ロサンゼルスとラスベガスの間に広がる砂漠に、透けるほど薄い花が咲きます。ゴーストフラワーと呼ばれるその花が、この香水の題材です。バイレードの中でも特に人気の高い1本になります。
ゴーストフラワーという花
モハーヴェ砂漠は、人を寄せ付けないほど厳しい乾燥地帯です。
そこで花を咲かせる稀少な種がゴーストフラワーです。
この花の特徴
- 花びらが透明に近いほど薄い
- 見た目ははかない
- 実際は生命力が強い
- 厳しい環境でも毎年咲く
はかない外観と強い生命力。この対比がそのまま香りの構成になっています。
バイレードは2006年、ベン ゴーラムがストックホルムで立ち上げたブランドです。母がインド人で父がカナダ人という背景を持ち、北欧の簡素さとインドの記憶を混ぜたところに、このブランドの出発点があります。
原料の構成
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | マグノリア | 繊細で力強い花 |
| 最初 | サンダルウッド | クリーミーな木 |
| 中盤 | バイオレット | 粉っぽい花 |
| 中盤 | シダーウッド | 乾いた木 |
| 最後 | ムスク | 肌に残す |
| 最後 | ベチバー | 土のような根 |
| 最後 | シダーウッド | 木の余韻 |
花と木が最初から最後まで並走しています。
花だけでも木だけでもない中間の位置に、この香水の独自性があります。
公式も「砂漠の厳しさを生き延びる稀有な美しさ」と表現しています。
バイレードの香水は、香りそのものより先に「何の記憶か」が決まっています。だから原料の説明を読むより、何を題材にしたかを知ってから嗅ぐほうが腑に落ちる。他のブランドとは順番が逆です。
なぜこれほど人気なのか
| 要素 | 効果 |
|---|---|
| 甘すぎない | 場面を選ばない |
| 性別を問わない | 誰にでも合う |
| 主張しすぎない | 職場でも使える |
| 肌に近い距離で香る | 上品に見える |
| 季節を選ばない | 通年で使える |
嫌われにくい構成です。
香水をつけていることが分かりすぎず、近づいた人にだけ届く距離感。
この感じを求める人は多く、そこがこの1本の支持につながっています。
香りの流れ
時間の変化
- 最初:マグノリアの花とサンダルウッド
- 1〜3時間:バイオレットとシダーの粉っぽさ
- 3時間以降:ムスクとベチバーが肌に残る
変化は穏やかで、劇的に印象が変わる場面がありません。
最初から最後まで同じ方向なので、つけた瞬間の印象で判断できます。
そういう意味では、店頭で選びやすい香水でもあります。
場面ごとの使いやすさ
| 場面 | おすすめ度 | つけ方 |
|---|---|---|
| 職場 | ◎ | 1プッシュ |
| 日常 | ◎ | 1〜2プッシュ |
| デート | ◎ | 首すじに |
| 食事の席 | ◎ | 腰まわりに |
| 特別な日 | ○ | もう少し欲しくなる |
使う場面をほとんど選びません。
合わせやすい服
- 何にでも合う
- 白いシャツ
- ニット
- きれいめもカジュアルも
短所
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 有名すぎる | 大 |
| 主張が弱い | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 特別感が出にくい | 中 |
この香りは非常に人気があり、街で同じ香りとすれ違うことがあります。
人と違う香りを探しているなら、この1本は選択肢から外れます。
3万円近くを出して「無難な香り」で終わる可能性もある。
そこをどう見るかで評価が分かれます。
3つの版の違い
この香りには、通常版のほかに派生があります。
| オードパルファム | アブソリュ | アルコールフリー | |
|---|---|---|---|
| 方向 | 花と木 | 果実と木が濃い | みずみずしい |
| 強さ | 中 | 強い | 穏やか |
| 価格 | 29,150円〜 | 36,520円〜 | 38,170円 |
| 特徴 | 定番 | 深みが増す | 水性処方 |
アブソリュは洋ナシとアンブレットが加わり、より濃厚になります。
アルコールフリーは水性の処方で、肌の上でみずみずしく感じられる仕様です。
アルコールが苦手な人や、強い香りを避けたい人向けの選択肢になります。
マグノリアという花
モクレンの仲間で、香水では白い花の一種として扱われます。
| 白い花 | 印象 |
|---|---|
| マグノリア | レモンのような爽やかさがある |
| ジャスミン | 濃厚で甘い |
| チュベローズ | 夜に強まる |
| リリー | 華やかで強い |
マグノリアは白い花の中では最も軽い部類です。
他の白い花のような重さがないので、日中でも使いやすい。
白い花が苦手な人でも、この素材なら平気なことがあります。
人気の香水を選ぶことの是非
有名な香水を避ける人がいます。人と被るのが嫌だという理由です。
| 見方 | 内容 |
|---|---|
| 避ける | 人と被らない・個性が出る |
| 選ぶ | 完成度が高い・失敗しにくい |
| どちらでもない | 自分が良ければいい |
定番になる香水には理由があります。多くの人が良いと感じる完成度があるということです。
被ることを気にするなら避ければいい。ただ、それで自分に合う1本を逃す可能性もあります。
香水は自分がつけるものです。他人と被るかどうかより、自分が心地よいかで決めてください。
被るのが気になるなら、つける量を減らして自分にだけ分かる距離にする方法もあります。
容量の選び方
50mLで29,150円、100mLで41,910円。1プッシュを約0.1mLとすると、50mLで500回分です。
毎日2プッシュ使って8か月ほど。開封後の香りの寿命は1〜3年なので、50mLがちょうど使い切れる量になります。
100mLは割安に見えますが、使い切る前に香りが変わる可能性を考えると、最初は50mLで足ります。
毎日使いやすい香りなので、100mLも現実的な選択です。
ただし1年半以上かかるので、香りが変わる前に使い切れるかを考えてください。
どこで買うか
日本では公式オンラインと、伊勢丹などの百貨店で買えます。オードパルファムの価格はこの通りです。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 29,150円 |
| 100mL | 41,910円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 試してから買える |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 扱う香りが限られる |
| 並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が見えない点は許容が要ります。
定価より極端に安いものは、中身と状態を確認できないと考えたほうがいい。
百貨店に必ず置いてある定番です。
他の香りと比べながら選べるので、店頭で試す価値があります。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
あわせて読みたい
- 濃い版を見るならモハーヴェ ゴースト アブソリュのレビューもどうぞ。
まとめ
砂漠に咲くゴーストフラワーが題材。はかない見た目と強い生命力の対比が構成に出ています。
花と木が最初から最後まで並走する、中間的な位置の香りです。
嫌われにくく通年で使えますが、人気が高く街で同じ香りとすれ違います。
アブソリュとアルコールフリーの派生があり、それぞれ方向が違います。
※本記事はプロモーションを含みます









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