メゾン フランシス クルジャン ア ラ ローズ|1年つけて分かったこと

バラ園のアーチが続く小道

レジの前で二週間迷った香水です。四万円を超える香水を買うのは、僕にとってはかなりの決断でした。結論から言うと、ア ラ ローズは「薔薇の香水」と身構えるより先に、花屋の店先の空気を思い出す一本でした。ここでは一年つけてきた体感で、香りの流れ、持続、買う前に知っておきたい弱点、そして値段の現実まで書いていきます。

この記事でわかること

  • 一年つけて分かった香りの流れと、体感でどのくらい保つのか
  • 買う前に知っておきたい弱点が二つ
  • 35mLと70mLのどちらを選ぶかで考えたこと
  • 合う場面と、正直に合わない場面
Maison Francis Kurkdjian À la rose Eau de Parfum 70mL

Maison Francis Kurkdjian À la rose Eau de Parfum 70mL

参考価格 44,600円前後

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:ア ラ ローズは花屋の空気を持ち歩く薔薇

一年つけてきて、いちばん近いと思った例えが花屋の店先です。扉を開けた瞬間の、水と茎と花びらが一緒くたになった湿った空気に近いものが、手首から立ち上がります。薔薇の香水と聞いて身構える人が思い浮かべるのは、たぶんもっと濃くて重い匂いでしょう。この一本はその手前で止まってくれます。

そう感じる理由は、薔薇の使い方にあります。公式の説明文では、ダマスクローズとセンティフォリアローズという二種類の薔薇が重なり合って、ムスキーなフローラルになると書かれていました。瓶ひとつに二百五十輪のセンティフォリアローズ、トップには百五十輪のダマスクローズから取ったエッセンスが入るそうです。輪の数そのものを鼻で数えられるわけではありませんが、生花に寄った明るさとして、たしかに出ています。

買う前に最後まで迷ったのは、正直に言えば容量でした。店で試した日は35mLにしようと決めていたのに、家に帰ってから一週間ずっと考え直していたんです。小さいほうは持ち出しやすく、外したときの痛手も軽くなります。大きいほうは1mLあたりが軽くなりますし、朝に手が伸びる場所へ置いておける大きさでもありました。悩んだ末に70mLを選び、それまで毎朝つけていた甘いフローラルが、その週から棚の奥へ下がりました。結果として、僕の手持ちの中では一本ぶんの入れ替えが起きた形です。

だから一言でまとめるなら、これは薔薇をまとう香水というより、切りたての薔薇を一輪持って歩く香水だと思っています。甘さで押してくる場面がほとんどなく、季節の花を買って帰る日の気分に近い匂いが肌の上に残るタイプです。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
薔薇が生花のまま立ち上がる
色気 ★★★★☆
蜜のような重さが薔薇と一緒に残る
万人受け ★★★☆☆
甘さの好き嫌いで割れる
持続 ★★★☆☆
体感5〜6時間、そのあとは肌の近くだけ

Ryo

花瓶の水ごと持ち歩いているような、生の薔薇の香りです。

メゾン フランシス クルジャン ア ラ ローズの基本情報

瓶を手に取ると、見た目から想像するよりずっしりきます。70mLは片手で握れる大きさですが、旅行のポーチに放り込む気にはなれず、置き場所は寝室のチェストの引き出しに決めました。キャップが重いぶん、置いたときにかたむかず立ってくれるのはありがたいところです。朝、着替えのついでに一プッシュして家を出る、という置き方に落ち着きました。

項目 内容
ブランド メゾン フランシス クルジャン
商品名 ア ラ ローズ オードパルファム
容量 35mL・70mL・200mL・11mL×3本のセット
香調 フローラル(ダマスクローズとセンティフォリアローズ)
価格 70mLで44,600円
剤形 公式ページに記載なし
数字は各商品ページの表記にもとづきます

容量は四つ用意されています。35mLで29,400円、70mLで44,600円、いちばん大きい200mLは88,000円という並びです。11mLの瓶が三本入ったセットも用意されていて、こちらは35mLの瓶と同じ額に置かれています。小分けのセットは持ち出す前提の作りなので、家でも外でも同じ香りを切らしたくない人なら選ぶ理由が立ちます。ちなみに剤形の記載は商品ページに見当たりませんでした。

Maison Francis Kurkdjian À la rose Eau de Parfum 70mL

Maison Francis Kurkdjian À la rose Eau de Parfum 70mL

参考価格 44,600円前後

香りの変化

つけた直後と三時間後では、同じ香水だと気づかない人がいてもおかしくない変わり方をします。とはいえ、途中で別の花に入れ替わるわけではありません。果物の水気で始まって、そのあとはずっと薔薇。変わるのは、その薔薇がどれだけ濃く出ているかのほうでした。

STEP 1|0〜30分

洋梨とライチの水気

吹いた腕から30cmくらい離れていても分かる

STEP 2|〜3時間

薔薇が正面に出る

正面に立った人にちょうど届く距離まで下がる

STEP 3|それ以降

同じ薔薇のまま濃さだけが落ちる

袖口に鼻を寄せれば分かる程度

トップ

最初の十分は、果物です。公式の説明でも、ダマスクローズから取ったエッセンスが洋梨とライチの響きをトップに足すとされていて、鼻で感じるものとよく一致します。皮をむいたばかりの洋梨に包丁を入れた瞬間の、あの薄い甘さと水気がまず来ます。ライチのほうは缶詰の甘さではなく、殻を割って出てきた生の実に近い匂いです。ここだけを嗅ぐと薔薇の気配は薄く、フルーツの香水を買ったのかと一瞬思うほどでした。

ハートとベース

公式の表記でも、ローズアブソリュートはハートとベースにまとめて置かれています。二つに分けられていないのは、嗅いでいる側の実感ともよく合いました。果物の水気が引いたあとは、最後まで薔薇です。途中で別の何かに入れ替わる瞬間が来ません。

薔薇そのものという顔になってからは、花びらだけでなく、花の根元にたまった水のような重さも一緒に立ち上がります。説明文にあるムスキーな感じも、蜜のような重たさも、薔薇と切り離しては出てきませんでした。水を吸っている最中の薔薇、と言ったほうが近いでしょうか。僕がこの香水を気に入っているのは、まさにこの表情です。

変わっていくのは濃さのほうでした。腕から30センチ離れていても分かる濃さから、正面に立った人にちょうど届くくらいまで下がって、体感では5〜6時間で袖口に鼻を近づけないと分からないところまで落ちます。夜まで残ってほしい日は、朝に一プッシュしてから夕方にもう一プッシュ足しています。この足し方をすると、寝る前まで首元に残っていました。

正直な注意点

一年使って、ここは買う前に知っておきたかったと思う点が二つあります。どちらも致命傷ではないものの、知らずに買うと使う日が減ります。

注意

① 真夏の昼は蜜の部分が重く出る。直射日光の下で温度が上がると、花の甘さが前に出て自分でくどく感じる
② 立ち上がりが速く、量を間違えると届きすぎる。二プッシュ以上だと自分より先に香りが部屋へ入っていく

まず暑さです。気温の高い日中に外を歩くと、蜜のニュアンスがぐっと前に出てきて、朝つけたときの涼しさが消えます。真夏は日が落ちてから吹くか、屋内で過ごす日に回すほうが、この香水の良さが残りました。もうひとつは量で、二プッシュすると香りが自分の前を歩き始めます。オフィスに行く日は胸元へ一プッシュだけ、と決めてから失敗がなくなりました。

値段の話も避けずに書いておきます。70mLで44,600円という額は、香水を日用品として買っている人には現実的な数字ではありません。小さい瓶ほど1mLあたりの単価は高くつくので、続けて使うつもりなら大きい瓶のほうが後で効いてきます。ただし、最初の一本から70mLに手を出すと、合わなかったときに残る量も相応です。僕は店で試して二週間置いてから決めましたが、迷っているなら11mLの小分けや35mLから入る道もあります。売り場によっては「並行輸入品」と書かれた出品も並ぶので、買う前にページの表記を確かめてください。

合う人・合わない人

こんな人に合う

  • ✓ 生花に近い薔薇が好きで、甘さを盛られたくない人
  • ✓ 香水を毎日とっかえひっかえせず、一本を長く使いたい人

合わないかも

  • × 甘さのない清潔感だけがほしい人

薔薇が好きだと言うと、友人からは「甘いのが好きなんだね」と返されました。この香水はそこに当てはまりません。花屋で薔薇を選んでいるときのあの匂いが好きな人ほど、はまると思います。逆に、石けんや洗いたてのシャツの匂いだけを求めている人には、花の甘さが余分に感じられるはずです。ユニセックスで使えるかという点も一年で答えが出ていて、僕は男性ですが、量さえ守れば違和感を言われたことはありません。むしろ、性別より合わせる服の質感のほうが効きます。

使う場所と時間

使う場面

仕事・オフィス 一プッシュまでなら通る
夜デート 肌に寄ってからの二時間が効く
休日 昼の外出や買い物にいちばん合う
真夏 日中は蜜が重く出る

いちばん似合ったのは、春先の土曜の昼でした。白いシャツに麻の混じった薄いジャケットを羽織って、パン屋と花屋に寄って帰る、という予定のない午前中です。日差しがまだ弱い時間だと、トップの洋梨がゆっくり薔薇へ渡っていくのが自分でも追えます。反対に、平日の朝に着るウールのスーツとはあまり噛み合いませんでした。生地の重さに対して香りが軽く、上滑りしてしまう感じがしたためです。夜に人と会う日なら、出かける一時間前に胸元へ一プッシュしておくと、ちょうど薔薇がいちばん濃いところで会えます。

保管で中身は変わる

香水の寿命は、置き場所でけっこう変わるものです。四万円台の一本ならなおさらで、僕は買ったときの箱を捨てずに取ってあります。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際 × 光で中身が傷み、色が濁っていく
浴室・洗面所 × 湿気と温度差で香りがゆるむ
暖房の近く × 温度が上がるぶん劣化が早まる
箱ごと引き出しへ 70mLは使い切るまで長いので、置き場所の差がそのまま出る

70mLを一プッシュずつ使っていると、一年経ってもまだ半分以上残っています。つまり、この瓶とは二年以上の付き合いになるということです。買った直後の香りをそのまま最後まで使いたいなら、光と湿気から離しておくのが手っ取り早い手入れです。

口コミの読み方

買う前、僕が最初に検索窓へ打ち込んだのは「ア ラ ローズ 甘すぎ」でした。結果から言うと、この評価は半分だけ当たっています。朝の涼しい時間に吹くと甘さは控えめです。気温が上がると蜜が目立ってきます。だから暑い日に試した人ほど甘いと書くんだと思います。同じ香水でも、季節と時間帯で言葉が変わるということです。

「高すぎる」という声については、否定しません。数字だけを見れば高い買い物ですし、僕自身も二週間迷いました。それでも一年経って半分以上残っている事実を見ると、一日あたりで考えたときの感覚は最初の印象とだいぶ変わりました。「地味」と書かれることもありますが、こちらには同意しかねます。派手さがないのは狙いのほうで、生花に寄せた結果として大人しく聞こえているだけです。

口コミの読み方

甘すぎる 半分だけ当たり。気温が上がると蜜が前に出る
高すぎる 否定しない。ただし一プッシュ運用だと減りは遅い
地味 同意しない。派手さを削って生花に寄せた設計です

まとめ

一年つけてきた結論を、三行だけ残しておきます。

この記事のまとめ

  • ✓洋梨とライチで始まり、薔薇と蜜を通って、体感5〜6時間で肌の近くへ落ち着く
  • ✓弱点は真夏の日中と、二プッシュ以上にしたときの届きすぎ
  • ✓70mLは一プッシュ運用なら年単位で使えるので、置き場所と保管が効いてくる

薔薇の香水を探していて、甘さを盛られるのが苦手なら、この一本は候補に入ります。値段の現実は最後まで消えませんが、一日一プッシュで一年経っても半分残るという使い方なら、見え方も少し変わってくるはずです。まずは今どこで扱いがあるか、下のリンクから確かめてみてください。

Maison Francis Kurkdjian À la rose Eau de Parfum 70mL

Maison Francis Kurkdjian À la rose Eau de Parfum 70mL

参考価格 44,600円前後

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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