朝つけた香水が、昼にはもう自分では分からなくなる。夏にそれをやられると、ちょっと損した気分になりますよね。ヴェルサーチェのディラン ターコイズは、その「消える」を前提に気楽に振れる一本でした。結論から言うと、昼の明るい時間に強い、爽やかさと甘さの真ん中にいるオードトワレです。使い込んだ僕が、香りも減り方も弱点も書きます。
この記事でわかること
- ディラン ターコイズがどう香って、どんな順番で消えていくか
- 僕の腕での体感の持続と、100mLが減っていく速さ
- 買う前に引っかかった三つの点と、僕の答え
夏のあいだ、いちばん手が伸びたのがこの一本です。
VERSACE Dylan Turquoise Eau de Toilette 100mL
参考価格 13,630円前後
青い海と夏空を思わせる爽やかなフローラルムスクをまといたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:ディラン ターコイズ は「海から帰ったあとの肌」
一言で言うなら「海から帰ったあとの肌」です。潮そのものの匂いではありません。陽に当たった腕にうっすら残っている、甘いような塩っぽいような、あの温度に近い香りだと思ってください。
そう感じるのは、三段の組み立てがきれいに噛み合っているからです。はじけるマンダリンとプリモフィオーレのレモンが先に立って、その下にグァバやブラックカラントの果実感、さらに奥でウッドとムスクが薄く支えます。柑橘だけで終わらないし、甘さだけにも寄りません。この真ん中の位置が、ディラン ターコイズの持ち味です。
持続は体感で三〜四時間。九時につければ昼休みの前後には自分で分からなくなります。物足りないと感じる日もありますが、真夏の電車で自分の香りに追いかけられずに済むのは、むしろ助かりました。
総合評価:4 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
海の匂いではなくて、海から帰ったあとの肌の匂いです。

ヴェルサーチェ ディラン ターコイズ の基本情報
週に何回つけているか、から数えてみます。夏場の僕は週に五日、支度の最後に二プッシュか三プッシュ。梅雨が明けてから九月のあたままが出番の多い時期で、涼しくなると週に一度あるかどうかまで落ちます。年間でならすと、半分以上は夏のうちに使っている計算になりました。
その頻度で100mLです。買った当初は、正直なところ多すぎたかもしれないと思っていました。ところがひと夏でボトルの肩のあたりまで下がります。ターコイズ色のガラス越しに中身が透けるので、減っているのが毎朝いやでも目に入るんですよね。三か月で三分の一より下まで来て、残量を見ながら「来年の夏までは無理かもしれない」と考えるくらいでした。持て余すどころか、夏のあいだは減りの速さのほうが気になります。
ボトルはアンフォラの形をしていて、メデューサのエンブレムが付いています。棚に置いたときの佇まいが良いので、中身が減っていくのを眺める時間もそれなりに楽しいところです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ヴェルサーチェ(VERSACE) |
| 商品名 | ディラン ターコイズ(Dylan Turquoise) |
| 濃度 | オードトワレ |
| 容量 / 価格 | 100mL:13,630円(税込) |
| 香調 | トップ:マンダリン、レモン プリモフィオーレ、ピンクペッパー / ハート:ブラックカラント、バッズアブソリュート、ジャスミンの花びら、フリージア、グァバ / ベース:クリアウッド、ヴァイブラントウッド、ムスク |
| 系統 | フローラル・ウッディ・ムスク |
いまいくらで出ているかは、時期によって上下します。手を伸ばす前に、今の額だけ見ておいてください。
VERSACE Dylan Turquoise Eau de Toilette 100mL
参考価格 13,630円前後
青い海と夏空を思わせる爽やかなフローラルムスクをまといたい人向け。
香りの変化
香りは三段に分かれていて、それぞれ持ち時間がはっきり違います。僕の腕での流れを、時間ごとに並べました。
STEP 1|0〜30分
マンダリンとレモンの弾ける酸味
ピンクペッパーが後ろでちりっと鳴ります
STEP 2|〜3時間
ブラックカラントとフリージア、ジャスミンの丸み
グァバの南国っぽい甘さがここで出ます
STEP 3|それ以降
クリアウッドとムスクの薄い膜
鼻を近づけないと分からない距離まで下がります
トップ
マンダリン、プリモフィオーレのレモン、ピンクペッパー。プッシュした瞬間は、炭酸の泡がぱちぱち弾けるような酸味が真っ先に来ます。僕の腕ではレモンのほうが大きく出て、マンダリンは少し後ろから追いかけてくる感じでした。
ピンクペッパーは、香り全体の輪郭を少しだけ引き締める役です。柑橘だけだとどうしても平べったくなるところに、ちりっとした刺激が乗ることで、安いレモン水っぽさから抜け出します。ここが好きかどうかで、この香水との相性はだいたい決まると思っています。
この段は速いです。三十分もすれば酸味は引いて、次の顔が出てきます。
ミドル
ブラックカラント、バッズアブソリュート、ジャスミンの花びら、フリージア、グァバ。文字にすると素材が多く見えますが、つけたときの印象はもっとひとかたまりです。
出てくるのは、果実の甘さと白い花の丸みが混ざった、やわらかい層でした。グァバが効いているせいで、日本の果物というよりは南の島で切って出される果物の甘さに近い。そこにフリージアとジャスミンの花びらが重なって、甘さが子どもっぽくならないように押さえてくれます。ブラックカラントの酸っぱさが後ろに残っているので、べたつく方向にも行きません。
ディラン ターコイズを「爽やかな香水」だと思って買うと、意外に感じるのはこの段のはずです。想像より甘い、という受け取り方はあると思います。
ベース
クリアウッド、ヴァイブラントウッド、ムスク。三時間を過ぎたあたりから、香りは急に距離を縮めてきます。
残るのは、木の乾いた感じとムスクの薄い膜です。腕に鼻を近づけてようやく分かるくらいの濃さで、半径でいえば自分の周り数十センチ。ここまで来ると香水というより、肌の匂いに寄っていきます。冒頭に書いた「海から帰ったあとの肌」は、まさにこの時間帯のことです。
夜まで残るタイプではありません。そのかわり、終わり方がとてもきれいな一本です。
正直な注意点
良いところばかり書いても参考にならないので、使っていて引っかかった点も挙げておきます。
注意
① 持続は体感三〜四時間。オードトワレなので、昼過ぎには自分の鼻では追えなくなります
② 想像より甘さが出る。グァバとブラックカラントが乗るぶん、純粋な柑橘系のつもりだとずれます
もうひとつ、買うときの話を足しておきます。国内で手に入る100mLは、海外通販・海外直送・並行輸入品と書かれたものが中心です。届くまで外箱の状態までは分からないので、注文する前に販売ページの表記だけは自分の目で見ておいてください。
持続については、付け直せば済む話でもあります。100mLという容量なら、鞄に小分けを持たなくても家と職場で二回振れる日が作れます。弱点を容量で殴れるのは、大きいボトルの利点でした。
合う人・合わない人
この香水は、得意な場面と苦手な場面がはっきり分かれます。自分がどちらに近いかで決めてしまって大丈夫です。
こんな人に合う
- ✓ 夏の朝からつけて、昼に消えても気にならない人
- ✓ 甘い香りは苦手だけど柑橘だけでは物足りない人
合わないかも
- × 一度つけたら夜まで香っていてほしい人
甘さと爽やかさのどちらに寄っているかを毎回考えなくていいのが、この一本の楽なところです。迷ったときに手が伸びるのは、たいていこういう香水でした。逆に、一日一回で完結させたい人にはおすすめしません。そこは素直に濃度の高い香水を選んだほうが早いです。
使う場所と時間

この香りがいちばん似合うのは、土曜の昼過ぎです。白いTシャツに、袖をまくったリネンのシャツ。海沿いの道でも、川の近くの散歩でもいい。日差しがある場所で、この香りは本領を出します。
使う場面
| 仕事・オフィス | ◎ | 昼過ぎには落ちるので会議室でも邪魔になりません |
| 夜デート | △ | 食事が終わるころにはほとんど残っていません |
| 休日 | ◎ | 日中の外出にいちばん合います |
| 真夏 | ◎ | 100mLをひと夏で大きく減らせる季節です |
平日に使うなら、朝の早い時間がいいと思います。出社して午前の打ち合わせを終えるころにはもう薄くなっているので、狭い会議室でも気を遣わずに済みました。逆に夜の予定にぶつけると、おいしいミドルの時間が移動中に終わってしまいます。夜に使うなら、家を出る直前ではなく到着してから振るくらいでちょうどいいです。
スーツにも合いますが、僕が好きなのは麻やコットンのシャツと合わせたときでした。生地が軽いほうが、この香りの体温っぽさが素直に出ます。
保管で中身は変わる
外箱は捨てないでおいてください。僕はこれを取ってあります。100mLは使い切るまでに何か月もかかるので、使わない季節のあいだ、箱に戻せるかどうかで中身の状態がだいぶ変わります。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 箱から出して並べておきたくなる瓶ですが、日の差す窓辺には置かず、使ったらそのつど箱に戻しています |
| 浴室・洗面所 | × | 夏に毎朝使うぶん出しっぱなしにしがちで、湯気を毎日浴びせることになります |
| 暖房の近く | × | 冬は出番が減って置きっぱなしになり、翌年の夏まで温め続けることになります |
この香水でとくに気をつけたいのは、夏に使う頻度が高いぶん、洗面台に置きっぱなしにしやすいところです。毎朝の支度の流れでそこに置くと、そのまま夏が終わります。僕は棚の扉の中に戻す場所を決めてしまいました。
口コミの読み方
「それ、なんの香水?」と会社のエレベーターで聞かれたことがあります。答えながら、買う前の自分がこの一本をずいぶん疑っていたことを思い出しました。
買う前に迷った点
| 夏しか使えないのでは | 冬は出番が減りますが、暖房の効いた室内ではこの軽さがちょうどよく収まりました | |
| 100mLは多すぎないか | 毎朝二、三プッシュ使うとひと夏で目に見えて減るので、余りませんでした | |
| 甘すぎないか | グァバの甘さは出ますが、ブラックカラントの酸味とウッドで最後まで締まっていました |
買う前にいちばん引っかかっていたのは、夏の三か月しか使わないんじゃないか、という心配でした。実際には暖房の入った室内でよく働きます。厚着をしている季節は香りが服にこもりやすいので、軽さのあるこの一本は冬の室内でむしろ扱いやすいほうです。
次に迷ったのが100mLという量です。これは使ってみたら杞憂でした。上に書いたとおり、夏のあいだの減りは速い。小さい容量を買って夏の途中で切らすより、こちらのほうが気楽に振れます。
最後まで決め手に欠けたのが、甘さの出方でした。名前と色から想像するのは、もっと水っぽい爽やかさだと思います。実物はもう少し果実寄りです。ただ、その甘さが嫌になる日は今のところありませんでした。
まとめ
ディラン ターコイズは、夏の昼に強い一本です。柑橘のはじけ方から果実の甘さ、最後の肌に近い残り方まで、三段の流れがきれいにつながります。
この記事のまとめ
- 昼の明るい時間に強い、爽やかさと甘さのちょうど真ん中
- 持続は体感三〜四時間。夜まで残したい人には向きません
- 100mLでも夏に毎日使えば持て余しません
夏の入り口に一本足すなら、これは外しにくい選択でした。在庫と今の額を見てから決めてください。
VERSACE Dylan Turquoise Eau de Toilette 100mL
参考価格 13,630円前後
青い海と夏空を思わせる爽やかなフローラルムスクをまといたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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