売り場でずっと見かけるのに、いざ人に説明しようとすると言葉が出てこない。アナイス アナイスは僕にとってそういう1本でした。結論から言うと、香水というより「風呂上がりの人とすれ違ったときの匂い」で、外より家の中でいちばん働きます。100mLを使ってきた僕が、香りの出方から体感の持続、家族の反応まで書いていきます。
この記事でわかること
- アナイス アナイスがどういう匂いなのか、僕の腕での話
- 体感の持続と、どのくらいの量を吹くとちょうどいいか
- 買う前に知っておきたい弱点が2つ
- 似合う場面と服装、家で使うときの距離感
Cacharel アナイス アナイス オリジナル(L’Original) オードトワレ 100mL
参考価格 5,641円前後
清楚で優しい花の香りを探している人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:アナイス アナイスは「風呂上がりの人とすれ違ったときの匂い」
一言でまとめるなら、洗いたてのタオルと、化粧台の引き出しを開けた瞬間の粉っぽさが同居している匂いです。花束を抱えているような強さはありません。清潔にした人から、ふわっと香ってくる感じなんですよね。
甘さはあります。ただ砂糖の甘さではありません。乾いた甘さ、と言えば近いでしょうか。粉を薄くはたいたような質感が最初から最後まで通っていて、この質感のおかげで甘さがべたつきません。だから食事の席でも邪魔になりにくいです。
僕がこれに手を伸ばすのは、だいたい家にいる日です。休日の昼、掃除を終えて人が来るまでの1時間くらい。玄関で迎えたときに、香水の匂いとして立つのではなく、部屋の空気に混ざってくれるくらいの強さがちょうどいいんです。
逆に、香りで自分を主張したい日には向きません。3プッシュ吹いても、街の中では自分にすら分からなくなります。近い距離でだけ意味を持つ香り、という言い方が近いと思います。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
香水を褒められるより、「今日なんかいい匂いするね」と言われたい日の1本です。

キャシャレル アナイス アナイスの基本情報
100mLという大きさは、正直ちょっと身構えました。小さい瓶で様子を見てから決める買い方に慣れていたので、最初からこの容量を抱えることになる形だったからです。
ところが使い始めてみると、この容量はむしろ合っていました。理由は単純で、1回に吹く量が多いからです。近い距離でしか働かない香りなので、控えめに1プッシュだと自分でも見失います。胸元と首筋に2〜3プッシュ、家で過ごす日には遠慮なく使う。その使い方をすると、小さい瓶では季節をひとつ越えられません。
探すときに引っかかりやすいところを先に書いておきます。販売ページによって「アナイス アナイス オリジナル」と「アナイスアナイス」の2通りの表記があって、片方で検索すると出てこないことがあるんです。見つからないと思ったら、もう片方の書き方でも当たってみてください。
もうひとつ。キャシャレルは香水の直販サイトを持っていないので、ブランド側が書いた説明文というものが見当たりません。はっきりしているのは、生まれたのが1978年で、いま並んでいるのがオードトワレの濃さだということくらいです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | キャシャレル |
| 商品名 | アナイス アナイス オリジナル(Anaïs Anaïs L’Original) |
| 発売年 | 1978年 |
| 容量 / 価格 | 100mL:5,641円 |
| 濃度 | オードトワレ(売り場の商品名の表記) |
| 探すときの注意 | 「アナイス アナイス オリジナル」と「アナイスアナイス」の2通りの表記があります |
Cacharel アナイス アナイス オリジナル(L’Original) オードトワレ 100mL
参考価格 5,641円前後
清楚で優しい花の香りを探している人向け。
アナイス アナイスの香りを言葉にすると
キャシャレルは香調を公表していないので、ここに並べるのは、僕が自分の腕でつけて受け取ったものです。3つに分けて書きますが、この3つが順番に来るわけではありません。どれも最初から一緒に香ります。
粉を薄くはたいたような白っぽさ
この香水の芯にあるのが、この粉っぽさです。
具体的に言うと、化粧台の引き出しを開けたときの匂いに近いです。母親の部屋、祖母の部屋、そのあたりを思い出す匂いと言えば近いでしょうか。実際、実家に帰ったときにこれを吹いていたら、母が「その匂い知ってる」と言い当てました。本人はどこで覚えたのか思い出せないと言っていましたが、それだけ長く空気に混ざってきた香りなんだと思います。
この白っぽさのおかげで、香りがぼんやりやわらかくなります。ぼんやりやわらかいのは欠点のようでいて、家の中ではむしろ利点でした。角が立たないんです。
甘いのに、どこか乾いている
甘さの量そのものは、そこそこあります。それでも重く感じないのは、乾いた質感が上から押さえているからです。
僕の腕では、洗剤の甘さと石けんの甘さの中間くらいに落ち着きました。お菓子の匂いとは全然違う方向で、腕に吹いてしばらくすると「洗濯したてのシャツの内側」みたいになります。僕がこの瓶を手放さずにいるのは、この乾き方があるからです。
逆に、湿った甘さを求めているなら、この瓶は違う方向です。そこは正直に書いておきます。
最初の30分がいちばん濃い
濃さの変化はけっこうはっきりしています。吹いた直後の30分ほどは、自分でも「つけたな」と分かる濃さです。部屋を移動すると、残り香が後ろからついてきます。
そこから先は、じわじわと肌の近くに寄ってきます。僕の腕での体感は4〜5時間ほど。向かい合って話す距離なら届きますが、隣の席まで届く強さは残っていません。夕方には自分では分からなくなって、それでも脱いだシャツの襟には翌朝まで残っていました。
この落ち方が、家で使うのにちょうどいいんですよね。人を迎えるころがいちばん濃くて、あとは自分の服の匂いになっていく。
STEP 1|0〜30分
いちばん濃い時間
吹いた本人にもはっきり分かる強さで、部屋を移動すると残り香がついてきます
STEP 2|〜3時間
肩から胸のあたり
向かい合って話す距離に落ち着く、この香水がもっとも使いやすい時間です
STEP 3|それ以降
肌と服の近くだけ
自分では分からなくなりますが、脱いだシャツの襟には翌朝まで残っています

正直な注意点
気に入って使い続けている香水ですが、買う前に知っておいたほうがいいことも2つあります。
ひとつは、届く範囲の狭さです。屋外だとほとんど仕事をしません。風のある日に外で人と会う予定があるなら、この瓶を選ぶ理由は薄いです。僕も外で使った日は、昼を過ぎたあたりで「今日はつけていないのと同じだったな」と思いました。
もうひとつは、粉っぽさそのものが好き嫌いの分かれ目になることです。僕は最初、この質感を古くさいと思っていて、何度か使うまで上品さのほうに気づけませんでした。単に慣れの問題だったんだと思います。だから、最初のひと吹きだけで決めないほうがいいです。
量については、2〜3プッシュが目安です。4プッシュを超えても重くはなりませんが、粉っぽさだけが前に出て、清潔感のほうが後ろに下がりました。
注意
① 屋外だと存在感が消える。届く範囲が狭く、風のある場所では自分でも分からなくなります
② 粉っぽさが芯にある。化粧品的な粉っぽさが最初から最後まで通るので、そこが苦手だと合いません
合う人・合わない人
はまるのは、清潔感を香りで作りたい人です。「いい匂いの人」だと思われたいけれど、「香水をつけている人」だとは思われたくない。そういう温度感を探している方には、かなり素直に応えてくれます。
贈り物としても扱いやすい部類でした。刺激的なところがないので、相手の好みを細かく知らなくても選びやすい1本です。ただ100mLという大きさは、渡す相手によっては気を遣わせます。毎日使う習慣がある人かどうかだけ、先に確かめておくと安心できます。
向かないのは、香りで距離を詰めたい人です。この香水は近づいてきた人にしか届かないので、こちらから何かを働きかける道具にはなってくれません。存在感で勝負したい日は、僕も別の瓶に持ち替えています。
こんな人に合う
- ✓ 香水っぽさを出さずに清潔感だけ足したい人
- ✓ 粉っぽい質感を懐かしいと感じる人
合わないかも
- × 香りで強い印象を残したい人
使う場所と時間
いちばん働くのは、屋内の昼です。閉じた空間のほうが、この香りは断然おいしくなります。
服装で言うと、白いシャツや淡い色のニットが合いました。アイロンをかけたばかりのシャツと組み合わせると、香りと服の質感がつながって、どこまでが布でどこからが香水か分からなくなります。革のジャケットのような主張の強い服に合わせると、香りのほうが負けました。
時間帯は朝から夕方まで。夜の外出には物足りません。同居している家族が反応したのも昼で、洗濯物を畳んでいる横を通ったときに「今日、柔軟剤変えた?」と聞かれたことがあります。香水だと気づかれていないわけで、これはこの香水にとって、かなりいい褒め言葉だと思っています。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 2プッシュなら机を並べた距離でも清潔感だけが届きます |
| 夜デート | △ | 屋外を歩く時間が長いと、届く範囲の狭さが効いてきます |
| 休日 | ◎ | 家に人を招く日の昼に強く働きます |
| 真夏 | ○ | 汗と混ざっても粉っぽさが残るぶん、甘ったるくはなりません |
保管で中身は変わる
いま手元の瓶は、だいたい3分の1ほど減ったところです。100mLでこの減り方なので、使い切るまでにはまだしばらくかかります。
ここが保管の話につながります。長く付き合う瓶ほど、置きっぱなしの時間が積み上がるからです。毎朝手に取る香水なら多少雑に扱っても回転しますが、この瓶は家にいる日にしか出番がありません。出番が少ない香水こそ、置き場所を決めておいたほうがいいと思っています。
僕はこの瓶を、廊下の収納の中に箱ごと入れています。理由は、この香水の取り柄が清潔感だからです。そこが濁ったら、もうこの1本を選ぶ意味がなくなってしまいます。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 使い切るまで年単位でかかる瓶なので、日に当たる時間がそのまま積み上がります |
| 浴室・洗面所 | × | 風呂上がりに使いたくなる香りだけに、湯気の中へ置きっぱなしになりがちです |
| 暖房の近く | × | 家で過ごす日に使う香水で、暖房の効いた部屋に出しっぱなしになりやすい1本です |
買う前に疑っていたこと
白状すると、僕も昔は「おばさんの香水」と言っていた側です。売り場で試したこともないのに、瓶の見た目と名前の古さだけで決めつけていました。だから買う前に引っかかった点も、だいたいその偏見の裏返しです。
まず、1978年の香りが今の服装に合うのかどうか。これは半分あたりでした。合わないのは、はっきり流行の形をした服です。逆に白いシャツやニットのような、何年着ても形の変わらない服とは驚くほど噛み合います。
次に、男が使って浮かないか。僕がつけてきた範囲では、性別のことを聞かれたことはありません。2プッシュを肌側に置く使い方だと、香水というより身支度の延長くらいの出方で収まります。
最後に引っかかったのが、100mLを使い切れるのかという不安でした。これは使い方しだいです。外で使う香水として買うと余りますが、家で過ごす日の常備品にすると、思っていたよりずっと早く減っていきます。
買う前に迷った点
| 1978年の香りが今の服に合うのか | 流行の形をした服とは合いませんが、白いシャツやニットとは噛み合います | |
| 男が使って浮かないか | 2プッシュを肌側に置く使い方で、僕は性別を聞かれたことがありません | |
| 100mLを使い切れるか | 家で過ごす日の常備品にすると、思っていたより早く減ります |
結局、どんな人が買うと満足できるか
アナイス アナイスは、香水を「つけている」と気づかれたくない人の1本です。清潔にした人の気配だけがふわっと残ります。そこがこの香水の面白さでした。
体感の持続は4〜5時間ほど。胸元と首筋に2〜3プッシュ、屋内で過ごす日に使うのが気持ちよくはまります。屋外で評価を決めないでください。同じ量でも、部屋の中とは別物の顔になります。
買うときは並行輸入品の表記に気づく場面があると思います。キャシャレルは日本で直販をしていないので、通販に並ぶ瓶にその表記が付くこと自体はめずらしくありません。気になる方は、注文する前に商品ページの表記を一度見ておくと安心できます。
この記事のまとめ
- 粉っぽさと清潔感が同居した、近い距離でだけ働くオードトワレです
- 体感4〜5時間。胸元と首筋に2〜3プッシュで、屋内の昼が本番です
- 香水っぽさを出したくない人に。屋外だけで試して評価を決めないでください
Cacharel アナイス アナイス オリジナル(L’Original) オードトワレ 100mL
参考価格 5,641円前後
清楚で優しい花の香りを探している人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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