ひと吹きで部屋の空気ごと変わる香水を、手元にひとつ持っておきたいと思ったことはありませんか。僕にとってそれがオブセッションでした。結論から言うと、量の加減さえ覚えれば何年も使える、甘さと香辛料が組み合わさった重たい1本です。100mLのオードパルファムを使ってきた僕が、香りの出方から体感の持続、瓶の減り方まで書いていきます。
この記事でわかること
- オブセッションがどういう濃さの香水なのか、僕の腕での話
- 体感の持続と、1回に吹く量の目安
- 買う前に知っておきたい弱点が2つ
- 似合う季節と服装、どこで買えるのか(国内正規と並行輸入の別)
Calvin Klein Obsession Eau de Parfum for Women 100mL
参考価格 3,980円前後
スパイスと琥珀が濃く香る、80年代らしい重厚な一本を少量で纏いたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:オブセッションは「厚手の毛布ごしに届く甘い煙」
一言でまとめるなら、甘い樹脂と香辛料を、厚手の毛布ごしに漂わせたような匂いです。近くでしか香らないのに、その香り方はぼんやりしています。そこがこの香水の色気です。
カルバン・クラインはこの香りを、愛と狂気のあいだにある感情を思わせるスパイシー アンバーだと説明しています。植物と希少な木の組み合わせだ、という言い方もしていました。ずいぶん大げさな説明だなと最初は思ったのですが、実際に腕に乗せると、その大げささのほうが正しかったと分かります。
具体的に言うと、1プッシュでシャツ1枚ぶんの空気が変わります。2プッシュ吹いた日は、車に乗った同乗者から「今日なに?」と聞かれました。褒められたわけでも文句を言われたわけでもなく、単に無視できない濃さだったんだと思います。
だから、さりげない香りを探している方には向きません。存在をはっきり置きにいく香水です。そのかわり、置いた存在感は簡単には消えません。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
1プッシュで足りる香水は、僕の手元でいちばん長く生き残ります。

カルバン・クライン オブセッションの基本情報
この瓶を手に取るのは、週に2回あるかどうかです。年間で数えても、出番は50回に届きません。それでも手放さないのは、出番の日の働きが大きいからです。
その使い方だと、100mLはほとんど減りません。1回に吹くのは1プッシュ、多い日でも2プッシュ。買ってから何度も季節を越えていますが、瓶はまだ肩のあたりでとどまっています。減りの遅さを損だと感じる方もいると思いますが、僕は逆に安心して使えるほうが好きです。残量を気にして出し惜しみすると、僕は結局使わないまま置物にしてしまいますから。
買う場所については、先に知っておいたほうがいいことがあります。この香水、日本の店頭ではまず見かけません。通販に並んでいるものには「国内未発売」や「海外正規品」といった表記が付きます。探すときはカルバン・クラインのブランド名から当たると早いです。
それと、商品ページに「For Women」と入っているかだけ確かめてください。カルバン・クラインが出している商品名がこれです。同じオブセッションの名前で並んでいるページを見比べるときの、いちばん確実な目印になります。
名前さえ合っていれば、あとは瓶の大きさを選ぶだけです。100mLは数字だけ見ると多く感じますが、この濃さなら持て余しませんでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | カルバン・クライン |
| 商品名 | オブセッション オードパルファム フォーウーマン(Obsession Eau De Parfum For Women) |
| 容量 / 価格 | 100mL:3,980円 |
| 濃度 | オードパルファム |
| 香調 | トップ:マンダリン・ベルガモット/ミドル:ラベンダー・ミルラ・スパイス/ベース:ムスク・サンダルウッド・パチュリ |
| 系統 | スパイシー アンバー |
Calvin Klein Obsession Eau de Parfum for Women 100mL
参考価格 3,980円前後
スパイスと琥珀が濃く香る、80年代らしい重厚な一本を少量で纏いたい人向け。
香りの変化
香りは3つの層で組まれています。僕の腕では、最初の柑橘がかなり短くて、残りの時間はほとんど真ん中と奥の顔で過ごす感じでした。
トップ
マンダリンとベルガモットから始まります。
ただ、この柑橘はさわやかさの担当ではありませんでした。皮をむいたときの汁っぽい甘さのほうが強く出て、最初の数分で奥の甘さと溶けてしまいます。爽快感を期待して吹いた僕は、最初の5分で「あれ?」となりました。
ここが短いぶん、玄関で吹いて外に出るころには、もう次の顔になっています。人と会う予定があるなら、家を出る20分前くらいに吹いておくと過不足がありません。
ミドル
ラベンダー、ミルラ、スパイス。この3つが真ん中に入ります。
ラベンダーと聞いて想像する石けんっぽさは、ここではほとんど出ませんでした。僕の腕では、ミルラの樹脂っぽい甘さと香辛料のひりつきが先に来て、ラベンダーはその2つの角を少しだけ和らげる位置に落ち着きます。香辛料と言っても料理の匂いにはならず、乾いた棚から立つような、埃っぽい甘さです。
僕の腕ではこの時間がいちばん長く、香りがいちばん外へ出ていきます。オブセッションを重いと感じるとしたら、間違いなくここの話です。
ベース
残っていくのはムスク、サンダルウッド、パチュリです。
ここまで来ると、香水というより体温そのものの匂いに近づきます。木の乾いた感じと土っぽさが下敷きになって、その上にムスクの柔らかさが乗る。自分では分からなくなっているのに、脱いだセーターから翌朝になっても立ってきます。
僕がこの香水を手放せないのは、この残り方が理由です。派手なのは最初の数時間なのに、記憶に残るのは静かになってからの匂いなんですよね。
STEP 1|0〜30分
マンダリン・ベルガモット
柑橘は短く、汁っぽい甘さのまま奥へ溶けていきます
STEP 2|〜3時間
ラベンダー・ミルラ・スパイス
樹脂の甘さと香辛料のひりつきが出る、香りがいちばん外へ出る時間です
STEP 3|それ以降
ムスク・サンダルウッド・パチュリ
体温に近い匂いになり、脱いだ服には翌朝まで残ります

正直な注意点
長く使っている香水ですが、買う前に知っておいたほうがいいことが2つあります。
ひとつは真夏です。気温が高い日に使うと、樹脂の甘さと汗が同じ方向に働いて、自分で自分の匂いに参ります。電車に乗った瞬間に後悔する濃さになるので、暑い時期は棚から出さないほうが平和です。
もうひとつは量です。この香水、1プッシュと2プッシュで印象がまるで変わります。1プッシュなら体温の延長くらいの出方で収まりますが、3プッシュ吹くと空間のほうが香水に負けます。狭い部屋や車の中では、吹いてから出かけるまでの時間を少し置くくらいでちょうどいいです。
吹く場所も効きます。首筋に直接だと強すぎたので、僕は胸元か、上着の内側に1プッシュ置く形に落ち着きました。布を1枚はさむと、濃さはそのままで角だけが取れます。
注意
① 真夏は重くなる。気温が高いと樹脂の甘さと汗が同じ方向に働いて、自分で参ります
② 量の幅が狭い。1プッシュと3プッシュで別物になり、加減を覚えるまで少しかかります
合う人・合わない人
はまるのは、香りを「自分の匂い」として固定したい人です。日によって香水を変えるより、これと決めた1本をずっと使いたい。そういう方には、この濃さと持続の長さがそのまま強みになります。
甘さが平気かどうかも分かれ目です。オブセッションの甘さは、砂糖よりも樹脂と木に近いものでした。お菓子みたいな甘さを想像して身構えていた僕には、この方向のほうがずっと着やすい甘さでした。試すなら、手の甲ではなく肘の内側に置いてみてください。体温の高いところのほうが、この香水の本当の顔が出ます。
向かないのは、周りに気づかれたくない方です。どれだけ絞っても存在感は残りますし、狭い場所では隠せません。距離を取って使う香水だと割り切れる方だけ、手を出す価値があります。
こんな人に合う
- ✓ 決めた1本を長く使い続けたい人
- ✓ 樹脂と木の甘さを体温として着たい人
合わないかも
- × 香りに気づかれたくない人
使う場所と時間
いちばん働くのは、気温が下がってからの屋外です。空気が冷えているほど、香りはゆっくり広がって、きれいに残ります。
服装で言えば、厚手のニットやウールのコート。布の面積が大きいほど相性がよくて、上着の内側に1プッシュ置いておくと、前を開けたときだけ香りが動きます。反対に、薄手のシャツ1枚の季節には強く出すぎました。
時間帯は夕方から夜が合います。昼の明るい場所では、この甘さが少し場違いに聞こえるんですよね。屋内で使うなら、天井の高い場所か、換気のできる部屋にしてください。閉じた小部屋だと、香水ばかりが目立ってしまいます。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | オードパルファムの濃さが机の距離では強く、上着の内側に1プッシュが限度です |
| 夜デート | ◎ | 気温が下がる時期の夜に、この甘さと持続がそのまま働きます |
| 休日 | ○ | 厚手のニットやコートと合わせる日なら、1プッシュで1日もちます |
| 真夏 | × | 汗と樹脂の甘さが同じ方向に出て、自分で参ります |
保管で中身は変わる
夏と冬で置き場所を変えるかどうか、ここは香水によって答えが違います。この瓶については、季節で動かさずに1年じゅう同じ場所へしまうことにしました。
理由は使い方です。出番が寒い時期に偏っているぶん、暑い半年は手つかずで置かれます。使わない期間が長い瓶ほど、置きっぱなしの時間がそのまま積み上がるんですよね。100mLという量も、年単位で付き合うことを意味します。
それと、この香水は甘い方向の香りです。甘さの方向に振れた香りほど、熱がかかると重さの出方が変わってきます。箱は捨てずに取ってあって、使わない季節は箱ごと収納の奥に入れています。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 年単位で減らしていく瓶なので、日に当たる時間がそのまま積み上がります |
| 浴室・洗面所 | × | 夜に吹くことが多く、身支度のついでに置きっぱなしになりがちです |
| 暖房の近く | × | 出番が寒い時期に偏るので、暖房の効いた部屋に出したままになりやすい1本です |
買う前に気になっていたこと
買う前の僕がいちばん引っかかっていたのは、強すぎるんじゃないかという不安でした。結論から言うと、これは半分あたりです。
あたっているのは濃さの話です。オードパルファムという濃さで、しかも甘さと香辛料が一緒に来るので、他の香水と同じ感覚で3プッシュ吹いた日は、僕でもはっきり強すぎました。ここは擁護のしようがありません。
外れているのは、量を選べないという部分でした。1プッシュに絞って、布を1枚はさんで置けば、この香水はきちんと「近づいた人に届く強さ」まで下りてきます。僕が強すぎると感じた日は、たいてい吹く量と置く場所のほうに原因がありました。
古い香水だから重いのか、という点にも触れておきます。僕が使った印象では、重いのは年代のせいというより設計のせいです。甘さも樹脂も、最初から濃く出すつもりで組まれています。軽くしたいなら量で調整するしかなくて、そこを面倒だと思うかどうかが、この1本と長く付き合えるかの分かれ目でした。
買う前に迷った点
| 強すぎるのではないか | 3プッシュなら確かに強すぎますが、1プッシュなら体温の延長に収まります | |
| 甘すぎて重いのではないか | 砂糖よりも樹脂と木に近い甘さなので、甘い香水に身構えていた僕でも着られました | |
| 100mLを持て余さないか | 1回1プッシュなら年単位で残るので、出番の少なさは気になりませんでした |
結局、どんな人が買うと満足できるか
オブセッションは、決めた1本を長く着続けたい人のための香水です。甘い樹脂と香辛料を体温の高さで動かす、この組み方がいまも面白い1本でした。
体感の持続は8時間以上。1プッシュを胸元か上着の内側に置いて、気温が下がる時期の夕方から夜に使うのが気持ちよくはまります。真夏に試して評価を決めないでください。同じ量でも、冷えた空気の中では別の顔になります。
買うときは「国内未発売」「海外正規品」といった表記に出会うと思います。日本で店頭に並ぶ香水ではないので、その表記自体はめずらしくありません。気になる方は、注文の前に商品ページの表記と「For Women」の文字を一度見ておくと安心できます。
この記事のまとめ
- 甘い樹脂と香辛料が体温で動く、オードパルファムらしい濃さの1本です
- 体感8時間以上。1プッシュを胸元か上着の内側に置くのがちょうどいい量です
- 気温が下がる時期の夕方から夜が本番。真夏だけで試して評価を決めないでください
Calvin Klein Obsession Eau de Parfum for Women 100mL
参考価格 3,980円前後
スパイスと琥珀が濃く香る、80年代らしい重厚な一本を少量で纏いたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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