暑い日に手が伸びる香水って、手持ちのなかでは少ないですよね。僕の棚も夏になると出番がかなり偏ります。そこで何年も定位置に居座っているのが、ゲランのアクア アレゴリア ベルガモット カラブリアです。結論から言うと、名前から想像するよりずっとスパイスが先に立つ香りでした。香りの流れと僕の腕での持続、瓶の減り方まで書きます。
この記事でわかること
- カルダモンからベルガモットへ移る香りの中身
- 僕の腕での持続と、買う前の引っかかり
- 似合う季節と場面、75mLの減り方
GUERLAIN アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア 75mL
参考価格 16,280円前後
苦みのある爽やかなベルガモットの香りを、清潔感重視で使いたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア は「日なたで皮をむいた柑橘」
一言で言うなら、日なたで皮をむいた柑橘の、果汁ではなく皮のほうの匂いです。甘い果肉を想像して腕に乗せると、最初のひと吹きで少し肩透かしを食らうかもしれません。
出だしに立つのは、カルダモンとジンジャーの乾いた刺激です。そこにピンクペッパーの軽い辛さが混ざるので、吹いた直後は「これ、ベルガモットだったよな」と手元の瓶を見直したくなります。10分ほど経つとベルガモットが追いついてきて、ようやく名前どおりの顔になる。この遅れてやってくる感じが、僕はかなり好きです。
ゲランの説明も「カルダモン、ピンクペッパー、ジンジャーのアクセントが効いたベルガモットがプチグレインによって温められ、ホワイトムスクが優しく包みます」という並びで、スパイスのほうが先に名前を呼ばれています。腕の上で立ち上がってくる順番と、書かれている順番がきれいに一致していました。
僕の腕での持続は3時間ほどでした。オーデトワレなので、朝つけて夜まで、という使い方はできません。そのかわり最初の30分の抜けの良さは、手持ちのオードパルファンでは出せないものです。ここをどう受け取るかで、この1本の評価はまるごと変わります。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
ベルガモットの香水というより、ベルガモットが実っている場所の空気に近い香りでした。

ゲラン アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア の基本情報
春から夏にかけて、僕はこれを週に4回くらいつけています。持続が3時間ほどなので、外に出る日は朝と昼で2回。1回2プッシュとして、1日4プッシュという計算になります。
そうなると、75mLは思っているほど大きくありません。梅雨明けから使い始めて、8月が終わるころには肩のラインまで下がっていました。残りが見えるガラス越しに「今年はよく使ったな」と分かってしまうのが、この瓶の正直なところ。秋に出番が減るぶんで帳尻が合って、うちではだいたい1年半で空になります。毎日つける人なら、もっと早いはずです。
減りが早いこと自体は、僕は欠点だと思っていません。減らない香水は、要するに手が伸びなかった香水ですから。ただ、1本を何年もかけて使いたい人にとっては、買う前に知っておいたほうがいい性格ではあります。夏のあいだ毎日つけて、涼しくなるころに残りを数える。そういう付き合い方ができる人には、75mLはちょうどいい大きさだと思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ゲラン |
| 商品名 | アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア(Aqua Allegoria Bergamote Calabria) |
| 容量 / 価格 | 75mL:16,280円(税込) |
| 濃度 | オーデトワレ |
| 香調 | トップ:カルダモン、ピンクペッパー、ジンジャー / ミドル:ベルガモット、プチグレイン / ラスト:ホワイトムスク |
GUERLAIN アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア 75mL
参考価格 16,280円前後
苦みのある爽やかなベルガモットの香りを、清潔感重視で使いたい人向け。
香りの変化
つけてから消えるまで、僕の腕の上では3つの段に分かれます。スパイスの刺激、柑橘と葉の青さ、そして肌に残るムスク。ここから先は僕の体感の話として読んでください。おもしろいのは、いちばん期待するベルガモットが、すぐには出てこないところです。
STEP 1|0〜30分
カルダモン・ピンクペッパー・ジンジャー
乾いたスパイスの刺激が先に立ち、柑橘はまだ後ろに控えている
STEP 2|〜3時間
ベルガモット・プチグレイン
皮の苦みと葉の青さが前に出て、名前どおりの顔になる
STEP 3|それ以降
ホワイトムスク
肌のすぐ上に薄く残り、腕を近づけてようやく分かる
トップ
最初の30分は、完全にスパイスの時間です。カルダモン、ピンクペッパー、ジンジャーの3つが一緒に立ち上がってきます。僕の腕ではジンジャーがいちばん大きく出て、鼻の奥にひりっとした感じが残りました。ここだけ切り取って嗅がせたら、柑橘の香水だと当てられる人は少ないと思います。
ただ、この刺激があるおかげで、後から来る柑橘が甘く沈みません。スパイスが先に空気を乾かしておいてくれる、という言い方が近いでしょうか。夏の朝、シャツを着る前に胸元へ1プッシュすると、この30分がちょうど家を出て駅に着くまでの時間に重なります。
ミドル
スパイスが落ち着いてくると、ベルガモットとプチグレインが前に出てきます。ここが本題です。ここで前に立つのは、皮を爪で割ったときに飛ぶ、あのほろ苦い精油のほうです。プチグレインの青さが横にいるので、柑橘だけより少し陰があって、そのぶん大人っぽく聞こえます。
僕がこの香水を手放さない理由は、ほとんどこの時間帯にあります。苦みがあるおかげで、明るいのに軽薄になりません。会社の昼休みに外へ出て、日差しの下で腕を上げたときにふっと立ってくる感じは、何度嗅いでも気持ちがいいものでした。
一方で、この段が終わるのが早い。2時間を過ぎたあたりから、目に見えて音量が下がっていきます。
ラスト
残るのはホワイトムスクです。柑橘とスパイスが引いたあとに、洗いたてのシャツに近い清潔な匂いだけが薄く敷かれます。ここまで来ると、自分から離れた場所へは届きません。握手をする距離でようやく気づかれるくらいです。
この終わり方が好きな人は多いはずですし、物足りないと感じる人もいるでしょう。僕はどちらかというと前者で、香りが静かに退場してくれるほうが使いやすいと感じました。ただ、夜まで香らせたいなら、夕方に1回足すことになります。

正直な注意点
買う前に知っておいてほしいのは、次の2つ。どちらも致命傷ではありませんが、期待の置き方を間違えると「思っていたのと違う」になります。
1つめは持続です。僕の腕で3時間ほど。オーデトワレなので当然といえば当然ですが、1日を通して香らせたいなら、つけ直す道具として使う覚悟が要ります。それが先ほどの減り方にも直結します。
2つめは、名前と出だしのギャップ。ベルガモットという単語から明るい柑橘を期待して買うと、最初の10分でカルダモンとジンジャーに迎えられます。テスターを腕に吹いて、店を出て数分で判断してしまうと、この香水はいちばんおいしいところを見せる前に振られてしまいます。
注意
① 持続は長くない。僕の腕で3時間ほどで肌寄りになるので、外に出る日は昼につけ直す前提になります
② 出だしがスパイスから始まる。最初の10分はカルダモンとジンジャーが強いので、柑橘だけを期待していると戸惑います
合う人・合わない人
刺さるのは、甘い香水が続かなかった人です。この香りには砂糖っぽさがほとんどありません。柑橘の苦みとスパイスの乾いた感じで組み立ててあるので、食べ物を連想させる甘さが苦手な人でも最後まで嗅いでいられます。スパイス系に興味はあるけれど重いのは困る、という人の入り口にもちょうどいいところ。
贈り物としても扱いやすい香りだと思います。性別でも年齢でも弾かれにくく、つけた人より香りが前に出ることがありません。
反対に、残り香で印象を残したい人には向きません。ムスクまで行き着いたあとは、腕を近づけてやっと分かる程度です。1本を何年もかけてゆっくり使いたい人とも、相性はあまり良くないでしょう。
こんな人に合う
- ✓ 甘い香水が続かなかった、苦みのある柑橘を探している人
- ✓ 暑い季節に使える1本が手持ちに足りていない人
合わないかも
- × 夜まで残る香りや、強い残り香で印象を作りたい人
使う場所と時間
よく似合うのは、日差しのある時間に外を歩く日です。6月の朝、白いリネンのシャツの袖をまくって、駅まで15分歩く。そのくらいの温度と光があると、ベルガモットの皮の苦みがきれいに立ちます。
仕事の日にも使いやすい香りです。甘さが出ないぶん、会議室のように人の密度が上がる場所でも角が立ちません。オーデトワレの軽さが、ここではそのまま味方になります。ネイビーのジャケットの袖口に1プッシュしておくと、書類を渡すときに一瞬だけ香って、それで終わり。
休日なら、屋外の席がある店へ行く日に合わせています。炭酸の入った飲み物と一緒にいるときの相性がとにかく良くて、グラスを持ち上げる動きに香りがついてくるのが楽しいです。逆に、暗い店で長く座る夜には物足りません。3時間で肌に寄ってしまうので、夜の予定が長い日は出かける直前につけ直しています。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 甘さが出ないので人の密度が上がる場所でも角が立ちません |
| 夜デート | △ | 3時間ほどで肌寄りになるため、出かける直前のつけ直しが要ります |
| 休日 | ◎ | 日差しのある時間に外を歩く日、柑橘の苦みがいちばん立ちます |
| 真夏 | ◎ | オーデトワレの軽さと皮の苦みで、汗と混ざっても重くなりません |
保管で中身は変わる
僕はこの箱を取ってあります。香水の箱って場所を取るので捨てたくなりますが、これに関しては残しておいて正解でした。夏場に毎日出し入れするものほど、光に当たる合計時間が積み上がっていくからです。
置いているのは、寝室のクローゼットの中。取り出しやすさより、温度と光が動かない場所を優先しています。1年半かけて使い切る瓶なので、後半の半年を悪い環境で過ごさせたくない、という気持ちのほうが強いですね。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 夏場に毎日出し入れする瓶ほど、光に当たった時間が丸ごと積み上がります |
| 浴室・洗面所 | × | 朝つけて昼につけ直す使い方だと手の届く場所に置きたくなりますが、湯気と温度差を一日に何度も浴びます |
| 暖房の近く | × | 冬は出番が減って置きっぱなしになりがちで、温まって冷めてを静かに繰り返します |
口コミの読み方
買う前にいちばん怖かったのは、16,280円という額をオーデトワレに払って後悔しないか、という一点でした。濃度が薄いぶん減りも早いわけで、財布から見れば分の悪い組み合わせに見えます。使ってみた僕の答えは、出番の多さで元は取れる、です。年に2桁の回数しか使わない濃い香水より、夏のあいだ毎日手が伸びる1本のほうが、僕にとっては安いものでした。
次に引っかかったのが、名前にベルガモットと付いているのに、香調の1行目が柑橘ではないことです。これは実際に肌に乗せてみないと解けません。結論から言えば、最初はスパイスが強めですが、そのあとはきちんとベルガモットの香りでした。ただしベルガモットが出てくるのは10分後です。
3つめは、夏しか使えない香水になってしまわないか。ここは正直、半分当たっています。気温が下がると最初のジンジャーが弱くなって、香り全体がぼんやりします。それでも冬にしまい込むことはなくて、暖房で乾いた室内なら十分に成立しました。使える幅は、僕が買う前に思っていたよりは広かったです。
買う前に迷った点
| オーデトワレにこの額を払う価値があるか | 出番の多さで元が取れました。夏のあいだ毎日手が伸びます | |
| 名前はベルガモットなのに、香調の頭が柑橘ではない | 最初はスパイスで、そのあとベルガモットが香ります。出てくるのは10分後でした | |
| 夏しか使えない香水にならないか | 気温が下がると香りはぼんやりしますが、暖房で乾いた部屋ならきれいに香りました |
まとめ
アクア アレゴリア ベルガモット カラブリアは、香りで何かを宣言したい人には軽すぎる1本です。そのかわり、暑い日に何も考えずに手を伸ばせます。スパイスの刺激から柑橘の苦み、そして清潔なムスクへ。この流れが3時間で駆け抜けるので、つけている本人がずっと気楽でいられます。
ネット上には、商品ページに海外直送や並行輸入品と書かれた75mLが並んでいます。買うときは商品名で引いたあと、説明欄の表記まで確かめておくと安心です。持続は3時間、出だしはスパイスから。この2つを分かったうえで選ぶなら、夏が来るたびに手が伸びる香りになると思います。
この記事のまとめ
- スパイスから柑橘へ受け渡される出だしが持ち味。甘い香水が続かなかった人に向きます
- 僕の腕での持続は3時間ほど。外に出る日は昼につけ直す前提で使うと不満が出ません
- 75mLは夏場によく減ります。減りの早さは、手が伸びた回数の記録だと思って付き合っています
GUERLAIN アクア アレゴリア ベルガモット カラブリア 75mL
参考価格 16,280円前後
苦みのある爽やかなベルガモットの香りを、清潔感重視で使いたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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