メゾン ルイ マリー No.12 ブスヴァルは夏の夕暮れの香り?

霧のかかる静かな庭園の風景

夏の終わりの夕方、汗をかくほどではない気温の日に、玄関でいちばん手が伸びる瓶があります。僕にとってそれが、メゾン ルイ マリーのNo.12 ブスヴァルでした。結論から言うと、機嫌のいい時間の空気ごと連れて歩くための香水でした。自分を大きく見せたい日には向きません。腕にのせたときの香り方、どれくらい続くか、買う前に知っておきたい弱点まで並べます。

この記事でわかること

  • 苦みのある柑橘とスパイス、乾いた樹脂がいっしょに香ります
  • 僕の腕での体感の持続と、夕方に一度足す使い方へ落ち着いた理由
  • 買う前に知っておきたい弱点が二つ
  • 似合う服装と場面、それから国内でどこから探すかの考え方

Maison Louis Marie(メゾンルイマリー)No.12 ブスヴァル 50mL オードパルファム

参考価格 19,800円前後

ベルガモットと柑橘にジンジャーやムスクが重なる懐かしい夏の香りを求める人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:No.12 ブスヴァル は「夏の夕暮れを連れて歩く香水」

腕にのせて浮かんだのは、日が傾いてから外へ出たときの、空気が一段軽くなるあの感じでした。苦みを含んだ柑橘が正面に立っているのに、その奥では乾いた木と樹脂が静かに座っています。派手に手を振ってくる香りではありません。近づいた相手にだけ、今日は機嫌がいいらしい、と伝わる程度の音量で止まります。

名前の由来もそのまま香りに出ていました。公式の説明文によれば、ブスヴァルはベルギーの小さな街で、ブランドにとっては母の故郷にあたる場所です。母が温かな夏の夕暮れに四匹のコリー犬を連れて歩き、外でキャンプをして魚を釣り、家の隣の池で新鮮な野菜を摘んでいた、という文章が添えられていました。懐かしくも魅力的な夏の香り、という一行まで含めて、瓶の中身とちゃんと釣り合っています。

僕がこれを買ったのは、棚に甘い一本と木の一本が並んだあとの、五本目でした。だから最初は地味に感じたのを覚えています。それが半年経つと、棚のなかで減りがいちばん早い瓶になっていました。同僚に「石けん変えた?」と聞かれたことが二度あって、香水の名前を当てられたことは一度もありません。この、香水として気づかれない距離感が、僕がこの瓶を手放さない理由です。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
苦みのある柑橘とスパイス、乾いた樹脂が濁らずに同じ場所で立っています
色気 ★★★★☆
肌の温度に寄り添う樹脂の甘さで、押しの強さがありません
万人受け ★★★☆☆
ぴりっとしたスパイスが真ん中にいるので、柑橘だけを期待した人は一度立ち止まります
持続 ★★★☆☆
僕の腕では強く香るのが3時間ほど、肌の近くで5〜6時間

Ryo

夏をきれいなところだけ切り取って瓶に入れると、たぶんこうなります。

メゾン ルイ マリー No.12 ブスヴァル の基本情報

濃度の表記はオードパルファムで、容量は50mL、価格は19,800円です。同じブランドには15mLのパフュームオイル版もあって、そちらは12,100円の別商品になります。番号違いの香りが何種類も並ぶブランドですから、探すときは商品名を直接打ち込むより、ブランド名から一覧を出して、その中でNo.12を見つける順番のほうが早いと思いました。僕も最初はこの手順を知らず、番号の違う瓶のページを何度も開いています。

国内での入り口は、正規代理店のノーズショップです。ブランドの本国サイトには日本語版がないので、日本語で読める説明はノーズショップの商品ページに載っているものになります。原産国はアメリカで、成分として書かれているのは変性アルコール、香料、水の三つだけでした。本国での表記は No.12 – BOUSVAL、日本語ではブスヴァルと書かれています。

項目内容
ブランドメゾン ルイ マリー
香水名No.12 ブスヴァル
濃度オードパルファム
容量50mL
50mLの価格19,800円(税込)
香調ベルガモット/カルダモン/バレンシアオレンジ/ヘリオトロープ/ホワイトジンジャー/プチグレン/アンバー/シダーノワール/ミルラ
原産国アメリカ
成分変性アルコール、香料、水
国内の取扱いノーズショップ
数字は各商品ページの表記にもとづきます

Maison Louis Marie(メゾンルイマリー)No.12 ブスヴァル 50mL オードパルファム

参考価格 19,800円前後

ベルガモットと柑橘にジンジャーやムスクが重なる懐かしい夏の香りを求める人向け。

香りをつくっている素材

腕にのせると、役割の違う三つの組がいっしょに香ります。途中でどれかが引っこむこともありませんでした。変わるのは強さだけです。体温と吹いた量で、どの組が大きく出るかが変わります。以下は僕の腕の上での聞こえ方です。

STEP 1|0〜30分

音量がいちばん大きく、すれ違った人にも届きます

吹いた直後のさわやかさと苦みがここに集中します

STEP 2|〜3時間

半径が縮んで、同じテーブルの相手にだけ伝わります

僕が狙って吹いているのはこの帯です

STEP 3|それ以降

肌のすぐ近くに、乾いた甘さの気配だけが座っています

夕方に一度足すのはここへ入ってからです

ベルガモットとバレンシアオレンジ:いちばん強く香ります

正面に立っているのは柑橘です。ただ、コロンやボディミストで嗅ぐ柑橘とは方向がはっきり違いました。前に出るのは、皮を剥いたときに親指へ残る、あの白い部分の苦みのほうです。冷えたオレンジジュースより、皮ごと絞ったマーマレードの端、と言ったほうが近いかもしれません。

プチグレンが同じ側から支えているのも大きいところです。枝や葉のような青さがあるので、柑橘が明るいだけになりません。少し硬さが残りました。僕がこの香水を清潔感の側の一本だと思っているのは、この苦みと青さの分だけ甘さが引き算されているからです。石けんと言われたのも、たぶんここでしょう。

ヘリオトロープとホワイトジンジャー:真ん中で温度を上げるアクセント

柑橘の内側で温度を上げているのが、この組です。ヘリオトロープは僕の腕では粉っぽい甘さに聞こえて、焼く前のアーモンドの粉に鼻を近づけたときの手ざわりに近いものがありました。この甘さが柑橘の苦みを角の立たない形に丸めています。

ホワイトジンジャーとカルダモンは、そこへぴりっとした温度を足す係でした。刺激というほど尖ってはいませんが、鼻の奥がわずかに開く感じがあって、これが入っているせいで香りが平らになりません。ただし量には正直で、三プッシュした日はこのスパイスだけが先に立って、少しざらついて聞こえました。二プッシュまでにしておくのが、僕の腕での正解です。

アンバーとシダーノワール、ミルラもいます

下から受け止めているのが、樹脂と木の組です。アンバーの乾いた甘さ、シダーノワールの黒く締まった木、そこへミルラがわずかな薬っぽさを混ぜていて、この三つが柑橘とスパイスを散らばらせずに一枚の布へまとめています。屋外の匂いなのに落ち着いて聞こえる理由は、ここにありました。

肌に長く残るのもこの部分です。夜になって手首を鼻へ近づけると、柑橘もスパイスも引いていて、乾いた甘さと木の気配だけがまだ座っています。色気の出どころもここでした。夏の香りという顔をしていながら、肌に残るのは人肌に近い匂いなので、夕方から夜へそのまま持ち越せます。

正直な注意点

いいところだけ並べても買う前の役に立たないので、僕がつまずいた点を二つ書いておきます。ひとつは持続でした。オードパルファムという表記から想像するほどは粘りません。僕の腕では、強く香っているのが3時間ほど、肌の近くに気配が残るのが5〜6時間です。朝に吹いて出かけると、夕方の待ち合わせにはもう残っていません。今は小さめのアトマイザーへ移して鞄に入れ、夕方に一度だけ足す形に落ち着いています。この使い方を覚えてからは、持続への不満がなくなりました。

もうひとつは、香水をつけている手応えの薄さです。この香りは半径を広げる方向へ動かないので、自分の存在感を香りで押し出したい日には物足りなく感じます。実際、勝負をかけたい飲み会の前に選んで、途中で自分でも香りを見失った夜がありました。量を増やせば解決するかというと、そうでもありません。三プッシュするとスパイスだけがざらつきます。香りは強くなりません。人に気づかせるための香水ではない、と割り切れる人向けでした。

注意

① 持続が控えめ。僕の腕では強く香るのが3時間ほどで、朝に吹くと夕方には残りません。アトマイザーへ移して夕方に一度足すのが現実的でした
② 手応えが薄い。香りが広がらないので、存在感を出したい日には物足りません。量を増やしてもスパイスがざらつくだけです

合う人・合わない人

清潔感のある香りを探していて、石けんそのものの匂いには飽きた人に、気持ちよくはまります。柑橘の苦みと青さが入っているぶん、洗剤やボディソープと同じ顔にはなりません。夏に使える一本を増やしたい人にも向いていて、僕は六月から九月のあいだ、これを一軍から外したことがありませんでした。香水を持ち始めたばかりの人が一本目に選んでも、使いどころに困らないはずです。

反対に、すれ違いざまに振り向かせたい人には噛み合いません。この香りは近づいた相手にだけ届く位置で止まり、そこから先へ出ていかないからです。甘い香水のとろっとした満足感を求めている人も、粉っぽい甘さの量が少なすぎて肩透かしを食らうと思います。スパイスのぴりっとした部分が苦手な人は、腕にのせて三十分置いてから決めてください。

こんな人に合う

  • ✓ 清潔感のある香りが好きで、石けんそのものの匂いには飽きてしまった人
  • ✓ 夏に使える一本を探していて、甘さより苦みと青さに反応する人

合わないかも

  • × すれ違いざまに振り向かせたい人、香りで存在感を押し出したい人

使う場所と時間

この香りが機嫌よく働くのは、日が傾いてからの数時間でした。夕方の散歩、屋外のテラス席、窓を開けた部屋で人と話す時間。空気が動く場所で聞くと、柑橘の苦みと青さがきれいに立ちます。服装は、洗いざらしのリネンシャツや白いTシャツ、色の落ちたデニムのように、生地に少し粗さのあるものと釣り合いました。艶のあるジャケットを着た日に吹いたときは、服だけが前に出て香りが後ろへ下がって聞こえたので、それきり組み合わせていません。

仕事の日にもよく持ち出します。遠くまで届く香りではないので、手首に一吹きなら閉じた会議室でも肌の近くで収まりました。夜のデートで使うなら、夕方に足したぶんが乾いた甘さになって残っている時間帯を狙うのが良いと思います。真夏の日中だけは扱いが難しく、汗と混ざると柑橘のほうが先に飛んで、スパイスと樹脂だけが濃く残りました。名前が夏の香りでも、日中の炎天下は守備範囲の外です。

使う場面

仕事・オフィス遠くまで届かないので、手首に一吹きなら閉じた会議室でも肌の近くで収まる
夜デート夕方に足したぶんの乾いた甘さが残る時間帯なら、近い距離で気持ちよく働きます
休日夕方の散歩と屋外のテラス席、粗い生地の服にいちばん合いました
真夏汗と混ざると柑橘が先に飛んで、スパイスと樹脂だけが濃く残ります

保管で中身は変わる

置き場所は最後のひと吹きに出ます。僕は以前、別の瓶を洗面台に出しっぱなしにして、吹いた瞬間の匂いだけ酸っぱくなった経験がありました。それからは、箱に戻して寝室の引き出しへしまう形に切り替えています。ブスヴァルは柑橘が正面に立っている香りですから、そこが痩せると、真っ先に入口の明るさが落ちてしまいます。

50mLを夕方に足しながら使う速さだと、一年ではとても使い切れません。手元に置く期間が長いぶん、置き場所の差がそのまま最後の一吹きまで残ります。瓶のデザインが素直で棚に並べたくなるのですが、ここは我慢のしどころでした。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際×光と温度で中身が先に痛みます
浴室・洗面所×湿気と温度差が同時にかかります
暖房の近く×温まった状態が続くと香りが痩せます
箱から出したまま棚に飾る要注意柑橘が正面に立つ香りなので、痩せると入口の明るさから先に落ちます

口コミの読み方

言われがちなことに、使ってきた側から三つ答えておきます。読むときは、その人が何プッシュを、どの季節の、どの時間帯に嗅いだのかを想像してみてください。噛み合わない感想の多くは、そこが違うだけでした。

口コミの読み方

地味半径が広がらない作りなので、遠くから見れば地味に映ります。近づいた相手にだけ伝わる位置で止まる香りだと思って選ぶと、評価が合ってきます
高すぎる50mLを一日一吹きから二吹きで使う速さだと、僕の場合は年単位で残りました。一本の値段より、何年かけて使うかで考えてみてください
季節を選ぶ夏の名前がついていますが、僕がいちばん使うのは初夏と初秋の夕方です。真夏の日中を外すだけで、使える月が一気に増えます

まとめ

メゾン ルイ マリー No.12 ブスヴァルは、苦みのある柑橘を正面に置き、粉っぽい甘さとスパイスが真ん中で温度を上げ、乾いた樹脂と木が下から支える一本でした。音量が上がることはありません。そのかわり、近づいた相手にはちゃんと伝わります。持続が控えめなので、夕方に一度足す前提で組み立てると気持ちよく使えるはずです。真夏の日中だけ外して初夏と初秋の夕方に寄せてしまえば、棚のなかで出番の多い瓶になると思います。石けんの匂いに飽きた人にこそ、腕にのせてみてほしい香りです。

この記事のまとめ

  • ✓苦みのある柑橘が強くて、粉っぽい甘さとスパイス、乾いた樹脂と木もいっしょに香る一本
  • ✓僕の腕では強く香るのが3時間ほど、肌の近くで5〜6時間。夕方に一度足す使い方が合いました
  • ✓初夏と初秋の夕方に寄せるのが正解。真夏の日中と、存在感を押し出したい日だけは外すのが無難です

Maison Louis Marie(メゾンルイマリー)No.12 ブスヴァル 50mL オードパルファム

参考価格 19,800円前後

ベルガモットと柑橘にジンジャーやムスクが重なる懐かしい夏の香りを求める人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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