冬の加湿器、フィルターの掃除まで手が回りますか。僕が部屋で使っているのは、象印のスチーム式加湿器 EE-TC60です。フィルターがなく、容器を拭くだけで手入れが済みます。広めの部屋を、手間をかけずに加湿したい人に向いた1台です。
この記事でわかることも、先に3つだけ。
- EE-TC60の蒸気・手入れ・音の特徴
- 朝と寝る前に使ってみた感じ
- 蒸気の熱さや置き場所など、気をつけるところ
季節限定品で品切れになることもあるので、気になる色があれば先にのぞいておくと安心です。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
象印 EE-TC60のスペック
本体の大きさは幅24×奥行27.5×高さ36.5cm(約)で、重さは約2.8kgです。ほかの数字は表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名・型番 | 象印 スチーム式加湿器 EE-TC60 |
| 色 | ソフトブラック(BM)・ホワイト(WA) |
| 容量・定格加湿能力 | 4.0L・600mL/h |
| 適用床面積 | 木造和室〜10畳(17㎡)・プレハブ洋室〜17畳(27㎡) |
| 消費電力 | 湯沸かし立ち上げ時985W・加湿時450W |
| 価格(税込) | オープン価格(29,480円は公式オンラインストアの販売価格) |
発売は2026年9月です。希望小売価格の決まっていないオープン価格の商品です。29,480円(税込)は、象印の公式オンラインストアの販売価格になります。
色と値段は、リンク先でいまの状態を確かめてみてください。
EE-TC60の特徴
象印はEE-TC60を、運転音が気になりにくく、広い部屋で使えるハイパワータイプとしています。中身を見ていくと、売りは大きく3つあります。
EE-TC60は沸とうさせてから約65℃まで冷ました蒸気
まずは蒸気の話から。水を100℃まで沸とうさせてから加湿する、スチーム式の加湿器です。独自の冷却構造で約65℃まで冷まして、きれいな蒸気として部屋に出す仕組みです。
熱いお湯を扱う家電なので、もしものときの備えも入っています。
- チャイルドロック:キーを3秒以上長押しすると、全部の操作ができなくなる
- ふた開閉ロック:レバーでふたを常にロックしていて、倒れても簡単に開かない
- 転倒湯もれ防止構造:うっかり倒しても、湯もれを最小限に抑える
ほかに付いているのは、転倒時自動オフ、空だき防止、マグネットプラグの3つ。チャイルドロック中でも「入/切」キーを押せば運転は止まります。
EE-TC60はフィルター不要で、容器を拭くだけ
フィルターは、そもそも付いていません。内側の容器はフッ素加工の広口で、ふだんのお手入れはサッと拭くだけです。口が広いので、水を入れるのも、残ったお湯を捨てるのも楽にできます。
しっかり手入れしたい日は「クエン酸洗浄モード」を使います。溶かしたクエン酸を入れて、このモードで運転するだけ。洗浄時間は約1時間30分です。取扱説明書では、1〜2カ月に1回のクエン酸洗浄をすすめています。
試供品として、内容器洗浄用クエン酸(30g×1包)も付いています。
守ることは2つだけです。内容器の手入れに洗剤を使わないこと、丸洗いをしないこと。
EE-TC60は弱(静音)モードで約30dB
運転音は、弱(静音)モードで約30dB、中モードと強モードで約34dBです(どれも沸とう時を除きます)。象印の目安では、30dBはささやき音くらいの大きさにあたります。
沸とうの音が気になる人には「湯沸かし音セーブモード」があります。水の温度をゆっくり上げて、湯沸かしの音を小さくするモードです。象印の試験では、通常の沸とうで約44dBだった音が、このモードで約39dBまで下がっています。
湿度の調整は「湿度センサー」と「室温センサー」の2つにおまかせ。自動加湿は「しっかり」「標準」「ひかえめ」の3段階から選べます。乾燥する冬は「しっかり」、秋口のようにおだやかに加湿したい時期は「ひかえめ」が、象印のおすすめです。
入タイマーと切タイマーは、それぞれ1〜9時間の9段階。別々にも、同時にもかけられます。部屋の湿度やタイマーの状態はデジタル表示でひと目でわかり、ランプの明るさは明と暗の2段階で切り替えられます。
これとは別に、連続運転は強・中・弱(静音)の3段階です。連続加湿時間は、強で約6時間、中で約10時間、弱(静音)で約20時間です。お湯が少なくなってくると、ブザーとランプの点滅で給水が近いことを知らせてくれます。運転時間の目安に合わせて給水できる水位線も付いています。

冬の部屋でEE-TC60を使ってみて
使い始めたきっかけは、前に使っていた加湿器のフィルター掃除が続かなかったことです。冬になると部屋の乾燥が気になるのに、手入れが面倒で、出すのをためらう年もありました。フィルターのないスチーム式なら続けられそうだと思って、EE-TC60を選んでいます。
置き場所は、壁や家具から離した床の上です。ピアノの上のような高いところや、テーブルクロスのように熱に弱いものの上は、取扱説明書で避けるように書かれているので使っていません。
朝は「入」を押してから、湯が沸くのを待つ
朝、起きて「入」を押しても、蒸気はすぐには出てきません。まずは湯が沸くのを待ちます。僕は電源を入れたら、着替えや朝の支度をしているあいだに沸くのを待つようにしています。
湯沸かしのコポコポという音は、朝なら気になりませんでした。静かに沸かしたいときだけ、湯沸かし音セーブモードに切り替えています。
給水は、ふたを開けて広い口にそのまま水を注ぐだけです。口が広いぶん、注ぐときにこぼしにくいのは助かっています。
寝る前は弱(静音)モードと切タイマー
夜は弱(静音)モードにして、切タイマーをかけてから布団に入ります。運転中の音は耳につきにくく、寝る前に気になったことはありません。
ランプを「暗」にできるのも、寝る部屋ではありがたいところです。部屋を暗くしても、デジタル表示で湿度が読めます。布団に入る前に、デジタル表示の湿度をちらっと見てから寝ています。
お手入れは、お湯が冷めてから残りを捨てて、容器を拭いて終わりです。クエン酸洗浄モードは時間がかかるので、家にいる日の昼間に回すことが多くなりました。フィルターを外して洗う手間がないぶん、しまい込まずに出しっぱなしで使えています。
EE-TC60で気をつけるところは?
まずは蒸気の熱さです。吹き出す蒸気は約65℃あり、蒸気吹出口に触ったり、手や顔を近づけたりしないよう注意書きがあります。使っている最中や使った直後は、持ち運ばないこと、上ぶたを開け閉めしないことも取扱説明書に書かれています。
次に電源です。湯沸かしの立ち上げ時の消費電力は985Wです。コンセントは、定格15A以上のものを単独で使うよう取扱説明書に書かれています。僕も、ほかの家電とコンセントを分けられる場所に置いています。
加湿が始まるまでの時間も、知っておいたほうがいいところです。室温20℃・水温20℃・満水のとき、加湿が始まるまでの目安は標準で約35分。湯沸かし音セーブモードにすると約45分です(湯沸かし時間が満水時で約10分延びます)。帰ってすぐに部屋を加湿したい日は、この待ち時間が長く感じました。
ほかにも、気をつける点がいくつかあります。
- 本体が倒れたまま放っておくと、蒸気口から微量のお湯が流れ出る(ふたがしっかり閉まっているかを確かめる)
- 入れていいのは水道水だけ。アロマオイルや芳香剤、ミネラルウォーター、井戸水などは入れられない
- 蒸気吹出口や空気吸込口をふさいだり、ふきんをかけたりしない
- 子どもだけで使わせたり、幼児の手の届くところで使ったりしない
適用床面積の「木造和室〜10畳・プレハブ洋室〜17畳」は、日本電機工業会の規格(JEM1426)にもとづく目安です。壁や床の材質、部屋の構造、使っている暖房器具によって変わります。
象印のEE-DG50・EE-RV50とは何が違う
比べる相手は、同じ象印の加湿器のEE-DG50とEE-RV50です。どちらもオープン価格。EE-DG50のほうは、27,280円が公式オンラインストアでの値段になります。
| 商品 | 加湿能力・適用床面積 | 容量・連続加湿(強) |
|---|---|---|
| EE-TC60 | 600mL/h・木造和室〜10畳・プレハブ洋室〜17畳 | 4.0L・約6時間 |
| EE-DG50 | 480mL/h・木造和室〜8畳・プレハブ洋室〜13畳 | 4.0L・約8時間 |
| EE-RV50 | 480mL/h・木造和室〜8畳・プレハブ洋室〜13畳 | 3.0L・約6時間 |
EE-DG50は、容量がEE-TC60と同じ4.0Lです。連続加湿時間は強で約8時間、中で約16時間、弱で約32時間。象印は「就寝時にも便利な長時間加湿タイプ」と紹介しています。加湿時の消費電力は410Wで、本体質量は約2.9kgです。
EE-RV50は容量3.0Lで、連続加湿時間は強で約6時間、弱で約24時間。加湿時の消費電力は410W、本体質量は約2.4kgです。こちらは「手軽に使えるベーシックタイプ」という位置づけです。
スチーム式のほかの機種もまとめて見たい人は、スチーム式加湿器のおすすめも参考にしてみてください。17畳を超える広い部屋に置くなら、20畳の部屋に使える加湿器も候補になります。
3台の分かれ目は、部屋の広さと、1回の給水でどれだけ回したいかです。プレハブ洋室で13畳を超える部屋ならEE-TC60、同じ4.0Lで長く回し続けたいならEE-DG50、容量3.0Lの1台で始めたいならEE-RV50、という分け方になります。
型番と色の見分け方
色は、ソフトブラック(BM)とホワイト(WA)の2色です。お店によっては「EE-TC60-BM」「EE-TC60 WA」のように、型番の後ろに色の記号が付いています。JANは、ソフトブラックが4974305232502、ホワイトが4974305232496です。
象印からは同じ2026年9月に、EE-DG35・EE-DG50、EE-RV35・EE-RV50、EE-MC20も出ています。象印の加湿器の一覧には、2025年6月発売のEE-FA50も載っています。型番のアルファベットまで見てから選ぶと間違えません。
保証は、お買い上げ日から本体1年です。季節限定品なので、品切れになることもあります。
EE-TC60はこんな人に合います
EE-TC60が合う人・合わない人
- 合う: フィルター掃除をやめて、容器を拭くだけの手入れにしたい人
- 合う: プレハブ洋室なら17畳までの、広めの部屋で使いたい人
- 合わない: アロマオイルを入れて香りも楽しみたい人
- 合わない: 電源を入れてすぐに加湿を始めたい人
EE-TC60は、100℃まで沸とうさせて約65℃まで冷ました蒸気で加湿する、象印のスチーム式加湿器です。フィルターがなく、ふだんの手入れは広口の容器を拭くだけ。容量は4.0L、定格加湿能力は600mL/hで、プレハブ洋室なら17畳まで使えます。
僕は朝の支度のあいだに沸かし、夜は寝る部屋で使っています。蒸気口が熱いことと、加湿が始まるまで時間がかかることだけは、先に知っておいてください。
寝る前に使うなら、弱(静音)モードに切タイマーを合わせておくのがおすすめです。
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