停電に備えて置いておく人が増えています。ただ数万円から十数万円と幅があり、容量の数字も分かりにくい。何をどれだけ動かしたいかから逆算すると、必要な大きさが出ます。
容量の数字の読み方
本体に書かれている数字は、蓄えられる電力量です。
| 容量 | 動かせるもの | 目安 |
|---|---|---|
| 300ワット時 | スマートフォン20回・照明 | 1〜2日の最低限 |
| 500ワット時 | 上記+ノートパソコン数回 | 2〜3日 |
| 1000ワット時 | 上記+小型冷蔵庫を短時間 | 家族向け |
| 2000ワット時以上 | 電子レンジ・ドライヤーも | 本格的 |
スマートフォンの充電だけなら、300ワット時でも20回近く使えます。
熱を出す家電(ドライヤー・電気ケトル・電子レンジ)は消費が大きく、1000ワット時でも数分から十数分です。
何を動かしたいかで、必要な容量が大きく変わります。
出力の上限も見る
容量とは別に、同時に出せる電力の上限があります。
500ワット時の容量があっても、出力が300ワットまでなら、それを超える家電は動きません。
| 家電 | おおよその消費電力 |
|---|---|
| スマートフォンの充電 | 10〜30ワット |
| ノートパソコン | 45〜90ワット |
| 扇風機 | 20〜40ワット |
| 電気毛布 | 50〜80ワット |
| 小型冷蔵庫 | 100〜150ワット |
| 電子レンジ | 1000ワット以上 |
動かしたい家電の消費電力を調べて、それを超える出力のものを選んでください。
容量だけを見て買うと、動かないという結果になります。
電池の種類で寿命が違う
| 種類 | 繰り返し使える回数 | 重さ | 価格 |
|---|---|---|---|
| 三元系 | 500〜800回 | 軽い | 安い |
| リン酸鉄 | 2000〜3000回 | 重い | 高い |
リン酸鉄のほうが長持ちし、熱にも強いとされます。その代わり重く、価格も上がる。
月に1回使うとして、500回なら40年分に見えますが、実際は使わなくても年数で劣化します。
長く置いておく前提なら、リン酸鉄のほうが向きます。備えとして買うなら、そちらを選ぶ理由があります。
防災で使う場合
停電時に何が必要かを考えると、優先順位が出ます。
停電時に効くもの
- スマートフォンの充電(情報と連絡)
- 照明
- 扇風機または電気毛布
- 電気を使う医療機器がある場合は最優先
情報を得る手段が最優先です。スマートフォンが使えれば、状況が分かる。
冷蔵庫を動かしたいと考える人が多いのですが、消費が大きく、長時間は難しい。
扉を開けなければ、冷蔵庫は数時間は保ちます。そこに電力を使うより、他に回すほうが効率的です。
屋外で使う場合
キャンプや車中泊では、使い方が変わります。
照明、扇風機、電気毛布、調理器具。何を持っていくかで必要な容量が決まります。
夏は扇風機、冬は電気毛布。どちらも消費は小さいので、500ワット時あれば一晩持ちます。
調理に電気を使うなら、一気に消費が増える。そこは火を使うほうが効率的です。
車で運ぶなら重さは問題になりませんが、持ち運ぶなら10キロを超えると負担になります。
充電方法を確認する
| 方法 | 時間の目安 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 家庭のコンセント | 1〜3時間 | 普段の充電 |
| 車から | 5〜10時間 | 移動中 |
| 太陽光パネル | 天候次第 | 長期の停電 |
停電が長引く場合、太陽光で充電できると効きます。ただしパネルは別売りで、それなりの大きさが要ります。
普段は家で充電しておく。そのうえで、車から充電できるかを確認しておくと安心です。
満充電で放置すると劣化が進むので、8割程度で保管するのが良いとされます。
置いておくときの管理
買って放置すると、いざというときに使えません。
定期的にやること
- 3か月に1回は残量を確認する
- 少し使って充電し直す
- 高温になる場所に置かない
- 直射日光を避ける
- 取扱説明書の保管場所を決めておく
電池は使わなくても自然に減ります。半年放置すると、かなり減っていることがある。
車内に積みっぱなしにするのは避けてください。夏の車内は高温になり、劣化と発火の危険があります。
季節の変わり目に確認する、と決めておくと忘れません。
音と使える場所
内部に冷却の仕組みがある製品は、動作音が出ます。
大きな電力を出しているときほど音が大きい。静かな場所では気になります。
キャンプ場では、夜間の使用が制限されることがあります。音の出る機器を動かすなら確認が要る。
室内で使う場合も、寝室に置くと気になることがあります。
小さい電力しか使わないなら、ほぼ無音のまま動きます。何を動かすかで変わる部分です。
買わなくても足りる場合
全員に必要な道具ではありません。
スマートフォンの充電だけが目的なら、大容量のモバイルバッテリーで足ります。1万円以下で、数回分は確保できます。
停電が数時間で復旧する地域なら、そこまでの備えは要らないかもしれません。
逆に、台風や雪で長時間の停電が起きる地域、在宅で仕事をしていて業務が止まると困る場合は投資する価値があります。
屋外で使う予定がないなら、小さいもので十分なことが多い。
大きいものほど重く、置き場所も要ります。使う場面を具体的に想像してから決めてください。
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まとめ
容量だけでなく、同時に出せる出力の上限も確認してください。
熱を出す家電は消費が大きく、大容量でも数分から十数分です。
長く置く前提ならリン酸鉄。熱に強く寿命が長い。
スマートフォンの充電だけなら、大容量のモバイルバッテリーで足ります。
※本記事はプロモーションを含みます









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