同じ香水でも容量が3種類あることがあります。大きいほど1ミリあたりは安くなるので、つい大きいほうを選びたくなる。実際、毎日つける人なら大きいほうが得になります。判断が要るのは、使い切るまでに何年もかかる場合です。後半は買った当初と少し印象が変わるので、単価と一緒に「どれくらいの頻度でつけるか」を見ます。
1回に出る量を知る
スプレー1プッシュで出るのは、おおよそ0.1ミリリットルです。
| 容量 | プッシュ数の目安 | 1日2プッシュで |
|---|---|---|
| 15ミリ | 約150回 | 約2.5か月 |
| 30ミリ | 約300回 | 約5か月 |
| 50ミリ | 約500回 | 約8か月 |
| 100ミリ | 約1000回 | 約1年4か月 |
毎日2プッシュ使っても、50ミリで8か月かかります。実際には毎日つけない日もあるので、もっと延びる。
100ミリを買うと、2年近く同じ香りを使い続けることになります。そこまで飽きずに使えるかが判断の分かれ目です。
開封後の寿命
未開封なら数年持ちますが、開けると空気に触れて変質が始まります。
一般には開封から1〜3年が目安とされます。柑橘系は特に飛びやすく、1年ほどで印象が変わることがある。
| 香りの系統 | 劣化の速さ |
|---|---|
| 柑橘・シトラス | 速い |
| フローラル | 中 |
| 樹木・オリエンタル | 遅い |
| ムスク | 遅い |
つまり爽やかな香りは回転を速く、重い香りは大きい容量で長く、という組み方が合います。
重い香りなら大きい容量でも劣化しにくい。系統によって適した容量が変わります。
最初の1本は小さく買う
店で気に入っても、家で使うと印象が変わることがあります。
小さい容量から始める理由
- 自分の肌でどう変化するか分からない
- 毎日つけて飽きないか分からない
- 職場や家族の反応が分からない
- 季節が変わると合わなくなることがある
1本目は15ミリか30ミリ。使い切ってから、気に入っていれば大きいものに移る。
ミニサイズやお試し用が用意されている銘柄もあります。そこから入るのが最も損の少ない順序です。
「小さく買う」を突き詰めると、月ごとに少量が届く定期便に行き着きます。ミニサイズより小さい単位で試せるので、失敗したときの損が小さくて済みます。
大きい容量が向く場合
全部が小さいほうがいい、というわけではありません。
大容量が向く条件
- 3年以上同じ香りを使っている
- 毎日必ずつける
- 1回に3プッシュ以上使う
- 家族と共有する
- 重い系統で劣化しにくい
定番として定着している香りなら、大きいほうが単価は下がります。
ただし置き場所も要ります。100ミリの瓶は大きく、光と温度を避けられる場所が必要です。
共有する場合は、置き場所と持ち出しの管理も考えることになります。
詰め替えという選択肢
大きい瓶を買って、小さい容器に移して使う方法があります。
持ち歩きが楽になり、本体を光と温度から守れる。
ただし移し替えの作業で空気に触れるので、移した分の劣化は速くなります。
1〜2週間で使い切る量だけ移すのが基本です。大きい容器に大量に移すと、本末転倒になる。
詰め替え用の容器は、金属やガラスのほうが劣化しにくい。透明な樹脂は光を通します。
買う前に計算してみる
自分が1年に何ミリ使うかは、簡単に見積もれます。
計算の手順
- 1回のプッシュ数を数える(多くは1〜3)
- 週に何日つけるか数える
- 1プッシュ0.1ミリで掛け算する
- 1年ぶんを出す
週3日・2プッシュなら、1年で約31ミリ。この人が100ミリを買えば3年かかります。
この計算をしてから買うと、「安いから大きいほう」という判断が変わります。
複数の香水を使い分けている人ほど、1本あたりの消費は落ちます。
ボトルの形も使い切りに効く
同じ容量でも、瓶の形で最後まで使えるかが変わります。
| 形 | 最後まで使えるか |
|---|---|
| 筒型・底が平ら | チューブが底に届きやすい |
| 丸みが強い | 底に残ることがある |
| 角張った意匠 | 隅に残る |
| 逆三角 | 残りやすい |
残った分は、傾けて使うか詰め替えるしかありません。5ミリ以上残ることもあります。
意匠が凝ったボトルほど、この傾向が出やすい。見た目を取るか実用を取るかの判断になります。
詰め替え用が別売りされている銘柄なら、そちらのほうが最後まで使えます。
大きく買って損をする場面
単価だけで選ぶと、結果的に高くつくことがあります。
1つは飽きです。毎日同じ香りを2年続けられる人は多くありません。途中で使わなくなれば、残りは無駄になります。
もう1つは香りの変化です。置き場所が悪いと、後半は買った当初と印象が変わることがある。暗くて涼しい場所に置いておけば、この差はかなり抑えられます。
それから、季節です。夏に選んだ爽やかな香りは、冬に物足りなくなることがある。1本で通年を賄うのは、実は難しい。
50ミリを2本のほうが、100ミリを1本より満足度が高いことは珍しくありません。
香水は消耗品ですが、食品のように必ず使い切るものでもない。使い切れる自信がある量だけ買う、というのが結局は安く済みます。
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まとめ
1プッシュは約0.1ミリ。50ミリでも毎日使って8か月かかります。
開封から1〜3年が寿命。柑橘系ほど早く変質します。
1本目は15〜30ミリ。使い切ってから大きいものに移ってください。
週の使用回数から1年ぶんを計算すると、適した容量が出ます。
※本記事はプロモーションを含みます









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