ノートパソコンの端子が2つしかない、という状況はよくあります。そこで買うのがハブですが、似た製品に別の呼び名のものもある。できることが違うので、何を挿したいかを決めてから選ぶ必要があります。
3種類ある
| 種類 | 端子を増やす | 電源供給 | 映像出力 |
|---|---|---|---|
| ハブ | する | しないことが多い | 対応しないものも |
| 多機能ハブ | する | する | する |
| ドッキングステーション | 大幅に増やす | する | 複数対応 |
単純なハブは、1つの端子を3〜4つに分けるだけです。安価で持ち歩きに向く。
多機能タイプは、映像出力や有線の通信、カードの読み取りまで1つにまとめたものです。
ドッキングステーションはさらに大きく、机に据え置いて使う前提の製品になります。
何を挿すかを数える
買う前に、必要な端子を書き出すと選びやすくなります。
よく必要になるもの
- 外付けモニター(映像)
- キーボードとマウス(受信機を含む)
- 外付けの保存装置
- 有線の通信
- カードの読み取り
- パソコン本体への給電
受信機は1つで2つ以上の機器を賄えることがあります。そこを数え間違えると、端子が余ります。
映像を2画面に出したいなら、対応しているかを個別に確認する必要があります。
全部を挙げてから、それより1つ多いものを選ぶ。ぴったりだと後で困ります。
給電の考え方
パソコンを充電しながら使いたい場合、ハブ側にその機能が要ります。
この方式では、ハブに充電器をつないでそこからパソコンに電力を送ります。
ただしハブ自身が電力を消費するので、パソコンに届く量は減ります。
65ワットの充電器をつないでも、パソコンに届くのは50ワット程度ということがある。
パソコンが必要とする電力より、余裕のある充電器を用意しておくと確実です。
映像出力の制限
映像に対応と書かれていても、条件があります。
| 条件 | 起きること |
|---|---|
| 解像度の上限 | 4Kが30回に制限されることがある |
| 2画面出力 | 同じ画面が複製されることがある |
| パソコン側の仕様 | そもそも対応していないことがある |
1秒あたりの書き換えが30回だと、マウスの動きがかくつきます。
作業用途では60回以上が快適です。仕様表でここを確認してください。
パソコン側が対応していないと、ハブの性能に関係なく出力できません。先に本体の仕様を調べる必要があります。
発熱と安定性
多機能なものほど発熱します。
熱を持つと、通信が不安定になったり接続が切れたりすることがあります。
金属の筐体は放熱に有利です。樹脂のものより熱がこもりにくい。
机の上に置くときは、紙や布の上に置かないでください。熱が逃げません。
使っていて熱いと感じるなら、挿している機器の数か、消費電力が多すぎる可能性があります。
持ち歩くか据え置くか
| 用途 | 向く形 | 理由 |
|---|---|---|
| 持ち歩く | 小型・軽い・線が短い | かさばらない |
| 据え置き | 大型・端子が多い | 抜き差しが減る |
| 両方 | 中間サイズ | 妥協が要る |
据え置きなら、大きくても問題ありません。むしろ端子が多いほうが便利です。
持ち歩くなら、線が本体と一体になっているほうが失くしません。別体だとケーブルだけ忘れます。
両方に使うつもりなら、2つ持つほうが結果的に快適です。1つで兼ねようとすると、どちらでも中途半端になります。
認識しないときに見るところ
つないでも動かない場合、原因は限られています。
順に確認すること
- パソコン側の端子が対応しているか
- 電力が足りているか(充電器をつなぐ)
- 挿している機器を1つずつ外して切り分ける
- 別のケーブルで試す
- パソコンを再起動する
電力不足が最も多い原因です。外付けの保存装置は電力を使うので、給電なしのハブでは動かないことがあります。
1つずつ外していくと、どの機器が原因か分かります。全部挿したまま悩んでも解決しません。
線の生えている向き
本体から出ている線の向きで、机の使い勝手が変わります。
確認しておく点
- 線が本体の横から出るか、端から出るか
- パソコンの端子が左右どちらにあるか
- 線の長さ(20センチだと届かないことがある)
- L字型の端子かどうか
パソコンの右側に端子があるのに、線が左から出る形だと机を横切ります。
L字型なら、本体を机の端に寄せられます。まっすぐだと横に出っぱる。
細かい点ですが、毎日使うので効いてきます。
買っても端子不足が解決しない場合
ハブを足しても、根本的に足りないことがあります。
1つは帯域です。1つの端子を分けているので、同時に大量のデータを流すと遅くなる。
外付けの保存装置と映像出力を同時に使うと、どちらかが遅くなることがあります。
もう1つは物理的な配置です。ハブが机の上に増えると、そこから線が放射状に出る。整理したくて買ったのに、線が増えることがあります。
据え置きなら、線を机の裏に回せる形を選ぶ。そこまで考えて配置しないと、見た目は改善しません。
端子の数だけで選ぶと、この2つで後悔します。
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まとめ
ハブ・多機能ハブ・ドッキングステーションでできることが違います。
挿したい機器を全部書き出して、それより1つ多い端子数を選んでください。
映像は解像度と書き換え回数に制限があります。仕様を確認してください。
動かないときは電力不足が最も多い原因です。
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