冬になるとすねや腕の外側が白く粉をふく。掻くと余計に粉が出る。経験がある人は多いはずです。
出る場所はだいたい決まっています。皮脂腺が少ない場所です。仕組みが分かれば打ち手も決まります。
この記事でわかること
- 粉をふく仕組み
- 出やすい場所が決まっている理由
- 塗るタイミングと量
- 掻いてしまったときの対処
剥がれかけた角質
肌の表面は一定の周期で入れ替わっています。古くなった角質は自然に剥がれ落ちるのですが、通常は目に見えないほど細かい。
乾燥するとこの剥がれ方が乱れてまとまった塊で剥がれます。それが白い粉として見える。
つまり粉は乾燥の結果であって汚れではありません。洗って落とすものではない。
出やすい場所
| 場所 | 皮脂腺 | 粉をふきやすさ |
| すね | ほとんど無い | 最も出やすい |
| 腕の外側 | 少ない | 出やすい |
| 太もも・ふくらはぎ | 少ない | 出やすい |
| 背中・腰 | 中 | 場所による |
| 胸・腹 | 多い | 出にくい |
皮脂腺の分布とほぼ一致します。皮脂という蓋が無い場所から水分が抜けていくということです。
だから対処も明確です。その場所に外から蓋をする。全身に塗る必要はありません。
塗るタイミング
風呂上がり10分以内が最も効きます。肌が水分を含んでいる状態で蓋をするのがいちばん効率がいい。
乾いてから塗ると蓋をするだけで中身が足りない状態になります。効き方が変わってきます。
脱衣所に置いておけば流れで塗れます。取りに行く手間が続かない最大の原因なので置き場所から設計する。
量が足りていないことが多い
体は面積が広いので思っているより量が要ります。少量を薄く伸ばすと効果が出ません。
目安として、塗ったあとに少ししっとりする程度。すぐさらさらになるなら足りていない可能性があります。
高いものを少量使うより安いものをたっぷり使うほうが体には向いています。
剤形で続けやすさが変わる
| 剤形 | 性格 |
| ミルク・ローション | 伸びが良い。広い面積向き |
| クリーム | 保湿力は高い。局所向き |
| 泡タイプ | 一瞬で広がる。ベタつきにくい |
| スプレー | 背中など届かない場所に |
| オイル | 蓋の役割。水分と併用する |
続かない理由の多くは塗るのに時間がかかることです。剤形を変えるだけで解決することがあります。
冬はクリーム、夏はミルク。季節で変えるという運用も現実的でしょう。
掻いてしまったとき
掻くと角層が削られてさらに乾きやすくなります。痒み→掻く→乾く→痒い、という循環に入ります。
傷ができればそこから炎症になることもある。爪を短くしておくだけでも被害は減ります。
痒いときは掻くより冷やす。保冷剤をタオルで包んで当てると一時的に収まります。
衣類の影響
ウールやチクチクする素材は乾燥した肌には刺激になります。直接肌に当たらないよう下に一枚着る。
化繊で静電気が起きやすいものも痒みにつながることがあります。綿の肌着を挟むだけで変わることがあります。
洗剤や柔軟剤が残っている場合もあります。すすぎを増やしてみるという確かめ方もあります。
暖房と湿度
エアコンの暖房は空気を乾かします。肌からの蒸発も速くなるので、冬の乾燥を悪化させる要因になります。
加湿するか、風が直接当たらないようにする。寝室の湿度は一晩の影響が大きいので優先度が高い。
濡れタオルを1枚干すだけでも体感は変わります。費用のかからない対処です。
痒みが強いとき
保湿しても痒みが引かない、掻き壊してしまう、眠れないほど痒い。ここまで来ると化粧品の範囲を超えています。
皮膚科では保湿剤の処方もありますし、炎症を抑える治療もあります。保険が効きます。
市販の保湿剤を何本も試すより早く答えが出ることが多い。数か月悩む前に一度診てもらう価値があります。
秋のうちに始める
粉をふいてから始めるより、その前から塗っておくほうが楽に済みます。
毎年同じ時期に出るならその1か月前から。予防のほうが手間も費用も小さい。
痒みが出てからでは掻いて悪化する段階まで進んでいることが多いためです。
手放しでは勧めない点
この記事の結論は「風呂上がりにたっぷり塗る」だけです。目新しいことは書けません。
ただ、これができていない人が多い。面倒だから、ベタつくから、取りに行くのが手間だから。
剤形と置き場所を変えると続くようになります。製品の性能よりそちらのほうが結果に効きます。
冬の服装
厚着をすると室内で汗をかき、外に出ると急に冷える。この繰り返しも肌には負担になります。
脱ぎ着しやすい重ね方にすると汗をかく量が減ります。汗が乾くときに水分も持っていかれるので、かかない工夫のほうが有利です。
肌に直接触れる一枚を柔らかい素材にするだけでも痒みは変わります。上に何を着るかより内側の一枚のほうが効きます。
粉を洗い流そうとしない
白い粉が気になると洗って落とそうとしてしまいがちです。ところがこれは逆方向です。
粉は乾燥の結果なので、洗えばさらに乾きます。洗浄料を使う回数を増やすほど粉は増えるという関係になります。
やることは洗うことではなく塗ることです。ここを取り違えると一冬まるごと悪化させることになります。
10分以内に塗る話は風呂上がりの記事にまとめています。
皮脂腺が無い場所に蓋をする
粉をふくのは皮脂腺が少ない場所です。すね、腕の外側、太もも。出る場所は決まっています。
風呂上がり10分以内に、その場所へたっぷり塗る。保湿の考え方は基本ガイドにまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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