裏面の成分表示はずいぶん長く見えます。小さい字がびっしり並んでいると読む気が失せる。
424品を数えたら1本あたり23個が真ん中でした。思っていたより少ない。
この記事でわかること
- 1本あたりの数と幅
- いちばん少ないのは1個
- ブランドで17〜30の差があること
- 多いほうが良いのか
中央値は23個
| 項目 | 実測 |
| 中央値 | 23個 |
| 平均 | 25.2個 |
| いちばん少ない | 1個 |
| いちばん多い | 84個 |
幅が広いのが特徴です。1個から84個まで、80倍以上の開きがあります。平均が中央値より上なのは数の多い製品が引っぱっているからです。
いちばん少ないのは1個
オリーブオイルとスクワランオイルがそれぞれ1個でした。中身がその油そのものなので書くことが1つしかありません。
油だけの製品は水も防腐剤も乳化剤も要らない。菌は水がないと増えないので保つ工夫が不要になります。
シンプルにしたいなら剤形から選ぶのが早い。成分を減らした化粧水を探すより確実です。
いちばん多いのは84個
| 製品 | 成分の数 |
| 50の恵 髪と頭皮の養潤シャンプー | 84個 |
| 50の恵 髪と頭皮の養潤トリートメント | 73個 |
| 50の恵 朝の紫外線対策クリーム | 72個 |
| 50の恵 オイルin ハリ肌完了マスク | 70個 |
上位が同じブランドで並びました。方針として多く入れているということです。
シャンプーが多いのは洗う・泡立てる・すすぐ・整えるを1本でやるからでしょう。役割の数だけ成分が要ります。
ブランドで17〜30の差
| 由来 | 1品あたりの中央値 |
| ちふれ(97品) | 17個 |
| メンズ4ブランド(131品) | 20個 |
| ロート製薬(196品) | 30個 |
ちふれがいちばん少ない。価格を先に決めて作るブランドなので、要らないものを足さない設計だと読めます。
ロートは30個でほぼ倍。1本にいくつも役割を持たせる作りです。オールインワンが多いことも効いています。
剤形ではほとんど決まらなかった
| 剤形 | 品数 | 成分の数の中央値 |
| 日やけ止め | 57品 | 27個 |
| 乳液 | 44品 | 26個 |
| クリーム | 75品 | 24個 |
| オイル | 13品 | 23個 |
| 洗顔 | 42品 | 22個 |
| シャンプー | 10品 | 21個 |
| 化粧水 | 54品 | 20個 |
いちばん多い日やけ止めでも27個、いちばん少ない化粧水で20個。7個しか違いません。剤形で大きく変わると思っていたのですが、外れました。
ばらつきは剤形の中にあります。オイルは1個から70個まで、シャンプーは16個から84個まで。同じ剤形でも製品ごとにまったく違うということです。
つまり「クリームだから成分が多い」とは言えません。数を知りたければその製品の裏面を見るしかない。種類から見当をつけるのは無理でした。
多いほうが良いのか
数と効き方は関係しません。1個のスクワランオイルが84個のシャンプーに劣るわけではない。
数が増える理由は役割が増えるからです。色を付ける、香りを付ける、とろみを出す、傷まないようにする。
肌に効かせる成分はそのうちのごく一部。残りは形を作るためのものです。
「無添加」は数の話ではない
無添加と書かれていても成分の数が少ないとは限りません。何を添加していないかを言っているだけです。
パラベンを外せば別の防腐剤が入ります。数はむしろ増えることもある。外した分を別のもので補うからです。
数で判断したいなら裏面を数えるしかありません。箱の表の言葉からは読めない部分です。
セット品は数えられない
数えていて分かったのですが、トライアルセットのような製品は成分表示が1行しかありません。
中身は単品側に書いてあるので、セットの表示だけ見ても分からない。買う前に中身を確かめるなら単品のページを見ることになります。
セットは試すためのものなので成分で選ぶ対象ではないとも言えます。合うかどうかを見る道具として使うほうが合っています。
少ないほうが安全とも言えない
成分が少ないとそのぶん1つあたりの割合が高くなります。合わない成分があったとき影響は大きくなる。
逆に多いと何に反応したか分からなくなります。84個の中から1つを特定するのは現実的ではありません。
だから数そのものは判断材料になりません。自分が合わなかったものを避けるほうが確かです。
メンズ製品が少なめな理由
メンズ4ブランドの中央値は20個で、ロートの30個より少ない。洗顔と化粧水が中心だからです。
メンズ棚は工程を減らす方向で作られています。オールインワンでも中身は化粧水寄りのことが多い。
数が少ないのは手を抜いているのではなくやることを絞っているから。続けやすさを優先した結果です。
数えて分かった副産物
成分の数を並べると同じシリーズが固まります。同じ工場で同じ骨格から作っているからでしょう。
だからシリーズの中で1つ試して合えば他も大きく外れにくい。逆に合わなければシリーズごと避けたほうが早い。
ブランドを乗り換えるときは骨格が変わるので1品ずつ試すことになります。
この数え方の物足りない点
数えたのは成分表示に書かれた個数だけです。配合量は大半が公開されていないので、中身の比率は分かりません。
それと集めた424品がすべてではありません。全成分を公開していない会社もあるので、業界全体の代表値ではない。
処方は入れ替わります。2026年8月時点の表示なので、買う前に裏面で確かめてください。
何が多いかは424品を並べた記事にまとめています。
有効成分の側は有効成分の偏りを数えた記事にまとめています。
読むときの目安
23個が真ん中だと知っていると長さで驚かなくなります。40個を超えていたら多いほう、10個台なら少ないほう。その程度の目安があれば裏面を見ても身構えずに済みます。
成分表示の読み方はメンズ美容の基本ガイドに、製品ごとの中身はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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