北欧風インテリアは電球の色で決まる|失敗しない照明3つ

白い寝室とブラインド

「北欧風の部屋にしたい」と思って僕が最初にやったのは、家具の買い足しでした。オーク材のローテーブルを入れ、ラグをグレーに替え、窓際に鉢をひとつ置いた。それでも、雑誌で見た部屋と自分の部屋はどうしても同じ空気になりません。木が茶色く沈んで見えるし、白い壁がうっすら青い。

答えが分かったのは、夜に天井の照明を消してデスクライトだけ点けたときでした。同じテーブルなのに、そのときだけ木がちゃんと木の色に見えた。つまり僕は、買い足すものを間違えていたわけです。足りていなかったのは家具ではなく、光の色でした。

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

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目次

北欧風は、電球の色をそろえた時点で半分決まる

先に結論を書きます。部屋を北欧風に寄せたいなら、家具を増やすより先に、家じゅうの電球を電球色にそろえてください。これが一番効きます。しかも一番安く、気に入らなければ元に戻せる。

理由は単純で、木の色というのは「木が反射した光の色」でしか見えないからです。青白い光の下では、オークもウォルナットも一段グレーに寄ります。逆に赤みのある光の下に置けば、同じ天板が急に温かい色に変わる。北欧の部屋の写真が一様にあたたかく見えるのは、家具のブランドが特別だからではありません。光の色がそろっているからです。

僕の部屋で起きていたのは、その真逆でした。リビングは引っ越したときのまま、洗面所は前の住人が置いていったもの、廊下だけホームセンターで買い足したもの。買った時期がバラバラなので、光の色もバラバラです。部屋のドアを開けたとき、隣の部屋から青白い光が差し込むと、それだけでリビングの木が濁って見える。家具の問題だと思い込んで一年くらい遠回りしました。

部屋のインテリア(1)

光の色を表す言葉は「K」ひとつだけ覚えればいい

電球のパッケージに書いてある「K(ケルビン)」が色温度です。数字が小さいほど赤い側、大きいほど青白い側。売り場では赤い側が電球色、青白い側が昼白色や昼光色として並んでいます。

具体的な数字を出しておくと、この記事で最初に挙げるパナソニックのパルック LED電球 プレミアX(LDA7LDGSZ6F2T)は、公式の仕様で2700K。電球色の中でもしっかり赤い側です。木の色を出したいなら、この帯を家じゅうでそろえるのが出発点になります。

もうひとつ、色温度と混同されやすいのが演色性(Ra)です。こちらは「その光の下で、物の色がどれだけ本来どおりに見えるか」の目安。数字が大きいほど、太陽の下で見た色に近づきます。同じ電球色でも演色性が低い光の下だと、木も布も一枚膜がかかったように見える。プレミアXはシリーズの仕様がRa90で、これは家庭用の電球としては高い側です。

木の色は「床に合わせる」と決めると迷わない

もうひとつ、実際にやってみて分かったことを書いておきます。部屋の中には木の色が複数あります。床、テーブル、棚、ドア枠。これが全部ばらばらだと、光をそろえても散らかって見えました。

僕が決めたのは、迷ったら面積の広いほうに寄せるという単純なルールです。ふつうの部屋でいちばん面積が大きい木は床なので、家具の色を床の明るさに近づける。この順番にしてから、買い物で迷う回数が目に見えて減りました。逆に、床より暗い木を大きな面積で置くと、そこだけ重心が下がって北欧の写真から遠ざかります。

そして光の色をそろえるという話は、この「木の色をそろえる」作業とセットです。電球色が家じゅうで同じなら、床と家具の色の差もそのまま見える。バラバラの光の下では、そもそも色を合わせる作業自体が成立しません。

北欧風という言葉を「木とグレーと白」の配色だと考えている人は多いと思います。僕もそうでした。ただ実際に部屋で起きているのは配色の話ではなく、その配色を成立させる光が足りているかどうかの話でした。

まず家じゅうの電球を電球色にそろえる

やることは地味です。リビング、寝室、廊下、洗面所、玄関。今ついている電球を全部外して、口金の規格を確認して、電球色に買い替える。それだけ。

パルック LED電球 プレミアXの仕様は分かりやすく、口金がE26、一般電球60形相当、全方向タイプ。全方向タイプというのは下だけでなく横や斜め後ろにも光が回るという意味で、天井のシェードに一度光を当てて拡散させたいときに効いてきます。サイズはφ55×L98mmで、一般的な電球のかたち。明るさは810lm、消費電力は7.4W、定格寿命は40,000時間です。

数字の中で僕が一番気にしたのは、やはりRa90でした。木の色が濁って見える、という悩みに直接効くのはここだからです。色温度だけそろえても演色性が低ければ、木は赤黒くなるだけで、木目のニュアンスは出てきません。

短めに欠点も書いておきます。この型番は2個入りなので、部屋の全灯を替えるつもりなら本数ぶんの箱を買うことになります。廊下と洗面所と寝室まで一度にやると、電球としてはまとまった出費です。それと、同じ型番でも売る店によって値段の開きが大きい。まとめ買いする前に何店か見比べたほうがいいと思います。器具そのものは買い替えなくていいぶん、ここが唯一の出費になる枠です。

パナソニック パルック LED電球 プレミアX 7.4W 電球色相当 2個入 LDA7LDGSZ6F2T

パナソニック パルック LED電球 プレミアX 7.4W 電球色相当 2個入 LDA7LDGSZ6F2T

参考価格 3,700円前後

予算重視。器具は買い替えず、5,000円以内で部屋の色を北欧側に寄せたい読者に当てる枠

光源を「天井の真ん中に1個」から降ろす

電球の色がそろったら、次は光源の位置です。日本の賃貸で標準になっている配灯は、天井の中央にシーリングが1個。部屋のどこにいても同じ明るさで、影がほとんどできません。掃除や書きものには向いていますが、北欧の部屋の写真とは根本的に違う光り方をしています。

影ができないと、部屋は平らに見えます。壁と天井の境目も、家具の角も、同じ明るさで塗られてしまうからです。せっかく木の色が出る電球に替えても、この配灯のままだと立体感は出てきません。

写真のほうは、光源が低い位置に複数あります。ペンダントが手元に降りていて、ソファの脇から光が差していて、天井は暗い。だから壁と天井に明暗の差が出て、奥行きが生まれる。天井のシーリングを消して、低い光源を2つ足すだけで、家具を一切動かさなくても部屋の見え方が変わります。

ここから先は器具の話になるので、いきなり全部を入れ替える必要はありません。僕がやってよかったと感じているのは、小さい場所に1灯過ごす場所に1灯を、別々のタイミングで足したことでした。

小さい場所にこそ、1灯を降ろす

まず小さい場所。玄関、キッチンカウンターの上、洗面所。ここは面積が狭いぶん、1灯替えるだけで印象がまるごと変わります。しかも住人が長居しない場所なので、多少暗くても生活が破綻しない。試すには一番いい場所です。

条件で振り分けるなら、この枠に当てはまるのがINTERFORM ペンダントライト Lommel(ロンメル)LT-9789です。φ155×D155×H170mmの、手のひらに乗るくらいの小さなどんぐり型。シェードはフロスト加工のガラスで、木が使われているのは口元の部分だけです。素材はスチールとガラスと木の組み合わせ。「木のシェードの照明」を探している人が想像するものとは違うので、ここは正確に書いておきます。光を通すのはあくまでガラスで、木は口元の見た目を決めるパーツです。

コード長は全高410〜1000mmの範囲で調整できます。本体は0.9kg。メーカーや販売店が想定しているのも、玄関やキッチンカウンター、トイレといった小さなスペースです。電球はE26で、白熱電球なら40Wまで。LED電球は使えますが、蛍光灯型の電球は使えません。電球は別売りです。さきほどのパルック プレミアXは消費電力7.4Wなので、そのまま挿せます。

引っかかりやすい点を3つ。ひとつ、これ1灯で部屋全体が明るくなることはありません。リビングの主照明を消して使うつもりなら、別の光源をもうひとつ用意する前提で考えたほうがいい。ふたつ、電球が別売りなので、本体だけ注文すると届いた日に点きません。みっつ、LT-9789にはナチュラル(LT-9789NA)とブラウン(LT-9789BN)の2色があります。商品名だけ見て注文すると、思っていた色と違うものが届く。しかも店によって片方だけ在庫切れ、という状況も出ています。買う前に色の型番まで確認してください。

INTERFORM(インターフォルム) ペンダントライト Lommel(ロンメル) LT-9789

INTERFORM(インターフォルム) ペンダントライト Lommel(ロンメル) LT-9789

参考価格 16,280円前後

本命。ダイニングの上に1灯だけ入れて、部屋に木の色を1点足したい読者に当てる枠

商品向く場所光の役割先に決めること
パルック LED電球 プレミアX(LDA7LDGSZ6F2T)いま付いている器具そのまま部屋全体の色を電球色に寄せる替える本数と口金がE26かどうか
ロンメル LT-9789玄関・キッチンカウンター・洗面狭い範囲を目線の高さで照らすナチュラルかブラウンか・電球を別で買う
Espresso-living floor lamp AW-0585ソファやダイニングテーブルの脇手元だけを照らして天井を消す電球付き(E)か電球なし(Z)か・色はBNかWHか
3つとも口金はE26でそろえられる。電球が別売りのものは本体と一緒に注文しておくと、届いた日から点けられる。

過ごす場所には、大きい1灯を寄せる

小さい場所で手応えがあったら、次は自分が長い時間を過ごす場所です。ソファ、ダイニングテーブル、本を読む椅子。ここに光源が降りてくると、天井のシーリングを消したまま夜を過ごせるようになります。

その役割に当てはまるのがARTWORKSTUDIO Espresso-living floor lamp AW-0585。メーカーの説明では「シェードのアームからベースまで美しいラインを描くダイナミックなサイズ」で、ソファやダイニングテーブルに寄せて使うフロアランプです。部屋の隅にひっそり置く小さなスタンドではなく、アームを座る場所の上まで差し出す大きなランプだと思ってください。

シェードは綿麻、支柱とベースはスチール。スイッチはロータリー式で、電球はE26の最大60Wまで、こちらも別売りです。色はBNとWHの2色。

正直に書くと、これは3つの中でいちばん高い枠です。値段だけでなく、置き場所も要ります。アームを差し出すぶんの空間が空いていないと、生活動線の真ん中に脚が来て邪魔になる。そして買うときに一番間違えやすいのが型番の末尾で、AW-0585Zは電球なしで56,100円(税込)、AW-0585Eは電球付きで3,000円ほど高くなります。Zを選ぶと電球を別に買い足すことになるので、合計で見ればほとんど変わりません。加えて、色によっては入荷未定になっている店があります。BNのつもりで探して見つからない、ということが実際に起きているので、色と在庫は同時に確認したほうがいい。

部屋のインテリア(2)

電球まわりで覚える言葉は3つだけ

  • 色温度(K)=光の色。数字が小さいほど赤い側で、パルックのこの型は2700Kの電球色
  • 演色性(Ra)=その光の下で色が本来どおりに見えるかの目安。プレミアXのシリーズ仕様はRa90
  • 口金(E26)=電球のねじの規格。今回の3つはすべてE26なので、電球を使い回せる
ARTWORKSTUDIO(アートワークスタジオ) Espresso-living floor lamp AW-0585

ARTWORKSTUDIO(アートワークスタジオ) Espresso-living floor lamp AW-0585

参考価格 56,100円前後

長く使う上位。天井照明を消して過ごしたい、5万円台まで出せる読者に当てる枠

買う前につまずきやすいところ

ここまで肯定的に書いてきたので、後半でうまくいかない条件も並べておきます。順番を間違えると、せっかく買った器具が箱のままになります。

ひとつ目は天井側の取り付け方式。賃貸で天井から吊るす器具を使うなら、天井に引掛シーリングの受け口があるかを先に見てください。ここが無いと、ペンダントは自力では付けられません。見上げれば分かるので、注文ボタンを押す前に確認するだけです。

ふたつ目は電球の別売り。今回の3つのうち、ロンメルもEspresso-livingも電球は別売りです。本体だけ届いても点きません。僕は一度これをやって、届いた箱を三日ほど眺めて過ごしました。器具と電球は同じ日に届くよう、同時に注文するのが確実です。

ついでに書くと、電球を替える作業は器具が熱いうちにやらないほうがいい。点けたまま外そうとして、指先を軽くやけどしたことがあります。消してしばらく置いてから、脚立に乗って外す。地味ですが、これも一度失敗すると次からは必ず守るようになりました。

みっつ目は調光器との相性。壁のスイッチや器具側に明るさを絞る機能がある場合、LED電球は対応品でないと使えないことがあります。これは製品ごとに違うので、パッケージや商品ページの表記を必ず読んでください。

よっつ目は、色を先に決めること。ロンメルはナチュラルとブラウン、Espresso-livingはBNとWHがあります。部屋の木の色に合わせるなら、床とテーブルのどちらに寄せるかを決めてから型番を選んだほうが迷いません。僕は床に寄せる派で、理由は面積が広いほうに合わせたほうが破綻しにくいからです。

どれから手を付けるか

もし予算をひとつだけに絞るなら、僕は電球からやります。器具を替えずに部屋全体の色が動くのはここだけで、しかも失敗しても元の電球に戻せる。北欧風という言葉に対して、最初に払う金額としては小さいほうです。

電球色にそろえて、それでも「なんとなく平坦だな」と感じたら、そこで初めて光源の位置に手を付ける。小さい場所に1灯、過ごす場所に1灯。この順番なら、途中でやめても部屋は前より良くなっています。

金額の小さいものから効かせる考え方は照明に限った話ではなくて、1万円で印象が変わるものから並べたときにも同じ順番になりました。買う順番を変えるだけで、同じ金額でも結果が変わります。

買う順番の話をした記事

明日いきなり部屋が北欧の写真になるわけではありません。ただ、夜に帰ってきて電気を点けた瞬間の「あ、木の色だ」という感じは、電球を替えたその日から出ます。僕にとっては、そこが一番わかりやすい変化でした。

部屋づくりで、一緒に考えると早いもの

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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