ヴェルサーチェ エロス フレイムの弱点は昼の場に出せないことです

燃え上がる炎と舞う火の粉

赤いボトルを棚から取るのは、だいたい日が暮れてからです。ヴェルサーチェ エロス フレイムは、僕の手元でそういう役回りに落ち着きました。結論から言うと、これは色気を甘さで作る香りというより、柑橘とペッパーの熱で作る香りです。ここでは香りの流れ、僕の腕で測った持続、場所を間違えて浮いた失敗、そして合う場面までまとめました。

この記事でわかること

  • ブランドが明記しているトップ・ハート・ベースの中身と、僕の腕での出方
  • 体感の持続と、どのくらいの距離まで届くのか
  • 使ってみて分かった弱点が二つ
  • 合う場面と、僕が浮いてしまった場面の実話
VERSACE Eros Flame Eau de Parfum 100mL

VERSACE Eros Flame Eau de Parfum 100mL

参考価格 20,240円前後

柑橘とペッパーの温かみあるスパイシーな香りを楽しみたい人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

プロフィールを見る ▶ YOUTUBE

目次

結論:エロス フレイム は「見た目より冷静な、夜向きの柑橘とペッパー」

買う前に想像していたのは、名前と赤いボトルから来る暑苦しさでした。実際に肌にのせると、最初に立ち上がるのは柑橘の皮を折ったときのような明るさで、そこにブラックペッパーの粒立ちが混ざります。甘さで押してくる香りを予想していた僕は、ここで一度手が止まりました。炎という名前のわりに、香りそのものは驚くほど姿勢がいいんです。

理由は、香りの背骨にペッパーが通っているからだと思っています。ブランドの説明文には「ヘスペリディック(明るい柑橘系の爽やかな香り)、アンバー(温かみがある甘い官能的な香り)、ウッディ(土と自然を感じさせる森のようなアロマ)」という三つの言葉が並んでいて、僕の腕で起きることも、だいたいこの三つの綱引きです。柑橘が明るく開き、そこへ温かい甘さが混ざって、木の乾いた感じが最後まで残ります。

たとえば、風呂上がりに首の後ろへ一吹きして、そのまま部屋着で本を読んでいた夜がありました。自分では二時間ほどで消えたつもりでいたのに、寝る前に枕へ顔をうずめたら、まだ木と甘さの層がきちんと残っていたんです。表に出ている音は静かなのに、下の層はしぶとく残ります。そういう構造の香りだと思ってもらうのが、実感に近いはずです。

つまりエロス フレイムは、赤い見た目で選ぶと拍子抜けし、夜の距離感で選ぶと当たりを引く一本でした。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
柑橘の明るさとペッパーの熱がぶつからずに同居する
色気 ★★★★☆
甘さで作らず、乾いた木と胡椒で作るタイプ
万人受け ★★★☆☆
昼の場に持ち込むと本人だけが浮く
持続 ★★★☆☆
僕の腕で6時間前後、枕には翌朝まで

ヴェルサーチェ エロス フレイム の基本情報

この香水で先に押さえておく点はひとつ、オードパルファムという濃度です。ここさえ頭に入れておけば、吹く回数の失敗はかなり減ります。表記は「エロス フレイム オードパルファム」で、パッケージの顔は鮮やかな赤いボトル。中央にメドゥーサ、そのまわりにガーランドの刻印が入り、キャップにはゴールドの装飾が乗っています。棚に置いたときの主張は、正直かなり強いほうです。

つける場所についても、ブランド側が首、手首の内側、耳の後ろ、胸という四か所を挙げています。僕は首の後ろと手首の内側の二か所に落ち着きました。胸は服の内側で温度が上がるぶん、ペッパーの角がきつくなる感じがあったからです。

もうひとつ、注意書きとして「デリケートな素材やジュエリーに直接フレグランスをスプレーしないよう」書かれています。これは飾りの文言ではありません。手首に吹こうとして時計のベルトへ流れた経験があるので、腕時計や指輪を外し、それから肌に置く手順を、僕は毎回やっています。

項目 内容
ブランド ヴェルサーチェ
香水名 エロス フレイム オードパルファム
香調 トップ:チノットアコード、マダガスカルブラックペッパー/ハート:ワイルドローズマリー、ペッパーウッド/ベース:パチョリクールオルプール®、ハイチベチバー、バニラ
香りの系統 ヘスペリディック/アンバー/ウッディ
剤形 スプレー
型番 R741010-R100MLS_RNUL
公式の税込価格 50mL 15,840円/100mL 20,240円/200mL 26,400円
ボトル 赤いガラスに、中央のメドゥーサとガーランドの刻印。キャップはゴールド
つける場所 首・手首の内側・耳の後ろ・胸
数字は各商品ページの表記にもとづきます
VERSACE Eros Flame Eau de Parfum 100mL

VERSACE Eros Flame Eau de Parfum 100mL

参考価格 20,240円前後

柑橘とペッパーの温かみあるスパイシーな香りを楽しみたい人向け。

香りの変化

三層の顔ぶれはブランドが明記しているので、ここではその並びに沿って、僕の腕で何が起きたかを書いていきます。時間の目安は、秋口の室内でシャツ一枚、二プッシュのときの話だと思ってください。

STEP 1|0〜30分

トップ(チノットアコード、マダガスカルブラックペッパー)

柑橘の皮の明るさに、胡椒の粒がちらつく

STEP 2|〜3時間

ハート(ワイルドローズマリー、ペッパーウッド)

乾いたハーブと木が前に出て、香りの高さが下がる

STEP 3|それ以降

ベース(パチョリクールオルプール®、ハイチベチバー、バニラ)

土っぽい甘さが肌に貼りつき、服にも残る

トップ

立ち上がりは明るいのに、砂糖の匂いがしません。チノットアコードとマダガスカルブラックペッパーの二つが、公式の並びどおりトップに置かれています。僕の腕では、柑橘の明るさと胡椒の粒立ちが同じ濃さで並びます。どちらかを追いかけて嗅ごうとすると、もう片方が鼻に入ってくる、という混ざり方です。

この明るさが生きるのは、玄関を出る直前に吹いたときです。エレベーターの中で自分の香りが立ち上がってきて、頭が少し起きます。逆に言うと、この段階の香りがもっとも遠くまで飛びます。人と会う予定があるなら、家を出る三十分前に吹いておくくらいがちょうどよかったです。

胡椒の粒立ちは、鼻に来るタイプの刺激ではありません。舌の上に胡椒を置いたときの、あの乾いた熱さに近い感触が、首のあたりで小さく続きます。

ハート

三十分を過ぎたあたりから、香りの位置がすっと下がります。ここに置かれているのはワイルドローズマリーとペッパーウッドで、どちらも甘くありません。ハーブの青さと、木に胡椒を練り込んだような乾いた感じが同時に来ます。

僕の腕では、この時間帯がいちばん長く感じました。二時間から三時間くらい、同じ表情のまま居座ります。ハーブの青さと木の乾きは、僕の腕ではほどけないまま一緒に来ます。片方だけを引き抜こうとしても、うまくいきません。肌によって出方は変わるはずなので、腕の内側で一度試すのがおすすめです。

香りの高さが下がるということは、届く距離も縮むということです。この段階に入ると、すれ違った人には気づかれにくくなります。向かい合って座っている相手にだけ届く、という言い方がしっくりきます。

ベース

夕方に吹いた日の、夜中の残り香がここです。パチョリクールオルプール®、ハイチベチバー、バニラの三つが並びます。僕の腕では、土と根っこのような湿った匂いと薄いバニラの甘さが、どちらが先ということもなく肌の上でぺたりと平たくなります。

面白いのは、この段階だけ甘さが顔を出すところです。トップとハートで甘さを我慢していたぶん、最後にほんの少しだけ砂糖がのります。僕はここが好きで、この香水を手放していません。

服に移った場合はもっとしぶとくて、翌日にシャツを畳むときに気づくことがあります。洗濯前のシャツを手に取ると、ベチバーの乾いた土っぽさが指に残る。持続が短いと感じる人は、肌ではなく服のほうを嗅いでみると印象が変わるかもしれません。

正直な注意点

先に弱点を二つ書きます。ここを許せるかどうかで、買うか見送るかが決まると思っています。

ひとつめは、量の許容範囲が狭いことです。二プッシュと三プッシュで、香りの届く距離がはっきり変わります。三プッシュした日の午後、狭い会議室で自分の胡椒に囲まれて、話の内容が頭に入ってこなくなったことがありました。オードパルファムという濃度を頭に入れて、迷ったら二プッシュで止めるのが僕の答えです。

ふたつめは、肌の上に置く前提の香りだということです。ブランドが「デリケートな素材やジュエリーに直接フレグランスをスプレーしないよう」注意を出している以上、上着の襟に吹いて出かける、という手抜きが使えません。着替えのついでにシャツへ、という運用ができないのは、朝の五分が惜しい日には地味に痛いところです。

もうひとつ、買うときの実務的な話を足しておきます。公式ページの製品説明の中に、100mLの商品ページなのに「容量:50ml」と書かれている箇所がありました。サイズの表記が食い違って見えることがあるので、注文の画面のサイズ欄を目で確かめておくと安心です。ここは僕が勝手に直せる話ではないので、そのまま伝えておきます。

注意

① 量の許容範囲が狭い。二プッシュと三プッシュで届く距離が変わり、閉じた部屋では自分で参る
② 肌に置く前提。デリケートな素材やジュエリーへの直接スプレーは注意書きで控えるよう示されている

合う人・合わない人

この香水が向くのは、甘い香りに飽きた人です。バニラは入っていますが、出てくるのは最後だけです。それまではずっと胡椒とハーブと木が続きます。甘さを期待して買うと肩透かしを食らい、乾いた色気を探していた人は当たりを引く。分かれ目はそこだけだと思っています。

もうひとつ向くのは、香りを「近い人にだけ届けたい」と考えている人です。ハート以降は距離が縮むので、テーブルを挟んだ相手にはきちんと届いて、それより先へは行きません。この性質を分かって使うと、かなり扱いやすい香水になります。

逆に、朝から晩まで同じ一本で通したい人にはすすめにくいです。昼の明るい場所で使うと、赤いボトルの見た目どおりの主張が出てしまいます。次の節で、僕が実際にやらかした場所の話を書きます。

こんな人に合う

  • ✓ 甘い香りに飽きて、乾いた色気を探している人
  • ✓ 近い距離の相手にだけ届けばいいと考えている人

合わないかも

  • × 朝から晩まで一本で通したい人

使う場所と時間

出番として似合うのは、日が落ちてから、相手との距離が一メートルを切る場面です。食事の席、車の助手席、映画の帰り道。このあたりで首の後ろから立ち上がってくると、香りの温度がちょうど場に合います。服装は、暗い色のシャツや薄手のニットが相性よかったです。

反対に、僕がはっきり場所を間違えた日の話をします。人間ドックの朝でした。前の晩から何も食べずに家を出るので、頭が働いていなかったんだと思います。玄関でいつもの癖のまま二プッシュして、電車に乗り、受付を済ませ、検査着に着替えました。

問題はそのあとです。二十人ほどが黙って座っている待合室は、消毒のにおいしかしない空間でした。そこに僕だけが、胡椒とハーブを連れて座っている状態です。誰も何も言いませんが、隣の人が一度だけこちらを見ました。採血の順番で看護師さんに「いい香りですね」と声をかけられたとき、それが褒め言葉ではなく合図だと分かって、耳が熱くなりました。

香りに罪はありません。場所の選び方を間違えただけです。ただ、この経験のおかげで線引きがはっきりしました。無臭が正解の場所には持ち込まない。病院、試験会場、和食のカウンター。この三つは、赤いボトルの出番ではありません。

使う場面

仕事・オフィス 二プッシュでも閉じた会議室では強く出る
夜デート 距離が縮んだときの相性がいい
休日 夕方以降の外出なら問題なし
真夏 × 汗と混ざると胡椒の角が立つ

保管で中身は変わる

化粧箱は捨てないでください。僕は昔、箱をすぐ処分する派でしたが、この赤いボトルに関しては残しています。理由は単純で、色付きガラスとはいえ光は入るからです。使う頻度が週に一度なら、箱に戻して引き出しにしまうほうが、中身の状態は保てます。

置き場所として避けたいのは三か所です。窓際と洗面所、そして暖房の吹き出し口の近くです。三つとも温度か光か湿気が動き続ける場所で、香水にとっては落ち着かない環境になります。とくに夏場の車内は温度の上がり方が桁違いなので、ダッシュボードに置いたまま出かけるのは避けたいところです。

僕の運用はこうです。普段使う一本は寝室のチェストの引き出しへ。開け閉めするたびに温度が動く場所より、閉じたままの暗い箱の中のほうが安心できます。二百ミリリットルのような大きいサイズを選んだ場合は、使い切るまでの期間も長くなるので、保管の丁寧さがそのまま香りの寿命を左右します。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際 × 赤い色つきガラスでも光は入り、週に一度しか開けない瓶ほど響く
浴室・洗面所 × 二百ミリリットルまで選べる香水で、大きい瓶ほど水回りにいる時間が長くなる
暖房の近く × 冬も出番があるので、暖房を使う月ほど吹き出し口の前が危ない
夏の車内・ダッシュボード × もともと夏に弱い一本で、置き忘れると温度がひと息に上がる

買う前にためらった3点

赤い瓶を手に取ってから決めるまで、僕がためらっていたのは甘さと強さと季節でした。昼に嗅ぐと違和感があって、夜に嗅ぐと納得する。この振れ幅を面白いと思えるかどうかが、最初の分かれ目だった気がします。

買う前に迷った点

甘すぎないか 甘さが立つのはベースから。肌の温度が高い日ほど早く上がってくる
主張が強すぎないか 量の問題が大きい。二プッシュで首の後ろだけにすると別物になる
季節を選ぶのでは 春と秋が機嫌よく、夏だけ汗と噛み合わない

甘さについては、買う前と使ったあとで読み方が変わりました。甘くなるのはベースに入ってからです。そこまでは胡椒とハーブが引っぱります。肌の温度が高い日はバニラの層が早く上がってくるので、甘いと感じる日と感じない日が出ます。冬の乾いた日に吹いてみると、同じ瓶とは思えないくらい印象が変わりますよ。

強さのほうは、結局のところ僕の量の問題でした。三プッシュ以上で、閉じた部屋に入ると、確かに強い。一度その失敗をしています。二プッシュで、しかも首の後ろだけにすると、まわりに置く距離がちょうどよくなりました。

季節については、買う前の心配がそのまま当たりました。汗と混ざったときのペッパーは、涼しい日に嗅ぐそれとは別物でした。春と秋の機嫌がよく、冬もいけて、夏だけ相性がよくありません。ここは我慢して使うより、季節で持ち替えるほうが幸せになれると思います。

まとめ:ヴェルサーチェ エロス フレイム の使いどころ

半年ほど使ってみて、この一本の居場所ははっきりしました。夜、距離が近い場面、乾いた色気が欲しいとき。赤くて派手な見た目に反して、香りそのものは驚くほど落ち着いています。柑橘で開き、ハーブと木で歩き、最後にほんの少し甘くなる。この流れを面白いと思えるなら、長く付き合える一本になります。

逆に、朝から晩まで一本で通したい人や、甘い香りを探している人には、別の選択肢を探したほうが早いです。僕の失敗を踏まえて言えば、無臭が正解の場所に持ち込まないという線さえ守れば、この香水が裏切ることはほとんどありません。

Ryo

近づいた人にだけ届く香りです。赤い見た目は、たぶん囮です。

この記事のまとめ

  • ✓ 甘さで押さず、柑橘とペッパーの熱で色気を作る一本
  • ✓ 僕の腕での持続は6時間前後。服に移ると翌日まで残る
  • ✓ 夜と近い距離では強いが、昼の閉じた場所では自分が浮く
VERSACE Eros Flame Eau de Parfum 100mL

VERSACE Eros Flame Eau de Parfum 100mL

参考価格 20,240円前後

柑橘とペッパーの温かみあるスパイシーな香りを楽しみたい人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次