出社前に歯科の定期健診を入れた夏の朝、待合室で自分の香りが壁に当たって返ってきました。K バイ ドルチェ&ガッバーナ を1年つけ込んだいま思うのは、あれが香水の問題というより僕の場所選びの問題だったということです。結論から言うと、これは近い距離の相手にだけ効かせる一本でした。僕の腕での続き方、浮いた場面、合う服装まで書いていきます。
この記事でわかること
- K バイ ドルチェ&ガッバーナ がどんな香り方をして、僕の腕でどのくらい続いたのか。
- 100mLで9,867円という条件を、1年つき合った側からどう受け止めるか。
- 浮いた場面と噛み合った場面、そして買う前に知っておきたい二つの弱点。
DOLCE&GABBANA K by Dolce&Gabbana オードトワレ 100mL
参考価格 9,867円前後
オレンジの果実感から始まり針葉樹を経てアーモンドの甘さへ変わる香りを楽しみたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:K バイ ドルチェ&ガッバーナ は「半径50センチで完成する香り」
この香水の性格は、人との距離にそのまま出ます。腕1本ぶん離れた相手にはきちんと届いて、そこから先へは広がっていきません。つけている本人より、向かい合った相手のほうがよく分かる香りでした。僕の鼻で言うなら、クリーニングから戻ってきたウールのジャケットをビニール袋から出した瞬間、あの乾いた匂いがいちばん近いところにあります。そこへ、袖に自分の体温が移ったときの丸みがひとさじ乗る感じでしょうか。華やかさで人を振り向かせる方向とは違って、近づいた人にだけ手札を見せてきます。
買ったのは、手持ちのオードトワレをちょうど1本使い切ったタイミングでした。店頭の試香紙では正直そこまで刺さっていなくて、手が伸びかけたのは隣に並んでいた、もっと甘い方向の瓶です。決め手になったのは、手首につけたまま30分ほど売り場を歩き回ったこと。紙の上と肌の上でここまで印象が入れ替わった香水は、僕にとって初めてでした。レジに持っていったときの気持ちは、惚れ込んだというより「これは自分の腕で確かめないと分からないやつだ」という好奇心に近かったです。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★☆
色気に4を付けたのは、この1年で名前を聞かれた場面が二回とも距離の近いところだったからです。反対に万人受けが3で止まるのは、場所を選ぶ性格がはっきりしているからでしょう。誰にでも勧められる香水ではなく、置きどころが決まっている香水という言い方がしっくりきます。
ドルチェ&ガッバーナ K バイ ドルチェ&ガッバーナ の基本情報
香水売り場で最後まで決められないのが容量です。この一本を国内で探すと、手が届く形はだいたい100mLに寄ります。小さい瓶を探し回るより、1年つき合う前提で100mLを取ったほうが結果として気楽でした。100mLで9,867円でしたから、1mLに直せば100円弱の計算。毎朝2プッシュ吹いても、瓶の肩が下がっていく速度はゆっくりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ドルチェ&ガッバーナ |
| 商品名 | K by Dolce&Gabbana オードトワレ |
| 剤形 | オードトワレ |
| 容量 | 100mL |
| 価格 | 9,867円 |
ボトルは角のはっきりした四角い形で、棚に立てても倒れる気配がありません。ただし100mLの瓶は素直に重たいので、旅行にそのまま放り込む気にはなれませんでした。持ち出すならアトマイザーに移す前提で考えたほうが現実的です。剤形はオードトワレですから、朝つけて夜まで引っぱる設計とは違うのだと最初に腹をくくっておくと、あとで裏切られた気分になりません。
DOLCE&GABBANA K by Dolce&Gabbana オードトワレ 100mL
参考価格 9,867円前後
オレンジの果実感から始まり針葉樹を経てアーモンドの甘さへ変わる香りを楽しみたい人向け。

1年つけて分かった香り方の癖
この香水の性格は、濃さと届く距離のほうに出ます。吹いた直後がいちばん濃くて、そこから先は薄まるというより肌のほうへ寄っていく感じでしょうか。外へ広がるより先に、肌のほうへ畳まれていく香りなので、腕を下ろして歩いていると自分でも忘れます。1年つき合ってきて、途中で別の香水に化けたと感じた日は一度もありませんでした。動いたのは濃さと距離だけです。
STEP 1|0〜30分
いちばん濃い
腕を上げると周りにも届きます
STEP 2|〜3時間
半分ほどの濃さ
向かい合った相手が気づくくらい
STEP 3|それ以降
肌の近くだけ
手首を鼻に寄せて分かる程度
濃さの目盛りで言うと、家を出てから駅に着くまでが山です。ここで自分の鼻が慣れてしまうのが厄介で、足りない気がして吹き足すとだいたい多すぎました。いまはエレベーターの中で自分の香りに気づいた日は、その先で追加しないと決めています。昼をまわるころには、書類を挟んで向かい合った相手にだけ届く濃さに落ち着いてくれました。
距離のほうは、腕1本ぶんが目安でした。1年つけてきて名前を聞かれたのは二回で、どちらも顔が1メートル以内にあります。ひとつは向かい合って書類を覗き込んだとき、もうひとつは狭い車の助手席でした。逆に、駅のホームや屋外で人を待っているような開けた場所では、自分の香りをあっさり見失います。届けたい相手が決まっている日にだけ働いてくれる、そういう効き方なんですよね。
面白いのは、脱いだあとの服のほうが素直に残ることです。金曜に着たシャツを土曜の朝に手に取ると、肌の上にいたときより、はっきりした匂いが返ってきます。その日に会った人より先に、翌朝の自分がこの香りを確かめることになります。1年やってみて、そこがいちばん気に入っている部分かもしれません。
Ryo
近づいてきた人にだけ手札を見せる香水で、遠くの誰かには一生気づかれません。
正直な注意点
1年たっても手放す気は起きていませんが、買う前に知っておいてほしい点が二つあります。どちらも量と場所の話なので、付き合い方でかわせる範囲でした。
注意
① 密閉された小部屋では2プッシュでも多い。逃げ場が無く、自分の香りが壁に当たって返ってきます
② 昼をまわると自己申告になる。僕の腕で5〜6時間ほど。午後は自分の鼻では追えません
一つめは、この夏の平日の朝に思い知りました。出社前に歯科の定期健診を入れていて、いつもどおり腰の後ろへ2プッシュしてから家を出たんです。待合室は窓の無い四畳ほどの部屋で、先客が二人。腰を下ろして五分もしないうちに、自分の香りが壁に当たって返ってくるのが分かりました。屋外や広いオフィスなら散っていくぶんが、あの部屋では行き場を失って溜まります。隣の人が鼻をすすったのが偶然かどうかは、いまも判断がつきません。あれ以来、天井の低い待合室と朝の満員電車には、この瓶をつけて行かないことにしました。歯医者に非があるわけでもなく、香水のせいでもありません。場所を読み違えたのは僕のほうでした。
二つめは持続です。朝七時半につけると、昼をまわったあたりから自分の鼻では追えません。夕方に人から言われて、まだ残っていたのかと気づいた日もありました。オードトワレですから当然といえば当然で、朝つけて夜まで、を期待すると肩透かしを食います。裏を返せば、香りを引きずりたくない日にはこの長さがちょうどよかったです。夜まで効かせたい日は、家を出る前ではなく夕方に吹き直すほうが確実でした。
合う人・合わない人
線引きはひとつだけで、香水に「近い距離での存在感」を求めるかどうかです。ここが合っていれば、容量も値段も味方になります。
こんな人に合う
- ✓ 向かい合って話す時間が長い仕事をしている
- ✓ 遠くの人まで振り向かせる気は無い
合わないかも
- × 広い場所でも自分の香りを感じていたい
遠くまで飛ぶ香りが好きな人には、素直に向きません。この一本は半径50センチの内側で完成する作りで、広い屋外に出ると自分でも見失います。逆に、打ち合わせやカウンター越しの接客のように、相手の顔が1メートル以内にある時間が長い人にはよく働いてくれました。香水で場の空気を作るというより、近づいた相手にだけ手渡す感覚に近いです。香りの好みがまだ固まっていない人の二本目としても、扱いやすいほうだと思います。
使う場所と時間
使う場面
| 仕事・オフィス | ○ | 2プッシュまでなら角が立ちません |
| 夜デート | ◎ | 距離が縮まるほど噛み合います |
| 休日 | ○ | カジュアルな服にも素直に乗ります |
| 真夏 | △ | 湿気とぶつかると重たく出ます |

僕の定番は、腰の後ろに1プッシュ、シャツの裾の内側にもう1プッシュです。首から上には乗せません。低い位置から立ち上げると濃さが穏やかになりますし、向かい合った相手の前に香りを押し出さずに済みます。この付け方に落ち着くまでに三か月ほどかかりました。
いちばん噛み合ったのは、十一月の夕方です。日が落ちるのが早くなって、上着を羽織って外を歩く時期。ネイビーのニットにウールのコート、下はグレーのスラックスという格好で、映画を観たあとに歩きながら話すくらいの距離感。空気が乾いていると、この香りは素直に伸びてくれます。ところが八月の湿った夕方だと、同じ2プッシュでも重たく届きました。真夏に△を付けたのはそのためです。
保管で中身は変わる
置き場所で中身が変わるのは香水の宿命で、100mLの瓶はその影響を長く受け続けます。使い切るまでの時間が長いぶん、悪い場所に置いた日数もそのまま積み上がるからです。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 光と熱で香りが濁ります |
| 浴室・洗面所 | × | 湿気と温度差が一日に何度もかかります |
| 暖房の近く | × | 熱で中身が早く傷みます |
僕は買ったときの箱に戻して、寝室のクローゼットの棚に立てています。玄関や洗面所に出しておけば朝の動線は短くなりますし、その気持ちはよく分かるんですよね。ただ、あそこは一日のうちに温度も湿度も何度となく動く場所です。動線を1メートル短くする代わりに、これから1年つき合う中身を賭けることになります。箱ごとしまっても棚はたいして塞ぎませんから、飾りたい気持ちは押さえておくほうが得でした。
口コミの読み方
買う前にいちばん怖かったのは、「オジサンっぽい」という評判でした。店頭で気に入っても、その一言が頭にちらついてレジまで三往復しました。1年つけてきたいまなら、あの感想がどこから来ているのか説明できます。
口コミの読み方
| オジサンっぽい | 紙の上での印象だと思います。肌に乗せると温度のある面が同時に立って、印象が動きました | |
| 主張が強い | 量の問題でした。2プッシュを超えると途端に部屋を占領します | |
| 季節を選ぶ | 湿度に弱いのは本当です。乾いた季節のほうが素直に伸びます |
「オジサンっぽい」は、店頭の試香紙だけで判断した人の言葉だろうと思っています。紙の上だと角の立った匂いばかりが目立って、肌に乗ったときの温度までは載りませんから。「主張が強い」については僕も同意で、ただし原因は香水より量にありました。三プッシュ吹いた日の自分を思い出すと、あれは誰の得にもなっていません。「季節を選ぶ」も当たっていて、八月と十一月では同じ瓶とは思えない届き方をします。感想を読むときは、その人が何月にどこでつけたのかを頭に置くと、ずいぶん見通しがよくなりました。
まとめ
この記事のまとめ
- 半径50センチで完成する香り。遠くへは飛びません
- 腰の後ろと裾に1プッシュずつ。僕の腕で5〜6時間
- 100mLで9,867円。1年つき合う前提なら容量は味方
K バイ ドルチェ&ガッバーナ は、香りで場の空気を作りたい人よりも、近づいた相手に一つだけ印象を残したい人に向いています。途中で中身が入れ替わらないぶん、好きか嫌いかの判断は早くつきました。弱点は、密閉された部屋での強さと午後の持続の二点でした。歯医者の待合室で学んだことがそのまま使い方になっていて、いまは行き先を決めてから吹くようにしています。ブランド名で探すと似た名前の瓶がいくつも並びますから、手に取る前に「K」の一文字を確かめてください。
DOLCE&GABBANA K by Dolce&Gabbana オードトワレ 100mL
参考価格 9,867円前後
オレンジの果実感から始まり針葉樹を経てアーモンドの甘さへ変わる香りを楽しみたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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