「ローズの香水は、甘すぎて重たくなる」。そう思って売り場を素通りしてきた方にこそ試してほしいのが、ゲランのラ プティット ローブ ノワールです。結論から言うと、これは甘酸っぱさのほうで軽さを作っているローズで、朝の支度のついでに乗せられる軽さがあります。実際に使い込んだ僕が、香りの中身も戸惑った点も込みでレビューします。
この記事でわかること
- 素材ごとに何がどう香るのか、僕が感じたまま
- 濃さが強く出る時間と、そのあとの残り方
- 出番が多い場面と、量を減らしている場面
- 買う前に迷っていた3点への、いまの僕の答え
ゲラン ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ 100mL
参考価格 10,881円前後
ブラックチェリーとアーモンドの菓子的な甘さで、ポップで軽やかな香水を探す人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:甘酸っぱさで軽くしたローズです
この香水を人に説明するとき、僕が使う言葉は「ローズなんだけど重くない」でした。ゲランがこの香りを「甘酸っぱくフルーティなノートで飾られた」と書いていて、実際にこちらへ届く量でいうと、花の甘さより酸っぱさのほうが多いんですよね。だから朝食のにおいが残る台所でつけても、香りどうしが喧嘩しません。
濃さの山は乗せて30分あたりで、そこから先はゆっくり肌へ近づいていきます。僕の腕での持続は体感4〜5時間。午後の半ばには自分では分からなくなるので、出かける日はもう一度乗せ直しています。長く残ることを期待して買うタイプではありません。
処方そのものも軽さのほうへ寄っていて、いまのオーデトワレは自然由来成分90%配合のナチュラル&サステナブルな処方になっています。数字を知って買ったわけではないのですが、肌に置いたときの感じと言われてみればつながる話でした。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

数字で見るラ プティット ローブ ノワール
100mLです。香水としてはかなり大きい瓶で、僕はこれを3本使い切りました。毎日1か所ずつ乗せてこの容量なので、たまに使う1本というより、朝の身支度に組み込む前提の量だと思っています。濃度はオーデトワレ。高い濃度で長く残すタイプではありません。軽さを保ったまま、何度か乗せ直して使う作りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ゲラン |
| 商品名 | ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ |
| 容量 / 価格 | 100mL:10,881円(税込) |
| 濃度 | オーデトワレ |
| 香調 | ローズ エッセンス、ローズ アブソリュート、センティフォリア ローズ、ベルガモット、ホワイトアンバー、ホワイトムスク |
ゲラン ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ 100mL
参考価格 10,881円前後
ブラックチェリーとアーモンドの菓子的な甘さで、ポップで軽やかな香水を探す人向け。
何が香っているのか、素材ごとに
香りを作っているのは、3種類のローズと、ベルガモットと、ホワイトアンバーとホワイトムスクの組み合わせです。ここから素材ごとに分けて書きますが、鼻に届くときには、ひと続きの1つの香りになっています。名前を知らずに手首を嗅いだら、僕も「ローズの甘酸っぱいやつ」で説明を終えていたはずです。
ローズ:甘さより酸っぱさのほうが多い
ローズは3つ入っています。ゲランが「魅惑的なローズの三重奏」と呼んでいるもので、象徴になっているローズ エッセンスとローズ アブソリュートのデュオに、グラース産のセンティフォリア ローズが加わりました。「ローズ・ド・メ」として知られるもので、公式の言葉では「まろやかでハチミツのような、希少で高貴」な香りです。
ただ、僕に多く届いたのは、ハチミツよりも酸っぱさのほうでした。果物の皮を剥いたときの酸に近い、つんとした角があります。花びらそのものの匂いを想像して買うと、たぶん一度は「思ったより果物だな」と感じるはずです。この角があるおかげで、ローズなのに奥へ居座りません。
ベルガモット:緑っぽい爽やかさ
ベルガモットはゲランが愛してやまない素材のひとつで、「カラブリアの緑のゴールド」と称されるものだそうです。公式の説明では爽やかなグリーンフローラルが香り立ち、ローズのみずみずしさを高める、と書かれています。
僕が感じるのも、レモンのような黄色い酸味ではなく、皮の白いところまで含んだ緑っぽさです。手首に乗せて腕を下ろしているときは気づかないのに、頬を掻いたりコップを持ったりして手が顔へ寄ると、この緑っぽさだけがはっきり分かります。甘酸っぱさの「酸」の側を担当しているのが、たぶんここです。
ホワイトアンバーとホワイトムスク:ぬくもりのある余韻
公式の言葉では、ホワイトアンバーとホワイトムスクの組み合わせが、繊細でフローラル、そしてフレッシュで優しく包み込むような香りの余韻に、柔らかさと安らぎをもたらすとされています。読むと抽象的ですが、肌に乗せると言いたいことは分かります。
僕の感覚では、酸っぱさの角が丸くなって、体温と同じくらいの温度になる部分がここです。ふわっとした柔らかさがあって、手首を顔に近づけなくても、服の襟元から返ってくる温度が分かります。この香水を人肌のものだと感じるのは、たぶんここのおかげです。
STEP 1|0〜30分
濃さの山
腕を下ろしていても自分で分かります
STEP 2|〜3時間
濃さが半分くらい
手が顔に寄ったときだけ分かります
STEP 3|それ以降
肌のすぐ上だけ
脱いだシャツの襟に翌朝まで残っている日があります
Ryo
ローズが苦手だと思っていた人ほど、これで前言を撤回することになります
買ってから戸惑った2か所
いいところだけ並べても選べないので、僕が実際に困った点を書いておきます。ひとつ目は、暖房の効いた室内で酸っぱさが立つことです。外から入って体が温まると、乗せた量は同じなのに香りの量だけが増えて、自分で気になって手首を流した日が何度かありました。冬に室内で長く過ごす日は、乗せる場所を服の下にしています。
ふたつ目は持続です。体感4〜5時間なので、朝つけたぶんは昼過ぎに自分では分からなくなります。小さい瓶を持ち歩くか、午後は香らないものとして割り切るか、どちらかを最初に決めておくほうが気が楽です。僕は後者にして、乗せ直すのは夕方から予定がある日だけにしました。
注意
① 暖房の効いた室内で酸っぱさが立つ。体が温まると香りの量だけが増えるので、冬は服の下に乗せています
② 持続は体感4〜5時間。朝つけたぶんは昼過ぎに自分では分からなくなります
誰に向く香りか
向いているのは、ローズは好きだけれど甘さで重くなるのが困る、という方です。この香水は甘酸っぱさのほうが量として多いので、花の密度が奥に残りません。それから、朝から使える香りを探している方。濃さの山が30分で来て、そのあとは静かになっていくので、家を出るまでの時間と相性がいいです。
逆に、夜にしっかり残る1本が欲しい方には向きません。昼過ぎには自分で分からなくなる長さなので、夜の予定に合わせるなら出かける直前に乗せることになります。100mLという容量も、たまにしか香水を使わない方には持て余す量だと思います。
こんな人に合う
- ✓ ローズの甘さが重く感じられて避けてきた人
- ✓ 朝の支度に組み込める香りを探している人
合わないかも
- × 夜まで残る強さを1本で済ませたい人

出番が多いのは朝です
出番が多いのは平日の朝です。シャツを着たあと、手首の内側に1か所だけ乗せて出ます。オフィスで机が近い日でも、これくらいの量なら自分の集中を邪魔しません。打ち合わせが続く日は、手首の1か所だけに留めています。
休日の昼にもよく使います。日が高いうちの明るい光と、この甘酸っぱさの相性がいいんですよね。反対に、夜の食事の席では物足りなく感じることがあります。暗い店で距離が近いと、もう少し密度のある香りのほうが場に合う気がして、そういう日は別の1本にしています。真夏は量を半分にして、汗ばむ前に一度流せる場所に乗せるようにしました。
服装でいうと、白いシャツやニット、色でいうと明るいグレーやベージュのときにしっくりきます。革のアウターを着る日には、正直あまり合いません。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 手首1か所なら自分でも気にならない量です |
| 夜デート | ○ | 暗い店だと物足りなく感じる日があります |
| 休日 | ◎ | 明るい光の下が似合います |
| 真夏 | △ | 汗ばむ日は量を半分にしています |
僕がこの瓶を置いている場所
置き場所では一度失敗しています。買った当時は、廊下の窓に面した棚へ出しっぱなしにしていました。朝早くから日が差す場所で、帰宅すると棚板がほんのり温かいんですよね。中身より先に自分が不安になって、そこからは箱ごと廊下の引き出しへ移しました。
いまは玄関の引き出しに入れています。朝に使う1本なので、出かける動線の上にあるほうが忘れません。100mLは瓶が大きくて場所を取るので、引き出しの中で立てて置ける場所を最初に決めておくと楽です。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 朝早くから日が差す棚に置いていたので、箱ごと引き出しへ移しました |
| 浴室・洗面所 | × | 支度のついでに置きたくなりますが、この瓶は持ち込まないと決めています |
| 暖房の近く | × | 冬は棚の上が暖房の風の通り道になるため、部屋の反対側に移しています |
買う前に僕が迷っていたこと
いちばん迷ったのは、甘い香りが得意ではない自分に使えるのか、というところでした。名前も見た目も甘い側の香水に見えたからです。使ってみると、届く量としては酸っぱさのほうが多くて、甘さで手が止まることはありませんでした。むしろ、甘さを期待して買うとあてが外れるほうだと思います。
次に迷ったのが、ローズという素材そのものです。自分の腕に乗せてどうなるのかが想像できませんでした。結果としては、花の甘さが前に出てこないので、そのまま日常に組み込めています。3種類のローズが入っていると聞くと濃そうに思えますが、僕の腕ではその逆でした。
最後が濃度です。オーデトワレで足りるのか、という不安がありました。濃さが強く出る30分はしっかり香るので、そこは足りています。足りないのは長さのほうで、そこは乗せ直しで埋めるしかありません。この割り切りができるかどうかが、この香水と長く付き合えるかの分かれ目だと思います。
買う前に迷った点
| 甘い香りが苦手でも使えるのか | 届く量は酸っぱさのほうが多く、僕は朝でも平気でした | |
| ローズという素材が自分に合うのか | 僕の腕では花の甘さが前に出ないので、そのまま日常に使えています | |
| オーデトワレで物足りなくないか | 濃さは十分で、足りないのは長さのほうでした |
3本目を買い直した理由
僕がこの香水を買い直したのは、ほかに代わりが見つからなかったからです。ローズで、甘くなくて、朝から使えて、乗せ直しても重くならない。この4つが同時に成り立つ1本が手持ちになくて、空になるたびに同じものを頼んでいます。持続の短さは分かったうえで、それでも3本目です。
迷っているなら、甘さを期待せずに、甘酸っぱさのほうを目当てに選んでみてください。ローズの香水は自分には無理だと思ってきた方ほど、肌に乗せた瞬間に考えが変わるはずです。
この記事のまとめ
- ✓ 甘さより酸っぱさの量が多く、ローズでも重くならない
- ✓ 濃さの山は30分、僕の腕での持続は体感4〜5時間
- ✓ 暖房の効いた室内では香りの量が増えるので、乗せる場所を変える
- ✓ 100mLを3本使い切って、いまも同じものを買い直している
ゲラン ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ 100mL
参考価格 10,881円前後
ブラックチェリーとアーモンドの菓子的な甘さで、ポップで軽やかな香水を探す人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント