つけて三十分もすると、自分の鼻ではもう分からなくなります。それでも隣に座った人からは「なんかいい匂いする」と言われます。ル ラボ アンブレット 9 は、そういう香り方をする一本です。結論から言うと、これは腕ひとつ分の距離で終わる香りでした。半年ほど毎日のように使ってきた僕が、香りの中身と体感の持続、値段の現実、そして人の多い場所で完全に浮いた日の話まで書きます。
この記事でわかること
- アンブレット 9 が実際にどう香って、どのくらい持つのか(僕の腕での体感)
- 買う前に知っておきたい弱点が二つ(距離と値段)
- 合う場面と、逆に持ち込むと浮く場面
- 50mL で 35,980円という額をどう受け止めるか
取り扱いはブランド名から探すのが早いです。
LE LABO AMBRETTE 9 (アンブレット 9) オードパルファム 50mL
参考価格 35,980円前後
香水の匂いを強く主張せず、素肌の延長のような香りを求める人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:アンブレット 9 は「肌ひとつ分の距離で終わる香り」
この香水を一言でいうと、近づいた人にだけ届く香りです。
理由は香り方の設計にあります。ル ラボ自身が説明文で「lightly perfumed(軽く香らせてある)」と書いているとおり、腕に二プッシュしても、部屋の反対側にいる人には届きません。すれ違いざまに振り返られるタイプではないのです。
たとえば僕の場合、朝八時に手首と首の後ろへ一プッシュずつ吹きます。会社に着いて自席で仕事をしている間、正面に座った同僚が気づくことはまずありません。気づかれるのは、書類を挟んで並んで立ったときや、エレベーターで肩が触れる距離になったときだけ。体感でいうと、しっかり香っているのは四〜五時間ほどで、そこから先は肌の近くにだけ薄く残ります。夕方には自分でも探さないと分からない濃さになり、それでも翌朝シャツを取り込むとまだ匂いがついています。減り方と残り方がちぐはぐで、そこがこの香水の面白い部分。
だからこの香水の評価は、「気づかれない」を損と取るか、ちょうどいいと取るかで真っ二つに割れます。僕は後者でした。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
つけている本人がいちばん恩恵を受けにくい香水です。

ル ラボ アンブレット 9 の基本情報
買う前に見ておく数字は、たぶん二つだけです。容量と、そこにつく額。あとは肌にのせてみないと決まりません。
| 項目 | 内容 || — | — || ブランド | ル ラボ || 商品名 | アンブレット 9(AMBRETTE 9) || 濃度 | オードパルファム(表記は Eau de Parfum) || 価格 | 50mL 35,980円 || 容量展開 | 15mL/50mL/100mL/500mL || 香調の表記 | 層に分けた表記なし(公式にあるのは成分表示のみ) || 剤形 | 記載なし |
50mL で 35,980円を容量で割ると、1mL あたり七百円台。手首と首に一プッシュずつで、僕の使い方だと一年は持ちません。容量は 15mL から 500mL まで四つ用意されていますが、それぞれいくらかという表示は、ブランドの商品ページには出ていません。つまり値段の情報は売り場で確かめるしかない、というのが正直なところです。
香調の並びについても触れておくと、この香水には段ごとに香りを並べた表記が、メーカー側から出ていません。あるのは成分表示だけです。腕の上でも、材料はいっしょに香ります。
いま実際にいくらで買えるかは、ブランド名から見るのが確実です。
LE LABO AMBRETTE 9 (アンブレット 9) オードパルファム 50mL
参考価格 35,980円前後
香水の匂いを強く主張せず、素肌の延長のような香りを求める人向け。
香りをつくっている素材
ル ラボの商品ページを開いても、香りのピラミッドは出てきません。代わりに並ぶのは、アルコール、水、香料、ヘキサデカノラクトン、ファルネソール、ローズケトン類といった成分表示です。順番はメーカーが出していません。だから三つがいっしょに香る前提で、僕の腕でどう香ったかを素材ごとに書きます。
アンブレットシード:三つのうちいちばん強く香りました
三つのうちいちばん強く香ったのは、アンブレットシードでした。
公式の説明文にも、この香りはアンブレットシードをおもな土台にした稀有なもので、それは「自然そのものがつくり出す唯一のムスク系の香りであり、見つけるのがほとんど不可能なもの」だと書かれています。名前に出ている素材なので、最初からそこを探しながら嗅いでいた面は否めません。
感じ方としては、乾いた洗濯物を取り込んだ直後の、腕の中の匂いによく似ています。石けんの香料というより、人肌で温まった木綿そのものに近いです。甘さはあるのに、砂糖の甘さとは別ものでした。抱きしめられる距離まで来た人が「あれ、いい匂い」と言うとき、反応しているのはこの部分だと思います。
ただ、厚く聞こえるというのは僕の肌の上での話です。三つのうちどれかが上でどれかが下、という聞こえ方はしませんでした。
シトラス:近づかないと分からなかった線
この香りが眠たくならずに済んでいるのは、シトラスがあるからだと思っています。
ル ラボ側の言葉でも、この香りが fresh(みずみずしい)で soft(やわらかい)に仕上がっているのはシトラスとフルーツの組み合わせによる、と説明されています。ただ僕の腕では、近づかないと分かりません。鼻を肌につけるくらいの距離まで来て、ようやく細い線が一本入っているのが見えます。
その線の質でいうと、皮ごと絞ったような苦みのあるシトラスではなく、剥いた手に残る程度のもの。爽やかさを主張してくる感じはありません。これが入っていなかったら、たぶん全体がぼやけて、ただの「あたたかい匂い」で終わっていたと思います。
つまり僕にとっては、探しにいって初めて見つかる部分でした。
フルーツ:いちばん見つけにくかった甘さ
三つのうち、僕がいちばん見つけにくかったのがフルーツです。
ブランド側の説明でもシトラスと並べて語られている要素ですが、腕の上での主張はいちばん控えめでした。入っていると知って探して、ようやく分かる程度です。
具体的にいうと、僕が感じるのは熟れきる手前の白い果肉のような甘さです。ジャムやシロップの甘さではないので、甘い香水が苦手な人が身構えるほどのものではありません。むしろこの甘さがあるおかげで、アンブレットシードの匂いが乾きすぎず、人の体温に寄った印象になっています。
三つはずっといっしょに香って、僕の肌の上では強さが違うだけでした。順番でも上下でもない、というのが半年使ってみての実感です。
正直な注意点
買う前に知っておいてほしい弱点は二つあります。距離と、値段です。
一つめの距離については、実際に痛い目を見ました。友人の結婚式の二次会、ホテルの宴会場に百人以上という日に、この香水をつけて行ったんです。会場に入って五分で分かりました。周りは華やかな香水だらけで、自分の香りはどこにも存在していませんでした。しかも人と人の間隔が遠いから、届く距離まで近づく機会がそもそも来ない。あの日の僕は、香水をつけていない人と完全に同じ扱いでした。場所を間違えた、というのはこういうことなんだなと思いながら、ずっとウーロン茶を飲んでいた記憶があります。
二つめは値段です。50mL で 35,980円。1mL あたり七百円台という単価は、毎日つける習慣にすると、瓶の減りがそのまま財布の話になります。しかも香り方が控えめなぶん、「足りない気がする」と感じてプッシュ数を増やしたくなるのが厄介な点。ここで増やすと減りが早まり、単価の重さがそのまま響きます。気軽に試して合わなかったら次、という買い方ができる額ではありません。
注意
① 人の多い華やかな場では埋もれる。香る距離が近く、届く前に他の香りに飲まれる
② 50mLで35,980円という単価。1mLあたり七百円台で、毎日使うと減りが財布に直結する
弱点が二つとも「弱い・高い」という方向なのは、この香水の性格そのものです。裏を返せば、近い距離と静かな場所に全振りしているとも言えます。
合う人・合わない人
向いているのは、香水を「自分の身なりの一部」として整えたい人です。
人に気づかせて距離を詰めるための道具ではないので、香水で何かを起こしたい人には物足りません。逆に、隣に来た相手にだけ好印象が残ればいい、という考え方の人には過不足がありません。職場で香りに神経を使う環境にいる人にも向いています。
もう一つ、肌に近い香りが好きな人。手持ちのウッディ系より軽く、体温に沿ってくるので、重い香りが苦手になってきた人が戻ってくる場所としても使えます。
こんな人に合う
- ✓ 職場や病院など、香りが強いと困る場所に毎日行く人
- ✓ 近い距離の相手にだけ届けばいいと割り切れる人
合わないかも
- × すれ違いざまに振り返らせたい人
合わない人がはっきりしている香水なので、そこは買う前に自分に確認しておいたほうがいいです。

使う場所と時間
この香水が活きるかどうかは、時間帯より相手との距離で決まります。
香る距離が近い環境ほど強みが出るからです。デスク、打ち合わせのテーブル、二人で座る食事の席。この距離だと、控えめさが上品さに変わります。逆に屋外の広い場所や風のある場所では、そもそも届く前に散ってしまいます。
僕の一日はこうです。朝の身支度で手首と首の後ろに一プッシュずつ吹きます。昼過ぎまでは自分でも分かる濃さ。午後の打ち合わせのころには肌の近くだけになっています。夜まで持たせたいときは、夕方に手首だけ足します。この足し方なら重くなりません。
STEP 1|0〜30分
全体がいちばん濃い
腕を下ろしていても自分で分かる
STEP 2|〜3時間
濃さが落ち着く
近づいた人にだけ届く距離
STEP 3|それ以降
肌の近くだけ
翌朝シャツに残っていることがある
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 主張しないので毎日使える |
| 夜デート | ○ | 席が近いほど活きる。広い店だと届かない |
| 休日 | ○ | 私服の日にちょうどいい距離感 |
| 真夏 | △ | 汗と混ざると甘さが前に出て重くなる |
服装でいうと、麻や綿のシャツ、薄手のニットあたりが相性がいいです。かっちりしたスーツでも問題ないのですが、革ジャンや香りの強い素材の服を着る日には負けます。
保管で中身は変わる
いま僕は、この瓶を仕事机の下の扉つきキャビネットに置いています。買った日の箱に戻したままです。
三万円台の瓶を買っておいて、置き場所で香りが変わってしまったら目も当てられません。特にこの香水は 500mL という大きな容量まで用意されていて、大きい瓶ほど使い切るまでの時間が長くなります。時間が長いほど、保管の良し悪しが結果に出る。50mL でも僕のペースなら半年以上は付き合うので、洗面台に出しておく気にはなれませんでした。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 細い線でできた香りなので、光を浴びた分だけ先に細くなる |
| 浴室・洗面所 | × | 湿気を吸うほど、近づかないと分からない層から先に消える |
| 暖房の近く | × | 三万円台の瓶に、冬のあいだじゅう温風を当て続ける置き方になる |
| 大容量の500mLを選んだとき | 注意 | 使い切るまでが長いぶん、置き場所の影響が積み重なる |
置き場所は一度決めてしまえば、あとは何もしなくて済みます。買った日に決めてしまうのが結局は楽でした。
口コミの読み方
買う前にいちばん怖かったのは、「三万円出して誰にも気づかれない」という一行でした。
半年使った僕の答えは、半分正しい、です。遠くの人には本当に気づかれません。ただし近づいた人には確実に届いていて、僕の場合は同僚と、隣に座った友人からそれぞれ言われました。誰にも、ではなく「近い人にだけ」が正確なところです。
もう一つよく見るのが「地味」という評価。これも否定しません。華やかさで押す香水ではないので、瓶を開けた瞬間に感動があるタイプではないです。ただ、地味という言葉が「印象に残らない」という意味なら、そこは違いました。あとから思い出されるのはこちらのほうです。
フルーツが入っていると聞いて甘さを警戒する人もいます。実際につけると、甘さは少しだけで、砂糖っぽさは出ません。甘い香りが苦手で避けている人ほど、一度肌にのせてから判断したほうがいい香水だと思います。
口コミの読み方
| 三万円出して誰にも気づかれない | 半分正しい。遠くには届かないが、近い相手には確実に届く | |
| 地味で印象に残らない | 地味さは事実。ただし記憶には残るタイプ | |
| フルーツ入りは甘ったるいのでは | 甘さは少しだけで、砂糖っぽさは出ない |
まとめ
ル ラボ アンブレット 9 は、近い距離のためだけに作られたような一本でした。
派手な場所に持ち込むと、二次会の僕のように何も起きません。逆に、毎日同じ距離で人と接する生活をしている人にとっては、これ以上ない相棒になります。50mL で 35,980円という額をどう見るかは、その使い方が自分の生活に合っているかどうか次第です。
この記事のまとめ
- ✓ 香るのは腕ひとつ分の距離。すれ違いで振り向かせる香水ではない
- ✓ 体感は四〜五時間しっかり、その後は肌の近くだけに残る
- ✓ 50mLで35,980円。1mLあたり七百円台を毎日使えるかで判断が決まる
在庫と価格はブランド名から確認できます。
LE LABO AMBRETTE 9 (アンブレット 9) オードパルファム 50mL
参考価格 35,980円前後
香水の匂いを強く主張せず、素肌の延長のような香りを求める人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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