クリード ラブ イン ホワイト フォーサマー は、リンゴやクランベリーといった果実の明るさから始まり、米とアイリスの粉っぽい中盤を経て、シダーウッド1つの乾いた木に着地する香りです。前を厚く後ろを薄くした構成なので、立ち上がりははっきり出るのに、余韻はあまり長く残らない。夏を中心に軽く香らせたい人、そして本家のラブ イン ホワイトをすでに持っている人に向きます。
ラブ イン ホワイトの夏向けの派生です。どちらにも米が入っていますが、周りに置かれているものが違うので、着地する場所が変わります。
比べたうえで「これだ」と思ったなら、こちらです。
この記事でわかること
- 本家ラブ イン ホワイトとの違い(果実が6つに増え、ベースは1つに減る)
- 夏向けと言われる理由と、余韻が短くなる仕組み
- 正規と並行輸入で変わること(価格・保証・保管・刻印)
- 3万円を超える買い物で外さないための試し方
結論:夏に振った派生で、本家を持つ人の2本目に向く
中盤の軸は本家と同じで、米とアイリスの粉っぽい質感が共通しています。違うのは前と後ろの厚みです。フォーサマーはトップの果実が6つに増え、ベースはシダーウッド1つに減っている。前を厚くして後ろを薄くした構成なので、最初の明るさが強く出て、余韻は短くなります。
向くのは、夏を中心に着たい人です。通年で1本にまとめたいなら本家のほうが素直で、こちらは季節を絞って使う2本目に収まります。ただし国内の正規取扱は都市部の百貨店が中心なので、地方では現物を嗅がずに買うことになりがち。3万円を超える買い物だけに、少量から試す手段を先に持っておきたい。
総合評価:3.5 / 5.0 ★★★★★
クリード ラブ イン ホワイト フォーサマーの基本情報
| ブランド | クリード |
| 商品名 | ラブ イン ホワイト フォーサマー |
| 立ち位置 | ラブ イン ホワイトの夏向けの派生(公式は「夏の輝きを捉えた明るい対の存在」と説明) |
| 容量 | 75mL(公式が出している容量) |
| 価格帯 | 正規の取扱で3万円台〜6万円台が中心 |
| 香調の流れ | 果実(トップ)→ 米とアイリスを軸にした花(ミドル)→ シダーウッド(ベース) |
| 国内の代理店 | インターモード川辺(2023年8月に新宿伊勢丹で再上陸) |
本家との違いは果実の量
公式が公開している原料はこの通りです。
| 公式が挙げている原料 | |
|---|---|
| トップ | リンゴ・クランベリー・赤い実・桃・レモン・ベルガモット |
| ミドル | 米の層・トスカーナ産アイリス・フリージア・ジャスミン・マグノリア |
| ベース | バージニア産シダーウッド |
香水の紹介記事には、公式と違う原料が書かれていることがあります。古い処方の情報がそのまま引き継がれていたり、他の媒体の記述が写されていたりするためです。ここに載せているのは公式が現在公開している内容です。
公式は、夏の輝きを捉えた、ラブ イン ホワイトの明るい対の存在だと説明しています。
| ラブ イン ホワイト | フォーサマー | |
|---|---|---|
| トップ | オレンジの皮・リンゴ・アプリコット | リンゴ・クランベリー・赤い実・桃・レモン・ベルガモット |
| ミドル | 花5つ+米 | 米の層・アイリス・フリージア・ジャスミン・マグノリア |
| ベース | ムスク・シダーウッド | シダーウッドのみ |

違いははっきりしています。フォーサマーはトップの果実が6つに増え、ベースがシダーウッド1つに減っている。前を厚くして後ろを薄くした構成です。
この作りだと、最初の明るさが強く出て、余韻が短くなります。夏向けと言われるのはそのためで、気温が高いと香りは膨らむので、土台を軽くしておく必要があるからです。
中盤はどちらも米とアイリスが軸です。粉っぽい質感という共通点があるので、続けて嗅ぐと同じ家系の香りだと分かります。
どちらか1本なら、着る季節の長いほうを選べばいい。通年なら本家、夏が中心ならこちらです。
価格と容量を整理する
公式が出している容量はこの通りです。
| 容量 | 使いどころ |
|---|---|
| 75mL | 日常の主軸 |
クリードは日本で買うと高いブランドです。正規の取扱では、容量にもよりますが3万円台から6万円台が中心の帯になります。50mLで4万円前後、100mLで5万円台という見当をしておくと大きくは外れません。香水としては最上位の価格帯で、ニッチ系と呼ばれるブランドの中でも高いほうに入ります。
贈り物として考えるなら
香水を贈り物にするのは、本来かなり難しい選択です。身につけるものの中でも好みの幅が狭く、しかも受け取った側は合わなくても言い出しにくい。
贈る前に確かめておくこと
- 普段どんな香りを使っているか。系統が分かれば外しにくい
- 香水を日常的に使う人か。使わない人に贈ると置物になる
- 職場で香りを制限されていないか。医療や飲食では使えないことがある
- 容量は小さめでいい。30mLでも使い切るには1年以上かかる
クリードを贈り物に選ぶ理由があるとすれば、箱とボトルの作りがしっかりしていることです。正規で買えば刻印を入れられる場合もあり、そこは既製品との差になります。
ただし価格が価格なので、関係によっては相手を困らせます。4万円の香水を受け取ると、返礼を考えさせてしまう。贈る相手との距離を、香りの好み以上に先に考えたほうがいい。
日本で買うときに知っておくこと
クリードは2023年8月に新宿伊勢丹で日本へ再上陸しました。国内の代理店はインターモード川辺で、正規品はここを通ったものになります。ただし取扱店はごく限られていて、地方では現物に触れる機会がほとんどありません。
そのため、日本で流通しているクリードの多くは並行輸入品です。個人や業者が海外から仕入れたもので、これ自体は違法ではない。ただ、正規と並行では扱いが変わります。
| 正規(伊勢丹など) | 並行輸入 | |
|---|---|---|
| 価格 | 定価。3〜6万円台 | 2〜4割安いことが多い |
| 保証 | 国内の窓口がある | 販売店ごと |
| 保管 | 管理されている | 経路が読めない |
| 刻印サービス | 受けられる | 対象外 |
価格差は小さくありません。ただし香水は熱と光で変わるので、輸送と保管の経路が読めないことは実質的なリスクです。極端に安いものには理由があると考えたほうがいい。
偽造品も存在します。クリードは世界的に模造の多いブランドで、ボトルの作り込みまで似せたものが出回っています。定価の半額を大きく下回るような値付けは、まず疑ってかかったほうがいい。
つけ方ともち
クリードは香料の濃度が高く、少量で足ります。普段どおりの感覚で3プッシュも4プッシュも使うと、確実に多すぎます。
つける量と場所
- 1〜2プッシュから始める。足りなければ次の日に増やす
- 首すじ・耳の後ろ:人に届きやすい。仕事の場では控えめに
- 手首・肘の内側:動くたびに立ち上がる
- 腰まわり・膝の裏:下から穏やかに上がってくる。量を間違えにくい
つけた直後の30分は、自分でも強く感じます。そこで判断せず、1時間後の残り方で量を決めるといい。
香りが弱いと感じたときに足すのは、たいてい間違いです。人は自分の匂いに数分で慣れるので、自分に届かなくなった時点でも周りにはまだ届いています。「弱くなった気がする」で足していくと、外から見た量は倍になっている。自分の鼻を基準にしないことが、この価格帯の香水では特に大事になります。
肌が乾いていると持ちが落ちます。無香料のクリームを薄く塗ってからつけると、同じ量でも残り方が変わる。量を増やす前に、こちらを試したほうが安全です。
持続は香りによって差が大きい。柑橘が主役のものは3〜4時間で輪郭がぼやけ、木や樹脂が土台にあるものは半日以上残ります。外出前に一度だけつけて持たせたいなら、後者を選んだほうが現実的です。
惜しいところ
まず値段です。3万円を超える買い物になるので、香りが合わなかったときの損失が大きい。この価格帯は「なんとなく良さそう」で買っていい額ではありません。
試せる場所が限られます。国内の正規取扱は都市部の百貨店が中心で、地方だと現物を嗅がずに買うことになりがちです。香水を嗅がずに買うのは、本来いちばん避けたい買い方になります。
ロット差もあります。天然原料の比率が高いぶん、同じ名前でも製造時期で印象が変わることがある。「前に買ったものと違う」という声が出るのは、この作りの裏返しです。
ベースがシダーウッド1つなので、持続は短めです。夏に何度もつけ直す前提になります。
本家を持っている人が買い足す形が本来の想定です。最初の1本としては割高な選択になります。
買う前に試す
5万円前後の買い物です。しかも国内で試せる場所が限られている。この2つが重なると、嗅がずに買って外す確率が上がります。少量から試す手段を持っておくと、失敗したときの損失が桁で変わります。
あわせて読みたい
- クリードで最初に名前が挙がる1本を知りたいなら、クリード アバントゥスの徹底検証もどうぞ。
- 同じブランドのクリード グリーン アイリッシュ ツイードはどんな香りもどうぞ。
まとめ:夏を担当させる2本目として置くと収まりがいい
クリード ラブ イン ホワイト フォーサマー は5万円前後です。国内で現物に触れる機会が少ないぶん、嗅がずに買う人が多い香りになります。
贈り物にするなら、相手の好みを確かめる手段を先に持っておくほうが確実です。
作りをもう一度整理しておきます。トップに果実が6つ、中盤は米とアイリス、ベースはシダーウッドだけ。前を厚くして後ろを薄くした構成なので、立ち上がりが明るく、余韻は長く続かない。夏につけ直しながら使う香りだと考えておけば、持続の短さは欠点として引っかからなくなります。
買い方のほうは慎重でいい。正規なら3万円台から6万円台で、国内の窓口と刻印が付きます。並行輸入は2〜4割安い代わりに、輸送と保管の経路が読めない。定価の半額を大きく下回る値付けには偽造の疑いもあるので、安さだけで決めないほうが無難です。
※本記事はプロモーションを含みます

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