レザー系の香水って、名前を並べても違いが分からなくて困りますよね。結論から言うと、バイレード 1996 は遠くまで飛ばす香りではありません。近い距離の相手にだけ届く一本です。僕の腕で追った濃さの落ち方と、つけ直しの間隔、それに49,500円という金額の受け止め方まで書きます。
この記事でわかること
- どのくらいの濃さで香って、どこまで届くのか
- つけ直しの間隔と、足す場所
- 買う前に知っておきたい弱点が二つ
- 噛み合う服装と時間帯
バイレードは日本向けの公式ECを持っていません。まずはブランド名から探せる入り口を、ひとつ下に置いておきました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:1996 は「近い相手にだけ届く香り」
1996 は、距離が近い人にだけ届く香水です。届く範囲がはじめから狭いからです。ブラックペッパーとレザーとパチュリがいっしょに香って、どれも乾いた匂いです。甘い香水のように空間へ広がっていく気配がありません。
実際、これをつけて電車に乗っても、隣の人が反応することはまずないです。向かい合って話す距離になって、はじめて相手の表情が少し動きます。すれ違いざまに気づかせる力は無いと思ってください。
人に気づかせたくてつける香水というより、近づいてきた相手にだけ渡す香水。そう受け取ると、この一本の使いどころは急に決まります。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
誰にも気づかれない日があっても、それで正解の香水です。
バイレード 1996 の基本情報
買うかどうかの天秤に乗るのは、容量と価格の二行だけです。100mLの一種類に、49,500円。この金額だと、まず小さいほうで試したくなりますよね。ところが、ほかのサイズがそもそも用意されていません。
濃度の表記はオードパルファムです。香りをつくっている材料として挙がっているのは、ブラックペッパーとレザーとパチュリの三つ。表にすると素っ気ない中身ですが、この素っ気なさが、そのまま香りの印象にもつながっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | バイレード |
| 商品名 | 1996 オードパルファム |
| 容量 | 100mL |
| 濃度 | オードパルファム |
| 香調 | ブラックペッパー、レザー、パチュリ |
| 価格 | 49,500円 |
| 僕の体感の持続 | 5〜6時間 |
100mLというのは、僕の使い方だと何年もかかる量です。毎日つける香水ではないので、一本で長く付き合う前提になります。裏を返せば、気に入って使い続けるほど、一プッシュあたりの重みは軽くなっていきます。買う前に一度、自分が月に何回この香りを使うかを数えてみると、49,500円の見え方が変わるはずです。
月に何回使うかの見当がついた人は、あとは現物の値段と突き合わせるだけです。ブランド名から一覧を開けるようにしてあります。

香りをつくっている素材
1996 は、三つの素材がいっしょに香る香水です。どれかが順番に登場するのではなく、はじめから三つで一つの塊になっています。役割で分けたほうが伝わるので、そのまま書きます。
ブラックペッパー:香り全体を引き締める
香りの外側の線を引いているのがブラックペッパーです。粒っぽい乾いた刺激が、全体の角を落とさずに残しています。甘さを足すというより、香りを引き締めるほうに働きます。1996 がきりっとして感じられるのは、この素材のおかげだと思っています。ここが無かったら、たぶんもっとぼんやりした香りになっていたはずです。
レザー:いちばん強く香る
1996 の顔はレザーです。動物っぽさの強い革とは違って、乾いていて、少しだけ埃っぽい。使い込んだ革のブックカバーを開いたときの匂いがいちばん近い、と僕は感じています。
この革が中心に据わっているおかげで、着ている服が柔らかい布でも、香りのほうに硬さが出ます。ニットやスウェットのようなゆるい格好の日ほど、この硬さがよく生きてくれました。
パチュリ:目立たないけれど欠かせない
レザーが浮かないように下から支えているのがパチュリです。土っぽさと、少し湿った木の感じ。単独では気づきにくいのですが、これが無かったら香り全体が薄くなるはずです。三つの中では地味な役ですが、1996 の温度をつくっているのはここだと感じています。
STEP 1|0〜30分
肌から少し離れても分かる濃さ
つけた直後がいちばん強い
STEP 2|〜3時間
腕を近づけると届く程度
濃さが半分くらいまで落ちる
STEP 3|それ以降
肌のすぐ近くだけ
すれ違いでは届かない
正直な注意点
弱点を二つ、先に書きます。一つめは入り口の高さです。用意されているのは100mLの一種類だけなので、小さい容量で試してから決める、という買い方ができません。49,500円をいきなり出すか、売り場で嗅いでから決めるかの二択になります。バイレードは日本向けのブランド公式ECが無く、国内の正規の売り場は三越伊勢丹のような百貨店が中心です。嗅いでから決めたいなら、そこまで足を運ぶ前提になります。
二つめは、場面を選ぶことです。乾いた革の香りなので、明るくて人の多い場所では浮きます。僕は一度、昼の打ち合わせにつけていって失敗しました。悪目立ちしたというより、場の空気とまるで噛み合わない感じ。真夏も同じで、汗と混ざると革の匂いが重くなります。気温が下がってからのほうが、素直に綺麗に聞こえてくれます。
この二つは使い方でごまかせる種類の話ではありません。買う前に飲み込めるかどうかで、満足度がそのまま変わります。
注意
① 100mLの一種類しかない。小さい容量で試してから決める買い方ができない
② 明るい場所と真夏に弱い。乾いた革が場の空気と噛み合わず、汗と混ざると重くなる
合う人・合わない人
向いているのは、香水を人に気づかせたいとは思っていない人です。届く範囲が狭いぶん、大勢に向かって主張する使い方をすると、金額に対して手応えがありません。向かい合って話す相手にだけ伝わればいい、という考え方の人にこそ噛み合います。
甘い香りに飽きた人にも勧めやすいです。ここまで乾いた方向に振り切った一本を持っていると、手札が一枚増えた感覚になります。冬のニットにも、革のジャケットにも、同じ顔でついてきてくれます。
逆に合わないのは、一本で毎日を回したい人。通勤にも休日にも同じようにつけたい人には、場面の狭さがそのまま不満になります。
こんな人に合う
- ✓ 近い相手にだけ伝わればそれで十分だと思っている人
- ✓ 甘い香りに飽きて、乾いた方向の一本がほしい人
合わないかも
- × 一本を毎日どこにでもつけて回したい人

使う場所と時間
いちばん噛み合うのは、秋から冬にかけての夕方です。日が落ちてから出かける日に、濃紺のニットを着て、革の靴を履く。布の柔らかさと香りの硬さがちょうど釣り合います。夕食に出かける三十分前につけるのが、いまの僕の型になりました。
つけ直しの話をします。僕の腕での体感は5〜6時間なので、夕方につけて夜に解散する日なら、途中で足しません。足すのは、昼から夜まで続く日だけです。目安は四時間で、足す量は一プッシュだけにしています。
大事なのは足す場所です。最初は胸の上、素肌に二プッシュ。足すときは同じ場所に重ねず、うなじの下あたりへ一プッシュに変えます。同じところに重ねると、そこだけ濃くなって、自分で気持ち悪くなるからです。手首は避けるようになりました。手を動かすたびに香りが立ち上がって、食事の席では邪魔になります。
足すかどうかを自分の鼻で決めないのも、地味に大事でした。つけている本人は慣れて分からなくなっているだけ、ということがほとんどです。僕は鼻を信じるのをやめて、時計を見て決めるようにしています。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | 昼の明るい会議室では場と噛み合わない |
| 夜デート | ◎ | 向かい合う距離でちょうど届く |
| 休日 | ○ | 秋冬の夕方の外出なら綺麗にはまる |
| 真夏 | × | 汗と混ざると革が重くなる |
保管で中身は変わる
100mLを何年もかけて使う前提の香水なので、置き場所の話はほかの一本より重く響いてきます。僕は買ったときの箱に戻して、クローゼットの棚へ立てるようにしました。中身の色や香りが変わってから気づいても、49,500円は戻ってこないからです。
香水を洗面台に並べておくと格好いいのは分かるのですが、あそこは一日に何度も湿度と温度が動く場所です。せめてこの一本だけは、暗くて動きの少ないところに置いてください。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 光と熱で香りの出方が変わる |
| 浴室・洗面所 | × | 湯気と温度差がこもる |
| 暖房の近く | × | 熱が当たり続ける |
| 箱から出しっぱなし | × | 100mLは使い切るまでが長く、その間ずっと光に晒される |
口コミの読み方
レザーの香水なんて年上の人がつけるもの、と昔の僕は決めつけていました。値段を聞いて「高いだけでしょ」と口に出したこともあります。いまは反対側に立っているので、当時の自分に返すつもりで書きます。
口コミの読み方
| 高すぎる | 100mLで49,500円は動かない事実。ただし小分けが無いぶん、気に入れば一本で何年も回せる | |
| オジサンっぽい | 乾いた革をそう感じる人はいる。若い服装に合わせると印象が変わる | |
| 季節を選ぶ | そのとおり。真夏を外して気温が下がってから使うと噛み合う |
持続が短いと書かれている感想を見かけたら、その人がどこにつけたかを想像してみてください。この香水は届く範囲が狭いので、服の上から遠くへかけると、本人が香りを見失います。素肌の近くに置いてやれば、僕の腕では5〜6時間ちゃんと残ってくれました。評価が割れているのは、香水そのものより使い方のほうが割れているせいだと僕は見ています。
まとめ
1996 は、遠くの人に届かせる香水ではありません。向かい合った相手にだけ渡す、乾いた革の一本です。ブラックペッパーとレザーとパチュリがいっしょに香って、僕の腕では5〜6時間残ります。
100mLで49,500円という入り口の高さと、明るい場所や真夏に弱いところは、買う前に飲み込んでおきたい弱点です。それでも、秋の夕方に濃紺のニットを着て出かける日に、これ以上噛み合う香りを僕はまだ持っていません。
この記事のまとめ
- 乾いた革が中心の、向かい合う距離にだけ届く一本
- 僕の腕での体感の持続は5〜6時間、足すなら四時間で一プッシュだけ
- 明るい場所と真夏を外し、秋冬の夕方に合わせると噛み合う
秋が深まる前に一本、と考えている人は、いくらで出ているかだけでも先に見ておくと決めやすくなります。
※本記事はプロモーションを含みます

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