薔薇の香水は、自分より一回り上の人の香りに見えそうで長く避けていました。買う前に引っかかっていたのも、そこです。結論から言うと、ジョー マローン ロンドンのレッド ローズは、花屋で抱えた切り花のほうの薔薇でした。レモンが効いているので、甘さが重くなりません。
この記事でわかること
- 7種の薔薇とレモンで、どんな薔薇になるのか
- 体感の持続と、つけ直しの時間・足す場所
- 30mLと100mLのどちらから始めるか
- 似合う場面と、手が伸びなくなる場面
Jo Malone London Red Roses Cologne 30mL
参考価格 12,100円前後
生花に近い明るい薔薇とレモンの香りを、軽やかな甘さで纏いたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:レッド ローズは「水を替えたばかりの切り花」
一言で言うなら、花屋の店先で、水を替えたばかりのバケツから立ちのぼる薔薇です。ドライフラワーでもなく、薔薇の形をした石けんでもありません。茎を切った断面の青さまで一緒に入っている、生々しいほうの薔薇でした。
説明文には、世界でもっとも美しい7種の薔薇を掛け合わせ、砕いたバイオレットリーフとひとさじのレモンを添えたと書かれています。切りたての花束がほどけるように広がる、とも。この「ほどける」という言い方が、つけてみるとよく分かります。最初にレモンの角があって、そこから花がふわっとゆるむ。順番がちゃんと見えるんです。
薔薇の香水にありがちな、口紅や化粧品を思わせる粉っぽさは僕の腕では出ませんでした。そのかわり、甘い香水を探している人が想像する濃厚さもありません。ここがこの1本の性格で、好き嫌いもここで分かれます。
濃度はコロン。30mLで12,100円(税込)です。ジョー マローン ロンドンはEDTやEDPではなく、コロンという呼び方をしています。数字で言われるより、実際につけたときの軽さのほうが説明として早いかもしれません。1プッシュで「香水をつけた」という圧が出ないので、昼間の予定がある日に手が伸びます。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
薔薇の香水は自分には早い、と決めつけていた僕の考えを変えた1本です。

ジョー マローン ロンドン レッド ローズの基本情報
買うときに少し迷ったのは、自分用に開けてしまうか、贈り物の候補として取っておくかでした。箱を見た時点で後者の顔をしているんです。楽天の公式店でもギフトボックス入りで売られていて、そのまま渡せる見た目になっています。薔薇という分かりやすいテーマも、渡す相手を選びにくい方向に働きます。結局は自分で開けて、そのまま定位置になりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ジョー マローン ロンドン |
| 商品名 | レッド ローズ コロン(Red Roses Cologne) |
| 容量 / 価格 | 30mL:12,100円(税込) |
| 濃度 | コロン(Cologne) |
| 香調 | トップ:レモン/ハート:レッド ローズ アコード/ベース:ハニカム |
容量は30mLと100mLの2つがあります。薔薇は好みがはっきり分かれる香りなので、最初の1本なら30mLのほうが荷が軽いです。ブランドの棚をまとめて見たい方はジョー マローン ロンドンの香水も見てみてください。毎日のように使うと決まってから、大きいほうへ移ればいいと思います。
そのうえで薔薇を選ぶなら、このレッド ローズは花そのものの匂いをまっすぐ持ってきた1本です。贈り物にするなら、相手が花好きかどうかだけ先に思い出してください。そこさえ合えば、外しにくい箱だと思います。
Jo Malone London Red Roses Cologne 30mL
参考価格 12,100円前後
生花に近い明るい薔薇とレモンの香りを、軽やかな甘さで纏いたい人向け。
香りの変化
つけた直後から30分ほどで、香りの中身が入れ替わっていきます。レモン、薔薇、ハニカムという3つの段が、はっきり順番になって出てくるタイプでした。
トップ
最初に来るのはレモンです。皮を絞ったときの、少し苦いほうのレモンが先に当たります。
この5分ほどがいちばん元気で、正直に言うと薔薇はまだ後ろに隠れています。ここだけで判断して棚に戻してしまうと、この香水の良さは分かりません。テスターで判断しようとして、僕も最初は見送りました。
レモンが効いている意味は、時間が経つと分かります。薔薇だけだと甘ったるくなりがちです。そこに最初から酸があるので、花がほどけたあとも薔薇がはっきり残ります。
ハート
中心はレッド ローズ アコードです。ここがこの香水の顔で、名前のとおりのものが出てきます。
面白いのは、赤い薔薇の甘い部分だけを抜き出していないところでした。花びらのやわらかい匂いと、茎を切ったときの青い匂いが同時にあります。だから花束の匂いに聞こえるのだと思います。薔薇を一輪ではなく、まとめて抱えたときの匂いと言うと近いかもしれません。
砕いたバイオレットリーフが入っているのも、この青さに効いています。僕の腕では、花よりもこの緑の部分のほうが大きく出ました。人によって受け取り方が変わるところだと思います。
ベース
最後に残るのはハニカムです。蜂の巣の、蜜と蝋が混ざったような甘さですね。
砂糖菓子の甘さではありません。花の奥にもともとあった蜜が、時間をかけて表に出てきた感じです。この段になると香りは肌のすぐ近くまで寄っていて、自分から腕を近づけないと分からないくらいになります。
そこからの余韻は長くありません。だからこそ、ハニカムまでたどり着いた匂いは自分のためのものだ、という気がしています。
STEP 1|0〜30分
レモンが前に出て、薔薇は後ろに控えています
テスターで試すなら、ここで判断しないでください。化ける前の顔です
STEP 2|〜3時間
レッド ローズ アコードが中心に座ります
人と向かい合って話す距離に、ちょうどよく届く時間帯です
STEP 3|それ以降
ハニカムの甘さが肌のすぐ近くに残ります
体感3〜4時間。昼に足すと夕方まで薔薇が香ります
正直な注意点
気に入って何度も開けている瓶ですが、買う前に知っておいたほうがいいことが2つあります。
ひとつは持続です。体感で3〜4時間。朝つけて出ると、昼を過ぎたあたりで自分では分からなくなります。コロンという濃度なので、これは仕様どおりと言えば仕様どおりです。夕方まで同じ香りでいたい日は、足す前提で予定を組んだほうががっかりしません。
もうひとつは甘さの方向です。ベースにハニカムがあると聞くと、こってりした蜜の香水を想像しますよね。実際はもっと薄い膜のような甘さで、バニラやアンバーのような満腹感はありません。甘い香水が欲しくて買うと、肩透かしを食らいます。花の匂いが欲しい人のための1本です。
注意
① 体感3〜4時間で薄くなります。コロンの軽さなので、昼にもう一度足す前提で考えたほうが気楽に使えます
② 甘い香水を探していると肩透かしになります。ベースのハニカムは蜜の薄い甘さで、バニラのような満腹感は出ません
合う人・合わない人
花屋の前を通るたびに足が止まる、という方にはまず刺さります。薔薇の香りとして想像するものが、ほとんどそのまま入っていますから。
薔薇の香水は化粧品っぽくなりそうで敬遠してきた、という方にも試してほしいです。僕がまさにそれで、粉っぽさを警戒していたのに、出てきたのは切り花のほうでした。レモンが最初に立つぶん、香りの入口がずいぶん軽くなっています。香りで存在感を主張したい人には、逆に物足りないはずです。強く残る甘さや、夜に長く続くタイプを探しているなら、この瓶は選択肢から外れます。
こんな人に合う
- ✓ 花屋の前で足が止まるタイプの人。切り花の匂いがそのまま入っています
- ✓ 薔薇は化粧品っぽくなりそうで避けてきた人。レモンが入口を軽くしてくれます
合わないかも
- × 夜に長く残る、甘さの濃い香水を探している人
使う場所と時間
いちばん多いのは、昼に人と会う日です。

朝8時ごろ、シャツを着たあとに胸元へ1プッシュ。ここから昼までは何もしません。そして正午を回ったあたりで、もう一度足します。足す場所は朝と変えて、うなじと手首に1回ずつ。同じところに重ねるより、香りの出どころが散ったほうが自然に立ちます。この2回で、夕方まで薔薇が香り続けてくれます。
夜の予定がある日は、家を出る前にもう1回。3回目まで足しても重たくならないのは、コロンという濃度のおかげです。濃い香水だと、こうはいきません。30mLの瓶で1日2〜3プッシュなら、減りを気にせず使えます。
服はリネンのシャツか、白いカットソー。生成りや淡い色の服に合います。革のジャケットのような、匂いの強いものを着る日は避けています。場所は昼のカフェ、休日の買い物、人の家に呼ばれた日。花を持っていく代わりに、自分が花の匂いをさせて行くくらいの気分です。
使う場面
| 仕事・オフィス | ○ | 1プッシュなら僕の腕の周りで収まります。昼に足す量だけ気をつけています |
| 夜デート | ○ | 薔薇は強いのに軽いので、食事の席でも重たく感じませんでした。ただし体感3〜4時間で消えます |
| 休日 | ◎ | 昼に人と会う日がいちばん似合います。30mLを気楽に吹ける軽さです |
| 真夏 | △ | 汗と混ざると茎の青さが立ちやすいので、量を半分にしています |
保管で中身は変わる
僕が30mLを選んだのは、薔薇の香りを毎日使えるか自信がなかったからです。この判断は、置き場所の話にもつながります。
小さい瓶は数か月で使い切れるので、中身が変わる前に無くなります。100mLだと、開けてから最後の一滴までの時間がぐっと伸びますよね。そのぶん、どこに置くかが効いてきます。いまは寝室のチェストの引き出しに、箱ごと入れています。
トップのレモンは光と熱に弱い部類です。ここがぼやけると、いちばん最初に会う顔が変わってしまいます。せっかく入口を軽くしてくれている要素なので、そこは守りたいところです。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | トップのレモンが先に痩せて、入口の軽さが無くなります |
| 浴室・洗面所 | × | 湯気を浴びるたびに薔薇の青さが鈍って、切り花らしさが落ちます |
| 暖房の近く | × | ハニカムの蜜の甘さが浮いてきて、最後の余韻が別物になります |
買う前に迷っていたこと
同じ瓶でも、いつ嗅ぐかで印象がまるで変わります。僕の腕の上でも、吹いた直後は「花そのもの」、ハニカムまで来たあとは「甘い香水」でした。買う前は、そのどちらを求めているのかで迷っていたところがあります。
12,100円という額は、買う前にいちばん引っかかった点でした。30mLですから、容量あたりで考えると安い買い物ではありません。ただ、1日2〜3プッシュ使っても数か月もちますし、昼に足す使い方が前提なら、1回に吹く量はごく少なくて済みます。花の匂いをここまで素直に持ち歩ける瓶だと思えば、僕は納得しました。
買う場所でも迷いました。通販の出品には「並行輸入品」と書かれたものが混ざります。箱や表記の見方は並行輸入の香水にまとめてあるので、気になる方はそちらを先に読んでおくと迷いません。僕が買ったのは、楽天のジョー マローン ロンドン公式店です。正規品と明記された売り場なので、どこで買うか迷いたくない方には分かりやすい入口です。
薔薇=年齢が上に見える、という心配もしていました。これは杞憂でした。粉っぽく作られた薔薇なら確かにそう聞こえますが、この香りは切り花の側です。腕に乗せてみて、自分が急に年上に化けたとは僕は感じませんでした。
買う前に迷った点
| 30mLで12,100円は高くないか | 容量あたりでは安くありません。ただ1回に吹く量が少なくて済むので、数か月は持ちました | |
| 薔薇は年齢が上に見えないか | 粉っぽい薔薇ならそう聞こえますが、これは切り花の側です。僕がつけた範囲では、年上に化けた感じはありませんでした | |
| 甘い香水として買っていいか | 甘さは薄い膜くらいです。濃厚さを期待すると外れます |
昼に人と会う日の1本として
ジョー マローン ロンドンのレッド ローズは、7種の薔薇にバイオレットリーフとレモンを添えた、切り花に近い薔薇でした。最初はレモン、中心にレッド ローズ アコード、最後にハニカムの蜜。花束がほどけていく順番が、腕の上でそのまま起きます。
僕にとっては、昼に人と会う日の1本になりました。朝に胸元、昼にうなじと手首。この2回で夕方まで薔薇が残ります。薔薇の香水を敬遠してきた人ほど、ここから入ると見方が変わるはずです。
この記事のまとめ
- 7種の薔薇とレモンで組んだ、切り花に近いコロン
- 体感の持続は3〜4時間。昼に足すと夕方まで薔薇が残ります
- 最初の1本なら30mL。甘い香水を探している人には軽すぎます
Jo Malone London Red Roses Cologne 30mL
参考価格 12,100円前後
生花に近い明るい薔薇とレモンの香りを、軽やかな甘さで纏いたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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