甘い香りは好きなのに、お菓子っぽくなるのだけは困る。僕は売り場でそう思うたびに、結局いつものムスクの瓶を持って帰っていました。結論から言うと、トム フォード ロスト チェリーはその心配をしなくていい甘さでした。黒く煮詰めたさくらんぼに苦味が入っていて、飴のようにはなりません。使い込んで分かった香りの出方と、量を減らしたほうがいい場面まで書きます。
この記事でわかること
- ロスト チェリーの甘さが、どこで締まるのか
- 僕の腕での体感の持続と、1日に使う量
- 似合う季節と服装、逆に外している場面
- 50mLがどのくらいのペースで減るのか
TOM FORD ロスト チェリー オード パルファム スプレィ 50mL
参考価格 54,450円前後
濃厚なブラックチェリーとビターアーモンドの甘い香りを長く漂わせたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:ロスト チェリーは「黒く煮詰めたさくらんぼ」です
この甘さは、果物というより保存食の甘さです。ブラック チェリーとグリオット シロップが入っているので、生のさくらんぼの水っぽさはありません。鍋で煮詰めて瓶に詰めたあとの、濃くて少し黒いところ。そこにビター アーモンドの苦味が同じ濃さで混ざるから、甘いのに飴になりません。
僕の腕では1プッシュで十分でした。体感の持続は6〜7時間で、昼につけた日でも夕方には自分で分かる程度に残っています。オード パルファムなので、つけ直しはほとんど考えずに済みました。
万人受けするかというと、そこは正直に書いておきます。甘さがはっきり前に出るぶん、好みは割れる香りです。それでも、甘さと苦味を同じ量で欲しかった僕には、かなり気持ちよくはまりました。
僕がこの瓶を買ったのは、甘い香りをひとつ手元に置いておきたかったからでした。実際に使ってみると、甘さだけが単独で来る瞬間が一度もありません。僕が受け取っているのは、甘さと同じ濃さで並んでくる苦味と、乾いた木のほうでした。だから甘いのに、どこかで一度きゅっと締まって感じられました。この締まり方を気に入るかどうかが、ほぼすべてだと思ってください。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
甘さで選んで、苦味で買い足す。そういう1本です
50mLを選んだ理由
僕がこの瓶に手を伸ばすのは、週に2回あるかどうかです。夜に人と食事をする日と、寒い時期の休日。それ以外の日は別の瓶を使っているので、実際に減るのは月に10回ぶんくらいでしょうか。1回1プッシュなら、50mLは驚くほど減りません。
買ってから1年以上たちますが、瓶はまだ半分より上にあります。残りを透かして見るたび、これはあと何年つき合うんだろうと考えます。50mLで54,450円(税込)という数字は、店頭で見ると確かに大きいです。ただ、10mLが20,900円、30mLが37,950円と並んでいるのを見比べると、長く使うつもりなら50mLを選ぶ意味はありました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | TOM FORD(トム フォード) |
| 商品名 | ロスト チェリー オード パルファム スプレィ(Lost Cherry) |
| 濃度 | オード パルファム |
| 容量 / 価格 | 50mL:54,450円(税込)/30mL:37,950円/10mL:20,900円 |
| 香調 | ブラック チェリー アコード、ビター アーモンド、グリオット シロップ、ローズ アブソリュート、ペルー バルサム、ロースト トンカ |
この甘さは、文章を読むより1プッシュのほうが早く分かります。近くに売り場がない方は、まず今の取り扱いを覗いてみてください。
TOM FORD ロスト チェリー オード パルファム スプレィ 50mL
参考価格 54,450円前後
濃厚なブラックチェリーとビターアーモンドの甘い香りを長く漂わせたい人向け。
何が香っているのか

入っているのは、ブラック チェリー、ビター アーモンド、グリオット シロップ、バラ、ジャスミン サンバック、ペルー バルサム、ロースト トンカ、サンダル ウッド、ベチバー、シダー。数は多いのですが、手首にのせると、僕にはぜんぶが一度に来ます。どれが強いかを数えるより、濃い甘さがどんと来る、と言ったほうが近いです。とくに濃く受け取っている3つについて書いておきましょう。
ブラック チェリー:黒くて、少し焦げた甘さ
さくらんぼと聞いて浮かぶ、赤くて酸っぱい果物とは別物でした。ロスト チェリーのチェリーはもっと黒くて、水気がありません。近いのはジャムの鍋底に残った、ほんの少し焦げたところです。甘さの中に黒い色があるという言い方が、僕の受け取り方には近いと思います。手首に1プッシュ置くと、腕を動かすたびにこの黒さが持ち上がってきました。
ビター アーモンド:甘さの真ん中にある苦味
甘さの真ん中に、苦いところが1本あります。杏仁豆腐の種のような、少し薬っぽい苦味です。僕がこの香水を1プッシュで止められているのは、この苦味があるおかげでした。甘いだけなら途中で嫌になっていたはずで、実際、夏の暑い日にこの苦味が薄く感じられると、途端に重くなります。
ロースト トンカとサンダル ウッド:乾いた甘さ
もうひとつ、僕がはっきり受け取っているのが乾いた木の匂いです。トンカは焼いた粉のような甘さで、サンダル ウッドはミルクを連想させる木。果実の濃さと乾いた木が並んで出てくるので、僕の肌の上ではべたつかずに済んでいます。ニットの袖口あたりで、この乾いた甘さがよく分かります。
STEP 1|0〜30分
いちばん濃いところ
1プッシュでも手元から立ってきます
STEP 2|〜3時間
濃さが半分ほどに落ちます
腕を上げたときに自分で気づく程度
STEP 3|それ以降
肌のすぐ近くだけ
手首に顔を寄せると分かります
甘さの扱いに困る場面があります
困るのは真夏の昼です。気温が上がると甘さの量が増えて、自分でも重く感じました。7月と8月、この瓶にはほとんど手が伸びません。使うとしても、夜に室内で会う予定があるときだけに絞っています。
もう一つはノズルから出る量です。1回押すと僕にはちょうどよく、2回押すと多すぎました。多めに乗せて出かけた日は、食事の途中で料理の匂いが分からなくなったほどです。買ってすぐの人ほど、まず1プッシュで一日過ごしてみてください。
注意
① 真夏の日中は重くなります。気温が上がると甘さの量が増えて、僕には持て余す濃さになります
② 1プッシュの量が多いです。2回押すと濃すぎて、食事の席では料理の匂いまで隠れてしまいました
誰に似合って、誰に似合わないか
甘い香りを、甘いまま堂々と使いたい人に向いた1本です。苦味と乾いた木が同じ濃さで入っているので、甘さが子どもっぽい方向に転がりません。夜の外出が多い人、コートを着る季節に香りを変えたい人なら、出番はかなり多いはずです。
逆に、自分でもほとんど分からないくらいの軽さを探している人には重すぎます。つけた直後の30分が濃さの山なので、その濃さを楽しめるかどうかが分かれ目でしょう。
こんな人に合う
- ✓ 甘い香りを甘いまま使いたい人
- ✓ 1本で夜の予定まで持たせたい人
合わないかも
- × 自分でもほとんど分からない軽さを探している人
コートの季節に手が伸びます
いちばん多いのは11月から2月にかけての夕方です。日が落ちてから出かける日、玄関で手首に1プッシュ。それだけで、帰ってくるまで足りました。昼に会議が入っている日は外しています。濃さを自分で持て余すからです。
服は黒か濃紺のニット、それにウールのコートが合いました。レストランやホテルのラウンジのように、天井が高くて空気が動かない場所だと、この甘さがきれいに収まります。夏物のシャツに乗せると、僕にはどうしても重く感じられました。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | 1プッシュでも濃いので、昼に予定がある日は外しています |
| 夜デート | ◎ | この香水がいちばん働く場面です |
| 休日 | ○ | 寒い時期にコートを着て出るなら合います |
| 真夏 | × | 気温が上がると甘さが増えて、僕には重くなります |
置き場所は箱ごと決めました
箱は取ってあります。すぐ捨てる人もいると思いますが、この瓶については残しました。箱があるほうが置き場所ごと決めやすいからで、使い終わったら箱に戻して棚の下段に入れる、という流れにしています。
置いているのは廊下の収納棚で、いちばん下の段です。窓際と洗面所、それに暖房の近くは、最初から候補に入れていません。冬が出番の香水なので、暖房を使う季節こそ棚に戻すことを決めておくと迷いませんでした。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | うちは窓際が昼にいちばん暑くなるので、香水はどれも置かないと決めています |
| 浴室・洗面所 | × | 月に数回しか使わない瓶を、湿気のある場所に出しておく理由がありません |
| 暖房の近く | × | 冬が出番の1本だからこそ、使い終わったら箱ごと棚の下段に戻しています |
買う前に引っかかっていた3つ
一緒に出かけた友人から「お菓子みたいな匂いがする」と言われた日がありました。褒められたのかどうか、その場では判断がつきませんでした。
迷っていたのは甘さの強さです。甘い香りは好きでも、持て余したら意味がありません。使ってみると、1プッシュなら僕の腕では苦味のほうが同じくらい強く出て、甘いだけの香りにはなりませんでした。量を2回に増やした日だけ、甘さの側に一気に傾きます。つまり持て余すかどうかは、香水よりも押す回数の問題でした。

もうひとつ気にしていたのが、持続の長さです。オード パルファムと書いてあっても、実際にどこまで残るかは肌に乗せてみないと分かりません。僕の場合は朝つけて、帰宅するころにまだ手首の近くに残っている、という日がほとんどでした。逆に言うと、昼と夜で香りを変えたい人には向きません。この1本で一日ぶんが決まってしまうからです。
買う前に迷った点
| 甘すぎて持て余さないか | 1プッシュなら僕の腕では苦味が同じ濃さで出て、持て余しませんでした | |
| 甘い香りを自分がつけて大丈夫か | 僕の肌の上では甘さと苦味を同じ量で受け取ったので、そのまま使っています | |
| 持続が短いと使いにくい | 体感6〜7時間あって、つけ直しは一度もしていません |
買うかどうかで迷っている人へ
ロスト チェリーは、甘さを我慢しない代わりに、量を自分で決める必要がある香りです。1プッシュ、夜、寒い時期。この3つがそろったときに、この香水の良いところが出ます。反対に、真夏の昼に多めに乗せると、自分でつらくなります。
50mLは僕の使い方だと何年ももちそうで、買い足しの心配はしていません。甘い香りを探していて、子どもっぽくならないものを選びたいなら、試す価値のある1本です。
買ってから一度も後悔していない理由を挙げるなら、使う日をこちらで選べるところだと思います。毎日つける香水ではないぶん、手首に乗せた日は気分がはっきり切り替わりました。週に1回か2回、その日のためだけに開ける瓶。そういう付き合い方ができる人なら、50mLという容量もむしろちょうどよく感じられるはずです。
この記事のまとめ
- 黒く煮詰めたさくらんぼに、苦味と乾いた木が同じ濃さで入っています
- 僕の腕では体感6〜7時間、1プッシュでつけ直しは要りませんでした
- 真夏の日中は重くなるので、寒い時期の夜に出番が集まります
甘い香りを手元にひとつ持っておくなら、僕はこれを選びました。同じ答えになりそうな方は、中身を確かめてみてください。
TOM FORD ロスト チェリー オード パルファム スプレィ 50mL
参考価格 54,450円前後
濃厚なブラックチェリーとビターアーモンドの甘い香りを長く漂わせたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント