マヤ ニエ トバックは地味に見えていちばん減った一本です

北欧の静かな雪の森の風景

金曜の夜、店に入る前に手首へ一吹きしてから扉を押します。ここ半年、僕が何度も繰り返した動作でした。マヤ ニエのトバックは、甘い煙とレザーがずっといっしょに香りつづける香水です。結論から言うと、離れた人に届かせる香りというより、近づいた相手にだけ伝わる一本でした。腕にのせたときの香り方、体感の持続、真夏にやらかした話まで並べます。

この記事でわかること

  • 甘い煙と乾いた根、レザーが、いっしょに香ります
  • 僕の腕での体感の持続と、どこで足すかを決めた基準
  • 買う前に知っておきたい弱点が二つと、国内での探し方
  • 似合う服装と、香りが素直に立ってくれる場面

Maya Njie Tobak 50mL

参考価格 21,945円前後

たばこ葉とレザーの甘さが香る、落ち着いた個性派フレグランスを探している人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:トバック は「近づいた相手にだけ伝わる甘い煙」

腕にのせて最初に浮かんだのは、閉店間際のバーで、誰かが吸い終えた葉巻の匂いが壁紙に残っている感じでした。煙そのものというより、煙が染みたあとの空気に近いところがあります。僕はタバコを吸いませんが、それでもこの匂いには最初の一吹きで捕まりました。吸う人のための香水だと思って敬遠していた自分が、半年で手放せなくなったわけです。

商品ページに置かれている説明文は英語だけで、日本語版がありません。そこでは「dark, pointed yet comforting」と自己紹介をしていて、暗くて、とがっていて、それでいて慰めるような、という三つを一息で並べています。腕の上で聞いてみると、この三つが順番ではなく重なって出てくるのが分かりました。しめくくりが「you might just get addicted」、つまり癖になるかもしれないという一文で、これは半分くらい本当だったと思います。

僕がこれを手に取ったのは、甘い香水と石けん系を一通り棚に並べたあとでした。人に言われた回数はそれほど多くありませんが、腕を近づけた相手からは決まって反応が返ってきます。友人には「葉巻の箱の内側みたいな匂い」と言われました。すれ違いざまに主張してくる性格ではないので、初めて嗅いだときは地味に感じるかもしれません。半年たって残量を見比べたとき、いちばん減っていたのがこの瓶でした。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
甘さと煙と革が濁らず、同じ場所に立っています
色気 ★★★★☆
肌の温度に寄り添う甘さで、押しつけがましさがありません
万人受け ★★★☆☆
煙の匂いに慣れていない人は最初の一吹きで身構えるはずです
持続 ★★★☆☆
僕の腕では強く香るのが2〜3時間、肌の近くで6時間ほど

Ryo

吸わない僕が、吸い終えたあとの空気だけを持ち歩いている感覚です。

マヤ ニエ トバック の基本情報

表記はオードパルファムで、容量は50mLです。価格は£105.00、円になおすと概算で21,945円という位置になります。ポンド建てで売られているので、円での支払い額はレートと手数料で動きます。僕が買ったときも、カートの数字と後日の請求額はぴったり同じにはなりませんでした。だいたい二万円台前半を見ておけば、想定から大きくは外れないと思います。

小さいほうの7.5mL版があるのも、この香水を試すうえでは大きい話でした。こちらは£32.00で、いきなり50mLに踏み込むのがこわい人はここから入れます。僕自身は50mLを選びましたが、煙とレザーという方向性を考えると、小さいほうから始める人の気持ちはよく分かります。旅行に持ち出すぶんとして、あとから小さいほうを足す使い方もできそうでした。

もうひとつ知っておくと得をするのが、日本語で書かれた説明文が存在しないことです。香りの手がかりを原文から拾いたい人は、英語のページを翻訳にかけて読むことになります。表記のゆれで検索が空振りしやすいブランドなので、探すときは商品名を直接打ち込むより、ブランド名から一覧を出して、その中でトバックを見つける順番のほうが早いはずです。

項目内容
ブランドマヤ ニエ
香水名トバック
濃度オードパルファム
容量50mL
50mLの価格£105.00(概算21,945円)
小さいサイズ7.5mL(£32.00)
香調タバコリーフ/ベチバー/シナモン/トンカビーン/ムスク/レザー
国内の取扱い正規の売り場は確認できず、公式サイトの通販から
数字は各商品ページの表記にもとづきます

Maya Njie Tobak 50mL

参考価格 21,945円前後

たばこ葉とレザーの甘さが香る、落ち着いた個性派フレグランスを探している人向け。

香りをつくっている素材

腕にのせると、素材がいっしょに立ち上がります。どれかが順番に顔を出してくる聞こえ方はしませんでした。それぞれの出方が違うだけで、途中で入れ替わることもありませんでした。体温と吹いた量で、どれが大きく出るかだけが変わります。以下は僕の腕の上での聞こえ方です。

STEP 1|0〜30分

音量が大きく、同じ部屋にいる人にも届きます

吹いた直後の甘さがここに集まります

STEP 2|〜3時間

半径が縮んで、同じテーブルの相手にだけ伝わります

僕が狙って吹いているのはこの帯です

STEP 3|それ以降

肌のすぐ近くにだけ、乾いた気配が座っています

足すかどうかを決めるのはここに入ってからです

タバコリーフ:いちばん強く香ります

真ん中に立っているのはタバコリーフです。ただ、灰皿や吸い殻の匂いとは方向がまるで違いました。説明文が sweet smoky という言い方をしているとおり、甘さのほうが先に来ます。乾いた葉を束ねて置いてある部屋の匂い、と言ったほうが近いかもしれません。僕の頭に浮かぶのは、開けたばかりの葉巻の箱の内側です。

この甘い煙を受け入れられるかどうかで、トバックの評価はほとんど決まります。僕は最初の一吹きで、これは好きなほうへ振れたと確信しました。ただし妻に腕を嗅がせたときは、いい匂いだけれど部屋で焚かれたら困る、と正直に言われています。そのくらい入口ではっきり分かれる素材でした。

ベチバーとシナモン:煙を乾かして立たせる役

甘い煙が甘いままへたり込まないように支えているのが、ベチバーとシナモンです。ベチバーは掘り起こした根や、乾いた草を刈ったあとの匂いに近く、甘さの下に細い縦線を引いてくれます。この一本があるおかげで、香りが平たく広がらずに立ち上がりました。

シナモンのほうは、菓子で使うあの粉とは少しずれた出方をします。説明文が warm hints、つまり温かい気配という控えめな言い方をしているのがぴったりで、量としては前に出てきません。それでも吹いた直後に鼻の奥がじんわりする感じは、たしかにこの素材の仕事でした。僕が真冬に手が伸びるのは、たぶんこの温度のせいです。

ムスクとレザー:肌に残ります

足元で全体を受け止めているのがムスクとレザーです。説明文はここを animalic musks and leather と書いていて、動物的なムスクという言い方をしています。実際、時計をした手首のあたりに鼻を寄せると、革のベルトの匂いと香水の境目が分からなくなる瞬間がありました。色気が出てくるのはこの部分です。

もう一つ、トンカビーンが甘さの厚みを担当しています。粉をはたいたあとの肌に近い甘さで、これがあるおかげで煙と革が散らばりません。夜、シャツを脱いだあとに襟のあたりを嗅ぐと、煙はもう飛んでいて、この甘さと革だけが残っています。翌朝まで襟に残っていたことも何度かありました。柔らかい服には移りやすいので、その日のうちに洗いたい服には吹かないようにしています。

正直な注意点

いいところだけ並べても買う前の役に立たないので、僕がつまずいた点を出しておきます。ひとつは真夏の重さです。去年の八月、昼の外出に使って完全に外しました。汗と甘い煙が混ざると、香りというより体の匂いが濃くなったように感じます。電車のなかで自分でも落ち着きませんでした。狭い居酒屋のカウンターでも同じことが起きます。気温と換気がそろっていない場所では、この香水は素直に働いてくれません。

もうひとつは、買う窓口の少なさです。国内のモールを見ても、正規に扱っている売り場を見つけられませんでした。楽天で商品名を打ち込むと、名前の似た別ブランドの瓶が並んでしまいます。いまのところ現実的な入口は、ブランドの公式サイトからの海外通販だけでした。到着までに時間がかかりますし、支払いはポンド建てになります。ここを面倒に感じる人は、先に7.5mL版で確かめる手も残っています。

三つめとして、持続も控えめでした。僕の腕では、強く香っているのが2〜3時間、肌の近くに気配が残るのが6時間ほどです。朝に吹いて出かけると、夜の待ち合わせにはほとんど残っていません。そこで僕は、小さめのアトマイザーに移して鞄へ入れ、夕方に一度だけ足す形に落ち着きました。この手順を覚えてからは、不満がほとんど消えています。

注意

① 真夏と閉じた場所に弱い。汗と甘い煙が混ざると匂いが濃くなって、換気の悪い店では自分でも落ち着かなくなりました
② 国内に売り場を見つけられない。正規の取扱いを確認できず、公式サイトからの海外通販が現実的な入口です

合う人・合わない人

甘い香水と石けん系を一通り持っていて、そろそろ違う方向を試したい人には気持ちよくはまります。棚の三本目や四本目に置く性格で、一本目に選ぶと使いどころが見つからないまま置物になるはずです。革のジャケットや古い本、木の家具の匂いにもともと反応してしまう人なら、最初の一吹きでうれしくなると思います。夜に会う予定が多い人ほど、出番が増えるタイプでした。

逆に、洗いあがりのような清潔感を香水に求めている人には噛み合いません。ここで香っているのは、人がいた部屋に残っている匂いだからです。遠くまで香らせて存在感を出したい人も、たぶん物足りなく感じます。この香りは半径を広げる方向へは動かず、腕を寄せた距離で止まるからです。職場に強い香りを持ち込めない人は、量を絞れば使えます。

こんな人に合う

  • ✓ 甘い香水と石けん系を一通り持っていて、三本目に違う方向を探している人
  • ✓ 革や古い本、木の家具の匂いにもともと反応してしまう人

合わないかも

  • × 洗いあがりのような清潔感を香水に求めている人

使う場所と時間

いちばん機嫌よく働くのは、日が落ちてからの時間でした。金曜の二十一時、照明を落としたバーのカウンター。この香水はそういう場所の空気とよく釣り合います。気温が下がった秋から冬にかけて、外の冷たい空気を通ってきたあとに嗅ぐと、甘さがきれいに立ち上がりました。服装で相性がよかったのは、革のブルゾン、厚手のニット、それから起毛のジャケットです。つるつるした化繊のシャツに合わせた日は、香りだけが浮いて聞こえました。

仕事の日に持ち出すこともあります。広がっていく香りではないので、手首に一吹きだけなら会議室でも自分の鼻に戻ってきませんでした。ただし量を間違えると一気に主張が出るので、僕は職場に持っていくときだけアトマイザーで一押しに決めています。休日の昼間に使うなら、風のある屋外がおすすめです。真夏の日中を外すのは、先ほど書いたとおりでした。

使う場面

仕事・オフィス広がっていく香りではないので、手首に一吹きなら閉じた部屋でも肌の近くで止まります
夜デート照明を落とした店の空気とよく釣り合いました
休日風のある屋外なら、甘さがきれいに立ち上がります
真夏×汗と混ざると濃くなって、換気の悪い場所では持て余します

保管で中身は変わる

置き場所は最後のひと吹きに出ます。僕は以前、別の瓶を洗面台へ出しっぱなしにして、吹いた瞬間の匂いだけ酸っぱくなった経験がありました。それ以来、箱に戻して寝室の引き出しへしまう形に切り替えています。トバックは甘さと煙と革の釣り合いで成り立っているので、どこか一辺が痩せると、途端に間の抜けた匂いになってしまう心配がありました。

50mLを夕方に足しながら使う速さだと、一年ではとても使い切れません。手元に置く期間が長いぶん、置き場所の差がそのまま残りの一年に響きます。瓶の見た目が良いので棚に飾りたくなるのですが、ここは我慢のしどころでした。取り寄せに手間がかかるぶん、次の一本がすぐには届かないという事情もあります。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際×光と温度で中身が先に痛みます
浴室・洗面所×湿気と温度差が同時にかかります
暖房の近く×温まった状態が続くと香りが痩せます
取り寄せに日数がかかる要注意次の一本がすぐには届かないので、いま手元にある瓶を痛ませない置き方をしておきたいところです

口コミの読み方

言われがちなことに、使ってきた側から三つ答えておきます。読むときは、その人がどれくらいの量を、どんな気温で嗅いだのかを想像してみてください。噛み合わない感想の多くは、そこが違うだけでした。

口コミの読み方

甘すぎる吹いた直後の30分が甘さの山なので、そこだけで判断されがちです。半径が縮んでからのほうが本体に近く、一吹きに絞ると印象が変わります
タバコの匂いそのものでは灰や吸い殻の側ではなく、乾いた葉と革の側に寄っています。吸わない僕が半年使えているのが答えです
季節を選ぶ気温が下がってからのほうが素直に働くのは本当でした。真夏を外して秋から冬に寄せると、使える日がぐっと増えます

まとめ

マヤ ニエ トバックは、甘い煙と乾いた根、それに革の質感がずっといっしょに香る一本でした。半径を広げず、腕を寄せた距離で止まります。持続は控えめなので、夕方に一度足す前提で組み立てると気持ちよく使えます。真夏の日中と換気の悪い店だけ外して、秋から冬の夜に寄せてしまえば、棚のなかでいちばん出番の多い瓶になるはずです。国内に売り場を見つけられないぶん手間はかかりますが、小さいほうから試せる道も用意されています。甘い一本と石けん系を通り過ぎた人にこそ、腕にのせてみてほしいと思っています。

この記事のまとめ

  • ✓タバコリーフが強くて、ベチバーとシナモン、ムスクとレザーもいます
  • ✓僕の腕では強く香るのが2〜3時間、肌の近くで6時間ほど。夕方に一度足す使い方が合いました
  • ✓秋から冬の夜に寄せるのが正解。真夏の日中と換気の悪い店だけは外すのが無難です

Maya Njie Tobak 50mL

参考価格 21,945円前後

たばこ葉とレザーの甘さが香る、落ち着いた個性派フレグランスを探している人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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