グレーインテリアは布もの5点で決まる。浮かない組み合わせ方

グレーのラグ

グレーの部屋づくりで先に押さえるのは、カーテン・掛け布団カバー・ラグ・ブランケット・クッションという布もの5点です。この5つを同じ濃さで揃えず、明るさを一段ずつずらして入れると、グレーにつきまとう寒々しさが出ません。

壁紙や床材からグレーに寄せようとすると、工事か引っ越しの話になってしまいます。家具の買い替えも、色を変えたいという理由だけで動かせる金額ではないはずです。それに対して布ものは、部屋の中で占める面積が大きいわりに、数千円で入れ替えが利きます。色を変える費用対効果がいちばん高いという理由で、この5点を入り口にしています。

僕は大手アパレル企業の本部で商品計画を担当し、メンズアウターの色展開を決める側にいました。そこで毎シーズン頭を悩ませたのがグレーです。ひとくちにグレーと言っても、明るい杢グレーと濃いチャコールでは、隣に何を並べるかまで変わってきます。部屋も事情は同じで、「グレーにする」と決めただけでは、実は何も決まっていません。

なお、ここで挙げる5点は僕の愛用品ではありません。各商品ページに出ている寸法・素材・カラー展開をそのまま置いて、自分の部屋の条件に当たるのはどれかを判定するための材料です。そのつもりで読んでください。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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グレーが冷たく見えるか落ち着いて見えるかは、素材で決まる

色見本を眺めているうちは、グレーはどれも似たような灰色に見えます。ところが部屋に入れた途端、近い色番号どうしでも印象が割れます。分かれ目になっているのは、その面が光をどう返すかです。

まず挙がるのが、金属、ガラス、塩ビのシート、合皮です。表面が平らでつるりとした素材は、当たった光を鏡のように跳ね返します。だから面積が増えるほど、部屋は硬く、そして寒く見えていくのです。逆にパイルや起毛、目の粗い織りは、光を細かい方向へ散らしてくれます。同じグレーでも、こちらは輪郭がぼやけ、落ち着いた見え方に転びます。

服の現場でも、まったく同じことが起きていました。ナイロンのグレーとウールのグレーは、色の指示が近くても店頭での見え方が別物で、そばに置く色まで変えなければ成立しませんでした。部屋のグレーも、この延長線上にあります。色の名前ではなく、その面が光を吸うか返すかで選ぶようにしてください。ここさえ外さなければ、グレーの部屋が病室のように見えることはありません。

布ものから入る理由も、結局はここに戻ってきます。ただし、5点が同じ側に並んでいるわけではありません。ラグ・クッションカバー・ブランケットは、パイルや起毛で光を散らす側の素材です。一方でカーテンと掛け布団カバーは織りが平らなぶん光を返しますが、窓と寝具は面積の効き目が大きいので、こちらは濃さのほうで印象を調整していきます。工事も買い替えもせずにグレーの面積を増やせる入り口は、この5点のほかにそう多くありません。

入れる順番は、面積の大きい順に。窓、寝具、床、かける面、座る面

どこからグレーにするか迷ったら、部屋の中でその色が占める面積が大きい順に手を付けます。面積の大きい面ほど、部屋全体の色の印象を引っぱるからです。

今回の5点を、広げたときに布が占める面積で並べると、窓、寝具、床、かける面、座る面の順です。もっとも窓と寝具は採寸が要るぶん腰が重いので、ここでは手を付けやすい床のほうから順に見ていきます。ただし住まいの条件は人によって違うので、上から順に全部やる必要はありません。壁も床も動かせない住まいの人は床の上に一枚敷くのが最短ですし、置ける面積がそもそも狭い人は、クッション一つから始めても部屋の見え方は変わってきます。

自分がどこから手を付けるべきかは、次の形で切り分けられます。

あなたの部屋の条件最初に替える1点濃さをどう決めるか
日中の光が強い/窓が大きいカーテン光が強く入る部屋なら濃いグレー、北向きならライトグレーを選ぶ
寝室から手を付けたい掛け布団カバーグレーは1色なので、シーツと枕カバーの明るさで差をつける
賃貸で壁も床も替えられないラググレーはナチュラルグレーの1色で濃さを選べないため、上に置くクッションやブランケットの明るさで床との差をつける
ソファやベッドの色だけが浮いているブランケット家具の色より一段明るいか、一段暗いかで選ぶ
置ける面積が狭い/まずグレーを試したいクッションカバー手持ちの中材の一辺を測ってから決める
木の家具が多くて色を消したくないラグとブランケットの2点木の色はそのまま残し、布ものだけをグレーに寄せる
寸法・素材・カラー展開はいずれも各商品ページの表記に基づく。価格は変動する場合がある

床から替えるなら、176cm角で部屋の真ん中にグレーの面を作る

床は部屋の中でいちばん広い面ですが、今回の5点を布の面積で並べると、カーテンと掛け布団カバーに次ぐ3番目です。それでも先に取り上げるのは、採寸がほとんど要らないうえ、上に何を置いても色がまとまって見えるからです。逆に言えば、小物だけをグレーで買い集めても、床が明るい木のままなら部屋の印象はほとんど動きません。

サイズは正方形が扱いやすいところです。長方形は敷く向きが決まってしまうのに対し、正方形なら家具の配置換えに付き合わせやすくなります。ラグマットの江戸間2畳サイズは176×176cmで、6畳間の中央に敷いてもバランスが取りやすい寸法です。パイル素材はポリプロピレン100%、防ダニ加工の表記があり、日本製と記載されています。

床面積をグレーで押さえてしまえば、あとから足す物の自由度が上がります。面積の大きい面から順に色を決めていくという考え方は、部屋でも服の組み立てでも変わりません。価格は4,780円前後で、床一面の色を変える買い物としては軽いほうでしょう。

ラグ ラグマット 江戸間2畳 防ダニ日本製

参考価格 4,780円前後

床面積を占めるベースカラーからグレーで揃えたい人向け

座る面は45cm角から。金額がいちばん軽い試し方

グレーが自分の部屋に合うか半信半疑なら、クッションカバーから試すのが現実的です。中身ごと買わずカバーだけを替える形なら、失敗したときの傷が浅く済みます。

このフェイクファーのカバーはラビットファー調のさらふわ素材で、季節を選ばず触り心地がいいタイプです。サイズは約45×45cmと約50×50cmの2種類が用意されていて、カラーはホワイト・ピンク・ブルー・グリーン・ベージュ・ブラウン・グレーなど全12色展開です。グレー一色に絞らず、ベージュやブラウンと組み合わせる余地も残っています。

先ほど素材の話をしたとおり、ファー系は光を散らす側の素材です。つまりグレーを入れても部屋が冷たくなりません。座る面や床に一つ置くだけで、手が触れる場所の質感が変わります。1,650円前後という金額なら、部屋にグレーを入れる練習として使い切っても惜しくない範囲でしょう。

クッションカバー フェイクファー 北欧

参考価格 1,650円前後

ソファや床に置くクッションだけを差し色として変えたい人向け

かける布を替えれば、ソファの色は上から塗り替えられる

ソファやベッドの色が部屋から浮いています。これは布ものでいちばん解決しやすい悩みです。買い替える必要はなく、上から一枚かけてしまえば、面積の大きいほうの色が勝ちます。

大判のマルチカバーは127×170cm(フリンジを含む)で、ソファ全体にかけても余裕のある寸法です。素材はアクリルで、カラーはグレージュ・ライトグレー・ダークグレーの3色から選べます。同じグレーで3段階が揃っているのがこの商品の使いどころで、部屋の明るさに合わせて濃さを選び分けられます。

床や家具が明るいなら、かける布を濃くする

明るい木の床、白い壁、ベージュのソファ、といった部屋を思い浮かべてください。全体が明るい部屋にライトグレーを足しても、色が沈んで存在感が出ません。この場合に選ぶのはダークグレーです。濃い面を一つ作り、全体を引き締める方向へ寄せます。

床が濃い、家具が黒いなら、グレージュで抜く

反対に、こげ茶の床や黒いソファがある部屋にダークグレーを重ねると、その一角だけが重く沈みます。ここはグレージュのような明るい側を選んで、色を抜くほうが収まりがいいでしょう。ベージュ寄りのグレーは木の色とも喧嘩しません。

濃さを決めたら、あとはかける面積を調整するだけです。3,500円前後で、ソファの色を実質的に決め直せる一枚になります。

ブランケット 大判 マルチカバー

参考価格 3,500円前後

ソファカバーやひざ掛けとして、季節を問わず使う布ものが欲しい人向け

窓は光の入口。巾100×丈178cmの2枚組で部屋の明るさごと替える

ここまでは床と、その上に置くものの話でした。ただ、部屋の色をいちばん大きく動かすのは、実は窓のほうです。日中の部屋を照らしているのは天井の照明ではなく窓から入る光で、その光が最初に通る面がカーテンだからです。

グレーのカーテンを掛けると、部屋に入ってくる光そのものが一段落ち着きます。壁紙も床も触らずに、部屋全体のトーンを下げられる数少ない手です。

この1級遮光カーテンは巾100×丈178cmの2枚組で、腰高窓から掃き出し窓まで対応できる寸法です。遮光は1級で、UVカットの表記もあります。カラーは13色展開で、その中にグレーとライトグレーが入っているため、窓まわりの明るさに合わせて濃さを二段階から選べます。素材はポリエステルで、原産国は中国です。

濃さの決め方は、ここまでと同じ考え方で足ります。窓の外が明るく光が強く入る部屋なら濃いグレー、北向きでもともと暗い部屋ならライトグレーを選んでください。遮光1級は日中の光をしっかり遮るので、暗い部屋に濃い色を掛けると昼から夜のような沈み方をします。

窓の丈だけは、掛ける前に必ず測っておきましょう。レールから窓枠の下、あるいは床までの長さが178cmから大きく外れていなければ、この2枚組がそのまま使えます。丈と色の対応は商品ページで確かめてください。

1級遮光カーテン 5317ムック 無地 巾100×丈178cm 2枚組

参考価格 3,278円前後

窓を覆う生地面積が大きいカーテンからグレーに変えたい人向けの主役アイテム

寝具は洗える綿100%を選ぶ。U字ファスナーなら掛け替えも重くならない

リビングが片付いたら、次は寝室です。寝室でいちばん面積の大きい布は掛け布団で、ベッドの上はほぼこの一枚で埋まります。壁の色を替えなくても、ここをグレーにするだけで寝室のトーンは変わってくるはずです。

ただ、寝具には他の布ものと違う事情があります。毎日肌が触れる場所なので、洗える素材でなければ結局は使わなくなるからです。ここを見落として見た目だけで選ぶと、数週間でストレスになります。

この掛け布団カバーはシングルの150×210cmで、素材は綿100%のパーケル織りです。商品ページのFAQには洗濯機での丸洗いが可能(洗濯ネット推奨)と記載されており、週末ごとに洗って戻せる運用ができます。ファスナーはU字型で、布団の出し入れがしやすい形です。

色はキナリ・グレー・ベージュ・グリーン・ピンクの5色展開で、グレーは1色のみです。つまりカーテンやマルチカバーのように、濃さを選び分けることはできません。寝室でずらしを作るなら、シーツや枕カバーの明るさで差をつけるほうが早いでしょう。

価格は2,299円です。寝具は毎日目に入るので、色を替えたときの手応えははっきり出るほうでしょう。グレーの色味だけは、商品ページの写真を何枚か見比べてから決めてください。

掛け布団カバー U07 綿100% シングル U字ファスナー

参考価格 2,299円前後

寝室の掛け布団カバーをグレーに替えて、寝具まわりの統一感を出したい人向け

どれから買うかは、面積と価格を並べると決まる

5点を並べただけでは、どれから手を付けるかは決まりません。判断の材料になるのは、その布が部屋で占める面積と、値段の二つです。面積が大きいものほど部屋の印象への効き目が大きく、値段が安いものほど失敗したときの傷が浅く済みます。

各商品ページの寸法から、広げたときの面積を計算すると順番は次のとおりです。

布もの広げたときのおよその面積価格
カーテン(2枚組)約3.6平方メートル3,278円
掛け布団カバー(シングル)約3.2平方メートル2,299円
ラグ(江戸間2畳)約3.1平方メートル4,780円
ブランケット(大判)約2.2平方メートル3,498円
クッションカバー(45cm角)約0.2平方メートル1,650円
面積は各商品ページ記載の寸法から計算した概算。価格は変動する場合がある

面積の大きい順に見ると、窓と寝具が上に来ます。ところが価格は面積の順に並びません。いちばん高いのは面積が3番目のラグで、面積が最大のカーテンはそれより1,500円ほど安く収まります。

予算から決めるなら、1,000円あたり何平方メートルのグレーを入れられるかで並べ直してみてください。金額あたりの面積がいちばん大きいのは掛け布団カバーで、1,000円あたり約1.4平方メートルになります。カーテンは約1.1平方メートルで、ラグとブランケットが0.6平方メートル台、クッションカバーは0.1平方メートル台まで落ちます。つまり、金額効率の先頭に立つのは窓ではなく寝具です。ただし、部屋に入る光そのものを一段落ち着かせられるのはカーテンだけなので、明るさのほうから直したい人は窓を優先してかまいません。5点をすべて揃えても、合計は1万5千円台という計算になります。

5点を同じ濃さで買わない。ずらし幅の決め方

ここまでの5点をすべて同じ濃さのグレーで揃えると、色は統一されているのに部屋がのっぺりします。陰影が消えて、平らな写真のように見えてしまうからです。「グレーにした」という事実だけが残り、居心地は良くなりません。

対策は、濃さを一段ずつずらすことです。ただし、5点すべてで濃さを選べるわけではありません。グレーの濃さを選び分けられるのは、ブランケット(グレージュ/ライトグレー/ダークグレー)とカーテン(グレー/ライトグレー)の2点だけで、ラグ・クッションカバー・掛け布団カバーはグレーが1色ずつしかありません。だから、ずらし幅はこの2点をどちらへ振るかで作ります。守るのは、同じ部屋に置く布ものの中で、少なくとも1点をほかとはっきり違う濃さにするという一点だけです。

木の家具がある部屋なら、木の色は無理に消さないほうがまとまります。オーク材のような明るい木は、グレーと並んだときに温度を補ってくれます。無印良品のスタッキングシェルフのような突板の棚を残したまま布ものだけグレーに寄せる形は、失敗しにくい組み方です。

買う前の10分でできる確認

  • メジャーで、敷きたい床の縦横と、ソファの座面の幅を測っておく
  • 手持ちのクッション中材の一辺が45cmか50cmかを確かめる
  • 部屋でいちばん面積の大きい木の色を写真に撮り、明るい側か濃い側かを見ておく
  • カーテンレールから窓枠の下、または床までの丈を測り、178cmとの差を見ておく
  • 手持ちの掛け布団がシングル(150×210cm)かどうかを確かめる

グレーに寄せると、手間はむしろ増える

正直なところ、グレーは手のかかる色です。濃いグレーは白い糸くずやほこりを拾って見せますし、明るいグレーは汚れが目立ちやすくなります。どちらが楽ということはなく、目立つものの種類が違うだけと考えておいたほうが現実に近いでしょう。

商品ごとに、先に把握しておきたい制約もいくつかあります。ラグはナチュラルグレーとナチュラルベージュの2色展開のみで、グレーの濃さを自分で選べません。クッションカバーは中身が別売りなので、手持ちの中材がなければ本体も併せて用意する必要があります。マルチカバーは素材がアクリルでドライクリーニング不可、さらに生産時期によって色合いが多少変わるとの記載があるため、同じ色で2枚欲しいなら同時に買っておくのが安全です。カーテンは防音・防炎・防カビといった特殊加工がなく、遮光とUVカットに絞ったつくりです。静かさまで求めるなら、この商品では足りません。掛け布団カバーは商品ページのレビューに「グレーが写真より青っぽく見える」という声があり、原産国はバングラデシュと記載されています。色味は複数の店舗画像で確かめてから買ってください。

もう一つ、触れておきましょう。グレーは何にでも合う色だと言われますが、それは裏を返せば、部屋の主役にはなりにくいということでもあります。グレーで全体を整えたあとは、木や金属、あるいは植物のような別の質感を一つ足したほうが、部屋に芯が通ります。ここで挙げた布ものはあくまで土台で、そこで完成させる必要はありません。

グレーの部屋に足すなら

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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