洗面台に並べた香水のうち、まっさきに残量が減ったのがこのボトルでした。結論から言うと、シャネル N°5 は特別な日のためにしまっておく香水というより、平日の朝に手が伸びる一本です。この記事では、僕の腕でどう香ったか、家族から返ってきた反応、買う前に知っておきたい弱点、似合う服と時間まで書いていきます。
この記事でわかること
- 僕の腕でどう香ったか。体感での持続はどのくらいか
- 家族や職場で、実際にどんな反応が返ってきたか
- 買ってから気づいた弱点が2つ。買う前に知っておきたいこと
- 似合う服・似合う時間と、つけないほうがいい場面
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:N°5 (ナンバーファイブ) は「自分より先に人が気づく香り」
半年つけて出した結論は、この香水は周りの人のためにある、ということでした。理由は単純で、僕自身が慣れてしまうのが早いのに、周りの反応だけは同じまま返ってくるから。つけて30分もすると自分の鼻はもう拾わなくなるのに、隣に座った人はまだ気づきます。この非対称が、僕がこの香水をおもしろいと感じている理由です。
だから「香っているか不安になる」タイプの人には向きません。逆に、自分では意識せずに、人の記憶に何かを置いていきたい人には合います。まとうというより、部屋を出たあとにも香りが残る感じ。ボトルの見た目からもっと派手なものを想像していたので、この静かさは僕にとって意外でした。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
つけた本人がいちばん早く忘れて、周りがいちばん長く覚えている香水です。

シャネル N°5 (ナンバーファイブ) の基本情報
僕が買ったのは100mLのスプレーです。数字だけ先にまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | CHANEL |
| 商品名 | N°5 オードゥ パルファム 100mL |
| 剤形 | オードゥ パルファム(スプレー) |
| 香調 | シトラス・ローズ・ジャスミン・バーボンバニラ |
| 価格 | 24,300円(楽天の国内正規品表記の店) |
| 容量展開 | 1.2/1.7/3.4/6.8 FL.OZ. の4サイズ |
| 僕の使い方 | 1日1プッシュ・半年使用 |
100mLで24,300円。1回に使うのは1プッシュなので、僕の減り方だと数年は持ちます。ただ、最初の一本として100mLを選ぶかどうかは考えどころで、米国の公式ページには1.2 FL.OZ. から6.8 FL.OZ. まで4サイズが並んでいます。小さいほうから試せる作りにはなっているわけです。
もう一つ、買うときに気をつけたい点があります。ネットで検索すると、国内正規品と書いてある店と、並行輸入と書いてある店が混ざって出てきます。値段の差はそこから来ることが多いので、価格だけで飛びつかず、店の表記を先に見てください。僕が買ったのは国内正規品の表記がある店でした。
香りをつくっている素材
この香水は、公式が香りを段階に区切って説明していません。COMPOSITION の欄に、素材が地の文で並べてあるだけです。実際つけてみても、順番に交代していくというより、3つの素材がいっしょに香っていると感じます。ここでは僕の腕での役割分担として書いていきましょう。もう一つ、アルデヒドという要素も公式の文に並んでいました。この香水らしさをつくっているのは、たぶんここです。
シトラス:手前に立って全体を軽くする役
いちばん高く、はっきり香るところです。ブライトなシトラスが手前に立つことで、後ろにある甘い部分が重くなりすぎずに済んでいます。この香水を「甘ったるい」と言う人と「意外と清潔」と言う人に分かれるのは、この手前の明るさをどれだけ拾えるかの差だと思います。僕の腕では、この明るさがかなりはっきり出ました。
石けんに近い印象を受ける人が多いのも、たぶんここです。甘さの前に清潔感が来る作りになっているので、朝つけても重くなりません。
ローズとジャスミン:いちばん強く香る
香りの重心はここにあります。メイローズとジャスミンを軸に組まれた花束、というのが公式の説明ですが、つけている側の感覚だと「花」というより厚みのある布に近いです。みずみずしい生花とは少し違って、乾いた花びらを何枚も重ねたような厚みがあります。カシミアのセーター越しに感じる体温、と言えば近いでしょうか。
この厚みが、香り全体の重さをひとりで引き受けています。明るさも甘さも、この濃さがあるからきれいにまとまるのでしょう。値段の理由は半分ここにあるはずです。
バーボンバニラ:全体を包む甘さ
いっしょに香っている甘さです。強く出てくる甘さではありません。花をやわらかくしてくれる甘さだと感じています。砂糖菓子の甘さを想像すると外れます。無花果と濃いめの紅茶、そこにミルクを少し落としたくらいの、水分を含んだ甘さです。
このバニラがあるおかげで、肌に乗ったときの角が取れます。僕がこの香水を「大人の香り」と呼びたくなるのは、甘いのに子どもっぽくならないから。この強さの組み合わせは、正直かなり計算されていると感じます。
STEP 1|0〜30分
体から少し離れたところで香る
腕を下ろしていても自分で分かる
STEP 2|〜3時間
肌の近くに寄ってくる
すれ違った距離の人が気づく
STEP 3|それ以降
シャツの繊維に薄く残る
自分ではもう拾えない
正直な注意点
いい香水ですが、手放しでおすすめできるかというと違います。半年使って、買う前に知っておきたかったと思った点が2つありました。
1つめは量です。1プッシュで完全に足ります。むしろ多いくらいで、僕は最初の1週間、2プッシュしていて家の中が重くなりました。妻に何も言われなかったのですが、換気扇を回されたので伝わりました。手首に1、それで一日持ちます。
2つめは気温との相性です。暖房の効いた電車でコートを脱いだ瞬間、香りがひと回り大きくなって、隣に立っていた人が顔を上げました。同じ1プッシュでも、空気が温かいと届く範囲が広がるのだと思います。気温が上がる場所へ行く日は、量を半分に落としておくくらいでちょうどいいでしょう。
注意
① 1プッシュで足りる。2プッシュすると室内では重くなり、換気が必要になる
② 気温で印象が変わる。暖かい室内に入ると届く範囲がひと回り広がるので、量を半分に落とす
合う人・合わない人
この香水は読者を選びます。誰にでもすすめられる一本ではありません。
合うのは、人の記憶に何かを残すことを目的にできる人です。それから、甘い香りに苦手意識がある男性にもすすめられます。女性向けという印象が強いかもしれませんが、僕がつけていて違和感を持たれたことはありません。前に立っているのが甘さではなく清潔感なので、男の僕の肌でも甘くならないのだと思います。
逆に、香りで自分を鼓舞したい人には物足りないはずです。つけた瞬間のテンションを買いたいなら、もっと分かりやすい香水がいくらでもあります。
こんな人に合う
- ✓ 人の記憶に何かを残したい人
- ✓ 甘い香りが苦手だけど大人っぽさは欲しい男性
合わないかも
- × つけた瞬間の高揚感を買いたい人
使う場所と時間
僕がいちばん使っているのは、平日の朝、出社前です。特別な日のための香水だと思って買ったのに、結果として出番が多いのはここでした。理由は、この香りが清潔感の側から入るからです。仕事の場に持ち込んでも、香水をつけてきた人という印象になりません。
服との相性でいうと、ウールやコットンのように織りが詰まった素材と合います。ニット、シャツ、コート。逆に、ポリエステルの光る生地やスポーツウェアと合わせると、香りだけが浮いて見えます。
時間帯でいうと、朝つけて夕方まで通す形が自然でした。夜から出かけるときにつけ直すなら、量は半分にしています。夜の室内は空気があまり動かないので、朝と同じ量だと自分でも濃く感じました。ここは季節よりも、空気が動くかどうかで決めています。
家族の反応の話をもう一つ。実家に帰ったとき、玄関で母が一瞬こちらを見て、それから何も言わずに笑いました。あの顔が言葉より正確でした。職場では、隣の席の後輩が資料を渡しにきたときに小さく鼻を動かして、その日の夕方に「香水変えました?」と聞いてきています。自分では気づかない場所で、こういう反応が積み上がっていく香りです。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 清潔感の側から入るので甘くならない |
| 夜デート | ○ | 距離が近いほど届く。量は半分に |
| 休日 | ○ | ニットやコートとよく合う |
| 真夏 | △ | 日中は甘さが前に出るので量を半分に |

保管で中身は変わる
香水は置き場所で中身が変わります。僕は買ったときの箱に戻して、寝室のクローゼットの棚に置いています。光と温度と湿気の3つを避けられれば十分で、専用の道具はいりません。
100mLは使い切るまでの期間が長いので、置き場所の差がそのまま出ます。箱に戻すのはひと手間ですが、増える動作は一つだけ。見せる収納にしたい気持ちはよく分かるものの、この香水に関しては箱の中で寝かせておくほうが、半年後の香りが素直でした。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 紫外線と温度差で香りの立ち方が変わる |
| 浴室・洗面所 | × | 湿気と温度の上下が激しい場所 |
| 暖房の近く | × | 温度が上がると中身の劣化が早まる |
| 箱に戻して収納 | ○ | 100mLは使い切るまでが長いので、箱ごと保管が安心 |
口コミの読み方
この香水は有名なぶん、感想も極端に振れます。
「甘すぎる」という感想は、たぶん量の問題です。2プッシュ以上つけると本当に甘くなるので、この声の何割かは1プッシュに減らすと消えます。「年配の人の香り」という言われ方もされます。これは香りそのものより、どんな服とどんな場面で使われてきたかの記憶に引っぱられた感想でしょう。同じ香りでも、シャツとコートで身につければ印象は変わります。
口コミの読み方
| 甘すぎる | 量の問題。1プッシュに減らすと印象が変わる | |
| 年配の人の香り | 香りより、着ている服と場面で受け取られ方が動く | |
| 男がつけるのは無理 | 前に立つのは清潔感のほう。僕は言われたことがない | |
| 高すぎる | 1回1プッシュなら100mLは長く使える |
まとめ
シャネル N°5 は、つけた本人が目立つ香水ではありません。周りの記憶のほうに残っていくタイプで、そこを理解して買えば、値段のわりに長く付き合える一本になります。僕にとっては、特別な日の香水ではなく、平日の朝の道具になりました。
量は1プッシュ。夏は半分。この2つを守るだけで、印象はかなり変わります。買うときは国内正規品の表記があるかどうかを先に確かめてください。
この記事のまとめ
- ✓ 1プッシュで足りる。多くすると室内で重くなる
- ✓ 平日の仕事の場に持ち込める清潔感がある
- ✓ 買う前に、店の表記が国内正規品か並行輸入かを見る
※本記事はプロモーションを含みます

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