1日中画面を見ていると、夕方には目の奥が重くなります。その対策として売られている道具ですが、何をしているのか分かりにくい。仕組みと、効く範囲を整理します。
何をしている道具か
目そのものではなく、周りの筋肉と血流に働きかけます。
| 機能 | やっていること |
|---|---|
| 空気圧 | 目の周りを押して緩める |
| 振動 | 筋肉に刺激を与える |
| 温め | 血流を促す |
| 音 | 気分の切り替え |
温めが最も分かりやすく効きます。目の周りが温まると、こわばりが緩む。
空気圧は、こめかみから目の下を押します。手で押すのと同じことを自動でやる仕組みです。
目の疲れの原因が筋肉のこわばりなら効きますが、そうでない場合は変わりません。
疲れの原因を切り分ける
同じ「目が疲れる」でも、原因が違います。
| 原因 | 症状 | 効くもの |
|---|---|---|
| ピント調節の疲れ | 近くを見続けた | 遠くを見る・温め |
| 乾き | しょぼしょぼする | まばたき・加湿 |
| 度が合わない | 頭痛・肩こり | 眼鏡の作り直し |
| 姿勢 | 首と肩から来る | 画面の高さを直す |
| 明るさ | まぶしい・暗い | 画面の設定 |
度が合っていないことが原因なら、マッサージでは根本的に解決しません。
2年以上眼鏡を作り替えていないなら、先に測ってもらうほうが早い。
道具を買う前に、この5つを確認してください。
温めるだけなら安く済む
温めが目的なら、蒸しタオルでも同じことができます。
濡らしたタオルを電子レンジで温める。40度前後で5〜10分。
使い捨ての温熱シートもあります。こちらは寝ながら使えて手軽です。
機器を買う前に、これで効くかを試すと判断材料になります。
温めで楽になるなら、機器を買う価値がある。変わらないなら、原因が別のところにあります。
機器を選ぶときに見るところ
| 項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 温度 | 40度前後・調整できるか |
| 圧の強さ | 強すぎないか・段階があるか |
| 時間 | 10〜15分で自動停止するか |
| 電源 | 充電式か有線か |
| 洗える部分 | 肌に触れる部分を拭けるか |
圧が強すぎるものは、かえって疲れます。眼球を押すような感覚があるなら強すぎる。
自動で止まる機能は必須です。つけたまま寝てしまうことがあります。
肌に触れる部分は、拭けるか外せるものを選んでください。毎日使うと皮脂が付きます。
使ってはいけない場合
目の周りに問題があるときは避けてください。
使用を避ける状態
- 結膜炎などの炎症がある
- ものもらいができている
- 目の手術を受けた直後
- 網膜に疾患がある
- コンタクトレンズを着けたまま
コンタクトは外してから使ってください。圧がかかるとずれます。
手術後や疾患がある場合は、使ってよいか医師に確認する範囲です。
使って痛みが出たら、すぐやめてください。続けて改善するものではありません。
習慣で減らすほうが効く
道具に頼る前に、疲れを減らす方法があります。
画面作業で効くこと
- 20分ごとに20秒、6メートル先を見る
- 意識的にまばたきする(作業中は減る)
- 画面の明るさを部屋に合わせる
- 画面を目の高さより少し下に置く
- 1時間に1回立つ
20分ごとに遠くを見るだけで、ピント調節の負担が減ります。費用もかかりません。
作業中はまばたきが3分の1程度に減ります。それが乾きの主な原因です。
これらをやったうえで、それでも疲れるなら道具を足す価値があります。
使う時間帯
いつ使うかで、得られるものが変わります。
| 時間帯 | 目的 | 注意 |
|---|---|---|
| 昼休み | 作業の切り替え | 短めに |
| 帰宅後 | 1日の疲れを取る | 入浴後が効く |
| 就寝前 | 眠りに入りやすくする | そのまま寝ない |
入浴後は血流が良くなっているので、温める効果が乗りやすい。
就寝前に使うと緊張が緩みますが、つけたまま寝ると首に負担が出ます。
自動で止まる機能があっても、装着したままの姿勢は良くありません。
10〜15分で外す。これを守れば習慣にできます。
毎日使うなら、置き場所を決めておくことも効きます。引き出しにしまうと、出すのが面倒で使わなくなる。
机の横か、寝室の枕元。使う場面のそばに置いておくと続きます。
充電式なら、置き場所と充電の場所を同じにする。電池が切れていて使えない、という状態を防げます。
時間帯を固定すると、効果の感じ方も比べやすくなります。日によって使う時間がばらばらだと、楽になったのが道具のおかげか、その日の疲れ方の違いなのか判別できません。まずは一週間、同じ時間帯で試す。それが自分に合うかを見極める一番の近道です。
期待できる範囲
この道具は、疲れを取る補助です。視力が良くなるものではありません。
使ったあと数時間は楽になるが、翌日また同じように疲れる。
つまり原因を減らさない限り、毎日使い続けることになります。
それでも、寝る前に使うと眠りに入りやすくなるという声はあります。温めることで緊張が緩むためです。
1日の終わりの切り替えとして使うなら、その用途では役に立ちます。
疲れの原因を取り除く道具ではなく、その日の負担をリセットする道具。そう考えると、期待とずれません。
根本的に楽になりたいなら、画面の高さと明るさ、眼鏡の度を見直すほうが効きます。
あわせて読みたい
- 画面の設定から直すならデスクモニターの選び方もどうぞ。
- 原因を切り分けるならモニターライトの検証もどうぞ。
話をまとめると
目そのものではなく、周りの筋肉と血流に働きかける道具です。
温めが目的なら、蒸しタオルで効くかを先に試してください。
度が合っていないことが原因なら、マッサージでは解決しません。
20分ごとに遠くを見るだけで、費用ゼロで負担が減ります。
※本記事はプロモーションを含みます

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