ウードは中東で最も珍重される香木です。日本では沈香と呼ばれ、香道でも使われてきました。この1本は、その素材に柑橘を合わせています。
ウードという香木
アキラリアという木が特定のカビに感染してできる樹脂です。
できるまでの過程
- 木が菌に感染する
- 木が防御反応として樹脂を出す
- その樹脂が心材に蓄積する
- 何十年もかけて黒く硬くなる
自然に発生する確率が低いため、天然のウードは香料の中で最高値の部類です。
公式は、この神秘的で貴重なウードがブラックムスクとベルガモットと調和すると説明しています。
ジョー マローン ロンドンは1994年にロンドンで始まったブランドです。創業者のジョー マローン自身が調香し、シンプルな組み合わせと重ね付けを提案してきました。
柑橘を合わせる意味
| 原料 | 役割 |
|---|---|
| ウード | 主役。濃厚で暗い木 |
| ブラックムスク | 肌に残す厚み |
| ベルガモット | 明るい柑橘 |
ウードは単体だと重すぎます。
そこにベルガモットの明るさを置くと、入り口が親しみやすくなる。
中東の伝統的なウードの香りはもっと直接的ですが、この1本は西洋的な組み立てです。
コロン インテンスは、通常のコロンより香料の濃度を上げたラインです。同じブランドでも持続と拡散が違うので、通常のコロンと同じ感覚でつけると多すぎます。
香りの流れ
時間の変化
- 最初:ベルガモットの明るい柑橘
- 30分〜2時間:ウードが立ち上がる
- 3時間以降:ムスクとウードが肌に残る
明るく始まって、暗く濃く終わります。
最初の柑橘だけで判断すると、後半のウードで印象が変わる。
この落差が大きい1本なので、試すなら数時間置いてください。
日本人にとってのウード
沈香や伽羅として、千年以上前から日本に入ってきました。
| 文化圏 | 扱われ方 |
|---|---|
| 中東 | 日常的に使う。最も高価な香料 |
| 日本 | 香道の素材。仏具にも |
| 欧米 | 異国的な香りとして近年流行 |
正倉院に収められている蘭奢待も沈香です。
香水として嗅ぐと異国的に感じますが、香道の文脈では歴史のある香りです。
その視点を持つと、この香水の受け取り方が少し変わります。
向いている人
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| 濃厚な香りが好き | ◎ |
| 香木の香りが好き | ◎ |
| 秋冬の夜に使いたい | ◎ |
| 軽い香りが好み | × |
| 職場で使いたい | × |
香水を長く使ってきた人向けです。
最初の1本には向きません。軽い香りに慣れていると重すぎます。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 | 注意 |
|---|---|---|
| 秋冬の夜 | ◎ | 1プッシュで足りる |
| フォーマルな場 | ○ | 控えめに |
| 職場 | × | 強く出る |
| 夏 | × | 汗と混ざる |
| 食事の席 | △ | 競合する |
合わせやすい服
- レザー
- 濃いウール
- 黒や濃紺
- フォーマル寄り
コロンとコロン インテンスの違い
ジョー マローンには濃度の違う3つのラインがあります。
| ライン | 濃度の目安 | 持続 |
|---|---|---|
| コロン | 低め | 2〜4時間 |
| コロン インテンス | 高め | 5〜8時間 |
| エリクシール | 最も高い | 8時間以上 |
コロン インテンスは、通常のコロンの倍近い持続があります。
そのぶん1回に使う量を減らせるので、1本あたりの費用で見ると割高とは限りません。
ただし量を間違えると、通常のコロンの感覚では強すぎることになります。
短所
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 重い。場面を選ぶ | 大 |
| 100mLのみの展開 | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 服に残る | 中 |
| 夏には使えない | 大 |
この香りは100mLのみで33,000円です。50mLの展開がありません。
つまり最初から3万円を超える買い物になります。
使える場面が秋冬の夜に集中するので、1年のうち使える期間が短い。
重ね付けをどう考えるか
このブランドは、香りを重ねて使うことを提案しています。
重ねるときの原則
- 濃度の低いほうを先につける
- 重ねるのは2種類まで
- 同じ系統どうしは重ねない(濃くなるだけ)
- 違う系統を1対1ではなく、主役と脇役に分ける
- インテンス同士は重ねない
コロン インテンスは濃度が高いので、重ねるなら通常のコロンと組ませるのが現実的です。
インテンス同士を重ねると、どちらの個性も潰れて重いだけになります。
ウードは主張が強いので、重ねる相手を選びます。
柑橘の通常コロンと組ませると、冒頭の明るさが伸びて扱いやすくなります。
ウードの香水を選ぶときに
確認すること
- 天然か合成か(多くは合成)
- 何と合わせているか
- 煙の要素の強さ
- 自分の肌で3時間後を確かめる
- 同居している人が平気か
ウードを使った香水は近年増えました。
天然のウードを十分な量使っているものは限られ、多くは合成で再現したものです。
それ自体は悪いことではありません。重要なのは、できあがった香りが自分に合うかどうかです。
容量の選び方
この香りは100mLのみで33,000円です。
1プッシュを約0.1mLとすると1,000回分。毎日2プッシュ使っても1年以上あります。
濃度が高いので1プッシュで足りる場面が多く、実際にはもっと長く残ります。
開封後1〜3年で香りは変わり始めるので、使い切る前に劣化する可能性は高い。
50mLの展開がないぶん、最初から3万円を超える買い物になります。
どこで買うか
日本では公式オンラインと、伊勢丹などの百貨店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 100mL | 33,000円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 試してから買える |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 扱う香りが限られる |
| 並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が見えない点は許容が要ります。
定価より極端に安いものは、中身と状態を確認できないと考えたほうがいい。
重い香りは、店頭の数分では判断できません。
肌につけて1日過ごしてから決めるのが確実です。
実際の価格と在庫は、扱っている店によって変わります。同じものでも取扱の有無が分かれるので、まとめて確認しておくと早い。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
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- ブランド全体を見るならジョー マローンのおすすめ香水もどうぞ。
まとめ
ウードは木がカビに感染してできる樹脂で、天然のものは最高値の香料です。
ベルガモットの明るさを冒頭に置くことで、入り口を親しみやすくしています。
日本では沈香として千年以上の歴史があり、馴染みのない素材ではありません。
100mLのみで33,000円。秋冬の夜に限られます。
※本記事はプロモーションを含みます









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