1本に5万円を出したのは、この香水が初めてでした。半年たったいまも、その判断は後悔していません。結論から言うと、バカラ ルージュ 540 は甘いのに、どこかひやりとした手ざわりの残る香りです。僕が落ち着いた量、つけ直しの間隔、出番の多い季節まで、買う前に知りたかったことを書きます。
この記事でわかること
- 甘さと冷たさが、肌の上でどう同居しているか
- 僕が落ち着いた量と、次に足すまでの間隔
- 出番が多い季節と、まったく使わない季節
- 買う前に迷った3つへの、使ったあとの答え
僕が買ったのは70mLです。いまいくらかを先に見ておいてください。
メゾン フランシス クルジャン バカラ ルージュ 540 オードパルファム 70mL
参考価格 52,580円前後
ジャスミンとサフランの甘さに、金属的な冷たさが交じる個性的な香りを探している人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
バカラ ルージュ 540 は甘くて冷たい
嗅いだ瞬間の感想は「甘い」でした。そのすぐあとに「なのに冷たい」が来ます。この二つが一度に来るところが、この1本を選んだ決め手でした。
甘さのほうは、焼き菓子の生地に近い匂いです。砂糖そのものというより、火が入る直前のあの感じ。そこに、濡れた石に触れたときのような冷たいところが混ざっていて、甘ったるさがそれ以上ふくらみません。公式の香調表記も「ウッディ アンバリー フローラル」で、香りのタイプはスイート。甘い側の香りだと言い切ったうえで木の要素を並べているのが、肌の上で起きることとよく合っていました。
名前の由来も同じ方向を向いています。クリスタルに24金の金粉を混ぜ、540度の高温で溶かしたときに生まれる赤。その色から取られた名前です。甘さと硬さが一緒に入っている香りだと、名前の時点で分かる仕掛けになっています。
甘い香りは自分には合わない。そう決めてしまっている人ほど、一度は肌に乗せてみてほしい1本です。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
甘いのに、触ると冷たい。この矛盾を1本で持っているのが、5万円台を出した理由です。

自分に買うのか、誰かに贈るのか
自分で買うにしても、誰かに贈るにしても、この香水は額の話が先に来ます。隠しても仕方がないので、そこから書きます。
公式の税込で、70mLが52,580円、35mLが30,140円です。贈り物として渡すなら、僕は35mLのほうを選びます。相手の好みが分からないうちに70mLを渡すのは、受け取る側にも重いからです。香水を人に贈るときの見方は香水のプレゼントの記事にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | メゾン フランシス クルジャン |
| 濃度 | オードパルファム |
| 香調 | ウッディ アンバリー フローラル |
| 香りのタイプ | スイート |
| 容量と価格 | 70mL 52,580円/35mL 30,140円(税込) |
| 製品番号 | 132.1022302 |
贈るか、自分で使うか。どちらに転んでも、まず容量を決めてから額を見るほうが早いです。
メゾン フランシス クルジャン バカラ ルージュ 540 オードパルファム 70mL
参考価格 52,580円前後
ジャスミンとサフランの甘さに、金属的な冷たさが交じる個性的な香りを探している人向け。
サフランとジャスミン、木の匂いが一度に来ます
この香りを作っているのは、ジャスミンとサフラン、アンバーグリス、そしてシダーウッドです。僕の鼻には、この3つが一度に届きます。どれかを追いかけると、ほかが分からなくなる感じでした。
サフラン:赤くて、少し金属のにおい
サフランは、甘さの中に混ざっている冷たさの正体だと思っています。血のような、金属をなめたときのあの感じが、うっすらと赤い印象で乗ってきます。華やかという言葉から想像するよりも、硬くてとがった匂いでした。ここがあるおかげで、僕の肌では甘さが行きすぎません。
ジャスミン:花というより焼き菓子です
ジャスミンと言われて花畑を思い浮かべると、たぶん裏切られます。僕の腕では、花そのものよりも焼き菓子の生地に近い匂いで出ました。優美な花、という説明のとおりの上品さはあるのですが、それが甘い焼き上がりのほうへ寄っていきます。この香水を「甘い」と感じるとき、鼻が拾っているのはたぶんここでした。
アンバーグリスとシダーウッド:潮の残る流木みたいな乾き
アンバーグリスはミネラルノート、シダーウッドはウッディノートとして入っています。僕の鼻には、海辺に転がっている流木のような、乾いていて少ししょっぱい匂いとして届きました。甘さと金属だけだと食べ物のほうへ倒れそうなところを、この乾きが引き止めてくれます。肌に近づいたときの、粉っぽくてやわらかい手ざわりもここから来ている気がします。
STEP 1|0〜30分
いちばん濃い時間
腕から離れたところまで届くので、人と会う直前につけるのはやめました
STEP 2|〜3時間
濃さが一段落ちる
ここからが長いです。自分では気づかないくらい自然に続きます
STEP 3|それ以降
肌の近くだけ
隣に来た人に分かる程度。翌朝、前の日のシャツからにおうこともあります
払った額に見合うのか
52,580円を出す値打ちがあるか。買ってから半年たったいまの答えは、使う季節と量を自分で決められるなら、です。条件つきの合格にしているのには理由が3つあります。
1つめは、その額を試す前に払うことになる点です。香りが自分の肌でどう出るかは、乗せてみるまで分かりません。それでもこの香水は、確かめる前に5万円台を出す順番になります。ここは最後まで引っかかりました。
2つめは、量を増やすと自分がきつくなることです。1回で足りる濃さなので、うっかり2回つけた日は、自分の鼻のほうが先に参りました。強いものを薄く使う、という前提で買ったほうが失敗しません。
3つめが真夏です。気温が上がると甘さだけが肌の上に居座って、出かける前に手が止まります。暑い時期に使いたい1本を探しているなら、たぶんこれではありません。
裏を返すと、この3つが気にならない人には、額のほうがあとから追いついてきます。僕は秋から春先の1本として割り切ってから、買ってよかったと思えるようになりました。
注意
① 5万円台を試す前に払う。肌の上でどう出るかを確かめる前に、この額を出す順番になります
② 量を増やすと自分がきつい。1回で足りる濃さなので、2回つけた日は自分の鼻が先に参りました
③ 真夏の昼は甘さが残る。気温が上がると甘さだけが居座って、出かける前に手が止まります
甘さを隠さない人に向きます
向いているのは、甘い香りを堂々と使える人です。この香水は甘さを隠しません。控えめに香らせたい日には、そもそも別の1本を選んだほうが気が楽でした。
逆にしんどいのは、香りに気づかれたくない人です。量を減らしても、近くに来た相手には届きます。それと、1年じゅう同じ1本で通したい人。真夏の扱いが難しいので、季節で持ち替えられる人のほうが幸せになれます。
こんな人に合う
- ✓ 甘さのある香りを堂々と使いたい人
- ✓ 毎日ではなく、ここぞという日の1本を探している人
合わないかも
- × 香りに気づかれたくない人と、真夏も同じ1本で通したい人

夜に人と会う日のための1本
出番が多いのは、日が落ちてから人と会う日です。夕方5時ごろに家を出る日は、シャワーを浴びたすぐあとにつけます。玄関で慌ててつけるのはやめました。乾いた肌に乗せたときのほうが、甘さの角が丸く出るからです。
服はウールやニットの日が合いました。コートを羽織る時期に、厚手の生地の上から立ち上がってくる甘さは、この香水がよく似合う時間だと思っています。反対に、薄い麻のシャツ1枚の季節は、香りだけが先に行ってしまう感じがして落ち着きません。
つけ直しについても書いておきます。朝に1回つけたら、昼は足しません。足すのは、そのまま夜に人と会う日だけです。それも出先ではなく、一度家に戻ってから、うなじの生え際に1回だけ。手首に重ねると、自分の手が動くたびに香りが立って、自分で気が散ってしまいました。間隔にすると、朝から8時間ほど空けてもう1回、という使い方に落ち着いています。
仕事の日は、量を増やさないことだけ気をつけています。机の距離でも届く香りなので、人と近い日ほど1回で止めるようにしました。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | 机の距離でも届くので、人が近い日は量を増やさないようにしています |
| 夜デート | ◎ | 暗くなってからのほうが甘さの出方が落ち着いて、食事の席でちょうどよく収まります |
| 休日 | ○ | 寒い時期に外を歩く日なら、これくらい強いほうが気持ちよく続きます |
| 真夏 | × | 甘さだけが残ってしまうので、この季節はまったく出番がありません |
僕が70mLを選んだ理由
70mLと35mL、選べるのはこの2つです。僕が買ったのは70mLでした。小さい瓶を何本か持つより、大きい瓶を1本だけ長く使う買い方をしているからです。持ち歩き用に小分けにすることもしていません。使うのは家を出る前の1回だけなので、家に1本あれば足ります。
週に2〜3日のペースだと、70mLは1本とずいぶん長く付き合うことになります。裏を返せば、合わなかったときも長く残るということです。いきなり5万円台に手を出すのがためらわれるなら、35mLで様子を見るほうが安全だと思います。
迷いは量と季節を決めたら消えました
甘さが自分の肌で出過ぎるんじゃないか。買う前にいちばん長く迷ったのはここでした。使ってみると、僕の肌では甘さだけが残ることはありませんでした。金属のような冷たさが一緒に来るので、食べ物の匂いのほうへは倒れていきません。
強すぎて毎日は使えないのでは、とも思っていました。半分当たりです。量を1回に決めてからは平日でも困っていませんが、増やした日は自分で参りました。量を守りながら長く使う香水だと、いまは思っています。
1本でどの季節まで持つのかも読めませんでした。秋から春先までは、僕の使い方だとほぼそのまま通せます。手が止まるのは夏だけでした。迷っていた3つは、量と季節を決めた時点でどれも片づきました。
買う前に迷った点
| 甘さが自分の肌で出過ぎないか | 金属のような冷たさが一緒に来るので、食べ物の匂いのほうへは倒れませんでした | |
| 強すぎて毎日使えないのでは | 量を1回に決めてからは、平日でも困ったことがありません | |
| 1本でどの季節まで使えるのか | 秋から春先までは通せて、手が止まったのは夏だけでした |
寒くなるたびに手が伸びます
半年たっても、まだ買い替えの心配はしていません。使い切ったら同じものをもう一度買うかと聞かれたら、たぶん買います。
甘いのに冷たい、という手ざわりが、ほかの言い方に置き換えられないからです。量を1回に決めて、季節を秋から春先に絞る。この2つさえ守れば、5万円台という数字はあとから納得のいくところに落ち着きました。
この記事のまとめ
- ✓ 甘さと金属のような冷たさが同時に来る、が結論です
- ✓ 量は1回。足すのは夜に人と会う日だけ、うなじに1回
- ✓ 出番は秋から春先。真夏はまったく手に取りません
買うときも買い直すときも、僕は額を確かめてから決めています。いまいくらかは、ここから見られます。
メゾン フランシス クルジャン バカラ ルージュ 540 オードパルファム 70mL
参考価格 52,580円前後
ジャスミンとサフランの甘さに、金属的な冷たさが交じる個性的な香りを探している人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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