ブランドの中で最も入り口になりやすいのがこの1本です。オレンジの花の香りは、多くの人が「きれいだ」と感じる方向にあります。何が入っていて、どこが他のネロリと違うのかを整理します。
ネロリという原料の話
ネロリは、ビターオレンジの花から採る精油です。
同じ木から採れるものが3つあり、採る場所で名前と香りが変わります。
| 名前 | 採る場所 | 香り |
|---|---|---|
| ネロリ | 花 | 華やかで青みがある |
| プチグレン | 葉と枝 | 青くて苦い |
| ビターオレンジ | 果皮 | 柑橘そのもの |
花から採るネロリは、1キロの精油に大量の花が要ります。そのため原料自体が高価です。
マティエール プルミエールは、グラースの調香師一家に育ったオーレリアン ギシャールが2019年に立ち上げたブランドです。名前はフランス語で「原料」を意味します。
何を合わせているか
公式の説明では、レバノン産のネロリとイタリア産のベルガモットが中心です。
| 原料 | 役割 |
|---|---|
| ネロリ(レバノン産) | 主役。花の華やかさ |
| ベルガモット(イタリア産) | 最初の輝き。爽快さ |
| イランイラン(コモロ諸島産) | 甘さと厚み |
| フローラルムスク | 肌に残す |
イランイランが入っているのが特徴です。この素材は濃厚な白い花の香りで、単体だと強い。
ネロリの透明感とイランイランの濃さを合わせることで、オレンジの花の印象が立体になります。
公式はこれを「無垢なオレンジブロッサム」と表現しています。
どう香るか
時間の流れ
- 最初:ベルガモットの明るい柑橘
- 30分〜2時間:ネロリの花が中心になる
- 2時間以降:イランイランとムスクで甘く柔らかくなる
最初は柑橘に近く、そこから花へ移ります。
柑橘の香水だと思って買うと、後半で印象が変わるので注意が必要です。
花の香りが好きなら、この移り変わりがそのまま魅力になります。
男性がつけて成立するか
オレンジの花は、性別を問わず使われてきた素材です。
オーデコロンの原型とされる香りにもネロリが入っていて、もともと男女の区別がありません。
| 要素 | 印象 |
|---|---|
| ネロリ単体 | 中性的 |
| イランイランが増える | 甘く華やかに寄る |
| ムスクが残る | 肌に近く中性的 |
この構成なら、男性がつけても違和感は出にくい。
気になるなら量を減らしてください。1プッシュを腰まわりにつければ、香りの立ち方が穏やかになります。
場面ごとの使いやすさ
| 場面 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 春夏の日中 | ◎ | 柑橘と花が軽く出る |
| 職場 | ○ | 強すぎない |
| 食事の席 | ○ | 料理と競合しにくい |
| デート | ◎ | 清潔感がある |
| 真冬 | △ | 立ち上がりにくい |
気温が高いほど香りは立ちます。この香りは夏に向く数少ない系統です。
冬に使うと、香りが上がってこず物足りなく感じることがあります。
職場でも比較的使いやすいほうですが、1プッシュに抑えてください。
合わせやすい服装
相性のいい服
- 白いシャツ
- リネン
- 薄手の綿
- 明るい色のもの
- きれいめの服全般
軽い素材と合います。厚手のウールだと、香りだけが浮くことがある。
白や淡い色の服と組み合わせると、香りと見た目の印象が揃います。
物足りなく感じる可能性
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 主張が控えめ | 中 |
| 冬は立ち上がりにくい | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 似た系統の香水が多い | 中 |
この香りは、強く印象を残すタイプではありません。
「香水をつけている」と分かる存在感を求めるなら、ラディカル ローズやファルコン レザーのほうが合います。
ネロリ系は他ブランドにも多く、3万円台を出す価値があるかは好みの分かれるところです。
原料の質は価格に出ますが、香りの方向性そのものは他でも見つかります。
他のネロリ系との違い
ネロリを主役にした香水は各社にあります。
違いが出るのは、何と合わせているかです。
| 合わせる素材 | 出る印象 |
|---|---|
| ベルガモット中心 | 爽やか・軽い |
| イランイラン | 甘く濃い |
| ムスク | 肌に近い |
| ウッディ | 落ち着く |
この1本はイランイランとムスクを使っているので、爽やかというより柔らかい方向です。
石鹸のような清潔感を求めているなら、ムスクの比率が高い別の香水のほうが近い。
買い方と価格
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 31,350円 |
| 100mL | 45,980円 |
正規で買えるのは公式サイトと一部の百貨店です。通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 確実だが店舗が限られる |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 取扱の香りが限られることがある |
| 並行輸入 | 定価前後〜高い | 保管状態が分からない |
香水は熱と光で劣化します。並行輸入は輸送と保管の条件が見えないので、そこを許容できるかどうかです。
定価より極端に安いものは、中身や状態を確認できないと考えたほうがいい。
この系統は季節が限られるので、毎日使うとしても春夏が中心になります。
年間で使う量から考えると、50mLで十分足ります。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
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- 他の香りと重ねたくないなら香水をつける順番もどうぞ。
まとめ
ネロリを主役に、ベルガモットとイランイランを合わせた構成です。
最初は柑橘、後半は花へ移ります。柑橘の香水だと思って買うとずれます。
春夏向き。冬は香りが立ち上がりにくい。
主張は控えめなので、存在感を求めるなら別の香りのほうが合います。
※本記事はプロモーションを含みます









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