部屋の香りはオイルで決まる|インテリアに置けるフレグランスオイル5本

テーブルのリードディフューザー

玄関の扉を開けた瞬間に、その家の印象はほとんど決まっています。目より先に鼻が働くからです。だから部屋づくりの中で香りは、かけた金額あたりの効き目がいちばん大きくなります。オイルなら千円台から始められますし、置いたその日の夜にはもう空気が変わります。

ただ、外れるのも同じ速さです。僕はこれまで香水を500本以上使ってきて、香りで失敗するパターンはひと通りやりました。そのうえで言えるのは、部屋の香りで外すとき、原因は香調の好みではないことがほとんどだということです。強すぎたのか、置く場所が合っていなかったのか、だいたいこのどちらかに落ち着きます。

そしてこの二つは、買う前に決められる部分です。容量と香調の系統は商品ページに書いてありますし、部屋の広さとリードを何本挿すかは自分の側で決められます。数字と言葉で決まる話ですから、好みに逃げる必要はありません。

この記事では、強さをどう決めるかを先に片づけてから、リビング・寝室・玄関・収納という置き場所に4本を振り分けます。そこへ、本体をまだ持っていない人向けの一式を1本足して、あわせて5本になります。価格は1,200円前後から4,300円前後までです。5本のうち4本は詰め替え用ですので、本体のボトルとリードは別に要るという前提が付きます。残る1本だけは、香料ボトルとスティックが入った一式です。そこは最初に断っておきます。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

プロフィールを見る ▶ YOUTUBE

目次

部屋の香りで外れるのは、香調ではなく強さのほう

香水とルームフレグランスは、同じ「香り」でも評価の軸がまるで違います。香水のほうは肌の上で時間とともに変わっていくもので、トップからラストへの移り変わりを込みで楽しむ道具でしょう。ところが部屋に据えるオイルは、同じ強さの香りが同じ場所から出続けるという点が違います。変化がないぶん、強さの設定を間違えたときの逃げ場がありません。

500本以上を試してきて痛いほど分かったのは、人の鼻は自分の香りにすぐ順応する、という一点です。玄関を開けた瞬間に「香るな」と感じても、五分後にはもう分かりません。そこで「弱くなった」と判断してリードを足すと、部屋に入ってきた人だけがきつく感じる状態ができあがります。香水を始めたばかりの人がやりがちな付けすぎと、構造はまったく同じです。

強さを左右する変数は三つ

  • 部屋の広さ: 同じオイルでも、六畳と十二畳では体感がまるで違います。廊下や玄関のように区切られた狭い空間は、リビングより濃く出ます。まず自分が置く場所の畳数を思い浮かべてください。
  • リードの本数: 挿す本数が多いほど吸い上げる量が増え、香りは強くなります。減らせば弱くなりますので、最初は少なめから始めて、足りなければ足すという順番が安全でしょう。
  • 空気の動き: エアコンの吹き出し口の下やサーキュレーターの正面は、揮発が早まって減りも速くなります。逆に空気が動かない隅へ置けば、その一角から先へは香りが回りません。

強すぎるかどうかは、鼻ではなく減り方で見る

自分の鼻が当てにならない以上、目で確認できる指標を持っておくと楽になります。オイルの減りが想定より明らかに早ければ、それは強く出ている証拠です。逆に何週間も液面が変わらないなら、リードが吸い上げていないか、置き場所の空気が動いていないかのどちらかでしょう。

強すぎるサインを鼻以外で拾う

  • オイルの減りが週単位で目に見える
  • 帰宅した家族や来客が、まず香りに触れる
  • 服やタオルに香りが移っている
  • 隣の部屋にいても香りが分かる

玄関・リビング・寝室・収納で、置く香調を分ける

香水をシーンで使い分けるのと同じで、部屋も場所ごとに合う系統が違います。ここは好みの前に、香りの立ち上がりと残り方という性質で決められる部分です。

シトラスやグリーンのような軽い香りは、揮発が速いぶん立ち上がりが鋭く、消えるのも速くなります。玄関や洗面所のように、人が短時間だけ通って出ていく場所に向くでしょう。ウッディや樹脂系はその逆で、重心が低く長く留まる性質を持っています。滞在時間の長い寝室に置いても、変化がゆるやかなので鼻が驚きません。フローラルはちょうど中間ですから、家族の出入りが読めないリビングに収まりやすいはずです。ムスクはここまでの三系統のどれとも違って、輪郭のはっきりしない清潔感だけが残る系統です。他の香りとぶつかりにくいので、収納のような閉じた空間に向きます。ラベンダーはハーブの側に寄ったフローラルで、甘さが立たないぶん夜でも重くなりません。

置く場所合いやすい香調つまずきやすい点
玄関・洗面所シトラス、グリーン、フルーティ狭いぶん濃く出る。リードは少なめから
リビングフローラル、軽いウッディ広いので容量が要る。エアコンの風下は避ける
寝室サンダルウッドなどのウッディ、ムスク甘さが強い系統は夜に重く感じやすい
クローゼット・靴箱主張の弱いホワイトムスク扉を閉めるぶん減りが遅い。衣類や靴からは離す
キッチン食べ物の匂いと競合するので基本は置かないどうしても置くなら換気扇から離れた面へ
洗濯物を室内に干す部屋では、柔軟剤の香りと二重になります。どちらかを無香に寄せると収まりがよくなります

もう一つ付け加えておきます。家じゅうを同じ香りで揃えないほうが、結果として香りは長く楽しめます。同じ香調が続くと鼻は数日で順応してしまい、どこにいても何も感じません。玄関で軽いシトラス、寝室でウッディと切り替えておけば、部屋を移るたびに香りが立ち上がり直すでしょう。色や物の量から部屋全体を整える手順は、インテリアコーディネートの記事のほうにまとめました。

自分がつけている香水と、部屋の香りを喧嘩させない

これは香水を使う人だけの問題ですが、思っているより頻繁に起きます。身支度をして香水をつける場所は、たいてい洗面所か玄関のあたりでしょう。そこに強いルームフレグランスがあると、肌にのせた香りのトップノートが部屋の香りに埋もれて、自分では確認できないまま外に出ることになります。

対策は単純です。身支度の動線からは、強い香りを外してください。玄関に置くなら軽いシトラス系にとどめて、ウッディやバニラのように残る系統は寝室側へ寄せます。僕が家の中で香りを置き分けているのは、飾りとしての理由より、こちらの理由のほうが大きいくらいです。

ひとつ条件を付けておきます。香水を服に直接吹く習慣がある人なら、クローゼットの中にオイルを置くのは避けたほうが無難でしょう。繊維は香りをよく拾いますし、しかも簡単には抜けません。逆に、肌にしかつけない人であれば、収納の中はむしろ香りを足しやすい場所です。この点は、収納に合う一本のところでもう一度取り上げます。

容量は、部屋の広さと「飽きるまでの期間」で決める

5本の話に入る前に、はっきりさせておきます。以下の5本を、僕が自分の部屋で焚き比べたわけではありません。香水で積み上げてきた香調の読み方を、公開されている容量と香りの構成に当てはめて振り分けました。使用レビューとしてではなく、選び方の当てはめとして読んでください。

比べる軸は二つです。買い足しの頻度と、1mLあたりの値段になります。

商品と容量価格の目安1mLあたり
Flowrand フローラルピンク 1000ml4,300円前後約4.3円
mercyu ホワイトムスク 480ml2,300円前後約4.8円
ARTLAB.COLLECTION Fresh green 280ml2,750円前後約9.8円
voyage サンダルウッド 100ml1,200円前後約12円
生活の木 ネムリラ ラベンダー 100ml2,750円前後約27.5円(本体とスティック込み)
価格は販売ページの表示にもとづく目安です。時期や在庫で動きます

大容量ほど1mLあたりが安くなるのは、他の消耗品と同じ構図です。ただし香りには飽きるという要素があって、ここが洗剤や紙類と決定的に違います。1000mlを買って三か月で嫌になってしまえば、単価の安さは意味を持ちません。

持続の目安についても正直に書いておきます。数字が明記されているのは5本のうち3本で、mercyuの480mlが芳香期間の目安6ヶ月、生活の木のネムリラが使用目安約1〜1.5ヶ月、voyageの100mlが約3〜4週間とされています。残るFlowrandとARTLAB.COLLECTIONの2本は、販売ページに持続時間の記載がありません。ですので、容量と部屋の広さから見当をつけることになります。書かれていない数字をこちらで作るわけにはいきませんから、そこは曖昧なまま置いておきます。

容量を決める順番

  • 置く部屋の広さを先に確定させる
  • 同じ香りを何か月続けられそうかを考える
  • 初めての香調なら小さい容量から試す
  • 気に入ってから大容量に切り替える

リビングに長く据えるなら、1000mlをまとめて持っておく

Flowrand(フロランド)の「リードディフューザー用フレグランスオイル フローラルピンク」は、内容量1000mlの詰め替え用オイルです。型番は148-00012、ボトルはメーカー表記で直径9cm×高さ24cmとなっています。

1000mlという容量が効くのは、リビングのように広く、家族も来客もいちばん長く過ごす場所でしょう。広い部屋は香りが拡散して薄くなるため、リードを多めに挿すことになり、そのぶん減りも速くなります。「なくなったから今週は無香」という空白ができにくい点が、大容量の実用的な価値です。

香調はフローラル系のピンクです。フローラルは香りの立ち上がりも残り方も中間に位置する系統ですから、家具の色や素材とぶつかる場面はそう多くありません。1mLあたり約4.3円という単価は、今回の5本でいちばん安く収まります。フローラルが自分の部屋に合うと分かっているのなら、リビングは最初から大容量にしておくほうが手間は減ります。逆に、フローラルを部屋で試したことがないのなら、さきほどの順番どおり小さい容量から入ってください。

リードディフューザー用フレグランスオイル フローラルピンク 1000ml

参考価格 4,300円前後

リビングなど広めの部屋で、香りを長く持たせたい人向け

補充のときは、いま挿しているリードをそのまま使い回さず、新しいものに替えてください。使い込んだリードは吸い上げが鈍り、オイルを足しても香りの立ちが戻らないことがあります。

寝室には、甘さを抑えたウッディを100mlずつ

voyage(ヴォヤージュ)の「リードディフューザー用フレグランスリフィル サンダルウッド」は100ml、型番はtovo804です。香りはサンダルウッドとシダーのウッディノートに、バニラミルクを重ねた構成と説明されています。持続時間の目安は約3〜4週間とされています。

サンダルウッドは、香水でいうところの白檀です。お香で馴染みがある系統ですから、日本の住居では浮きません。香りの重心が低く、突然きつく立ち上がる場面が少ない点が、寝室に向く理由になります。そこへシダーが乾いた輪郭を足し、バニラミルクが角を丸くしてくれます。この構成なら、甘さは「甘い香り」としてではなく、きつさを抜くための要素として働くでしょう。

100mlは、寝室のように区切られた狭い空間にちょうど収まる量です。3〜4週間で入れ替わりますので、同じ香りに飽ききる前に次を試せるという利点もあります。1mLあたり約12円と、詰め替え用の4本の中では単価がいちばん高くなりますが、この頻度で買い足しながら寝室だけに使うのなら、月あたりの出費は1,300〜1,700円ほどです。

香りを長く趣味にしてきた立場から言うと、寝室は冒険する場所ではないと思っています。日中に楽しむ香りと、一日の終わりに嗅ぐ香りは別物です。この一本のような甘さ控えめのウッディなら、外しにくい側に入るでしょう。

リードディフューザー用フレグランスリフィル サンダルウッド 100ml

参考価格 1,200円前後

香水500本以上を見てきた側から見ても、寝室に合わせやすい落ち着いたウッディ系を探している人向け

届いてから強く感じるようなら、リードの本数を減らして様子を見てください。寝室は容積が小さいぶん、リビングと同じ本数では濃く出ます。

玄関と洗面所は、軽いグリーンフルーティで受ける

ARTLAB.COLLECTION(アートラボコレクション)の「リードディフューザーリフィル Fresh green」は280ml、型番はalrrです。トップにグレープフルーツ、アップル、ストロベリー、オレンジ、パイナップルが置かれた、グリーン系のフルーティノートになります。

玄関は、家の中で人の鼻がいちばん最初に触れる場所です。ここに重い香りを据えると、扉を開けた瞬間の情報量が多くなりすぎます。シトラスとフルーツで組まれた軽い香りなら立ち上がりが速く、通り抜ける場所と相性がいいでしょう。洗面所も同じ理屈で、短時間しかいない空間には軽さが合います。靴箱の上に何を置くかから玄関を組み立てたい人は、玄関のインテリアのほうも見てみてください。

280mlは、1000mlほど場所を取らず、100mlほど早く切れない中間の容量です。玄関と洗面所の2か所に分けて使う、という配分もできます。1mLあたりは約9.8円になります。

購入時にひとつ気をつけたいのは、この商品が全8種の中から香りを選ぶ形式だという点です。Fresh green以外のラインナップも同じページに並んでいますので、カートに入れる前に香りの選択欄を確認してください。ここを流すと、届いてから別の系統だったと気づくことになります。

玄関か洗面所に軽い香りを一つ足したいのであれば、この280mlは分量としても香調としても収まりがいいはずです。

リードディフューザーリフィル ARTLAB.COLLECTION Fresh green 280ml

参考価格 2,750円前後

玄関や洗面所など、爽やかで軽い香りを求める人向け

クローゼットや靴箱の中は、主張の弱いムスクで長く持たせる

mercyu(メルシーユー)の「リードディフューザー詰め替え用フレグランスオイル ホワイトムスク」は480ml、型番はMRUS-50(WM)です。メーカー表記の芳香期間は目安6ヶ月、香料ボトルの材質はPET、原産国は中国となっています。香りは全11種の展開で、ホワイトムスクはそのうちの一つです。

収納の中は、部屋とは条件がまるで違います。扉を閉めている時間が長く、空気もほとんど動きません。そのぶん揮発は遅くなりますから、リビングと同じ感覚で継ぎ足しに行く必要がない場所だと考えてください。逆に言えば、扉を開けた一瞬しか香りを確かめられませんので、切れていても気づけません。芳香期間の目安が6ヶ月と長めに置かれているこのオイルは、その気づけなさと相性がいいはずです。

ホワイトムスクという香調を収納に薦める理由も、書いておきます。香水のムスクは、輪郭がぼやけていて「何の香りか」を一言で言い当てにくい素材です。花でも果物でもなく、洗いたてのシャツや石けんに近い方向を向いています。他の香りとぶつからないという性質が、ここでは効いてきます。玄関の靴箱に置いても、同じ玄関に出したシトラスを潰しません。衣類に移ったとしても、香水を上からのせたときに邪魔をしにくい系統でしょう。

ただし、前のほうで書いたとおり、香水を服に直接吹く習慣がある人はクローゼットの中を避けてください。繊維に二種類の香りが溜まると、外に出てから収拾がつきません。肌にだけつける人であれば、この心配は要らないはずです。

1mLあたりは約4.8円で、今回の中ではFlowrandの次に安く収まります。480mlという量は、1000mlほど棚を圧迫せず、収納に置くぶんには持て余しません。扉の内側を、開けるたびにわずかに気づく程度の香りにしておきたいなら、この一本が分量として合うでしょう。

リードディフューザー詰め替え用フレグランスオイル ホワイトムスク 480ml

参考価格 2,300円前後

クローゼットや靴箱など収納スペースに、香りの主張を抑えたムスク系を足したい人向け

注文の際は、11種の中からホワイトムスクを選ぶ形式になっています。型番の末尾に付く(WM)がその印ですので、選択欄で確かめてから進めてください。収納に据えるときは、衣類や靴から少し離した位置を選びます。倒れてオイルが直接かかると、染みは簡単には抜けません。

本体を持っていないなら、スティックまで入った一式で始める

ここまでの4本は、いずれも詰め替え用のオイルです。ボトルとリードをすでに持っている人には安くつく買い方ですが、まったくの初回だと、これだけ買っても置けません。最初の一本には、本体が入っているものを選んでください。

生活の木(Tree of Life)の「ネムリラ リードディフューザー ラベンダー」は、100mlの香料ボトルにスティック5本が付いた一式です。商品番号は120175120、本体サイズはΦ50×200mmで、リードの長さも200mmとなっています。原産国は日本、使用目安期間は約1〜1.5ヶ月とされています。価格は2,750円です。

ラベンダーは、香水の世界だとフゼアという骨格の土台に使われてきた素材です。花の名前が付いているわりに、甘さよりハーブの青さと乾いた清潔感が前に出ます。石けんの香りとして記憶している人も多いでしょう。この性格があるので、夜に嗅いでも重くなりません。フローラルの甘さが苦手な人でも、ラベンダーなら通ることが多いはずです。

選ぶときの手がかりは、香りの性格だけで足ります。この青さが自分の好みに合うかどうか、決め手はそこだけだと考えてください。

この一式が向くのは、置き型の香りをこれから始める人でしょう。届いた箱を開けて、ボトルにスティックを挿せばその日から使えます。使用目安が約1〜1.5ヶ月と短いのは弱点ですが、本体は手元に残るという点が効いてきます。中身がなくなったあとは、この記事のほかの4本のような詰め替え用に移れますから、二本目からは単価の安いほうを選べるはずです。

ひとつだけ、注文時の注意があります。この商品はラベンダーとシトラスの2種類から選ぶ形式になっていて、商品番号120175120はラベンダーを選んだときのものです。この記事で挙げているのはラベンダーのほうですので、選択欄でラベンダーを指定してから進めてください。まず一式をそろえて、香りが自分の部屋に合うかを試したいのであれば、この一本が入口として素直でしょう。

ネムリラ リードディフューザー ラベンダー 100ml

参考価格 2,750円前後

まだディフューザー本体を持っておらず、これから置き型の香りを始めたい人向け(本体・スティック付属)

付属のスティックは5本です。100mlのボトルに5本すべてを挿すと、寝室のような狭い部屋では濃く出ることがあります。強く感じたら本数を抜いて、様子を見ながら戻してください。

5本は「本体の有無」と「ほったらかしにできる長さ」で振り分ける

5本を並べただけでは、どれが自分のものか決まりません。容量の比べ方は先に片づけましたので、ここでは振り分けに効く別の二点を出します。本体をすでに持っているかと、どれくらいの間ほったらかしにできるかの二つです。

本体の有無は、そのまま買えるものを決めてしまいます。詰め替え用の4本は、ボトルとリードが手元にないと使えません。逆に本体つきのネムリラは、二本目以降には割高な選び方になります。すでにディフューザーが家にあるなら、そこは詰め替えを選んだほうが素直でしょう。

放っておける長さのほうは、先に挙げた持続の目安がそのまま効きます。半年に一度でいいのか、月に一度は補充に行けるのかで、選ぶ容量が変わってきます。補充を忘れる自覚がある人ほど、目安の長いものを選んでおいたほうが、結果として香りが切れません。

迷っている点当てはまる人選ぶ一本
本体もリードも持っていないこれから置き型の香りを始める生活の木 ネムリラ ラベンダー 100ml
広い部屋で香りを切らしたくないリビングに据えっぱなしにするFlowrand フローラルピンク 1000ml
扉を閉める収納に置きたい継ぎ足しに行く回数を減らしたいmercyu ホワイトムスク 480ml
短い周期で香りを替えたい寝室に落ち着いた香調がほしいvoyage サンダルウッド 100ml
2か所に分けて使いたい玄関と洗面所へ軽い香りを置くARTLAB.COLLECTION Fresh green 280ml
詰め替え用の4本は、ボトルとリードを別に用意する前提です。一式で届くのはネムリラだけになります

価格の幅は1,200円前後から4,300円前後までで、真ん中の2,000円台に3本が集まっています。つまり、金額そのもので迷う場面はそれほど多くありません。先に置き場所と本体の有無を決めてしまえば、あとに残るのは香調の好みだけになるはずです。

5本に共通する引っかかりと、置き場所の制約

いい面だけを並べても選べません。引っかかる部分を先に出しておきます。

  • 5本のうち4本は詰め替え用: Flowrand、mercyu、ARTLAB.COLLECTION、voyageはリードとボトル本体を別に用意する必要があります。すでにディフューザーを使っている人向けの買い方ですので、まったくの初回は本体つきのネムリラから入ってください。
  • 1000mlは場所を取る: 直径9cm×高さ24cmのボトルは、洗面台の下や棚の一段を占めます。ストックを置ける収納がない住まいだと、この容量は持て余してしまうでしょう。
  • 100mlの2本は買い足しが前提: voyageが約3〜4週間、ネムリラが約1〜1.5ヶ月で入れ替わりますので、常備するなら定期的な注文が要ります。切らしたくないなら、同じものを二つ持っておくと安心です。
  • 香りの選択を見落としやすい: 5本のうち3本が選択式で、ARTLAB.COLLECTIONは8種、mercyuは11種、ネムリラはラベンダーとシトラスの2種から選びます。選択欄を飛ばすと意図しない香りが届きますし、届いてからでは戻せません。
  • こぼすと厄介: オイルは水と違い、床材や家具の塗装に染みることがあります。トレーや小皿を敷いた上に据えると安全です。小さな子どもやペットが手を伸ばす高さも避けてください。
  • 火のそばに置かない: 可燃性の液体です。キャンドルやコンロの近くは論外として、直射日光の当たる窓辺も避けます。

そしてもう一点、はっきりさせておきたいことがあります。ルームフレグランスは雑貨であって、体調をどうこうするための道具ではありません。ここで挙げた5本も、空間の香りを整えるための消耗品として読んでください。効き目を期待する種類の買い物ではないのです。

香りを感じなくなったとき、まず疑うところ

置いて数週間すると、ほとんどの人が「香りが弱くなった」と感じます。そのとき最初にやることは、買い足しではありません。

  • 自分の鼻を疑う: 一度外に出て、五分ほどしてから戻ってみてください。それで香れば、弱くなっているのは香りではなく感度のほうです。
  • リードを裏返す: 挿している向きを上下逆にすると、オイルを吸っていた側が空気に触れて香りが立ち直ります。買い足す前に、まずこれを試してください。
  • 置き場所を動かす: 空気が動かない隅より、人が通る動線の脇のほうが香りは回ります。ただし風が直撃する位置は減りが速くなりますので、少し外した場所へ置いてください。
  • リードを増やす: ここまでやって足りなければ、本数を足します。順番としては、これが最後です。

入れ替えるときの手順

  • 残ったオイルを流しへ直接捨てない
  • 布や新聞紙に吸わせてから処分する
  • ボトルは中性洗剤で洗い、完全に乾かす
  • リードは使い回さず新品に替える

香りは写真に写りませんので、模様替えの中ではどうしても後回しになります。それでも決めることは多くありません。本体を持っているかどうか、置く部屋の広さ、切らしたときに困るかどうか、この三つさえ先に押さえておけば、容量も香調もおのずと絞れます。

部屋づくりで次に読むなら

※本記事はプロモーションを含みます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次