予定はスマホで管理していて、紙の手帳は使っていない。そういう人が大半だと思います。僕もそうです。ただ、紙のほうが速い場面は確実に残っていて、そこだけ紙にすると効率が上がります。
紙が勝っているのは「置いておけること」
スマホは画面を消すと内容も消えます。紙は開いたまま机に置いておける。これが一番大きな違いです。
会議中に前回の議事メモを開いたまま横に置く、作業中に手順を見ながら進める。こういう場面では紙のほうが速い。
画面を切り替える必要がないので、作業の途中で気が散らないという利点もあります。
書く速さでも紙が有利な場面
文字を打つより手で書くほうが遅い、というのは整った文章の話です。
図を描く、矢印でつなぐ、囲む。こういう非直線的な記録は紙のほうが圧倒的に速い。
| 記録の種類 | 速いのは | 理由 |
|---|---|---|
| 決まった予定 | スマホ | 通知と共有ができる |
| 議事メモ | どちらでも | 場面による |
| 図や関係の整理 | 紙 | 線と囲みが自由 |
| 思いつきの記録 | 紙 | 開く手間が少ない |
| 共有する資料 | スマホ | そのまま送れる |
つまり全部を紙にするのではなく、図と思いつきだけ紙にするのが効率的です。
大きさは持ち歩くかどうかで決まる
机に置きっぱなしにするなら大きいほうが書きやすい。持ち歩くなら、バッグに入れても邪魔にならない大きさが要ります。
手のひらに乗る大きさのものは、立ったまま書けるという利点があります。現場での記録が多い人には向いています。
大きさの選び方
- 机に置く:大きめ。図が描ける
- バッグに入れる:中くらい。書類と一緒に入る
- ポケットに入れる:小さめ。立ったまま書ける
- 複数持つ:用途で分けると探す時間が減る
迷ったら中くらいの大きさが無難です。書類と一緒にバッグに入り、図も描ける。一冊で済ませるならここになります。
綴じ方で使い勝手が変わる
糸で綴じたものは、開いたときに平らになりやすく、見開きで使えます。
リングで留めたものは、折り返して片面だけ使えるので狭い場所で書きやすい。ただしリングが手に当たります。
書いたページを外して渡すことがあるなら、切り離せるものを選んでください。この一点で選ぶ理由になることもあります。
紙とスマホをどうつなぐか
紙で書いたものが行方不明になるのが、紙の最大の弱点です。これは撮影して残すことで解決します。
会議が終わったらその場でページを撮る。検索はできませんが、日付でたどれば見つかります。
撮る前提なら、書くときにページの上に日付と件名を書いておくと後で探しやすい。この一手間だけで、紙の弱点はかなり埋まります。
罫線の種類で使い勝手が変わる
横線が引いてあるもの、方眼、無地。この三つで、書けるものが変わります。
| 罫線 | 文章 | 図 | 使いやすさ |
|---|---|---|---|
| 横線 | 書きやすい | 描きにくい | メモ中心の人向け |
| 方眼 | そこそこ | 描きやすい | 一番汎用的 |
| 無地 | 書きにくい | 自由 | 図が中心の人向け |
| 点だけ | そこそこ | 描きやすい | 線が目立たず見やすい |
図と文章の両方を書くなら方眼が扱いやすいです。線を引くときの基準にもなり、文字の大きさも揃えやすい。
無地は自由ですが、文字が斜めになります。後から読み返すことが多いなら、方眼か点だけのものを選んでください。
弱いところも書いておく
紙は検索できません。三か月前のメモを探すのに10分かかることがあります。撮影して残しても、検索できないのは同じです。
重さもあります。中くらいの大きさのノートで300グラム前後。毎日持ち歩くなら無視できない重さです。
そして、使い切れずに終わることが多い。一年用の手帳を買って、三月には白紙という経験は誰にでもあると思います。
だから最初から薄いものを選ぶか、予定はスマホに任せて、紙は図と思いつきだけに使う。この割り切りが一番続きました。
続けるための工夫
手帳が続かない一番の理由は、「きれいに書こうとすること」だと思っています。
字が汚くてもいい、書き殴っていい、途中で終わってもいい。そう決めた瞬間から続くようになりました。
もう一つが、置き場所です。バッグの奥に入っていると開きません。机の上に出しっぱなしにするか、バッグの一番取りやすい場所に入れる。
一年用ではなく、薄いものを使い切って買い足す形にすると「途中で終わった感」がなくなります。これも続けるうえでは効きました。
日付を入れる欄が印刷されていないものを選ぶのも手です。空白の日付が並ぶと、使えていないことが可視化されて余計に開かなくなります。書いた日だけ日付を書けば十分です。
続いてきたら、月に一度だけ見返す時間を作ってみてください。書きっぱなしでも役目は果たしていますが、見返すと「同じことを三回書いている」のに気づくことがあります。それは頭の中で片づいていない案件の印で、次にやることがそこから決まる。見返しの日は月末でも月初でもよく、数分あれば足ります。手帳を「書く道具」から「気づく道具」に変えるのは、この数分の習慣のほうです。スマホのリマインダーに月一の予定として入れておけば、忘れずに回ります。
あわせて読みたい
- 書く道具はボールペンの選び方もどうぞ。
- 持ち物を減らすなら出張のパッキングの記事もどうぞ。
最後にひとこと
紙が勝っているのは開いたまま置いておけることと、図を描く速さです。
全部を紙にせず、図と思いつきだけ紙にすると効率が上がります。
紙は検索できません。撮影して残し、日付と件名を書いておくと弱点が埋まります。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント