メンズのサイドゴアブーツはゴムで寿命が変わる。伸びで捨てない選び方

メンズのブーツ

僕がサイドゴアブーツで最初に履き潰した一足は、革もソールもまだ生きていました。捨てた理由は両脇のゴムです。伸びきって足首が留まらなくなり、駅の階段を下りるたびにかかとが浮く。革は磨けば戻るのに、ゴムだけは戻りません。

だからサイドゴアを選ぶとき、僕が最初に見るのはゴムの面積と、そのゴムを後から替えられる作りかどうか。デザインや革の質はその次で構いません。ここを外すと、見た目はきれいなのに履けない靴が下駄箱に残ります。

この記事で挙げるのは3足です。雨でも毎日履き倒す前提のブランドストーン、黒い足元で服を締めるドクターマーチン、伸びたゴムを交換しながら長く使うリーガル。値段の順ではなく、どこで寿命が来るかの順に並べました。

この記事を書いた人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。

洋服には累計で2,000万円ほど、いまも年間300万円くらい使っています。綺麗め・大人シンプルが軸ですが、着るものの幅は広いほうです。スーツは既製もオーダーも実際に買って比べましたし、「高いものが正解だった買い物」も「値段ほど差がなかった買い物」も、同じくらい経験してきました。

だからこのブログでは、値段ではなく、どこを見れば外さないかを書いています。手元にないものは「レビュー」とは書かず、条件で振り分ける形にしています。

YouTubeでは日常Vlogをメインに発信しています

目次

ゴムを替えられる靴を選べば、サイドゴアは長く履ける

先に結論から。サイドゴアブーツの寿命は、革でもソールでもなく脇のゴム(エラスティック)で決まります。そして、そのゴムを靴修理店で入れ替えられる作りかどうかで、同じ「そろそろ緩んできた」という状態が、買い替えの合図にもなれば、直せば済む話にもなる。

グッドイヤーウェルト製法の靴は、アッパーとソールを細い革の帯で縫い合わせてあります。縫ってあるということは、ほどいて付け直せるということ。ソール交換ができるのと同じ理屈で、脇のゴムも布ごと交換の相談ができます。一方、ソールを直接成型して圧着した靴は、そもそも分解を前提に作られていません。手軽さと引き換えに、伸びたら終わりという条件が付いてきます。

どちらが上という話ではない、というのが僕の立場です。分解できない靴は、そのぶん作りが単純で、雨や汚れに対して神経を使わずに済む。直せる靴は、直せるかわりに手間と金額を引き受けることになる。自分がその靴に何をさせたいのかで、正解はきれいに入れ替わります。

この違いを踏まえて、3足の立ち位置を先に置いておきます。

モデル寿命の来かたこう考える人に
Blundstone ORIGINALS #510ゴムが伸びた時点で買い替え雨と脱ぎ履きの速さを最優先したい
Dr.Martens 2976 MONOゴムが伸びた時点で買い替え黒い足元で服全体を締めたい
REGAL 44KL ショートサイドゴアゴムもソールも交換して継続仕事でも履いて10年単位で使いたい
「寿命の来かた」は製法から見た目安です。ゴムの緩み方は履く頻度で変わります。

3足のうち2足は「伸びたら買い替え」の側にあります。それでも僕がこの2足を外さないのは、脱ぎ履きの速さと見た目の強さが、直せることと同じくらい実用の価値だと思っているからです。何年で履き替える靴なのかを分かって買えば、緩んできたときに落ち込まずに済みます。

ゴムが伸びるとき、足元では何が起きているか

面積が広いほど速く履けて、速く緩む

サイドゴアのゴムは、履くたびに引き伸ばされて戻る運動を繰り返しています。足を入れる瞬間にいちばん伸び、歩いているあいだは足首を締め続ける。ゴム面積の広いモデルほど開口部が大きく開くので、出し入れは圧倒的に速い。ただし、その広さは伸びしろの大きさでもあります。

脱ぎ履きの速さと、ゴムのへたりにくさは、同じ部品の裏表です。ここはトレードオフだと割り切ったほうが選びやすい。毎日ドアの前で靴べらを探すのが嫌なら広いゴムを選び、そのぶん寿命は短いと最初から見込んでおく。

かかとが抜ける原因は足首よりも甲にある

「サイドゴアはかかとが浮く」とよく言われますが、僕の実感では足首の細さより甲の高さのほうが効いています。甲が浅い作りの靴に薄い足を入れると、足首のゴムだけで靴を吊っている状態になり、歩くたびに踵が上下する。ゴムが新品のうちは締め付けでごまかせても、緩んだ瞬間に一気に破綻します。

対策は単純で、厚手の靴下を前提にサイズを決めることと、中敷きを一枚足して甲の隙間を埋めること。買ってから足すのではなく、試着の段階で厚手の靴下を履いていくのが確実です。逆に、甲が高い人は同じ靴で真逆の悩み方をします。ゴムが張って足の甲を押してくるので、履き口の広さより甲の余裕で選ぶことになる。同じモデルの評判が人によってまるで違うのは、たいていここが理由です。

緩みは何年で来るのか、という問いへの答え方

「何年もちますか」と聞かれることがありますが、年数では答えられません。同じ靴でも、週5で履く人と月2回の人では負荷がまるで違う。目安にするなら年数ではなく、履いた回数と、脱ぎ履きのときにどれだけ乱暴に扱ったかです。

緩みのサインは分かりやすく出ます。歩いていて踵が浮く、階段を下りるときに靴の中で足が前に滑る、脱ぐときに手を使わなくても抜ける。この3つのうち2つが揃ったら、そろそろ次を考える時期。逆に言えば、ここに至るまでは気にせず履き倒していい。

メンズのブーツ(1)

雨の日も含めて毎日履くなら、出し入れの速さを取る

僕がいちばん出動回数の多いサイドゴアは、結局いちばん雑に扱える一足でした。玄関で足を突っ込んで、そのまま出る。帰ってきたら踵を踏むようにして脱ぐ。この速さは、天気が悪い日の外出のハードルを本当に下げてくれます。

Blundstone ORIGINALS #510 BS510089 は、その用途の代表です。ゴム面積が広く、両脇のタブを引くだけで足が収まる。レザーアッパーとインジェクション成型のソールなので、多少の雨なら気にせず踏み出せます。通勤でも旅行でも、履く回数で元を取る靴。

ただし、防水をうたった靴ではありません。水たまりに突っ込んでいい、という意味に取らないでください。それでも雨の日の候補になるのは、縫い合わせではなくソールを直接成型した作りで、水の入り口になる継ぎ目が少ないからです。それと、濡らしても惜しくない金額に収まること。降ったら諦めて、帰ったら乾かす。その距離感で付き合える人に向いた靴です。

寿命の話は、この靴でいちばん分かりやすく出ます。ソールが一体で成型されているためオールソール交換ができず、履き潰したら買い替え。甲が浅い作りなので、足首や甲の細い人はかかとが浮きやすい。ゴムが伸びてくると歩くたびに脱げかけるようになり、革が無事でも引退が決まります。ジャケットやスラックスに寄せるのも得意ではありません。それでも、雨の日に迷わず手が伸びる靴が一足あることの価値は大きい。

Blundstone ORIGINALS #510 BS510089

Blundstone ORIGINALS #510 BS510089

参考価格 28,600円前後

脱ぎ履きの速さと雨を最優先する人。通勤・旅行・毎日履きの1足

黒い足元で服を締めたいなら、主張のある一足を

綺麗めの服を着ていても、足元が弱いと全体がぼやけます。特に上下を落ち着いた色でまとめた日は、黒くて存在感のあるブーツが一足あるだけで画面が締まる。僕がサイドゴアを「実用品」ではなく「服の一部」として選ぶときは、ここを狙います。

Dr.Martens 2976 MONO チェルシーブーツ は、その分かりやすい答えです。ゴムパネルの面積が広いモデルの代表で、脱ぎ履きは速い。黒いアッパーと厚いソールが塊で目に入るので、パンツの裾から覗いた瞬間に足元が主役になります。デニムでもワークパンツでも受け止められる強さがある。

ここで一つ注意があります。2976という型番は、色やステッチの違うモデルが同じ名前で横に並びます。足元を黒の塊として見せたいなら、選ぶのはステッチまで黒で統一されたMONO。型番だけを頼りに探すと、狙った顔つきとは別の一足が届きます。買う画面で色の名前まで確かめてください。

弱点も相応にはっきりしています。片足がずしりと重く、一日歩き回った日は脚に残る。履き始めは革が硬く、踵とくるぶしが当たって靴擦れになりやすい。ソールが厚いぶん、スラックスやジャケットの日には足元だけ浮きます。そしてゴム部が広いので、伸びてきたときの足首の緩みも大きく、かかとが抜けやすくなる。履き始めのひと月は毎日連続で履かないほうが、革が落ち着いて結果的に長持ちします。

Dr.Martens 2976 MONO チェルシーブーツ

Dr.Martens 2976 MONO チェルシーブーツ

参考価格 22,330円前後

本命。黒で足元を締めたい人/見た目の主張が欲しい人

直しながら10年使うつもりなら、縫ってある靴を選ぶ

ここまでの2足は、伸びたら替えるという前提で選ぶ靴でした。逆に、同じ一足を直しながら使いたい人には、最初からその余地がある靴を勧めます。

REGAL 44KL ショートサイドゴア 44KLCC は、グッドイヤーウェルト製法です。ソールが減ればオールソール交換ができ、脇のゴムが伸びても靴修理店で相談できる。この記事の主題である「ゴムの伸びで寿命が決まる」に対して、唯一の抜け道になる枠がここになります。仕事でも履ける顔つきなので、出社日と休日の両方に回せるのも効率がいい。

代わりに、気軽さは手放すことになります。3万円台後半で値引きも少なく、思いつきで買える金額ではありません。ビジネス寄りの表情なので、私服に合わせると真面目に見える日がある。革は硬く、履き慣らしの時間も要ります。雨の日にブランドストーンほど無造作には履けず、防水ケアが前提。手入れの手順は革靴の正しいお手入れ方法にまとめてあるので、買う前に読んでおくと最初の一か月で差が出ます。

金額の見方も一つ添えておきます。直せる靴は、買う瞬間がいちばん高くて、そのあとに修理代が乗っていく買い物です。直せない靴は、買う瞬間が安いかわりに、寿命が来たら同じ額をもう一度払う。どちらが安いかは、その靴を何年履き続ける気があるかで決まります。飽きる可能性まで含めて考えたほうが、正直な答えが出ます。

REGAL 44KL ショートサイドゴア 44KLCC

REGAL 44KL ショートサイドゴア 44KLCC

参考価格 36,300円前後

長く使う上位。仕事でも履く人/直しながら10年単位で使いたい人

それぞれが合う人、合わない人

同じサイドゴアでも、3足は向いている生活がはっきり違います。ここを外すと、値段の高い靴を買ったのに出番がないという事態になりかねません。僕の周りで実際に起きているのも、たいてい「良い靴なのに履いていない」のほうです。

ブランドストーンが合うのは、玄関に立っている時間を1秒でも減らしたい人。営業で外回りが多い人や、子どもを連れて出る機会が多い人にも向きます。合わないのは、細身のスラックスやジャケットが日常着になっている人。足元だけがぽってりして、上半身の努力が沈みます。

ドクターマーチンが合うのは、服の色数を絞って着る人です。上下が地味なほど黒いブーツが効きます。合わないのは、一日に1万歩以上歩く人。重さは着実に効いてくるので、移動の多い日に選ぶと夕方に後悔する。

リーガルが合うのは、同じ靴を長く履くことに価値を感じる人。修理に出す前提の買い物ができるなら、これがいちばん安く付きます。合わないのは、天気を気にせず突っ込みたい人。雨の日に躊躇なく履ける靴を求めているなら、他の2足のほうが心が軽い。

服との合わせ方で迷ったときの目安

サイドゴアは、パンツの裾との関係で印象がほぼ決まります。裾が靴に触れるくらいの長さなら、足元は自然に馴染む。裾を上げて足首を見せると、ブーツの存在感が前に出ます。厚いソールの靴ほど、裾を長めに取ったほうが落ち着く。

色については、黒を選んでおけばまず外しません。茶系は服を選びますが、当たると洒落て見える。僕は最初の一足に黒を、二足目で茶を足しました。この順番なら、二足目を買う頃には自分の合わせ方が分かっています。

買う前に決めておきたいこと

通販で買うときの確認

  • 同じ型番でも正規取扱・並行輸入・中古が同じ画面に並ぶ
  • 並行輸入は保証の扱いが国内正規と異なることがある
  • 色やステッチ違いが同じ型番で並ぶので商品名まで読む
  • 中古はゴムがすでに伸びている可能性を見込む

ブランドのブーツを通販モールで探すと、正規の取扱店、並行輸入、それに中古が同じ検索結果に混ざります。値段だけで並べ替えると、安い順の上位が中古や並行輸入で埋まることも珍しくない。サイドゴアの場合、中古は特に注意が必要です。革の傷は写真で分かっても、ゴムのへたりは写真では判断できません。

サイズについては、厚手の靴下を履いて試すのが基本。実店舗で足を入れてから通販で買うのは、僕もよくやります。

メンズのブーツ(2)

伸びを遅らせる履き方と、減ったソールの扱い

ゴムの寿命は、履き方でそれなりに変わります。僕が意識しているのは3つ。足を入れるときにタブをまっすぐ引くこと、脱ぐときに踵を踏まないこと、そして同じ靴を毎日続けて履かないこと。特に3つめは効きます。ゴムは休ませているあいだに戻るので、2足を交互に回すだけで緩むまでの時間が変わってくる。

ソールの減りは別の話です。踵の外側だけが斜めに削れていくのは歩き方の癖なので、減りきる前に手を打ったほうが安い。交換できない製法の靴なら、シューグーでのソール補修で延命する手もあります。完全な修理ではないものの、買い替えを半年先送りできれば十分もとは取れる。

革の手入れは、月に一度ブラシをかけて汚れを落とし、乾いてきたら薄くクリームを入れる程度で足ります。ここで大事なのは、ゴムの部分にクリームを塗り込まないこと。油分はゴムを傷めます。境目は布で拭くだけにしておきましょう。

どの一足から始めるか

3足を並べてきましたが、最初の一足で迷うなら基準は単純です。週に何回履くかで決めてください。週3回以上履くつもりなら、出し入れが速い靴のほうが結局よく使う。週末だけなら、直しながら長く使える靴の元が取れます。

そして、伸びたゴムは失敗ではありません。よく履いた証拠です。僕は一足目のブーツを3年で見送りましたが、その3年で得た「自分は脱ぎ履きの速さを何より優先する」という結論は、二足目以降の買い物をずっと楽にしてくれました。足元の見え方をもう少し変えたい人は、身長が盛れるスニーカーの話も合わせて読んでみてください。

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※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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