玄関のドアを開けた瞬間に、自分の部屋のにおいが分かる日があります。窓を開けても洗濯物を片づけても、部屋にはその家の空気がのこります。そこに一本置くだけで空気の印象を変えてくれるのが、スティックを挿して使うリードディフューザーです。
選ぶときに見るのは大きく二つ。香りがどの方向を向いているかと、その香りがどれくらい続くかです。玄関ならにおいを抑える方向、広いリビングなら部屋の隅まで届く濃さと容量が要ります。この二つさえ合っていれば、選んだあとに後悔しにくくなります。
この記事では、ルームフレグランスのディフューザーを7点えらび、香りの系統ごとにまとめました。容量や芳香期間を各ブランドが出しているものは、その数字をそのまま添えています。柑橘、石けんとムスク、お酒と木の香り、そして大容量の順に並びます。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
香りはどのくらい続くのか
気になるのは、一本でどれくらいもつのかというところでしょう。ここは各ブランドで出し方に差があり、月数まで書いているところと、そこに触れずに置いているところに分かれます。まずは今回の7点を、本文に出てくる順に並べます。
| 商品名 | 容量 | 芳香期間の表示 |
|---|---|---|
| 生活の木 オレンジハーブ | 100mL | 記載なし |
| Ashleigh & Burwood シシリアンレモン | 200mL | 記載なし |
| John’s Blend ホワイトムスク | 140mL | 約3ヶ月 |
| more room ムスク+サボン | 170mL | 約4〜5ヶ月 |
| NILE ザワイン | 190mL | 記載なし |
| APFR Heyoke | 230mL | 5〜6ヶ月 |
| mercyu Desire | 430mL | 約6ヶ月 |
期間を出している4点を並べると、容量が大きいものほど月数も長めでした。140mLで約3ヶ月、170mLで約4〜5ヶ月、230mLで5〜6ヶ月、430mLで約6ヶ月です。買い替えの間隔をあらかじめ決めておきたい人は、この4点から選ぶと予定が立てやすいでしょう。
残る3点は数字が出ていないので、容量から見当をつけることになります。ちなみに電源で香りを飛ばすタイプは、もたせ方の考え方がまるで違います。そちらと比べたい人は無印良品のアロマディフューザーも見ておいてください。
持ちのよさは、置く部屋の広さと換気の頻度でも変わります。数字はあくまで目安として読んで、最後は香りの好みで決めてしまってかまいません。
置く部屋から決めると迷いません
並んでいる名前だけを見ていると、どれを取っても良さそうで決まらなくなります。そういうときは、置く場所のほうから決めると早いです。各ブランドが公式に「どこに置く商品か」を書いているので、手がかりには困りません。
置き場所から決める
- 玄関やトイレ — 生活の木は公式が「トイレや玄関などにおいが気になる空間に」と書いています
- 広いリビング — more room はブランド公式サイトが「リビングなど広い部屋でもしっかり香りを楽しめます」と書いています
- 寝室をふくむ生活空間 — John’s Blend は公式が「リビングや寝室等の生活空間に最適です」と書いています
置き場所が決まると、必要な容量もおのずと絞られます。玄関やトイレのような閉じた空間なら小さめのボトルで足り、リビングのように空気が動く場所では容量と香りの濃さが効いてきます。玄関そのものの見せ方から整えたいなら玄関のインテリアの記事もあわせてどうぞ。
もう一つ、香りが体につく香水とは違って、ルームフレグランスは家族や来客も一緒に吸うものです。自分だけの好みで振り切らず、家のなかで通る香りを選ぶと長く置いておけます。
さわやかな柑橘でリセットしたい部屋に
生活の木 天然消臭アロマ リードディフューザー オレンジハーブ
香りを足す前に、においそのものを減らしたい。そういう場所に置く一本です。生活の木のこのシリーズは、公式が消臭の中身まで踏み込んで書いています。説明文は「置くだけで手軽に使用可能な天然アロマのリードディフューザー。天然精油のみ配合しているので、化学的な強い香りが苦手な方にもおすすめ。」です。
消臭については「排泄物(糞尿臭)に含まれる臭気成分(アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、インドール)に対して消臭効果を確認。」と書かれています。臭気成分の名前まで挙げているので、どの種類のにおいを狙ったものなのかが読む側にも分かります。においのもとに向かう効果まで期待できる一本です。
容量は100ml、価格は公式で税込2,970円。香りはオレンジハーブのほかにシトラスミントとひのきが用意されていて、玄関には柑橘、トイレには木の香りという振り分けもできます。原産国は日本です。
配合を天然精油のみに絞っていることは、公式が説明文のはじめのほうで挙げている点です。何が入っているかを確かめてから部屋に置きたい人には、ここが選ぶ手がかりになります。
玄関とトイレは、公式そのものが置き場所として名指ししている空間です。そこから手をつけたい人におすすめします。
Ashleigh & Burwood シシリアンレモン
英国で生まれたブランドで、日本では正規代理店のリブインコンフォートが直販しています。シシリアンレモンという名前のとおり、レモンを中心にした柑橘の香りです。リブインコンフォートの商品ページには「摘みたて新鮮な柑橘類をあわせた、さわやかなレモンの香り」とあります。
続けて「本物の果実のように心地よい香りが最後の一滴までしっかり香るリードディフューザー。香料は100%英国製、厳選された植物由来の物を贅沢に使用。」とあります。最後の一滴まで香るという書き方をしているのは、残り少なくなってから香りが痩せるのを気にする人には効いてくるところです。
容量は200mlで、税込2,970円。150mlのサイズもあるので、置き場所に高さの余裕がないときはそちらという手もあります。
レモンという名前で香りの方向をはっきり示している商品なので、はじめてリードディフューザーを置く人でも選びやすいはずです。香料の産地まで書いてあるぶん、中身を確かめてから置きたい人にも向きます。
レモンの香りが好きなら、まずここから試して大きく外れません。

ムスクとサボンの香りが好きな人に
John’s Blend リードディフューザー ホワイトムスク
香りの好みがまだ固まっていないなら、ホワイトムスクは有力な候補です。公式の説明は「爽やかな甘さのホワイトムスクの香り。付属のスティックを挿すと、香料を吸い込み芳香するフレグランスディフューザー。しっかり香りが広がるから、リビングや寝室等の生活空間に最適です。」となっています。「爽やかな甘さ」という言い方をブランド自身がしているので、甘さの方向を先に知ったうえで選べます。
寝室まで名指しで挙げているのがこの一本の強みです。ルームフレグランスは寝る前に香りが強すぎると置きっぱなしにしづらいものですが、公式が生活空間ごと想定して出している香りなら、寝室に置く前提で検討できます。
品番はOAJON06、容量140mL、公式が出している価格は税込3,300円です。芳香期間は約3ヶ月とされていて、季節ごとに香りを入れ替えたい人にはむしろ手ごろな間隔になります。原産国はタイ。
楽天の dayillu(crystal-planet)は、John’s Blend を展開するノルコーポレーションが運営する公式直営店です。ブランドの商品をそのまま買える窓口があるのは、はじめて買う人には安心できる材料になります。
好みがはっきりしていない段階で一本目を選ぶなら、ここが無難で外しにくい選択です。
more room リードディフューザー ムスク+サボン
同じノルコーポレーションのブランドで、more room はボトルの見た目にも寄せた作りになっています。ブランド公式サイトの説明は「クリアグレーの存在感あるボトルとグレーのリードで、シックな印象に生まれ変わったリードディフューザー。高い香りの配合率で、リビングなど広い部屋でもしっかり香りを楽しめます。」です。
香りの配合率が高いとブランド公式サイトが明言しています。広い部屋にディフューザーを置いて「思ったより香らなかった」と困るとき、効いてくるのは香りの濃さのほうです。そこを売りとして書いている商品なら、リビングに置く前提で選べます。芳香期間は約4〜5ヶ月とされています。
容量は170mL、実売の目安は3,095円前後です。時期によって価格は動くので、買うときに販売ページの表示を見ておいてください。香りはムスク+サボンのほか、ミュゲとフリージアの三種類。
この三つを部屋ごとに変えて置くという買い方もできます。広さのあるリビングを一本でまかないたい人は、ここが候補になります。
香りを部屋の隅まで行き渡らせたいなら、ここから選んでみてください。
お酒と木の深い香りを部屋に置く
NILE リードディフューザー ザワイン
香りで部屋の空気を切り替えたい人に向くのがこちらです。名前のとおり赤ワインをイメージした香りで、公式は「【官能的で熟成された赤ワイン】熟成された芳醇な赤ワインをイメージしたフルーティフローラルノート。圧搾したカシスやベリーの完熟した甘酸っぱさと華やかなオレンジフラワーが溶け合い、気品溢れる上質な空間を演出します。」と説明しています。
カシス、ベリー、オレンジフラワーと素材の名前まで出しているので、香りの当たりをつけやすいのがありがたいところです。公式の言葉では「完熟した甘酸っぱさ」と「華やかなオレンジフラワー」が溶け合う、という書き方をしています。名前の「ザワイン」がそのまま中身の説明になっている一本です。
容量は190ml、公式の価格は税込3,680円です。香りの方向をはっきり打ち出した商品なので、部屋の空気をどうしたいかが決まっている人ほど選びやすくなります。
自室に置いて浮かない香りを探している人、夜に本や酒に向かう時間の空気を作りたい人。そういう使い方に噛み合います。公式は「気品溢れる上質な空間を演出します」と書いていて、部屋の性格まで決めにいく一本です。
部屋の香りを「ただの消臭」で終わらせたくない人に選んでほしい一本になります。
APFR REED DIFFUSER Heyoke
アポテーケフレグランスは、香りと同じくらい佇まいを見られるブランドです。Heyoke の説明文は長めです。公式は「自然と精神がひとつだった時代に息づく、逆説の知恵から生まれた香り。」と書き出しました。
説明はこう続きます。「ベルガモットとジンジャーの閃きが空気を照らし、ローズとティーが穏やかに広がると、レザーの質感を思わせるようなシダーウッドとパピルスが静かな深みを添え、アンバーとムスクのやわらかな余韻が包み込みます。」。香料の名前をここまで並べてあるので、買う前に香りの方向を読み取れます。ただし、トップ・ミドル・ラストのように層を分けた表記までは出ていないので、香りの移り変わりまでは公式からは追えません。
仕様は容量230mL、ファイバー製のリードが5本、芳香期間は5〜6ヶ月、日本製で税込9,900円です。公式は「ファイバー製のリードが液体を吸い上げ空間にほのかな香りが広がります。」と書いていて、リードの素材まで明示しています。
木と樹脂の香りが軸にあるので、シダーウッドやアンバーが好きな人には迷わず届く一本です。香料の名前がここまで並んでいれば、買う前に方向を見誤ることも少なくなります。
置いたときの見え方まで含めて部屋を作りたい人に向く一本です。
広い部屋を長く香らせたい人へ
mercyu Nordic Collection Desire
一本で長く、しかも広く香らせたいとき、決め手になるのは容量です。mercyu の Nordic Collection Desire は容量が約430ml、芳香期間は約6ヶ月と公式が出しています。上の表に並べた7点のなかでは容量がもっとも大きく、広い部屋や玄関のように空気の動く場所に置きたいときの候補です。
公式の説明文は、香りの成分よりも暮らしの側に寄せて書かれています。「暮らしとはだれもがプライベートなもの、どんな暮らしにも馴染む、そんなテイストを実現しました。そしてNordicの生活感を身近に感じていただく、シンプルでナチュラルであるがゆえに実現できた、ただそこにある香り。」。部屋の背景として置くための一本という位置づけです。
型番はMRU-12。JANは4944370814804がBA(ブラックアンバー)、4944370814811がCL(クリアエアー)、4944370814828がSC(シーアイランドコットン)と公式ページに記載があります。同じ型番でも香りが分かれるので、注文するときは香りの表記まで確認しておくと確実です。
実売の目安は2,860円前後。この容量でこの価格帯に収まるので、本体をまとめ買いして各部屋に置くという使い方もできます。
mercyu メルシーユー Nordic Collection リードディフューザー Desire 430ml
参考価格 2,860円前後
リビングなど広い部屋に置きたい人向け
家じゅうの空気をまとめて整えたい人、置いたら半年は放っておきたい人はここからどうぞ。
買う前に見ておきたいところ
良いところばかり書いても選べないので、引っかかりやすい点も並べておきます。まず、今回の7点では香りの層を分けた表記が見つかりませんでした。香水のようにトップからラストまでの移り変わりを読んでから買いたい人には、情報が足りないと映るはずです。
JANコードを公式に出していない商品も多くあります。同じブランドで香り違い・容量違いが並ぶので、注文前は商品名と容量、香りの名前の三つを照らし合わせるのが確実です。とくに more room と生活の木、mercyu は同じシリーズのなかで香りが分かれているので、選択肢の取り違えに気をつけてください。
消臭についても、書かれている範囲を見ておきたいところです。生活の木の表記は、公式が挙げているアンモニアや硫化水素といった臭気成分に対して確認したもので、部屋のにおい全般をまとめて消せると書かれているわけではありません。香りでにおいを覆う商品と、においそのものに向かう商品を分けて考えておくと、選んだあとに納得できます。
在庫と価格は時期によって動きます。買うタイミングで販売ページを見て、容量と香りの表記が自分の選んだものと合っているかだけ確かめれば、あとは置くだけです。
迷ったときの選び分け
においを何とかしたいのか、香りを楽しみたいのか。ここで分かれます。玄関やトイレの生活臭が出発点なら生活の木、レモンの香りをまっすぐ選びたいなら Ashleigh & Burwood。寝室まで公式が名指ししている John’s Blend は生活空間ぜんたい向き、広いリビングを一本でまかないたいなら more room です。
香りそのものを楽しみたい方向なら、赤ワインをイメージした NILE と、木と樹脂を軸にした APFR が候補になります。とにかく長く広く香らせたいという一点なら mercyu。予算と部屋の広さを重ねると、候補は一つか二つに絞れます。
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