部屋がまとまらないと感じたとき、僕が先に替えるのは家具ではなくごみ箱です。安い側から手を付けても部屋は変わりますし、そのほうが引き返せます。
休みの日に片づけて、物はぜんぶしまったのに、座ってみるとまだ落ち着かない。僕もその状態で、家具のサイトを何時間も眺めていました。あとから分かったのは、落ち着かない原因が物の数ではなく、視界の中で色が細かく切り替わることだったという話です。ここでソファやラグから買ってしまうと、その色に合わせて残りを買い直すことになります。
だから順番を、単価が低くて別の部屋にも回せるものから並べます。生活道具の色を消す、光の色をひとつにする、木の色を1種類に決める。先に買うものとして挙げる3つも、その並びのままです。入口は4,950円のごみ箱で、床の色を見てから選べば、迷う色はその場で数色まで減ります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
インテリアコーディネートは、色数を絞れば決まる
部屋がなんとなくまとまらない。その原因を「家具のセンスがないから」に求めると、たいてい買い物の失敗が増えます。僕が自分の部屋を見直したときに効いたのは、もっと単純な話でした。部屋の中にある色の種類を減らす。これを順番どおりにやるだけで、家具を買い替えなくても部屋は静かになりました。
なぜ色数なのか。人の目は、視界の中で色が切り替わる回数が多いほど「情報が多い場所」として受け取ります。片づけたはずなのに落ち着かない部屋は、物が多い部屋ではなく、色が細かく切り替わる部屋です。逆に言えば、物の数はそのままでも、色をそろえれば整って見える。ここが、インテリアコーディネートでいちばん先に手を付けるべきところだと思っています。
そして色を絞るには順番があります。僕がすすめるのは、生活道具の色を消す、光の色をひとつにする、木の色を1種類に決める、という流れ。この並びには理由が2つあって、ひとつは安い順であること、もうひとつは失敗しても引き返せる順であることです。いきなりソファやラグを替えると、その色に合わせて他を買い直すことになります。最初に動かすのは、単価が低くて、いつでも別の部屋に回せるものからです。
大きい面は「変えられないもの」として固定する
床、壁、天井、カーテンレール。賃貸ならほぼ変えられません。だからここは基準として固定して、そこに他を寄せます。床が明るい茶色なら明るい茶色の部屋、グレーのフローリングならグレーの部屋。この基準を無視して好きな色の家具を買うと、床と喧嘩して色数が一気に増えます。
僕の部屋は床が明るい木目でした。だから買うものは、木の色なら明るい側、それ以外は白・黒・グレーの無彩色。この2択だけ決めて、あとは順番に置き換えていきました。基準を先に決めておくと、店で迷う時間がほとんど消えます。
| 順番 | 対象 | そこで決めること |
|---|---|---|
| 1 | 床・壁・カーテンなど大きい面 | 買い替えない前提で、部屋の基準色として固定する |
| 2 | ごみ箱・収納・生活道具 | 色を足さない側へ寄せて、視界から色を1つ減らす |
| 3 | 照明の光 | 色温度をそろえて、夜に見える壁の色をひとつにする |
| 4 | 家具の木部 | 木の色を1種類に決めて、以後の買い物の物差しにする |

寄せ方は2つ。床に寄せるか、無彩色に逃がすか
基準を決めると言われても、具体的に何色を選べばいいのか分からない。僕もそこで止まりました。実際に部屋で試して残ったのは、次の2つの寄せ方です。
ひとつは床に寄せる方法。床が明るい木目なら明るい木の家具、濃い木目なら濃い家具でそろえる。床は部屋でいちばん面積が広いので、そこに近い色を足すぶんには色数が増えません。同じ色の面が広がるだけです。木の家具を増やす予定がある人はこちら。
もうひとつは無彩色に逃がす方法。白、黒、グレーは「色」として数えられにくいので、床が何色でも喧嘩しません。家電やプラスチック製品のように、質感が周りと違うものはこちらに寄せたほうが無難です。僕は木のものだけ床に寄せて、それ以外は全部無彩色、という二段構えにしました。迷ったら無彩色。この一言を決めておくだけで、店頭での判断が早くなります。
やってはいけないのは、その日の気分で両方を混ぜること。木に寄せた家具と、無彩色に逃がした道具と、どちらでもない差し色が同居すると、結局は色数が3系統に戻ります。差し色を入れるなら、部屋の中で1点だけ。それ以上は増やさないと決めてから買います。
ごみ箱を替えると、部屋の色が1つ減る
最初に手を付けるなら生活道具です。ごみ箱、ティッシュケース、収納ボックス。面積は小さいのに、床に直置きされていて必ず視界に入る。しかも量販店で売られているものは、青や緑や半透明の白など、部屋の基準色と関係ない色をしています。ここが色数を押し上げている犯人でした。
やっかいなのは、ごみ箱そのものより中身です。半透明のごみ箱は、外からポリ袋とごみが透けます。袋の色、中身の色、フタの色で、ごみ箱ひとつで3色ぶんの情報量になる。これを1色にできるかどうかで、部屋の見え方はかなり変わります。
ideaco の TUBELOR HOMME は、その1色化に向いた作りです。カバーを上から被せてポリ袋を隠す構造で、袋の口が外から見えません。容量は11.4ℓ、サイズはW260×D260×H315mm、素材はポリプロピレン。カバーは15色から選べて、本体の下部はどの色を選んでもウェンジブラウンで統一されています。床が濃い木目の部屋なら、下部の色がそのまま床に馴染む。明るい床の部屋なら、カバーを白かグレーにして床と切り離す。どちらの寄せ方もできます。
気をつけたいのは置き場所です。11.4ℓはキッチンのメインのごみ箱としては足りません。想定するのは、洗面所、寝室、デスクの脇といった「人が見る場所にあるごみ箱」のほう。それと、本体にフタは付属しません。別売のフタ「ideaco kifuta」が用意されているので、生ごみを入れる用途で使いたいならそちらを前提に考えてください。もうひとつ、カバーが15色あるのは自由度である一方、選ぶ段階では迷いの種になります。店を見る前に「床に寄せる」か「無彩色にする」かを決めてから開くと、選択肢は数色まで減ります。
色を足さない買い物の入口として、そして4,950円という価格で試せる範囲として、ここは手を付けやすい一段目。生活道具の色が消えると、次に何を直せばいいかが自分で見えるようになります。
ideaco TUBELOR HOMME(チューブラーオム)11.4L
参考価格 4,950円前後
5千円以下。部屋に色を足さないところから始めたい人。生活道具の色を先に揃える枠
光の色をひとつにすると、夜の部屋が別物になる
生活道具の次は光です。ここを飛ばして家具を買う人が本当に多い。ですが夜の部屋の印象は、家具ではなく光の色で決まります。
天井のシーリングライトが白い光、デスクのライトが電球色、テレビ横の間接照明がまた別の色。この状態だと、同じ壁が場所によって白く見えたり黄色く見えたりします。壁紙は1色なのに、目には2色にも3色にも映る。せっかく家具の色をそろえても、光で崩れてしまうわけです。色数を絞る作業は、光の色をそろえるところまでやって完成します。
やり方はいたって単純で、夜は天井を消して、色温度をそろえた手元の光だけで過ごす時間を作ります。全部を明るくしないので、視界に入る色の切り替わりが減る。部屋が広く見えるのはこのためです。
BALMUDA The Lantern(型番L02A)は、この「天井を消す夜」を作りやすい道具です。暖色LEDは1600K、白色LEDは3000Kで、無段階の調光ができます。つまり炎に近いオレンジから、落ち着いた白まで、部屋の他の光に合わせて手元で寄せられる。サイズはハンドルを含めてW110×D103×H248mm、重さは約630g、電源はニッケル水素電池の3.6V/2000mAh。IP54なのでベランダや屋外にも持ち出せます。色はブラック、ホワイト、グレー、クラシックレッドの4色。無彩色でそろえたい部屋ならグレーかホワイト、差し色を1つだけ許すならクラシックレッドという選び方になります。
一方で、これ1台で部屋を明るくする使い方には向きません。約195lmは手元と足元を照らす明るさで、天井照明の代わりではないからです。最大の明るさで使うと連続点灯は約3時間、充電には約6時間かかります。連続点灯3〜50時間という幅は、絞って使ったときの数字だと考えてください。約630gという重さも、置きっぱなしなら気になりませんが、毎日あちこち持ち歩く道具としては軽くはありません。
だから振り分けはこうです。夜に天井を消す習慣を作りたい人、寝室と洗面所とベランダで同じ光を使い回したい人には、19,800円の投資は返ってきます。逆に、部屋全体の明るさを底上げしたい人が買うと期待外れになる。ここは正直に線を引いておきます。
光の色をそろえる手順
- 天井のシーリングを消して、手元の光だけで夜を過ごす日を作る
- 手元の光を暖色側に寄せて、壁に当たる色をひとつにする
- 眠る前は調光を絞って、視界から明るい面を減らす
- 光を足すのではなく、消す方向で調整する
木の色を1種類に決めると、家具が増えても崩れない
生活道具と光を片づけたら、最後が木です。ここが色数の話でいちばん見落とされます。
木は「茶色」で一括りにされがちですが、実際には赤みの強い木、黄みの強い木、白っぽい木、ほとんど黒に見える木があります。テーブルはウォルナットの濃い色、棚は無印の明るい木、椅子は黄色みの強い木。それぞれ単体では悪くないのに、同じ部屋に並ぶと落ち着かない。これは色数が3つに増えている状態です。
対策は、最初に「うちの木の色はこれ」と1種類に決めてしまうこと。決めたあとは、家具が増えても色数は増えません。増えるのは物の数だけです。これがインテリアコーディネートで、いちばん長く効く決め方だと思っています。
その基準を作る1脚として、Artek の STOOL 60 は分かりやすい選択です。バーチ材の3本脚で、サイズはW38×D38×H44cm、バーチの無垢材に水性ラッカーを塗った仕上げ。バーチは白っぽい明るい木なので、明るい床の部屋ならそのまま馴染みますし、濃い床の部屋なら「明るい木を足す側」の基準になります。スツールなので、座る、物を置く、来客時に足す、と役割を変えながら部屋の中を移動できるのも都合がいい。基準器を1つ持っておくと、次にテーブルを見るときに「これはうちの木より赤い」と自分で判断できるようになります。
もちろん万能ではありません。背もたれがないので、デスクで何時間も座り続ける椅子としては使えない。作業椅子は別に用意して、これは補助の座面と考えたほうがいいです。それと、同じ STOOL 60 でも座面と脚の仕上げによって価格が変わります。バーチ材のナチュラルラッカー仕上げが40,700円でいちばん手前。各色のラッカー塗装やリノリウム座面が48,400円、脚まで塗り込んだオールラッカーやステイン仕上げが53,900円と上がっていきます。販売店では「クリアラッカー」と表記されることもありますが、指しているのは同じナチュラルラッカーです。店頭でも通販でも、商品名のどこかに仕上げの表記が入っているので、そこまで読んでから決めてください。同じ商品名で別の仕上げを買ってしまうと、木の色を1種類にそろえるという目的そのものが崩れます。
Artek(アルテック)STOOL 60 バーチ材 3本脚(ナチュラルラッカー)
参考価格 40,700円前後
長く使う上位。木の色を1種類に決めて、これから買う家具の基準を作りたい人

それでも色が増えていく3つの抜け道
順番どおりに手を付けても、色数はじわじわ戻ります。僕の部屋で戻り道になっていたのは次の3つでした。
ひとつめは家電。炊飯器、加湿器、スピーカー。家電は機能で選ぶので色を選べないことが多く、ロゴやランプの色まで含めると意外と主張します。対策は、置き場所を決めて視界の中心から外すこと。買い替えのタイミングが来たときだけ色を見る、くらいの距離感でいいと思います。季節家電は需要期の前に買うと選択肢が残っていて、色まで選べる余地がある。買う時期の話はメンズガジェットの季節家電ガイドにまとめてあります。
ふたつめは紙もの。本の背表紙、雑誌、届いた郵便物、通販の箱。これは中身を減らすより、まとめる箱を1つ決めるほうが早いです。箱の色は当然、部屋の基準色に寄せる。
みっつめは服です。部屋着やアウターを椅子の背に掛けたままにすると、それだけで1色増えます。服の色数を絞る考え方は、そのまま部屋にも通じます。ここを詰めていくと、コーディネートを組む発想が部屋と服で同じであることに気づくはずです。
色数を絞る考え方は服でも同じ
- 合計1万円の夏コーデ少ない色と少ない点数で組み立てる考え方の実例
- クラッチバッグの合わせ方小物を1点だけ足して色を増やさない組み方
今日、どこから手を付けるか
インテリアコーディネートを難しくしているのは、選択肢の多さです。色数を絞ると決めた瞬間に、その選択肢が一気に減ります。床の色を見る。基準を決める。生活道具の色を消す。光の色をそろえる。木の色を1種類にする。順番はこれだけ。
今日できるのは、たぶん1番目までです。部屋を見回して、床と壁以外に何色あるかを数えてみてください。数え切れないなら、まずはごみ箱から。そこから先は、部屋のほうが次にどこを直せばいいか教えてくれます。
部屋づくりで、一緒に考えると早いもの
- インテリアに置く観葉植物。枯らさないコツは置き方と大きさ枯らさない置き方と、部屋に合う大きさ
- 玄関のインテリアは3つで足りる。狭くても片づく置き方玄関は面積が小さいぶん、置くものを絞ると決まる
※本記事はプロモーションを含みます

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