薔薇とウードは、中東の香水では定番の組み合わせです。この1本はそこにクローブとプラリネを足しています。甘さと煙が同居する構成を見ていきます。
薔薇とウードという組み合わせ
中東の伝統的な香りでは、この2つがよく一緒に使われます。
| 素材 | 役割 |
|---|---|
| ダマスクローズ | 華やかで濃厚な花 |
| ウード | 暗く濃い香木 |
薔薇の華やかさをウードの暗さで包むと、甘いだけの花にならない。
公式は、ダマスクローズをスモーキーで濃厚なウードが包み込み、クローブとプラリネが引き立てると説明しています。
ジョー マローン ロンドンは1994年にロンドンで始まったブランドです。創業者のジョー マローン自身が調香し、シンプルな組み合わせと重ね付けを提案してきました。
原料の構成
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | ダマスクローズ | 華やかな花 |
| 中盤 | クローブ | スパイスの刺激 |
| 中盤 | ウード | 暗く濃い木 |
| 最後 | プラリネ | 焼き菓子の甘さ |
プラリネはナッツを砂糖で煮た菓子です。
この素材が入ると、薔薇とウードの重さに食べ物のような親しみが加わります。
クローブは歯科の薬を思わせる強いスパイスで、薔薇との相性が古くから知られています。
コロン インテンスは、通常のコロンより香料の濃度を上げたラインです。同じブランドでも持続と拡散が違うので、通常のコロンと同じ感覚でつけると多すぎます。
香りの流れ
時間の変化
- 最初:ダマスクローズの華やかさ
- 1〜3時間:クローブとウードの暗い深み
- 3時間以降:プラリネの甘い余韻
華やかに始まって、暗くなり、最後に甘くなります。
3段階で性格が変わるので、つけた直後だけでは全体が見えません。
濃度が高いぶん持続は長く、1プッシュで半日以上残ります。
男性がつけられるか
薔薇の香水は、歴史的には男女ともに使われてきました。
| 構成 | 印象 |
|---|---|
| 薔薇+甘い素材 | 女性向けに寄る |
| 薔薇+スパイス | 中性的 |
| 薔薇+ウッディ | 男性でも使いやすい |
| 薔薇+ウード | この1本。中性的で濃厚 |
ウードとクローブが入るので、甘い薔薇にはなりません。
中東では男性が薔薇の香りを日常的に使います。文化によって前提が違うだけです。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 秋冬の夜 | ◎ |
| フォーマルな場 | ◎ |
| 休日 | ○ |
| 職場 | × |
| 夏 | △ |
合わせやすい服
- 黒や濃紺
- レザー
- フォーマル
- 冬の厚手のもの
コロンとコロン インテンスの違い
ジョー マローンには濃度の違う3つのラインがあります。
| ライン | 濃度の目安 | 持続 |
|---|---|---|
| コロン | 低め | 2〜4時間 |
| コロン インテンス | 高め | 5〜8時間 |
| エリクシール | 最も高い | 8時間以上 |
コロン インテンスは、通常のコロンの倍近い持続があります。
そのぶん1回に使う量を減らせるので、1本あたりの費用で見ると割高とは限りません。
ただし量を間違えると、通常のコロンの感覚では強すぎることになります。
短所
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 薔薇が苦手だと使えない | 大 |
| 重い。量の調整が要る | 中 |
| 100mLのみの展開 | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 名前が長い | 小 |
この香りは100mLのみで33,000円です。
薔薇は肌の油分で出方が変わりやすい素材です。
他人がつけているのを嗅いで良いと思っても、自分の肌では違う香りになる可能性があります。
必ず自分の肌で試してください。
重ね付けをどう考えるか
このブランドは、香りを重ねて使うことを提案しています。
重ねるときの原則
- 濃度の低いほうを先につける
- 重ねるのは2種類まで
- 同じ系統どうしは重ねない(濃くなるだけ)
- 違う系統を1対1ではなく、主役と脇役に分ける
- インテンス同士は重ねない
コロン インテンスは濃度が高いので、重ねるなら通常のコロンと組ませるのが現実的です。
インテンス同士を重ねると、どちらの個性も潰れて重いだけになります。
この香りは要素が多いので、重ねる必要はほとんどありません。
単体で完成しているタイプです。
どうしても重ねるなら、無地に近い軽い柑橘を少量だけ足す形になります。
薔薇の香水を選ぶときに
| 方向 | 印象 |
|---|---|
| 甘い薔薇 | 花束。女性向けの印象 |
| スパイシーな薔薇 | 中性的 |
| ウッディな薔薇 | 落ち着く |
| ウードと組む薔薇 | この1本。濃厚で暗い |
同じ薔薇でも方向が大きく違います。
甘い薔薇を探しているなら、この1本は方向が違います。
煙と暗さのある薔薇を求めているなら、代わりの利かない構成です。
容量の選び方
この香りは100mLのみで33,000円です。
1プッシュを約0.1mLとすると1,000回分。毎日2プッシュ使っても1年以上あります。
濃度が高いので1プッシュで足りる場面が多く、実際にはもっと長く残ります。
開封後1〜3年で香りは変わり始めるので、使い切る前に劣化する可能性は高い。
50mLの展開がないぶん、最初から3万円を超える買い物になります。
どこで買うか
日本では公式オンラインと、伊勢丹などの百貨店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 100mL | 33,000円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 試してから買える |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 扱う香りが限られる |
| 並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が見えない点は許容が要ります。
定価より極端に安いものは、中身と状態を確認できないと考えたほうがいい。
薔薇は肌質による差が大きい香りです。
店頭で肌につけて、最低でも3時間は見てから決めてください。
実際の価格と在庫は、扱っている店によって変わります。同じものでも取扱の有無が分かれるので、まとめて確認しておくと早い。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
あわせて読みたい
- もう1本のウードを見るならウード&ベルガモットもどうぞ。
- ブランド全体を見るならジョー マローンのおすすめ香水もどうぞ。
まとめ
薔薇とウードは中東の香水では定番の組み合わせです。
クローブとプラリネが加わり、甘さと煙が同居する構成になっています。
3段階で性格が変わります。つけた直後だけでは全体が見えません。
100mLのみで33,000円。薔薇は肌質で出方が変わるので必ず試してください。
※本記事はプロモーションを含みます









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