洗剤を思わせない、甘く重いラベンダーです。出だしはベルガモットとラベンダーの清涼感、中盤はネロリが加わった花の面、3時間を過ぎるとアンバーとトンカの甘い余韻が肌に残ります。ラベンダーを日用品の香りだと思って避けてきた人に向く1本です。
ラベンダーは、清潔で安心できる香りとして知られています。この1本は、そこに別の要素を足して印象を崩しています。公式が「あなたが思っていたようなラベンダーではない」と書くのは、そのためです。
この記事でわかること
- ラベンダーが持つ清潔な面と動物的な面のちがい
- アンバー・ムスク・トンカが香りをどう変えているか
- 男性がつけたときの印象と、合う服装・場面
- 15mL・50mL・100mLの価格と、試してから買う順番
結論:洗剤のラベンダーとは別物の、甘く重い1本
総合評価:4.2 / 5.0 ★★★★☆
この香水は、ラベンダーの清潔な面と動物的な面を同時に出しています。アンバーとムスクが動物的な側を引き出し、トンカの甘さが薬草の印象を打ち消す。公式が「クリーンでダーティ」と呼ぶのは、この二面性のことです。
前半は清涼感、後半は甘く重い余韻へと大きく振れます。軽い清潔感だけを求めるなら甘すぎると感じるかもしれませんが、そのぶんラベンダーを甘く重い方向で使いたい人にはよく効く。50mLで3万円を超えるので、まずは1万4千円台の15mLで前半と後半の両方を確かめてほしい。
ル ラボ ラヴァンド31の基本情報
| ブランド | ル ラボ(2006年・ニューヨークで創業) |
| 商品名 | ラヴァンド31 |
| 容量 / 価格 | 15mL:14,300円 / 50mL:32,230円 / 100mL:47,190円 |
| 香調 | 最初:ベルガモット、ラベンダー / 中盤:ネロリ、ラベンダー / 後半:アンバー、トンカ、ムスク |
| 系統 | フゼア(甘さを足した柔らかい方向) |
| 名前の数字 | 配合されている原料の数を表す(公式の説明) |
| 買える場所 | 直営店・公式オンライン・一部の百貨店 |
ラベンダーが持つ2つの顔
ラベンダーの精油は、ハーブらしい清涼感を持ちます。
同時に、動物的で汚れた印象も内側に持っています。
| 面 | 印象 | 使われ方 |
|---|---|---|
| 清潔な面 | 石鹸・洗剤 | 日用品に多い |
| ハーブの面 | 薬草・清涼感 | アロマ |
| 動物的な面 | 汗のような | 香水で活かされる |
日用品で使われるのは最初の面だけです。
そのため、多くの人はラベンダーを「洗剤の香り」として記憶しています。
ル ラボは2006年にニューヨークで始まったブランドです。注文を受けてから店頭で調合し、そのラベルに日付と名前を入れる。この売り方そのものがブランドの中身になっています。
何を足しているか
| 原料 | 役割 |
|---|---|
| ラベンダー | 主役 |
| ベルガモット | 最初の明るさ |
| ネロリ | 花の華やかさ |
| アンバー | 暖かく重い樹脂 |
| ムスク | 肌に残す |
| トンカ | バニラに似た甘さ |
アンバーとムスクが入ることで、ラベンダーの動物的な面が引き出されます。
公式はこれを「クリーンでダーティ」と表現しています。清潔さと汚れが同居している、という意味です。
トンカの甘さが加わるので、薬草の印象からも離れます。
名前についている数字は、配合されている原料の数だと公式は説明しています。サンタル33なら33種類。数が多いほど良いという意味ではなく、その香りを作るのに何種類を要したかという記録です。
香りの移り変わり
時間の変化
- 最初:ベルガモットとラベンダーの清涼感
- 1〜3時間:ネロリとラベンダーの花の面
- 3時間以降:アンバーとトンカの甘く重い余韻
前半と後半で印象が大きく変わります。
最初だけ嗅いで「ラベンダーだ」と判断すると、後半でずれる。
この構成は、香水の古典的な作りに近い。公式が「回帰的なクラシックスタイル」と書いているのはそこです。
男性が使いやすい理由
ラベンダーは、男性用の香水で長く使われてきた素材です。
フゼアと呼ばれる系統の中心にあり、多くの男性用香水の土台になっています。
| 系統 | 中心の素材 | 例 |
|---|---|---|
| フゼア | ラベンダー・クマリン・オークモス | 伝統的な男性向け |
| シプレ | ベルガモット・オークモス | 中性的 |
| オリエンタル | 樹脂・スパイス | 濃厚 |
つまりラベンダーは、男性がつけて違和感の出にくい素材です。
この香水はそこに甘さを足しているので、古典的なフゼアより柔らかい印象になります。
服装と場面
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 秋冬の日常 | ◎ |
| 職場 | ○ |
| 夜の外出 | ◎ |
| 春 | ○ |
| 真夏 | △ |
後半に甘さが出るので、夏は重く感じることがあります。
合わせやすい服
- ウールのジャケット
- 紺やグレー
- きれいめの服
- レザー
きちんとした服装のほうが収まります。
難点
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 洗剤を連想する人がいる | 中 |
| 後半の甘さが苦手な人がいる | 中 |
| 夏には重い | 中 |
| 価格が高い | 大 |
ラベンダーは日用品で使われすぎているので、どうしても洗剤や柔軟剤を思い出す人がいます。
この香水は甘さと重さで差をつけていますが、最初の印象だけだと日用品に近く感じる可能性がある。
3万円を出して洗剤のようだと感じたら、それは相性の問題です。試してから買ってください。
ラベンダーは産地で香りが変わる
| 産地・種類 | 香りの傾向 |
|---|---|
| フランス(高地) | 繊細で甘い |
| ラバンジン(交配種) | 樟脳のような刺激が強い |
| ブルガリア | バランスがいい |
| 日本(北海道) | 穏やか |
日用品に使われるのは、多くがラバンジンです。
収量が多く安価ですが、樟脳のような刺激が強く出ます。
洗剤のラベンダーが「きつい」と感じるのは、この種類の違いによるところが大きい。
香水に使われるのは高地産の繊細なものが中心です。同じラベンダーでも別物と考えたほうがいい。
ラベンダー系を選ぶときの整理
| 求めるもの | 向く方向 |
|---|---|
| 清潔で軽い | ラベンダー主体の軽いもの |
| ハーブらしい | アロマ寄りのもの |
| 甘く重い | この1本 |
| 古典的な男性用 | フゼア系 |
同じラベンダーでも、足すもので方向が変わります。
軽い清潔感を求めているなら、この香水は甘すぎるかもしれません。
買い方
日本では直営店と公式オンライン、一部の百貨店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 15mL | 14,300円 |
| 50mL | 32,230円 |
| 100mL | 47,190円 |
15mLがあるのがこのブランドの良いところです。3万円を出す前に、1万4千円台で試せます。
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店・公式 | 定価 | ラベルに名入れができる |
| 百貨店の取扱店 | 定価 | 店舗が限られる |
| 通販の並行輸入 | 上下する | 保管状態が分からない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が読めない点は許容が要ります。
前半と後半で印象が変わるので、時間を置いて判断してください。
15mLで1週間使うと、後半の甘さが自分に合うか分かります。
あわせて読みたい
- 他の香りと組むなら香水の重ね付けもどうぞ。
- 同じブランドのル ラボ リメット37もどうぞ。
まとめ:ラベンダーの印象を上書きする1本
ラベンダーには清潔な面と動物的な面があります。この香水は両方を出しています。
アンバー・ムスク・トンカで、後半は甘く重くなります。
ラベンダーは伝統的に男性用香水の中心素材で、使って違和感が出にくい。
前半と後半で印象が変わります。時間を置いて判断してください。
洗剤や柔軟剤を連想する人がいるのは事実です。ただし日用品に使われるラベンダーの多くは、収量が多く安価なラバンジン。樟脳のような刺激が強い種類で、香水に使われる高地産の繊細なものとは中身が違う。
価格は高く、50mLで3万円を超えます。負担は小さくないものの、15mLという入口が用意されているのはこのブランドの良いところ。1週間ほど使って後半の甘さが自分に合うか確かめてから、大きい容量へ進んでください。
※本記事はプロモーションを含みます

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