香水売り場でいちばん名前を見かけるのに、いざ買うとなると迷う一本ですよね。結論から言うと、ライム バジル&マンダリンは「清潔感で外さないこと」に全振りした香水です。実際に使い込んだ僕が、香りの印象と持続の体感、そして弱点まで書きます。
この記事でわかること
- ライム・バジル・ホワイトタイムがつくる香りの印象
- 体感の持続と、コロンという濃度の意味
- 仕事でも休日でも使える理由と、合わない場面
- 買う前に知っておきたい弱点
Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) ライム バジル & マンダリン コロン 100mL
参考価格 24,860円前後
香水は初めてで、職場でも使える一本を選びたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:ライム バジル&マンダリンは「洗いたてのシャツ」の香り
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
一言で言うなら、「洗いたてのシャツにライムをひと絞りした瞬間」。ライムの弾ける酸味に、バジルの青くて少し苦い匂いが乗って、ただ爽やかなだけの柑橘とは別物になっています。この苦みがあるから、子どもっぽくならないんですよね。
「香水をつけている」と思われたくないけれど、清潔な人だとは思われたい。そんなわがままな注文に、この一本はきちんと答えてくれます。ジョー マローン ロンドンの代表作と呼ばれている理由が、肌にのせて30秒で分かる香りでした。
僕が最初にこれを買ったのは二十代の後半で、香水に何を求めればいいのかもよく分からない頃でした。それから何十本と買い足しても、この一本だけは切らさずに置いています。派手さで選んだ香水はだいたい一年で飽きるのに、これは十年経っても手が伸びる。使い続けて初めて分かる種類の良さが、ここにはあります。
ジョー マローン ロンドン ライム バジル&マンダリンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ジョー マローン ロンドン |
| 商品名 | ライム バジル & マンダリン コロン |
| 容量 / 価格 | 100mL:24,860円(税込) |
| 香調 | ライム、バジル、ホワイトタイム |
| 濃度 | コロン |
| 原産国 | イギリス |
Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) ライム バジル & マンダリン コロン 100mL
参考価格 24,860円前後
香水は初めてで、職場でも使える一本を選びたい人向け。

濃度の欄に注目してください。この香水は「コロン」です。オードトワレでもオードパルファムでもなく、ジョー マローン ロンドンはEDTやEDPという言葉を使わずに、コロンという呼び方で通しています。ここが、後で書く持続の話に効いてくる部分です。
もうひとつ、この商品は箱に入れてラッピングを施したギフトスタイルで届きます。人にあげる前提の作りになっているわけです。僕も贈り物としてこれを渡したことが何度かあって、香水に詳しくない相手でも外したことがありません。自分用に買うつもりでも、包装が丁寧だと開けるときの気分が違います。誕生日に何を渡すか毎年悩む相手がいるなら、選択肢としてかなり強いはずです。
容量は100mLです。香水としては大きいほうで、最初に見たときは使い切れるか不安になるかもしれません。ただ、後で書くとおりこの香水は一回に使う量が多めになるので、結果としてちょうどいい大きさに落ち着きます。
香りをつくっている素材
ジョー マローン ロンドンはこの香りを、ライムにバジルとホワイトタイムが加わったものだと説明しています。三つの素材が順番に出てくるというより、同時に鳴っている感覚に近いです。だから素材ごとに役割を分けて書いていきます。
ライム:カリブ海の風、と言われる主役
主役は完全にライムです。ブランドはこのライムを、カリブ海に吹く風を思わせる香りだと表現しています。少し大げさな言い方に聞こえますが、肌にのせると納得できるところがありました。レモンよりも硬くて、グレープフルーツよりも輪郭のはっきりした酸味がきます。人工的な柑橘の甘さがないぶん、みずみずしさがそのまま出ている印象でした。
柑橘系の香水にありがちな、シャンプーやボディソープを連想させる感じもありません。あくまで果実そのもので、皮ごと絞ったときのあの青い刺激まで入っています。ここが安価な柑橘フレグランスとの決定的な差です。
バジル:香りを大人にしているアクセント
この香水の性格を決めているのはバジルだと思います。ブランドの言葉でも「刺激的なバジル」と紹介されている素材で、料理で覚えのあるあの青い匂いが、ライムの後ろでずっと効いているんですよね。柑橘だけならスポーツドリンクのような印象で終わるところを、この青さが引き締めてくれます。僕がこの香水を長く使っている理由の八割は、ここです。
面白いのは、バジルだと言われなければバジルだと気づけないところ。料理の記憶と直結する素材なのに、香水の中では「食べもの」の顔をしていません。青くて、少し苦くて、体温で少しだけ丸くなる。この一枚があるおかげで、清潔感がただの無個性に落ちずに済んでいます。
ホワイトタイム:全体をつなぐ背景
香り高いホワイトタイムが、ライムとバジルの隙間を埋めています。単体で主張してくるタイプの素材ではありません。ただ、これが抜けたらライムとバジルが二つに割れてしまうはずで、全体を一枚の布のようにまとめている縁の下の役どころです。清々しいモダンクラシックと呼ばれる質感は、この素材が作っています。
肌にのせて少し経つと、この三つが一つの塊になって、体温の上で薄い膜のように残るんです。僕はこの状態がいちばん好きで、シャツの襟のあたりからふっと立ちのぼる瞬間のために使っているようなところがあります。
Ryo
これは香水というより「身だしなみ」の一部です。迷ったらこれを吹いて出れば、少なくともマイナスにはなりません。
正直な注意点
いいところばかり書いても仕方がないので、引っかかる部分も置いておきます。
注意
① 持続が短い。コロンという濃度なので体感2〜3時間。昼に付け直す前提で考えたい
② 夜の色気は出ない。清潔感に振り切っている香りなので、勝負の一本にはならない
ひとつめは持続です。朝つけて、昼には自分では分からなくなります。僕は小さいアトマイザーに移して鞄に入れ、昼休みに一度つけ足していました。この手間を面倒だと感じる人は、この時点で候補から外していいと思います。一日中まとわりつく香水を探しているなら、そもそも濃度の違う別の製品を見たほうが早いです。
ふたつめは方向性です。この香りに色気を求めても出てきません。清潔で、感じがよくて、誰にも嫌われない香り。裏を返せば、記憶に強く残るタイプではないということでもあります。「あの人の匂い」として覚えてもらいたいなら、別の一本を探したほうがいいでしょう。

もうひとつ、値段の感覚も書いておきます。100mLで24,860円というのは、持続の短さを考えると気軽な買い物ではありません。ただ、実際に使ってみると減りは思ったほど早くなくて、僕の場合は一本で二年近く保ちました。一日あたりで考えると、コンビニのコーヒー一杯にも届かない計算になります。
三つめの引っかかりは、人と被りやすいことです。定番として長く売られている香水なので、同じ香りの人に街ですれ違うことがあります。自分だけの一本が欲しい人には、そこが気になるかもしれません。僕はもう気にしなくなりましたが、最初の頃は少しだけ引っかかっていました。
合う人・合わない人
こんな人に合う
- ✓ 香水初心者で、失敗したくない
- ✓ 職場で使える一本を探している
- ✓ 柑橘の爽やかさに飽きてきた
合わないかも
- × 夜に効く色気のある香りが欲しい
- × 朝つけたら夜まで香っていてほしい
香水を一本も持っていない友人に何を勧めるかと聞かれたら、僕は今でもこれを挙げます。爽やかさの中に苦みがあるので、量産型の柑橘系に飽きた人でも楽しめるはずです。香水の付け方をまだ探っている段階の人にとっても、少し多めに吹いてしまったときの事故が起きにくいのは助かります。
反対に、香水で自分を強く印象づけたい人には向きません。この香りは主張しないことが仕事だからです。ここを取り違えると、高い買い物をして「地味だった」で終わってしまいます。買う前に、自分が香水に何をさせたいのかを一度決めておくと失敗が減ります。
使う場所と時間
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 清潔感だけが残る。会議室でも重くならない |
| 夜デート | △ | 悪くはないが印象に残らない |
| 休日 | ◎ | Tシャツにもジャケットにも合う |
| 真夏 | ◎ | 気温が上がるほど気持ちよく香る |
真夏に強い香水は、そう多くありません。この一本は例外で、汗ばむ季節ほど気持ちよく決まります。僕が七月と八月にいちばん減らすのがこれです。気温が高いと香りが立ちすぎて重くなる香水が多いなか、これは逆に軽さが際立ちます。
服装で言うと、白と青が合います。白いオックスフォードシャツ、ネイビーのジャケット、リネンのパンツ。清潔感の香りなので、服も清潔感で揃えると全部つながります。黒いレザーや重たいコートと組み合わせると、香りだけが浮いてしまう感じがありました。日曜の午前十時、洗濯物を干してから出かける、くらいの空気がいちばん似合います。
つける量は、胸元に一プッシュと手首に一プッシュくらいがちょうどよかったです。持続が短いぶん少し多めでも成立しますが、閉じた会議室では二プッシュまでにしておくと安心できます。
保管で中身は変わる
香水は買って終わりではありません。置き場所で中身が変わります。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 数か月で変質する |
| 浴室・洗面所 | × | 温度差と湿気 |
| 暖房の近く | × | 温度変化で酸化が進む |
| 引き出し・クローゼット | ◎ | 暗くて温度が安定する |
ジョー マローン ロンドンのボトルはシンプルで美しいので、つい飾りたくなります。僕も以前は棚に並べていました。ところが光は香水の敵で、飾っていたボトルほど色が濃くなるのが早かったです。箱に戻して引き出しにしまうのが、いちばん確実でした。ギフトスタイルの箱がそのまま遮光の道具になってくれるのも、この香水の地味な長所です。
つけた瞬間の印象が前と違う、色が濃くなった、金属っぽい匂いが混ざる。こういった変化が出たら中身が変わったサインです。開封してからは一年から三年を目安に使い切りたいところ。夏場に洗面所へ置きっぱなしにしたボトルは、一年ほどで香りの角が丸くなってしまいました。
口コミの読み方
評価が割れる香水ほど、読み方に気をつけたいところです。
口コミの読み方
| すぐ消える | コロンという濃度を知らずに買っている | |
| 安っぽい | 柑橘系の安価な製品を先に知っている | |
| 万人受けしすぎ | 個性が薄いという意味でもある | |
| 男性には向かない | 性別で分ける香りではない |
否定的な感想の多くは、香水そのものではなく期待とのズレから来ています。とくに「すぐ消える」という感想は、コロンという濃度を知っていれば納得できる話です。
「男性には向かない」という声も見かけますが、僕はまったくそう思いません。バジルの青さとライムの硬い酸味は、むしろ男性の肌でこそ気持ちよく出る組み合わせです。売り場の棚の分け方に引きずられているだけだと感じています。
口コミは点数を確かめるための材料というより、どういう場面で不評だったかを知るために読むと役に立ちます。そこが自分の使い方と重なるかどうかが、判断の分かれ目になるはずです。
まとめ
この記事のまとめ
- ライム×バジル×ホワイトタイムの清潔感。総合評価4.5
- 苦みのあるバジルが、ただの柑橘と分けている
- 持続は体感2〜3時間。付け直す前提で選びたい
ライム バジル&マンダリンは、香りそのもので勝負を挑む一本というより、どこに着ていっても外さない安心感を買う一本です。僕が十年近く切らさずに置いている、数少ない香水のひとつでもあります。
最初の一本としても、何十本目かの「戻ってくる場所」としても機能します。香水で悩む時間を減らしたい人には、これ以上ない選択肢になるはずです。
ジョー マローンの他の香りとも比べたい方は、ジョー マローン ロンドンの香水もあわせて読んでみてください。同じブランドの中に置くと、この一本の軽さがよく分かります。
Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) ライム バジル & マンダリン コロン 100mL
参考価格 24,860円前後
香水は初めてで、職場でも使える一本を選びたい人向け。
香水選びをもっと読む
- 30代におすすめの香水まとめはこちら
- 夏に使いたい香水まとめはこちら
- 香水の選び方ガイドこちらから
※本記事はプロモーションを含みます

コメント