無印良品の収納で最初の1台を置くなら、スタッキングシェルフ・2段・オーク材が一番つぶしが効きます。幅42cmで置き場所を選ばず、物が増えたら追加ユニットで横に広げられるからです。やり方は単純で、先に骨組みを1つ決めて、そこに合わせて物を整えるだけです。この順番にすると、買い足しても部屋の見え方が崩れません。
インテリアの話は、放っておくと「好きなものを選べばいい」で終わりがちです。ただ、収納だけは事情が違いました。測るべきなのは、置ける面積、載せる物の重さ、素材です。面積と重さはメジャーと体重計で測れますし、素材は公式表記を読めば確かめられます。どれも好みが入り込む余地はほとんどありません。
僕は洋服に累計2,000万円ほど使ってきて、物量が増えるたびに部屋の設計をやり直してきました。毎回つまずいたのは、棚を買ってから「入らない」と気づくパターンです。そこでこの記事では、公式に出ている寸法と耐荷重の数字を先に置いて、置けるかどうかを判定するところから始めます。
先に断っておくと、ここで挙げる3点を僕が全部長く使い込んだわけではありません。使用感を語るレビューではなく、数字と部屋の条件から選び方を組み立てる記事として読んでください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
無印良品の収納は、骨組みを1つ決めてから足していく
無印の収納は単体で優秀な物が多く、その分、思いついた順に買うと規格がそろわなくなります。箱の高さはそろわず、木の色は3種類4種類と増え、棚の奥行きまで不ぞろいになっていきます。物はしまえているのに、部屋だけが妙にうるさく見える状態です。
対策はシンプルで、背の高い骨組みを先に1つ決めて、あとから買う物をそれに合わせるやり方をとります。スタッキングシェルフは、この骨組み役に向いています。基本セットの2段・オーク材は13,900円前後です。サイズは幅42×奥行28.5×高さ81.5cm、重量8.4kgと公式サイトに記載があります。
天板の厚みは2.1cmです。数字だけ見ると地味な情報ですが、棚の見た目の印象はここでかなり決まります。板の薄い棚は、どれだけ物を減らしても軽く見えてしまいがちです。厚みのある天板は、鍵や財布を置くだけの使い方でも、見た目の収まりが違ってきます。

置けるかどうかは「幅42cm・奥行28.5cm」で先に決まる
好みより先に確定させるべきは、置き場所の実寸です。基本セットは幅42cmです。壁の端から端まで測って、45cm程度しか空きがない場所なら、左右に数cmしか余裕が残りません。扉の可動域や引き出しの引き代も一緒に測っておきましょう。
奥行28.5cmという数字も覚えておくと判断が速くなります。たとえばA4用紙の長辺は29.7cmですから、A4を寝かせて奥に差し込むと1.2cmほど前にはみ出す計算です。書類を平置きしたい人は、この1.2cmを許容できるかどうかで置き方が変わってきます。逆に文庫本や単行本、レコード、無印のファイルボックス類は奥行きに余裕をもって収まる寸法です。
高さ81.5cmは、ちょうど腰のあたりです。天板はそのまま作業台にも、鍵と財布の置き場所にもなります。壁に穴を開けられない住まいの人でも、床置きだけで完結する高さです。
置き場所の寸法を測って42cmが入ると分かったなら、基本セットは有力な候補になります。最初の1台としてはここから組むのが素直です。
棚一枚20kg・全体30kgを、どう配分するか
公式に記載されている耐荷重は、棚一枚あたり20kg・全体で30kgが上限です。この数字は思っているより早く埋まります。特に効いてくるのが本です。文庫でも冊数が増えれば重量はまとまった量になりますし、レコードや食器を並べる人はもっと早く上限に届きます。
ここで役に立つのが、載せる前に測るという一手間です。しまいたい本を紙袋にまとめて、体重計に乗せてみてください。たったこれだけで、20kgに対してどのくらいの余裕があるかが数字で見えます。感覚で「たぶん大丈夫」と判断して、あとから棚板がたわむのが一番まずい結末でしょう。
載せる前の3分でできる確認
- しまいたい本や食器を紙袋にまとめ、体重計で実重量を測る
- 重い物ほど下段へ寄せる。上段には軽い物と見せたい物
- 天板には、倒れて困る物と割れる物を置かない
配分の考え方はひとつだけ覚えておけば足ります。重さは下、見せたい物は上です。下段には本と書類、上段には小物と観葉植物という並びです。天板は何も置かずに空けておくほうが、棚全体は落ち着いて見えます。これで重心が下がって、見た目の情報量も上に行くほど減っていきます。
オーク突板という素材の付き合い方
素材は公式表記でオーク突板化粧繊維板です。無垢材ではなく、芯材の表面に薄い天然木を貼った作りです。木目は本物なので安っぽくは見えませんが、無垢のように深い傷を削って直す使い方は想定されていません。水滴を長時間放置せず、熱い物を直に置かないようにしてください。この2つを守れるかどうかが、素材を選ぶときの分かれ目です。
もうひとつ、色の話をしておきます。部屋の中に置く木の色は2種類までに抑えると、面積が小さい部屋でも散らかって見えにくくなります。すでに床がナチュラル系の色なら、オーク材は素直につながる選択です。逆に床が濃い色の住まいなら、オークが浮くこともあるので、床・棚・小物のどれで色を拾うかを先に決めておくと失敗しません。
重量8.4kgという数字も見ておく価値があります。この重さなら、中身を出せば模様替えのたびに一人で動かせます。棚を動かせるかどうかは、その部屋に何年住むかで効いてくる条件です。

物が増えたら横に足す。追加2段の考えかた
スタッキングシェルフには、あとからサイズを大きくするための追加ユニットが用意されています。追加2段・オーク材は12,900円前後です。幅40×奥行28.5×高さ81.5cm、重量6.4kgで、公式の説明にも「基本セットに追加してサイズを大きくすることもできます」と明記されています。
基本セットの幅42cmに追加分の幅40cmを並べると、横幅は合計でおよそ82cmです。壁一面を収納にしたい人や、本の量が明らかに基本セットを超えている人は、この構成が前提になります。ただし設置スペースは82cmぴったりではなく、数cmの余裕を見ておきましょう。
順番としては、最初から2台まとめて買う必要はありません。基本セットを組んで、実際に物を入れて、それでも足りないと分かってから追加します。この順番なら、部屋の余白を潰しすぎずに済みます。
すでに本や資料が基本セットの容量を超えていると分かっている人は、最初から追加ユニットも視野に入れておくと、二度手間を避けられるはずです。
見せたくない物は、別の箱に逃がす
オープンな棚には弱点があります。中身が全部見えてしまうことです。目に入ってほしくないのは、書類、薬、充電ケーブル、季節物あたりでしょう。この手の「見せる意味がない物」まで棚に並べると、せっかく骨組みを決めた意味が薄れてしまいます。
そこで併せて検討したいのが、ポリプロピレン収納ケース・小の2個セットです。2,980円前後で、1個あたり約1,490円という計算になります。外寸は約幅34×奥行44.5×高さ18cm、引き出しの内寸は約幅29×奥行40×高さ13.5cmです。フレームがポリスチレン、本体がポリプロピレンという構成になっています。
ここで正直に書いておくべき点がひとつあります。このケースの外寸奥行44.5cmに対して、スタッキングシェルフの奥行は28.5cmです。差は16cmあり、棚板にそのまま収まる設計ではありません。棚の中に入れるつもりで買うと確実に失敗します。
使い方としては別置きが前提です。置き先の候補は、クローゼットの中、棚の脇、ベッド下です。高さ18cmなので、2つ積んでも36cmに収まります。棚には見せてよい物だけを残し、それ以外はこのケースに逃がしてください。役割を分けたい人にとっては、この使い分けが効いてきます。
買う前に引っかかりやすいところ
いい面ばかり書いても判断材料になりませんので、引っかかりやすい点を並べておきます。
まず、基本セットは組み立てが必要です。届いてすぐ使える家具ではありません。組み立て自体が苦手な人は、この工程を最初のハードルとして見ておくべきでしょう。
次に挙げるのが耐荷重です。棚一枚20kg・全体30kgという上限は、コレクションを詰め込みたい人には物足りない可能性があります。図鑑や画集のような重い判型を大量に持っている人は、そもそも別の解を探したほうが早いかもしれません。
追加2段のユニットは、単体では自立しない部品です。基本セットへの追加が前提なので、これだけを買っても棚としては成立しません。
素材面では、突板であることが制約になります。無垢材のように削って補修する使い方はできません。水と熱には気をつけたいところです。
収納ケースの奥行きが棚に合わない件は先ほど書いたとおりです。置き場所を決めずに買うと、行き場のない箱が増えるだけになります。
金額もまとめておきましょう。3点を順番にそろえていくと、合計は29,780円前後になります。ただしこの3点は、組み合わせて1台の家具になるセット品ではありません。3点目の収納ケースは棚に差し込む部品ではなく、別の場所に置いて使う独立した箱です。一度にまとめて買う必要はどこにもありませんから、基本セットから始めて、必要になった物だけ足していく買い方で十分でしょう。
住まいの条件別に、どう組むかを決める
最後に、条件ごとの組み方を整理しておきます。自分の部屋がどの行に当てはまるかで、買う物が変わってくるはずです。
| 住まい・置き場所の条件 | 向いている組み方 | 先に確認しておく点 |
|---|---|---|
| 置ける幅が45cm前後しかない | 基本セット2段だけで完結させる | 幅42cmなので左右の余裕は数cm。扉や引き出しの可動域を先に測る |
| 壁一面を使える/本や資料が多い | 基本セット+追加2段でおよそ幅82cm | 耐荷重の表記は基本セット側の棚一枚20kg・全体30kg。追加ユニット側の数字は購入前に商品ページで確認する |
| 賃貸で壁に穴を開けられない | 基本セット+収納ケースを床に別置き | 壁面固定に頼らない配置にする。重い物を下段へ集めて重心を下げる |
| 見せたくない物が多い | 基本セット+収納ケースで役割を分ける | ケースの外寸奥行44.5cmは棚に入らない。置き場所を先に決めてから買う |
進め方としては、メジャーで置き場所を測る、基本セットを組む、実際に物を入れてみる、足りなければ追加2段を足す、という流れになります。この4ステップの順に動けば、無駄な買い物はほとんど発生しません。なお寸法や価格は改定が入ることもありますので、注文の前に商品ページで最新の表記を確かめておくと確実です。
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