「香水を贈りたいけれど、相手の好みが分かりません」——プレゼント選びは、たいていここで手が止まります。ただ、贈り物の香水が外れる本当の原因は、好みの読み違えではありません。相手との距離に合わない一本を選んでいることのほうが、はるかに多いのです。
彼氏に贈る香水と、上司に渡す香水とでは、踏み込んでよい範囲がまるで違います。恋人になら「これをつけてほしい」という主張が喜ばれる場面も多いでしょう。ところが同じ熱量を職場の相手へ向けると、香り以前に距離感のほうで重く受け取られてしまいます。
そこでこの記事は、贈る相手を彼氏・夫・父・同僚と上司の四段階に分け、距離が遠くなるほど無難側へ寄せるという一本の原則で5本を割り振りました。原則さえ握っておけば、香調にくわしくなくても選べます。
順番としては、まず外れる条件を押さえ、それから相手ごとの一本へ進みましょう。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
贈った香水が外れるのは、この三つのどれかです
プレゼントの香水には、失敗の型があります。香水を500本以上買ってきたなかでも、贈り物で外したという話はほぼ次の三つのどれかに当てはまりました。逆に言えば、この三つさえ避ければ大きな事故は起きません。
香りが強すぎる
香水に慣れていない人にとって、強い香りはそれだけで負担になります。贈り物の香水は、本人が自分で選ぶときより一段階おとなしいものを選ぶくらいでちょうど良いのです。濃度の高いものは、ワンプッシュの加減を知らない相手には扱いにくくなります。オードトワレやコロンといった軽めの濃度から入るのが安全でしょう。
その人の生活に出番がない
夜の食事に合う色気のある香りを、朝から人に会い続ける仕事の相手に贈っても、つける場面がありません。香りの良し悪しより、つける時間帯が生活のなかにあるかどうかを先に考えてください。相手が毎日どこで誰と過ごしているかを思い出せば、答えは半分出ています。
ボトルが本人の趣味から浮く
香水は、使い切るまで部屋の見えるところに置かれます。だからボトルの見た目は、香りそのものより長く目に入るのです。派手すぎるボトルは、相手を置き場所に困らせてしまいます。棚に出しておいて気分が上がるかどうか、そこまで想像しておきましょう。
相手との距離で、外していい範囲が変わります
三つの条件を避けたうえで、次に決めるのが踏み込みの深さです。ここが今回の軸になります。恋人には理想像をぶつけてよく、職場の相手には残らない香りを選ぶ。距離が遠いほど、選択の自由度は下がっていきます。
香りそのものの好みは、結局のところ本人にしか分かりません。だからこの記事では、香調を当てにいくのではなく、外さない条件のほうから5本を選んでいます。相手との距離さえ決まれば、残りは自然に絞れるはずです。
| 贈る相手 | 外していい範囲 | 選ぶときの軸 |
|---|---|---|
| 彼氏 | 広い | 似合ってほしい姿から逆算する |
| 夫 | やや広い | 毎朝手が伸びる使いやすさ |
| 父 | 狭い | ブランドの背景と佇まい |
| 同僚・上司 | とても狭い | 清潔感と、香りが残らないこと |
表のいちばん右の列が、そのまま選ぶときの物差しになります。彼氏なら「こう似合ってほしい」を渡してよく、上司なら「香りが残らないこと」だけを見ればじゅうぶんでしょう。ここから、四つの距離に5本を当てはめていきます。

彼氏への一本目は、誰が見ても分かる定番から
初めて香水を贈るなら、冒険よりも認知度を優先してください。箱の時点で相手が「これは良いものだ」と分かる一本のほうが、渡した瞬間の反応が確実に良くなります。その意味で最初に挙げたいのが、ディオール オム オードトワレです。
黒と銀の直方体という、ひと目でディオールと分かるボトルを持っています。香りの系統をここで細かく語るつもりはありません。贈り物では、名前とボトルで支持できるかどうかのほうが先に効くからです。100mLで19,580円前後ですから、恋人へのプレゼントとしての価格帯にもちょうど収まります。
香りの主張はやや強めなので、無香料の柔軟剤しか使ってこなかった相手には、最初だけ驚かれるかもしれません。それでも「彼氏に似合ってほしい姿」を形にして渡す贈り物として、これほど分かりやすい選択肢は多くないでしょう。
渡した瞬間の反応まで込みで選ぶなら、この一本が最短です。
ディオール オム オードトワレ 100mL
参考価格 19,580円前後
彼氏・夫への『まず外さない定番』枠です。ボトルが黒×銀の直方体で誰が見てもディオールと分かる知名度がある
夫に毎日つけてほしいなら、クセの少なさで決めます
すでに一緒に暮らしている相手だと、基準は「特別な日に映えるか」から「毎朝手が伸びるか」へ移ります。日常の香りにクセの強さは要りません。ここで強いのが、シャネルのブルー ドゥ シャネル オードトワレです。
香りのクセが少ない方向にまとめられていて、オフィスの服装にも休日の私服にも寄り添う幅を持っています。贈って外す確率がとても低い一本です。100mLで14,900円前後という価格も、今回の5本のなかでは手に取りやすい部類でしょう。
弱点は、人気の高さそのものにあります。よく売れている香りなので、職場や街中でつけている人と被る場面が出てきます。ただ、被ることを気にするかどうかは本人の性格しだいですし、毎日使う前提なら被りやすさは大きな欠点になりません。
日常の一本として長く使ってほしい相手には、迷う理由がほとんど残らないはずです。
シャネル ブルー ドゥ シャネル オードトワレ 100mL
参考価格 14,900円前後
夫への『万人受け・普段使いできる』枠です。木質系シトラスで香りのクセが少なく、贈って外れが少ない
記念日という条件がつくと、選ぶ一本は変わります
同じ彼氏でも、狙いが「日常」ではなく「記念日」なら、選択は別になります。夜の食事やデートに合わせるなら、昼向けの清潔感より色気のほうが効くからです。その枠で挙げたいのが、イヴ・サンローランのラ ニュイ ドゥ ロム オードトワレになります。
日中の清潔感より、色気のほうを出したいタイプに合わせる一本です。100mLで16,980円前後。取り扱い店によっては輸入品のため、到着までの日数は少し多めに見ておきましょう。
気をつけたいのは、香りの持続と広がりが強めという点です。日中のオフィスには向かない場面もありますから、相手が毎日つける想定ならブルー ドゥ シャネルのほうが安全でしょう。あくまで「夜に使ってほしい一本」として渡す前提の選択肢になります。
記念日に合わせて渡すつもりなら、ここが本命です。
イヴ・サンローラン ラ ニュイ ドゥ ロム オードトワレ 100mL
参考価格 16,980円前後
彼氏への『記念日・夜のお出かけ向け』枠です。カルダモンとベチバーで色気を出したいタイプに合わせる選択肢
父へは、香りより先に「格」のほうが届きます
年上の男性への贈り物になると、香り単体の好き嫌いより、ブランドの背景と佇まいが効いてきます。父親世代には自分で香水を買う習慣のない人も多く、知らない銘柄だと使わないまま棚に置かれてしまうからです。そこで選びたいのが、ペンハリガンのエンディミオン コロンになります。
英国王室御用達として続いてきた老舗で、年上の男性に贈っても浮かない品格を持っています。濃度はコロン、容量は30mL。16,885円前後という価格には、量ではなく「特別感を渡す」意味があります。
毎日たっぷり使いたい人には、30mLのボトルは物足りなく映るかもしれません。香水を日常的につける習慣がある相手なら、100mLのほうが結局は使いやすいでしょう。ただ今回のように「たまに使う特別な一本」を渡す場面では、この容量がちょうど合います。
少し背伸びした贈り物を探しているなら、ここが答えになります。
ペンハリガン エンディミオン コロン 30mL
参考価格 16,885円前後
父への『特別感のある上品な1本』枠です。英国王室御用達の老舗で、年上の男性に贈っても浮かない品格がある
同僚や上司には、距離を保ったまま渡せる一本を
職場の相手への香水は、いちばん慎重になるところです。強い香りや高価すぎる品は、受け取る側に気を遣わせてしまいます。狙うのは「清潔感」と「重すぎない価格」の二点です。この条件に合うのが、ジョー マローン ロンドンのブラックベリー&ベイ コロンになります。
フォーマルな場でも浮かない香りなので、職場で渡す相手を選びません。30mLの価格は、公式店で12,100円前後、単品の30mLを扱う店では8,668円前後と、店によって差が出ます。予算を抑えたいときは、後者の価格帯から探すとよいでしょう。
持続時間は短めなので、つけ直しが前提になる香りです。ただ、職場で渡す一本としては香りが長く残らないほうがむしろ都合が良いという見方もできます。相手に気を遣わせない距離感が、そのまま香りの性質と一致している一本です。
職場の相手へ渡すなら、ここから選ぶのが無難でしょう。
ジョー マローン ロンドン ブラックベリー&ベイ コロン 30mL
参考価格 12,100円前後
同僚・上司への『気軽に渡せる清潔感』枠です。ベリーの甘さを抑えたグリーン寄りの香りで、フォーマルな場でも浮かない
箱を開けた瞬間に効くのは、香りではありません
プレゼントの香水には、香りを試す前に必ず通る関門があります。箱とボトルの見た目です。渡された側は、香りを嗅ぐより先にボトルを見ます。ここで「良いものをもらった」と感じてもらえるかどうかが、その後の使用頻度まで左右するのです。

今回の5本は、香りだけでなくボトルの佇まいと知名度まで含めて選びました。ディオールとシャネルは説明の要らないほど名前が通っていますし、ペンハリガンとジョー マローンは英国の老舗という背景が箱の格に出ます。香りの好みが完全に一致しなくても、名前とボトルが良ければ棚に置いてもらえます。
逆に、香りだけを頼りに名前もボトルも地味な一本を渡すと、相手は良さを測る手がかりを持てません。贈り物の香水では、分かりやすさがそのまま優しさになります。
5本それぞれの弱みを、渡す前に飲み込んでおきましょう
どれも良い香水ですが、万能な一本はありません。弱点を知ったうえで選んだほうが、渡したあとに後悔せずに済みます。
- ディオール オム:香りの主張が強めに出るため、無香料に慣れた相手には強く感じられることがあります
- ブルー ドゥ シャネル:人気が高く、同僚や街中でつけている人と被りやすいところ
- ラ ニュイ ドゥ ロム:香りの持続と広がりが強めで、日中のオフィスには向かない場面があります
- エンディミオン:30mLとボトルが小さめなので、毎日たっぷり使いたい人には物足りません
- ブラックベリー&ベイ:香りの持続時間が短めで、こまめな付け直しが前提になります
こうして並べてみると、弱点はそのまま向いている相手の裏返しだと分かります。持続が強い香りは夜向き、短い香りは職場向き。距離で選ぶという最初の原則が、ここでもう一度効いてきます。
渡す前にそろえておきたい段取り
香水そのものを決めたら、残るのは渡し方です。ここを雑にすると、良い一本でも印象が薄まってしまいます。手間はかかりませんから、次の四つだけ押さえておいてください。
贈る前の小さな段取り
- 相手が普段使っている香りものを、さりげなく確認しておきましょう
- 濃度はオードトワレかコロンから選ぶと、初めての相手にも安全です
- 箱と紙袋はそろえてもらい、包装は開けずに渡します
- 「気に入らなければ無理に使わなくて大丈夫」と一言添えると、相手の負担が軽くなります
最後の一言は、とくに職場の相手に効きます。香水は好みの割れる贈り物ですから、逃げ道を先に用意しておくほうが、受け取る側も素直に喜べるものです。
距離が決まれば、残りは予算だけになります
ここまでを一度たどり直しましょう。まず、香りが強すぎないか・相手の生活に出番があるか・ボトルが趣味から浮かないかの三つを確認します。次に、贈る相手との距離を決めてください。彼氏なら似合ってほしい姿から、夫なら毎朝の使いやすさから、父ならブランドの背景から、同僚や上司なら残らない香りから選ぶ。この順で絞れば、今回の5本のどれかに着地します。
価格帯は8,668円前後から19,580円前後まで開いていますから、予算に合わせて選び直す余地もじゅうぶんあります。香調を調べ込むより、相手との距離を先に決めるほうが、選ぶ時間はずっと短くて済むでしょう。
※本記事はプロモーションを含みます

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