イソップの香水って、名前を見ただけでは香りの方向が読めませんよね。オラノンもそのひとつだと思います。結論から言うと、これは柑橘の明るい入り口から乾いた樹脂へ静かに移っていく、秋冬向きのオードパルファムです。実際に使い込んだ僕の感覚で、香りの印象、体感の持続、そして正直な弱点まで書きます。読み終わるころには、自分の生活に合う一本かどうかが判断できます。
この記事でわかること
この記事でわかること
- オラノンの香りを一言で言うとどうなるか
- 体感の持続と、届く距離
- 秋冬に強くて真夏に弱い理由と、似合う服装
Aesop(イソップ) オラノン オードパルファム 50mL
参考価格 23,870円前後
オーナー最優先のイソップ。公式の現行16製品を確認し、未執筆でウッディ・フランキンセンス系。公開6〜8週後の11〜12月に合う
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:オラノンは「火をつける前のお香」の香り
一言で言うなら、火をつける前のお香を、乾いた木の部屋に置いたときの空気です。煙は立っていません。それでも、その部屋に入った瞬間の静けさだけがちゃんと香る。オラノンはそういう一本だと思っています。
イソップはこの香りを、きらめくシトラスのようなオープンノートに香草や草木を思わせるハートノートが続き、そこへ温かみのある樹脂と大地のミネラル感が調和する、と説明しています。主要香調はフランキンセンス、ヘイ、ミルラの3つ。乳香、干し草、没薬という並びですから、甘い花も熟れた果実も入っていません。
僕が使っていていちばん強く感じるのは、香りが自分から前に出ていかないところです。人に気づかれるのは、すれ違いざまではなく、向かい合って座ったとき。ここがハマると本当に抜けられなくなります。
最初に手に取ったときの正直な感想を書くと、「地味だな」でした。柑橘で明るく始まるのに、そこから華やかさへ向かわず、どんどん静かになっていくからです。それが手のひらを返したのは、秋口にウールのニットを着た日でした。空気が乾いて気温が下がると、この香りは急に体温をまとって、服と一体になります。季節を選ぶ香水というのは本当にあるんだな、と実感した一本です。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
これは香りで目立つ香水ではありません。着ている服の質を一段上げてくれる香水です。
イソップ オラノンの基本情報
数字で押さえておきたいところを先に置いておきます。サイズ展開は50mLだけなので、容量で迷う手間がありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | イソップ(Aesop) |
| 商品名 | オラノン オードパルファム |
| 容量 / 価格 | 50mL:23,870円(税込・変動の可能性あり) |
| 香調 | トップ:プチグレン・エレミ・ラベンダーフラワー / ミドル:ヘイ・カモミール・フランキンセンス / ベース:ミルラ・トンカ・パチョリ |
| 系統 | ウッディ、スパイシー、樹脂(主要香調:フランキンセンス・ヘイ・ミルラ) |

濃度はオードパルファムです。イソップのフレグランスは名前だけだと系統が読めませんが、オラノンについてはアロマの表記がウッディ・スパイシー・樹脂とはっきり出ているので、迷ったときはここを見ると早いですよ。
香りの変化
イソップはこの香りをトップ・ミドル・ベースの3段で示しています。便利なのは、どのタイミングで何が出てくるかが読めるところ。僕の体感の時間感覚も一緒に置いておきます。
STEP 1|0〜30分
プチグレンとエレミの明るさ
ラベンダーが角を丸くする
STEP 2|〜3時間
ヘイとフランキンセンスの乾き
香りが体の近くに寄る
STEP 3|それ以降
ミルラとトンカ、パチョリ
肌の上で少しだけ温かくなる
トップ:プチグレンとエレミが作る入り口
出だしはプチグレン、エレミ、ラベンダーフラワーです。プチグレンは柑橘の枝葉から採る素材で、イソップ自身も「きらめくシトラスのような」立ち上がりだと書いています。ここにエレミの樹脂とラベンダーの花が重なります。
大事なのは、この明るさが果汁の甘さではないところです。皮をむいたオレンジというより、柑橘の木そのものに近い方向。つけ始めから甘くならないので、朝の身支度で使っても重たくなりません。第一印象で「清潔な人だ」と思われる部分は、ほとんどがここで決まります。
ミドル:ヘイとフランキンセンスが中心に立つ
30分ほど経つとヘイ、カモミール、フランキンセンスが前に出てきます。ヘイは干し草、フランキンセンスは乳香とも呼ばれる樹脂です。イソップの言う「香草や草木を思わせる香り豊かなハートノート」が、ちょうどこのあたり。
干し草と樹脂という組み合わせは、香水のなかでもかなり乾いた部類です。カモミールがほんの少しだけ丸みを足しますが、全体としては甘くならずに落ち着きます。オラノンが秋冬向きだと言われるのは、この中心の乾き方があるからでしょう。
僕の体感だと、ここから香りは自分で広がるのをやめて、近づいた人にだけ届く距離に収まります。人と近い距離で話す仕事をしている方には、この距離感がかなり効くはずです。
ベース:ミルラとトンカ、パチョリの残りぎわ
終盤はミルラ、トンカ、パチョリ。ミルラは没薬とも呼ばれる樹脂、トンカは香ばしい甘さ、パチョリは土に近い方向を担当します。イソップの言う「温かみのある樹脂と大地のミネラル感」は、この3つが作っている部分です。
面白いのは、ここで初めてわずかな甘さが顔を出すところ。乾いて始まって、温かく終わる。この落差がオラノンのいちばん分かりやすい魅力だと思います。肌に残るのは体感で5〜6時間くらい、シャツに移ったぶんは翌朝までうっすら残ります。脱いだシャツからふっと香ってくる瞬間が、正直いちばん好きです。

正直な注意点
いいところばかり書いても仕方がないので、引っかかる部分も置いておきますね。
注意
① 真夏の日中は重くなる。樹脂と干し草が汗と混ざって、思っている以上に主張が出ます
② 甘い香りを探している人には物足りない。最後まで乾いた方向で進むので、華やかさは担当外です
もうひとつ足すなら、値段の感覚でしょうか。50mLで23,870円という設定は、ドラッグストアの香水から乗り換える人にははっきり高く見えます。ただ、1日1〜2プッシュなら1年以上は持ちますから、1日あたりで考えると案外現実的な数字に落ち着きますよ。
合う人・合わない人
こんな人に合う
- ✓ 甘い香水が苦手で、それでも無臭は物足りない
- ✓ 秋冬に使う一本を探している
- ✓ 人と近い距離で話す時間が長い
合わないかも
- × 香りで華やかに見せたい
- × 1年中これ1本でまわしたい
年齢の線引きは、あまり気にしなくて大丈夫だと思います。乾いた樹脂とハーブの香りは、若い人がつけると落ち着いて見えますし、年齢が上の人がつけると清潔に見えます。どちらに転んでも損をしにくい方向ですよね。
香水選びでつまずくのは、香りの良し悪しよりも、期待していた役割とずれたときです。オラノンに期待していいのは「上品に見える」「静かに見える」の方向。ここさえ取り違えなければ、外し方の少ない一本だと思います。
使う場所と時間
同じ香水でも、場面によって受け取られ方はずいぶん変わります。僕の使い分けはこんな感じです。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 距離が近くても邪魔をしない |
| 夜デート | ○ | 1プッシュで十分に効きます |
| 休日 | ◎ | 秋冬の外出といちばん相性がいい |
| 真夏 | △ | 量を半分に落として使います |
服装で言うなら、チャコールのウールニット、ネイビーのコート、色の濃いデニム。日曜の午後、暖房の効いた部屋でコーヒーを淹れている時間に、いちばん似合う香りです。反対に、Tシャツ1枚の真夏の夜には、どうしても服のほうが軽すぎて浮きます。素材で言えば、ウール、コーデュロイ、起毛したコットン。表面がざらついた布との相性が抜群で、逆にツルツルした化繊のシャツだと香りだけが浮いて聞こえます。
時間帯で言うと、僕がいちばん好きなのは夕方です。日中の光の下だと乾いた部分ばかりが目立ちますが、日が落ちて気温が下がるころにミルラとトンカが出てきて、香りに体温が乗ります。夜の食事に出かける前、玄関で1プッシュ足すと、店に着くころにちょうどいい濃さになりますよ。
つける位置は、朝ならシャツを着る前に胸から腰のあたりへ。上に着るものが増えるほど香りは静かに出てきます。夜に使うなら首より下に置いたほうが、近づいた人にだけ届く距離になりますよ。
保管で中身は変わる
香水は光と温度に弱いので、置き場所で寿命が変わります。せっかくの一本を数か月で終わらせないために、ここだけは押さえておいてください。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 数か月で変質する |
| 浴室・洗面所 | × | 温度差と湿気 |
| 暖房の近く | × | 温度変化で酸化が進む |
いちばん安全なのは、箱に戻して引き出しにしまう方法です。見せる収納は気持ちがいいのですが、香りを守るという一点では分が悪いですね。僕は洗面所に並べていた時期があって、夏を越したボトルの香りが最初の月と違って感じられたことがありました。それ以来、香水はクローゼットの上段に移しています。
樹脂中心の香りは、酸化すると乾いた部分が先に痩せて、甘い部分だけが残ります。オラノンで言えば、プチグレンの明るさが薄くなってトンカだけが前に出てきたら、置き場所を見直す合図だと思ってください。
口コミの読み方
通販の感想は、書いた人の肌の状態や使った量で結論が変わります。読むときは背景まで想像すると、自分に当てはまるかどうかが見えてきますよ。
口コミの読み方
| すぐ消える | 乾燥した肌では樹脂系が残りにくい。保湿してからつけると変わります | |
| きつすぎる | 3プッシュ以上つけている可能性が高い | |
| 地味に感じる | 甘さと果実が入っていない構成なので、華やかさを期待すると差が出ます |
通販でイソップの香水を探すと、並行輸入品が混じります。並行輸入そのものが悪いわけではありませんが、保管の状態までは読めません。値段だけで決めず、取扱いの説明がきちんと書かれている売り場を選んでおくと安心です。
イソップの香りをもう少し見比べたい方は、同じブランドのイソップ タシットのレビューも合わせてどうぞ。並べて読むと、自分がどの方向を探しているのかがはっきりします。
まとめ
この記事のまとめ
- ✓ 乾いた樹脂とハーブで、甘さで押さない静かなウッディ
- ✓ 体感5〜6時間。近づいた人にだけ届く距離感
- ✓ 主戦場は秋から冬。真夏は量を半分に
- ✓ 華やかさは担当外。品を足す一本として使う
オラノンは、プチグレンの明るさで始まり、ヘイとフランキンセンスで乾いて、ミルラとトンカで温かく終わる香水です。甘さで押さないぶん、着ける人を派手にせず、輪郭だけを整えてくれます。秋から冬にかけての一本を探しているなら、僕は自信を持っておすすめできますよ。
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※本記事はプロモーションを含みます

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