ペパーミントを重ねた、甘さのない柑橘です。最初はミントと柑橘の強い清涼感、1〜2時間で柑橘が中心になり、2時間を過ぎると穏やかな余韻に落ち着きます。夏の日中やスポーツの後に、汗と喧嘩しない香りを探している人向け。
名前はギリシャ神話に出てくる庭園に由来します。黄金の林檎を守る乙女たちの庭です。そこにペパーミントを合わせた、遊びのある構成を見ていきます。
この記事でわかること
- ペパーミントと柑橘を重ねた、甘さのない清涼感の正体
- 名前の由来と「ヘスペリディック」という言葉のつながり
- 持続が3〜4時間と短い理由、つけ直し前提で使う考え方
- 100mLで25,960円という価格を、どう見積もるか
結論:夏に振り切った、甘くない柑橘
総合評価:3.8 / 5.0 ★★★★☆
一言でいえば、柑橘の明るさにペパーミントの冷たさを重ねて、清涼感を二重にした香りです。甘さはまったくない方向で、汗の匂いとも相性がいい。夏の日中、スポーツの後、職場や食事の席まで通ります。
弱点は持続で、柑橘もミントも分子が軽く、オードトワレという濃度も相まって3〜4時間で落ち着きます。ただしつけ直しを前提にすれば濃さは自分で調整できるので、朝の1回で1日を通したい人より、そのつど涼しさを足したい人に向く設計。冬には冷たすぎるぶん、夏の相棒と割り切れる人にとっては迷う要素がありません。
ロー デ ゼスペリードの基本情報
| ブランド | ディプティック(1961年・パリ サン・ジェルマン大通り34番地で創業) |
| 商品名 | ロー デ ゼスペリード |
| 濃度 | オードトワレ |
| 容量 / 価格 | 100mL:25,960円 |
| 香調 | ペパーミント(強い清涼感)/シトラス(明るく大胆な柑橘) |
| 系統 | 柑橘(ヘスペリディック) |
| 持続 | 3〜4時間 |
| 題材 | ギリシャ神話の庭園ヘスペリデス(黄金の林檎を守る乙女たち) |
ゼスペリードという名前
ギリシャ神話に登場するヘスペリデスのことです。
神話での位置づけ
- 世界の西の果てにある庭園
- 黄金の林檎が実る木がある
- ヘスペリデスという乙女たちが守る
- ヘラクレスの12の功業のひとつの舞台
香水の世界では、柑橘系の香調を「ヘスペリディック」と呼ぶことがあります。
この庭園の名前が語源になっています。
つまり名前自体が「柑橘」を意味している。
ディプティックは1961年、パリのサン・ジェルマン大通り34番地で始まりました。画家・舞台美術家・インテリアデザイナーという3人のアーティストが作った店で、もともとは布や雑貨を扱っていました。
ミントを合わせるという選択
公式は「強いペパーミントの香りが、悪戯っぽい遊び心のある、魅力的で大胆なシトラスの香りを引き立てる」と説明しています。
| 素材 | 役割 |
|---|---|
| ペパーミント | 強い清涼感 |
| シトラス | 明るく大胆な柑橘 |
柑橘とミントはどちらも清涼感がありますが、方向が違います。
柑橘は果実の明るさ、ミントは鋭い冷たさ。
重ねると清涼感が二重になり、夏に強い香りになります。
最初に評判を取ったのはフレグランスキャンドルで、香水はその後です。1968年に最初のオードトワレ「ロー」を発売しました。部屋の香りから始まったブランドなので、空間に馴染む作りが今も残っています。
つけてからの変化
時間の変化
- 最初:ペパーミントと柑橘の強い清涼感
- 1〜2時間:柑橘が中心になる
- 2時間以降:穏やかな余韻
柑橘もミントも分子が軽いので、持続は短い部類です。
オードトワレという濃度も相まって、3〜4時間で落ち着きます。
つけ直しを前提にしたほうが現実的です。
当てはまるほうだったなら、こちらです。
向いている人
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| 清涼感が好き | ◎ |
| 夏に使いたい | ◎ |
| スポーツの後に使いたい | ◎ |
| 長く香ってほしい | × |
| 甘い香りが好き | × |
甘さがまったくない方向です。
汗の匂いと相性がいいので、運動の後にも使えます。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 夏の日中 | ◎ |
| スポーツの後 | ◎ |
| 職場 | ◎ |
| 食事の席 | ◎ |
| 冬 | × |
合わせやすい服
- 白いシャツ
- リネン
- スポーツウェア
- 明るい色
オードトワレとオードパルファンの違い
ディプティックには、同じ名前でオードトワレとオードパルファンの両方がある香りがあります。
| オードトワレ | オードパルファン | |
|---|---|---|
| 濃度 | 低め | 高め |
| 持続 | 3〜5時間 | 5〜8時間 |
| 拡散 | 軽く広がる | 肌に近く長い |
| 価格 | 18,700円〜 | 31,460円 |
濃度が違うだけでなく、処方そのものが違うことがあります。
同じ名前でも別の香りとして扱ったほうが正確です。
軽く使いたいならオードトワレ、長く残したいならオードパルファンという分け方が現実的です。
欠点
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 持続が短い | 大 |
| 冬には使えない | 大 |
| 価格が高い | 大 |
| ミントが苦手な人がいる | 中 |
柑橘とミントはどちらも揮発が速い。
1日に2〜3回つけ直すことになります。
冬に使うと冷たすぎるので、実質的に夏だけの香りです。
2万円台を出して使える期間が短い点は、承知しておいてください。
短所は裏返すと使いどころの説明でもあります。持続が短いのはつけ直しで濃さを調整できるということ、冬に向かないのは夏の暑さに真正面から効くということ。ミントの好き嫌いが割れる点も、合う人にとっては代えのきかない1本になります。
キャンドルとの関係
ディプティックはキャンドルで知られたブランドです。
| キャンドル | 香水 | |
|---|---|---|
| 広がり方 | 空間全体に均一 | 肌から立ち上がる |
| 温度 | 炎の熱で一定 | 体温で変化する |
| 変化 | ほとんどない | 時間とともに移る |
| 価格 | 8,000円前後〜 | 18,700円〜 |
同じ名前の香りがキャンドルにもある場合、部屋で試してから香水に進むという順番が取れます。
ただしキャンドルと香水では設計が違うので、同じ香りに感じられるとは限りません。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
何mLを選ぶか
この香りは100mLで25,960円です。
1プッシュを約0.1mLとすると1,000回分。
つけ直しが多くなるので、減りは早い。
夏中心に使うとしても、2年ほどで使い切る計算になります。
柑橘は劣化が分かりやすいので、早めに使い切るほうが良い系統でもあります。
どこで手に入るか
日本では公式オンラインと、伊勢丹などの百貨店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 100mL | 25,960円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 試してから買える |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 扱う香りが限られる |
| 並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が見えない点は許容が要ります。
定価より極端に安いものは、中身と状態を確認できないと考えたほうがいい。
清涼感のある香りは、店頭でもすぐ分かります。
ただし持続の短さは実際に使わないと体感できません。
実際の価格と在庫は、扱っている店によって変わります。同じものでも取扱の有無が分かれるので、まとめて確認しておくと早い。
あわせて読みたい
- 柑橘の方向を比べるならディプティック オイエドもどうぞ。
- ミントをもう1本見るならディプティック オー ド ミンテもどうぞ。
- 同じブランドのディプティック ロー ド ネロリ、オレンジの花を3つの角度からもどうぞ。
まとめ:夏だけに振り切れるなら、強い1本
名前はギリシャ神話の庭園で、柑橘の香調(ヘスペリディック)の語源です。
柑橘とミントで清涼感を二重にした、夏に強い構成です。
持続は3〜4時間と短め。つけ直しを前提にしてください。
冬には冷たすぎるので、実質的に夏だけの香りです。
買う前に決めておきたいのは、夏だけの香りに2万円台を出せるかどうかです。100mLで25,960円、1プッシュを約0.1mLとすれば1,000回分ありますが、つけ直しが増えるぶん減りは早く、夏中心に使っても2年ほどで使い切る計算になります。柑橘は劣化が分かりやすい系統なので、使い切れる量という意味ではむしろ理にかなった容量。
清涼感そのものは店頭ですぐ分かる一方、持続の短さは使ってみないと体感できません。公式オンラインや伊勢丹などの百貨店で試してから、通販で価格を比べる順番が安全です。同じ名前のキャンドルが手に入るなら、部屋で香りの方向を確かめてから香水に進む手もあります。
※本記事はプロモーションを含みます

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