バイレード イレブンス アワー|秋の夕方に映える甘さと乾いた余韻

夕暮れの湖と木々のシルエット

冷え込みはじめた夕方、コートを羽織って玄関で一吹きします。あの一瞬のために僕はこの香水を置いています。結論から言うと、イレブンス アワーは万人に勧める一本ではありません。ただ、ハマる季節と時間帯に当てたときの当たり方は、値段を忘れさせるほど強いんですよ。この記事では、香りがどう動くか、どこで弱点が出るか、そして50mLがどんな速さで減っていくかまで書きます。

この記事でわかること
– トップからベースまで、香りが何時間でどう入れ替わるか
– 真夏に使いにくい理由と、体感の持続がどれくらいか
– 50mLという容量が、実際の生活でどのくらい保つか
– どんな服装・時間帯に当てると化けるか

BYREDO Eleventh Hour (イレブンス アワー) オードパルファム 50mL

BYREDO Eleventh Hour (イレブンス アワー) オードパルファム 50mL

参考価格 19,580円前後

秋冬に纏う、甘く濃厚な香りが好きな人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:イレブンス アワー は「甘いのに湿っぽくない一本」

僕にとってこの香水は、甘さと乾きが同時に来る珍しい立ち位置にいます。ラムとトンカビーンが入っているぶん、最初に届くのは甘さです。ところが飲み物みたいなベタつきが残らず、最後はカシミアウッドの乾いた面で終わってくれる。だから甘い香りが苦手な人でも、腕に乗せた三十分後には印象が変わることが多いんですよ。

理由は構成にあります。公式表記のトップはベルガモットとバン ティムール、ハートにラム、キャロットシード、ワイルドフィグ、ベースにトンカビーンとカシミアウッド。甘い素材と、青くて乾いた素材が同じ層に同居しています。甘さだけが独走しない設計になっているわけです。

たとえば、厚手のニットにウールのコートを重ねた日。首元から立ち上がってくるのは、無花果を割ったときのあの青い匂いと、濃く淹れた紅茶に少しだけ砂糖を落とした温度です。甘い、の一言では足りないくらい細かい香りだと思っています。その細かさにつられて、毎年十月にまた瓶を出してくるわけです。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
甘さと乾きが同居していて飽きない
色気 ★★★★☆
甘さのあとに来る乾いた木で大人びる
万人受け ★★★☆☆
甘さの好き嫌いがそのまま出る
持続 ★★★☆☆
体感で5〜6時間、香りが動くのは3時間まで

Ryo

気に入っているかどうかは、いつも残量のほうが先に教えてくれました。

バイレード イレブンス アワー の基本情報

僕の場合、この香水を手に取るのは週に二、三回です。年間で言えば、十月から三月までの半年に偏っていて、夏場はほとんど触りません。つまり実働は年に六十日から七十日くらい。この頻度で50mLを買うと、どうなるか。

答えは「思ったより減る」でした。持続が長いタイプではないので、夕方にもう一度重ねる日が出てきます。一日一回で済まない日が月に何度かあるだけで、残量の下がり方は目に見えて変わりました。使う頻度そのものより、重ね吹きの回数が容量を食っていきます。ここが買う前に想像しにくいところでした。

金額の話も正面から書きます。50mLで19,580円。1mLあたりに直すと約392円です。手首と首の後ろに当てて、夕方にもう一度、という日を積み重ねると、この392円という数字は決して小さくありません。気軽に毎日ふりまく種類の買い物ではないと、はっきり言っておきます。100mLのサイズも用意されていますが、国内で見かけるのは50mLが中心です。

項目 内容
ブランド バイレード
香水名 イレブンス アワー
濃度 オー ド パルファム(公式表記 Eau de Parfum)
容量 50mL(100mLの展開もあり)
価格 19,580円(50mL)
1mLあたり 約392円
トップ ベルガモット、バン ティムール
ミドル ラム、キャロットシード、ワイルドフィグ
ベース トンカビーン、カシミアウッド
体感の持続 5〜6時間
数字は各商品ページの表記にもとづきます

もうひとつ、買う場所について触れておきます。バイレードは日本向けの公式オンラインストアを持っていません。国内で流通しているもののなかには、商品名に「海外通販」と書かれた出品も混じります。安く買う裏技を探すより、まず出品の表記を自分の目で確かめるほうが先です。

BYREDO Eleventh Hour (イレブンス アワー) オードパルファム 50mL

BYREDO Eleventh Hour (イレブンス アワー) オードパルファム 50mL

参考価格 19,580円前後

秋冬に纏う、甘く濃厚な香りが好きな人向け。

香りの変化

香りが動く時間を先に置いておきます。腕につけてから何が前に出るか、僕の体感でまとめました。

STEP 1|0〜30分

ベルガモットとバン ティムール

柑橘の明るさに、ぴりっとした刺激が混ざる立ち上がり

STEP 2|〜3時間

ラム、キャロットシード、ワイルドフィグ

甘さと青さが同時に来る、この香水のいちばんおいしい時間帯

STEP 3|それ以降

トンカビーンとカシミアウッド

肌に沈んで、乾いた木と粉っぽい甘さだけが残る

トップ

最初の三十分は、想像しているより明るいです。公式表記のトップはベルガモットとバン ティムールの二つ。瓶を開けた印象で「重そう」と身構えていた人ほど、腕にのせると拍子抜けするかもしれません。

前へ出てくるのは柑橘の明るさのほうで、バン ティムールのぴりっとした刺激は肌に鼻を寄せないと拾えません。それでも二つが重なると柑橘がきりっとします。爽やかというより「張りつめた明るさ」に近い感じです。この段階だけを嗅いで判断すると、この香水の本題を見逃してしまうでしょう。玄関で一吹きして、駅に着くころにようやく本編がはじまる、くらいの感覚で待つのが僕には合っていました。

ミドル

公式表記でハートノーツと呼ばれる層が、僕がこの香水を買った理由です。ラムの甘さ、キャロットシードの土っぽい青さ、ワイルドフィグの乳っぽい果実感。この三つが混ざると、食べ物の匂いギリギリの温度が生まれます。

無花果を割ったときの、あの白い断面の匂いを思い浮かべてください。そこに濃いめの紅茶とラムを少し垂らした温度が重なる。甘いのに、なぜか喉が渇くような乾いた印象も同時にあります。手持ちのウッディ系と比べると、この時間帯だけは明らかに「食べられそう」な方向へ振れました。

つけてから一時間から二時間半あたりが山です。人と向かい合って話す予定があるなら、その時間に合わせて逆算して吹くと、ちょうどよく当たります。

ベース

三時間を過ぎると、香りは急に静かになります。トンカビーンの粉っぽい甘さと、カシミアウッドの乾いた質感だけが肌に残る形です。

ここが好みの分かれ目でしょう。派手に主張しつづける香水を求めている人には物足りないはずです。逆に、香っていることを自分でも忘れたころに、腕を上げた拍子にふっと立ち上がる瞬間が好きな人には刺さります。僕は後者なので、この終わり方に何度も助けられました。ニットの袖口に残った翌朝の残り香が、とりわけ好きかもしれません。

正直な注意点

僕がこの香水に不満を持つ場面は、決まって二つでした。真夏の屋外と、夕方に香りが薄くなったときです。

注意

① 真夏に使うと甘さが膨らんで重くなる。ラムとトンカビーンの甘さが、汗と体温で前に出すぎるから
② 体感5〜6時間で薄くなる。この価格帯で一日中の持続を期待すると足りない

ひとつめの真夏。六月の終わりに一度だけ試して、それきりやめました。ラムとトンカビーンの甘い部分が温度で持ち上がって、青さや乾きが追いつかなくなるんです。屋内で冷房が効いていれば成立しますが、外を歩く予定があるなら僕は別の一本を選びます。

ふたつめは持続です。僕の腕だと、香りがはっきり動いているのは三時間まで。近づいた人に届く距離で残るのが五時間から六時間といったところでした。朝つけて夜まで、という使い方には向きません。だから重ね吹きが必要になって、結果として減りが速くなります。弱点がそのままコストに跳ね返る構造になっているわけですね。

合う人・合わない人

この香水は、好みがきれいに割れます。試さずに買うタイプの香りではないので、自分がどちら側かを先に確かめてほしいです。

こんな人に合う

  • ✓ 甘い香りを夜だけでなく昼にも使いたい人
  • ✓ 木の香りに少しだけ食べ物めいた温度が欲しい人

合わないかも

  • × 職場で香りをいっさい主張したくない人

甘さに抵抗がない人なら、まず外しません。甘いだけの香水に飽きてしまった人にも向いています。青さと乾きが入っているぶん、砂糖菓子のような単調さから遠いところにいるからです。

逆に、香りを完全に消しておきたい場面が生活の大半を占める人には勧めません。距離としては近いのですが、ラムと無花果の匂いは「何かつけているな」と分かるタイプです。無臭に近い状態を求めているなら、この一本は荷が重いはずです。

使う場所と時間

場面ごとの向き不向きを先に置きます。僕が実際に使ってみて、当たった場面と外した場面の記録です。

使う場面

仕事・オフィス 距離は近いが甘さは分かる。量を絞れば成立する
夜デート ハートの時間帯に照準を合わせやすい
休日 厚手のニットとウールに最高に合う
真夏 × 甘さが膨らんで重くなる

いちばん化けたのは、秋の終わりの土曜日、夕方から人と会う日でした。日が落ちるのが早くなって、外に出た瞬間に空気が冷たい。そういう日にコートの襟元で香ると、ラムと無花果の温度が体温側に寄って、ちょうどよく落ち着きます。

服装で言えば、ダークブラウンやチャコールの厚手のニット。ウールやスエードのような、表面に起毛のある素材との相性がいいと感じています。ツルッとした化繊のシャツだと、香りだけが浮いて聞こえることがありました。

時間帯は、日が傾いてからをおすすめします。昼の直射日光の下だと甘さが素直に出すぎて、少し子どもっぽくなります。気温が下がる時間に向かって使うほうが、この香水の設計に合っている気がするんですよね。

保管で中身は変わる

シーズンが終わると、この瓶は買ったときの紙箱に戻ります。香水の箱を残すかどうかは好みの問題だと思っていたのですが、この一本にかぎっては中身の側に理由がありました。どこに置いたかで、次に開けたときの立ち上がりが変わってくるんです。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際 × 夏のあいだ眠らせる瓶なので、窓際だと半年ぶんの光を浴びたまま秋を迎える
浴室・洗面所 × 使わない季節ほど湿気を吸って、それがシーズン初日の一吹き目に出る
暖房の近く × 十月から三月が出番なので、使う季節と暖房の季節がそのまま重なる
使いかけで半年以上あけるとき 冬しか使わない香りなので、夏場の置き場所こそ気をつける

最後の一行は、この香水ならではの事情です。僕は十月から三月しか使わないので、四月から九月は瓶が半年ほど眠ります。眠っている期間のほうが長いなら、その半年をどこで過ごさせるかのほうが大事なんですよね。箱に戻したら、あとはクローゼットの下段に押し込むだけです。

減り方の話に戻ります。この置き方をしてから、シーズン明けに開けた一吹き目が明らかに変わりました。前は「あれ、こんな香りだったかな」と思う年があったんです。今はシーズン初日でもトップのベルガモットがちゃんと立ちます。残量が半分を切ってからも、印象が痩せなくなりました。

レジの前で止まった三つの理由

買う前の僕が決済ボタンを押せずにいた理由は、はっきり三つありました。甘さ、金額、そして使える季節の狭さです。順番に、いまの答えを書いていきます。

買う前に迷った点

甘すぎて持て余さないか 甘いのは事実。ただし三時間後は乾いた木で終わるので、最後まで甘い香水ではない
二万円近い額を出す価値があるか 1mLあたり約392円は軽くない。毎日ふりまく前提なら向かない
半年しか出番が無いのでは その通りで、僕は十月から三月しか使わない

まず甘さでした。店頭で試した時点で甘いことは分かっていて、これを毎日つけている自分が想像できなかったんです。半年たったいまの答えは、半分だけ当たっていた、になります。ハートの時間帯は確かに甘い。ただ、三時間経ってからの姿はまったく別の顔で、乾いた木だけが残ります。甘さで判断するなら、ベースまで付き合ってから決めるべき一本でした。

次が金額です。ここは買ったあとも自分に言い訳できていません。50mLで19,580円という数字は、香水として気軽ではありません。ただ、僕はこの半年しか使わない前提で、一本が長く保つ買い方をしています。毎日使う一本ではなく、決めた季節の決めた時間帯に当てる一本。その割り切りができるかどうかで、この価格の見え方は変わってきます。

最後が季節でした。真夏に使えない香水にこの額を出すのか、と買う前の自分は何度も考えましたし、使い切る前に飽きるんじゃないかとも思っていました。結果は逆で、使う時期を絞ったぶん、秋が来るたびに新鮮なままです。弱点であることは変わりませんが、僕の中では個性のほうに寄りました。

まとめ

この記事のまとめ

  • ✓ 甘さと乾きが同居する構成で、最後はカシミアウッドの乾いた面で終わる
  • ✓ 体感の持続は5〜6時間、香りが動くのは三時間まで。重ね吹きで減りが速くなる
  • ✓ 50mLで19,580円、1mLあたり約392円。真夏を外して秋冬の夕方に絞ると化ける

半年しか使わない香水に二万円近く出すのは、傍から見ればもったいない話でしょう。それでも僕が置きつづけているのは、残量が減っていくのを見て「今年も冬が来た」と思えるからです。

買う前に確かめてほしいのは、甘さに耐えられるかどうかの一点だけ。そこさえクリアできるなら、秋の夕方に当てたときの手応えは、価格の重さに見合うだけのものがありました。

BYREDO Eleventh Hour (イレブンス アワー) オードパルファム 50mL

BYREDO Eleventh Hour (イレブンス アワー) オードパルファム 50mL

参考価格 19,580円前後

秋冬に纏う、甘く濃厚な香りが好きな人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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