料理のハーブとは違う青さ
タイムが入っていると知ったときは、正直ぴんと来ませんでした。肉料理に使うあのハーブが、柑橘の香水で何をするんだろうと。
つけてみたら答えはすぐ出ました。青い草の匂いが柚子の苦さと重なって、香り全体が台所から外へ出ていくんです。柚子だけだと食べ物に寄ってしまうところを、タイムが引き止めてくれている感じがします。この一手があるから、香水として成立しているのだと思います。
ベルガモットとオレンジ:上品に止まる甘さ
ベルガモットとオレンジは、シトラスアコードとして一緒に入っている組み合わせです。柚子とタイムがやや硬派なので、この2つがあると表情がやわらぎます。
甘さはあります。ただ、オレンジジュースのような甘さではありません。皮のほうの明るさだけが出ていて、甘ったるいところまでは行きません。「爽やかで上品な甘さ」と説明されているのは、たぶんこのあたりのことです。
STEP 1|0〜30分
苦さと青さが濃く出ます
つけた直後だけは少し攻撃的なので、人と会う10分ほど前につけるとちょうどよくなります
STEP 2|〜3時間
柚子の苦さがやわらいで、着ているものに馴染みます
人と向かい合って話す日に、僕がちょうどいいと感じるのがこの時間帯です
STEP 3|それ以降
肌のすぐ近くだけに寄ります
体感3〜4時間。昼にもう一度つけ直すと夕方まで持ちます
正直な注意点
気に入って何度もつけている1本ですが、買う前に知っておいてほしいことが2つあります。
ひとつは服です。公式の使用上の注意に「シルクや薄い布地、白または淡い色の衣服には直接つけないでください」とあります。シャツの内側に吹くのが癖になっていた僕は、これを読んでから手首に変えました。白いシャツを着る日が多い人ほど、先に知っておいたほうがいい注意書きです。
もうひとつは持続です。体感で3〜4時間。朝つけて出ると、昼過ぎには自分では分からなくなります。夕方まで同じ香りでいたい日は、小さい容器に移して持ち歩くか、昼にもう一度つけるかのどちらかになります。柑橘の香水なので、そこは織り込んでおいたほうががっかりしません。
注意
① 淡い色の服に直接つけられません。シルクや薄い布地、白または淡い色の衣服には直接つけないよう注意書きがあります
② 体感3〜4時間で薄くなります。柑橘が中心なので、夕方まで持たせたい日は昼につけ直す前提で考えたほうが気楽です
合う人・合わない人
香水はきつくなりそうで敬遠してきた、という方によく向きます。クセが少なくて、つけている自分が疲れません。香水の1本目としても扱いやすい性格です。4,950円という額も、最初の1本としては手が出しやすいところだと思います。
香水売り場で何を選べばいいか分からなくなった経験があるなら、この1本は判断が早く済みます。柚子と聞いて想像できる範囲から、そう遠くへは行きませんから。和柑橘を探している人、柚子の苦いところまで好きな人には、外しにくい1本だと思います。逆に、香りで存在感を出したい日には物足りません。夜に長く残ってほしい人、甘くて濃い香りを探している人にも、この1本は軽すぎます。
こんな人に合う
- ✓ 香水はきつくなりそうで避けてきた人。クセが少なく、つけていて疲れません
- ✓ 柚子の苦いところまで好きで、和の柑橘を探している人
合わないかも
- × 夜に長く残る、甘くて濃い香りを探している人
使う場所と時間
出番が増えるのは、上着を脱ぐようになる時期です。

僕はいつも、桜が咲くころに棚の手前へ出します。そこから夏のあいだずっと使って、朝晩が冷えてきたら奥へ戻す。冬にこの香りを持ってくると、柚子の苦さだけが空気から浮いて、どうにも寒々しくなるんです。柚子=冬という頭のイメージとは、出番が逆になりました。
服はリネンのシャツか、色の薄いカットソー。朝の支度で手首に1プッシュして、そのまま自転車で出かける休日が、この香水の定位置です。仕事の日も問題ありません。人と近い距離で話す日でも、自分の香りが気になることはありませんでした。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 1プッシュなら香りが席から広がっていきません。50mLを気楽に使える性格です |
| 夜デート | △ | 香りが続くのは3〜4時間なので、夜が長い日は途中で消えてしまいます |
| 休日 | ◎ | 朝から外を歩く日に、柚子の苦さが気持ちよく立ちます |
| 真夏 | ○ | 汗をかく日でもべたつかず、つけ直しやすい軽さです |
保管で中身は変わる
いまこの瓶は、寝室の引き出しの中にいます。以前は玄関の靴箱の上に置いていました。出かける直前につけられて便利だったのですが、玄関は昼のあいだ日が差す場所でした。
柑橘が中心の香りは、置き場所の影響がそのまま出ます。使う時期が半年ほどに偏るぶん、残りの半年をどこで待たせるかで翌年の印象が変わってしまう。いまは箱に入れて引き出し、という落ち着き方をしています。
50mLを毎日のように使っていると、1シーズンでけっこう減ります。そのペースなら中身の心配はほとんどいりません。減らない瓶ほど、置き場所を気にしたほうがいいということでもあります。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 柑橘は光に弱いので、日の差す場所に置くと苦さから先に弱まります |
| 浴室・洗面所 | × | 湯気を浴びるたびに柚子の青さが鈍るので、洗面台の上には置かないようにしています |
| 暖房の近く | × | 涼しい時期は使わない瓶なので、暖房の風が当たる棚に半年置くのは損でしかありません |
買う前に心配していたこと
買う前にこわかったのは、柚子の香水はどうしても入浴剤っぽくなるんじゃないか、というところでした。
これは、つけた瞬間に解決しました。タイムの青さが最初から入っているので、湯気の甘い柚子とは別の方向に立ちます。入浴剤のイメージは、たぶん甘く丸めた柚子の匂いから来ているのだと思います。この香水の柚子は、皮を割ったときのほうです。
持続の短さも気にしていました。こちらは当たっていて、朝つけると昼過ぎには薄くなります。ただ、朝と昼で2回つける使い方に慣れてしまえば、不便には感じません。むしろ、夕方に自分の香りが残っていないほうが気楽な日もあります。
最後に、50mLで4,950円という額です。安すぎて中身が心配になる、というのが買う前の正直な気持ちでした。結果としては、価格から想像していたよりずっと作り込まれた香りでした。柚子の苦さを残す判断も、タイムを重ねる判断も、適当に作ったらこうはなりません。
買う前に迷った点
| 入浴剤っぽくならないか | なりませんでした。タイムの青さが入っているので、湯気で丸くなった柚子とは別の方向に立ちます | |
| 持続が短いのでは | 僕の腕でも3〜4時間で薄くなりました。朝と昼に分けてつける前提なら気になりません | |
| 50mLで4,950円は安すぎないか | 額から想像するより丁寧な香りでした。柚子の苦さを残す作りは、雑に作れるものではありません |
まとめ
ジェイセントの柚子は、皮をむいた瞬間のほろ苦い柚子に、タイムの青さとベルガモット・オレンジの明るさを重ねた香りです。甘さは上品なところで止まり、香水らしいクセもほとんどありません。香水の1本目にも、和柑橘を探している人にも向きます。
僕にとっては、桜のころに棚の手前へ出して、朝晩が冷えたら奥へ戻す香水になりました。柚子なのに冬ではないのが、使ってみるまで分からなかったところです。1シーズン気持ちよく使えて、また来年も同じ場所から取り出すのだと思います。
この記事のまとめ
- 柚子の皮の苦さを削らずに残した、和柑橘のオードパルファン
- 体感の持続は3〜4時間。朝と昼で分けてつけると夕方まで届きます
- 出番は上着を脱ぐ季節から。淡い色の服に直接つけないよう気をつけています
J-Scent ジェイセント W08 柚子 / Yuzu オードパルファン 50mL
参考価格 4,950円前後
和柑橘のさっぱりした香りを日常に取り入れたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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